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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、金融・経済・投資関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。いろはにマネー編集部の中村です。
本日は、緊急配信ということで、弊社アナリストの森本さんをお呼びして、現状の日経平均の株価暴落などについてお伺いしていきたいと思います。
森本さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、現状何が起こっているのか、ついていただいてもよろしいでしょうか。
はい。まず今週ということなんですけども、収録しているのが火曜日でございまして、2日しかないという。
それも今1時半ということですので、2日間も終わりきったわけではないというふうな段階なんですが、
今週の相場を迎える前の伏線として、やはり高値をつけるまでの動きと、いわゆる7月11日ですね。
日経平均が高値をつけるまでの動きと、その後の動きを見ていく必要があると思います。
そもそもお話でいうと、7月11日に引け値ベースで42,224円という高値をつけているんですけど、
これが日経平均の今年の高値になるわけなんですが、ここに来るまでの時点で少し異常でした。
まずはそれが言えると思います。
今回起きたのは、その異常だったところからの反動ということになります。
したがって上昇し過ぎたので、その調整がまず入ったというのが、ギラック相場が始まった段階の時点ですね。
そこにいろんなネガティブな要素が加わってきました。
1つは金融政策決定会合で利上げを行ったことと、
あとはアメリカの経済指標が非常に悪化してきておりまして、特に労働指標です。
FRBの使命は何かというと、物価の安定と雇用の最大化です。
物価の安定と雇用の最大化。
これFRBの2つの任務ということになっています。
つまり今出てきている中で、特に雇用関係の指標が悪化しているということがあります。
それでアメリカ経済の先行きが懸念されているということが、そこに加わったということですね。
ですからちょっと行き過ぎたところに、その要素が加わって余計に下げた。
そこにさらに陶器的な動きも加わって、あるいは老売売りとかもかなり出たと思うんですが、
それも加わって売られたというのが今週の姿ですね。
明らかに、私は先週末の時点でここからは上昇すると思っていたんですけど、
昨日はいきなりそこから4,400円も下がるということで、ものすごい下げになったわけなんですけど、
これはもう明らかに、この1週間というかこの1週間、この2日ですね、
今週に入っている動き、月収の下げというのは明らかに余分ですというふうに思っていました。
だから今日ここまで戻しているわけですね。
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今2,800円だからですけど、3,000円ぐらい高いところまで戻しているというふうなのが今の実情だと思います。
昨日というか4,000円というすごい大きな下げ幅だったと思うんですけど、
それはやっぱり下げ過ぎというか、反応し過ぎているみたいな。
過剰反応のようなところもありますし、もう一つ少しあるかなと思うのは、
実は7月11日って、先ほど申し上げた日経儀の高値をつけた日なんですけど、
先物を巡ってですね、この次の日がオプションのSQでしたんで、
先物の動きなどを巡ってですね、相当いろんな動きがあったということもあろうかと思います。
この時に日経の介入もあったんですね。
ですからそれでその為替がですね、160円台から急速に一気に140円そこそこぐらいまで円高が進んだことが、
さらに下げを助長したというかですね、という部分は多々あったんじゃないかというふうに思います。
為替の動きもかなり大きく関わっていると思います。
そうですよね。今後の見通しって森本さんの中でどういうシナリオを考えていますか?
