1. いろはにマネーの「ながら学習」
  2. 「フィジカルAI」で稼ぐのは誰..
2026-10-21 17:26

「フィジカルAI」で稼ぐのは誰?日本のツルハシ銘柄を解説!

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

フィジカルAIは、AIが現実の状況を見て判断し、ロボットを動かす技術として説明されます。生成AIの進化、人手不足、ロボットの低価格化を背景に、ヒューマノイド開発では中国のUnitree、テスラのOptimus、ソフトバンクグループによるABBロボット部門買収などが紹介されます。日本企業は、ハーモニック・ドライブ・システムズやナブテスコの精密減速機、安川電機のモーター、ソニーやキーエンスのセンサーなど、完成品の部品を担う「ツルハシ銘柄」として取り上げられました。村田製作所など13企業・機関による純国産ヒューマノイドの動きにも触れます。一方、専用投資の不透明さ、業績、米中対立、景気敏感株としてのリスクを確認し、完成品・部品・AIや半導体のどこに注目するかで投資視点が変わるとまとめています。

フィジカルAIとデジタルツイン
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。 この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を、分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話を、ならぎきする感覚で、一緒に勉強していきましょう。 おはようございます。インターン生の杉本です。おはようございます。インターン生のあしえです。
杉本くん、この前ファミレスに行ったら、料理をロボットが運んできてくれたってことがありまして。 ああ、最近それよく見ますよね。
そうなんですよ。結構いろんなところで見るかなと思うんですけど、ちゃんと席の前で止まってくれるんですけど、お皿をテーブルに置くのは結局自分たちがやるってところで、そこまでやってくれればいいのになーって
思うんですよね。
確かにそうですね。運ぶのと手を使っておくのではまた別の難しさがありそうですね。
はい。それでロボットが料理も家事も全部やってくれる時代って本当に来るのかなっていうふうに考えていたら、ちょうどニュースでそれっぽい話を見かけたんですけど。
それは今日のテーマにぴったりかもしれないですね。
本当ですか?先月末にヒタチとファナックが手を結んだっていうニュースなんです。見ましたか?
見ました見ました。ヒタチ製作所証券コード6501とファナック証券コード6954。日本を代表する2社の提携ということで話題になりましたよね。
中身をざっくり言うと、ヒタチのAIとファナックの産業用ロボットを組み合わせるという提携になっています。
はい。チラッと見ただけなんですけど、ヒタチがAIでファナックがロボット。それぞれの得意分野を持ち寄ったっていう感じなんですかね?
そういうイメージです。進め方も堅実で、まずはヒタチの工場で実際に試してみて、2027年度からお客さんにも広げていくっていう計画なんです。
今日はフィジカルAIとは何か、世界ではどんな競争が起きているのか、そして日本企業はどこで稼げそうなのかを一緒に見ていきたいと思います。
はい、お願いします。ということで、今日のテーマはフィジカルAIと日本のツルハシ銘柄