これがですね、今回かなり大割れになっているので、見方がですね、短期と中期と長期で分ける考えが必要があるんですね。
短期は何かというと、皆さんちょっとこの数字ご存知かどうか分からないんですけど、
日経平均の25日移動平均生というのを介入、
これいわゆる指数で25日移動平均生からの介入が5%を超えるともう行き過ぎだと言われています。
プラスもマイナスもそうなんですけど、実際7月の11日には6.5%まで上がっていたというのが、これがもう行き過ぎだったわけですね。
逆にですね、昨日現在で日経平均の25日移動平均生との介入率はマイナス20.4%。
すごい。5%ですよね。
そうです。ちょっと見たことがないですね。
そんな動いちゃうんですね。
記憶にはないぐらいの下げなんですね。ですから、急落ということになります。
急落ということになります。
急落ということは今日現実に起こってきていますけど、戻るのは当たり前です。
これは長期的にどうなるかとか中期的にどうなるかということとは全く関係ないです。
要するに短期でこれだけ下がるとさすがに戻るんですよね。
これはもうある意味そういうものだというふうに思っていただくしかないんですけど、
上に行く時も上に行き過ぎて、下に行く時も下に行き過ぎちゃったというのが今の実情で、
それがさらにマイナス回帰が20%まで行くというのは異常事態ですので。
なるほど。やっぱり株を2024年の新入社から始めた人とかって、
こういった大きいギャラクスオーバーとか経験したことなくて分からないと思うんですけど、
こういった時に投資家ってどう対応すべきというか、どういうアレなんですか?
そうすると今度はおそらく短期でやってらっしゃる方はそれほどいないということが全然なるんですけど、
今度は中期の味方になります。
株というのはどんなに長期的に動こうと何があろうと、あくまでも景気の先行指標なんですね。
ということはここまで下がったということは景気が悪くなる、もしくは景気が鈍化することは景気とかある企業業績ですね。
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株価は先行指数ですから、先行指数がこうなってしまった以上は景気が鈍化するか業績が悪化するか、
これはもうほぼ間違いない情勢です。
それは世界的にっていうところなんですか?
そうですね、世界的にですね。
どうかそれにとどまればいいかもしれないですが、これはちょっと蓋を開けてみないとわからないところなんですけど、
昨日の時点で日経平均のPRが13倍ぐらいになっていると思うんですね。
12、13倍ぐらいまで下がってきていると思うんですね。
日経平均のPRというのは13倍から17倍で動くのが常なので、13倍というのはおおむね下限のところに来ています。
下限のところに来ているということはどう考えるかというと、要は企業業績が悪くなるのをそれなりに織り込んでいるという水準です。
ただここからですね、ちょっと落ち着けて考えていかなければならないのは特にアメリカが雇用が悪化しているということもありますので、
景気にどれほどですね、これから影響が出てくるか注目しながらですね、中期的な考え方というのは持っていきたいと思うんですね。
ですから今のところはかなりいろんな意味で変動しますので、変動がどういう結果として出るかというのは見極めながらでないと今の時点でこうなりますということはちょっと言いにくいです。
もう一つは、今度は長期の視点にも移るんですけど、ここで一番鍵になるのはですね、
実は日経平均株価が上昇してきた背景の一番大きな要素というのは基本的にですね、やはり日本がデフレからインフレに変わったことが背景にあると思うんですよね。
ですからそのインフレ傾向が止まったら長期的にもちょっと厳しくなるかもしれないです。
またこう、ずっと停滞していた30年ではないですけど、
それに戻ってしまう恐れがあるんですね。
今のところですね、そうなる要素はそれほどないです。
為替も相当円高になりましたけど、それでも前の都心に比べると同じぐらいの水準ですから、
今のところですね、この1年で上がった分を戻したところに達して、為替の方も大体そんなぐらいのところまで戻ってきてですね、
要は悪化させるほどのレベルにはなっていないということは今のところは言えると思います。
ただこれがどう響いてくるかというのは国内商品はあまり良くないので、
そういったところも含めてですね、物価の方に影響が出てくるのかどうかというのは見極める必要があるんじゃないかというふうに思っていますね。
あと定額で認査をされている方、積み立てですよね。
そういった方はですね、これは逆に積み立てをしてはこのタイミングで絶対やめちゃいけないですね。
むしろ続けてください。なぜかというと特に株価連動型、ウルカンとか持っていらっしゃる方とかかなり下がると思うので、
下がった分だけたくさん買えますから、ですからこれはむしろ動いてくれた方がいいわけですね。
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しっかり下がってくれた方が安いところを買うことができるのでですね、いいということになりますので、
これはもうぜひとも継続していただきたいというふうに思います。
この直近ってどう動くかわからないみたいなことはおっしゃっていたと思うんですけど、
森本さんが今回の件を受けてまた違う材料で動くものだったり、そこら辺ってありますでしょうか。
今のところですね、やはりちょっとマーケットがこれだけ荒れちゃう新しいところというよりはですね、
例えば半導体ですよね。かなり動いていた半導体が転系例なんですけど、果たしてその後継期が続くのかどうかということだと思うんですよね。
それともう一つは、やはりここで改めて見直したいのは、最近あまり言われなくなったんですけど、見直したいのは配当ですよね。
配当りまわりですね。
こうなってしまった結果も、後も先もあまり変わらないのはですね、一つの配当です。
あともう一つは、次の話につながるんですけど、一株当たり純資産、BPS、これはあまり変わらないです。
休業席が悪化しても、大赤字を出せば話は別ですけど、そんなに一株当たり純資産というのは減るものではないです。
純資産はですね。
そういたしますと、物の見方を変える必要がないという観点でいうと、例えば利益を掛けてPRで見ると、利益が動いちゃうと仕様もずれますから、
ですからやっぱりこういうときは、一つは配当、もう一つは一株当たり純資産、つまりPBRですよね。
PBRの低いものはいつまでも変わらない。
もう一つは、当省が訴えかけている資本個性や株主を意識した経営ですよね。
これに対する姿勢というのも何ら変わることはないです。
ですから株価がこれだけ動いても変わることがないのはその二つなんですね。
ですからそこを改めて、今もうとにかく何でもいいから売られてしまっていますから、
ですからもうこういうときこそ改めてですね、そういう逆にものすごく変動している中で、
変わらないところがあるんだということはですね、ちょっと見ておいていただきたいというふうに思います。
今だからこそ正しい指標を見るみたいな観点ですね。
もうとにかく売られましたから、ですからもう配当り回りの高い銘柄ですよね。
そういったものとか、あるいはPBRの低い銘柄ですね。
こういったもののせいで両方兼ねているところも結構ありますから、
ですからそういったところはですね、やはりもう一度見直していただきたい。
とにかく何でもいいから売られましたから、かなりもう売られているものもあるんじゃないかと思いますので。
これはやっぱり逆に買い時といいますか、買いやすくなったっていうことですね。
そういうことになりますね。
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ところにもなるんですね。
ですから冒頭に申し上げた半導体とかっていうのは、基本は利益を見て買われてますから、
要するに景気がぐらついて、いざ業績が悪くなると、本当に今度もう一回株が下がっちゃうというリスクがあるんですよね。
世間一般で言われるディフェンシブ銘柄というふうなところの中で、
食品とか医薬品とかも該当すると思うんですけど、
そういったところの中でPBRが低くて買い取り回りが高い銘柄があればですね、
それは理想的なんじゃないかというふうに思います。
よく分かりました。
でも現時点、4月6日のまだ誤判もありますし、どうなるかってとこですよね。
そうですね。
分からないという。
もう一応戻りましたけど、ざっくりと少なくとも昨日の下げ分は戻るかなと思ってまして、
あと2,000円くらいは短期的に戻る余地はあるのかなというふうには思っています。
なるほど。
2,000円というのは今日は2,500円だからなんで、あと2,000円くらい上がれば。
そうですね。
3万6,000円くらいだと思うんですね。
ちなみに森本さん、Xのスペースというところで今週の振り返りなどを改めて森本さんやってくださってますので、
概要欄からぜひフォローしていただければと思います。
そうですね。お願いします。
ランにリアリという言葉はありますけど、短期的にもそうですけど、やっぱりある意味一つのチャンスでもあるというふうにご覧になっていただいてもいいと思うんですよね。
そうですよね。これで市場に入りやすくなったというか。
そうですね。いろいろと見極めながらやっていく必要はありますけど、ちょっとかなり急に動いて、
世の中の情勢はそんなに急に動くものじゃないんで、そのあたりのタイムラグというかそういうものも見極めていきながらということになりますね。
なるほど。よく分かりました。ありがとうございます。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございます。
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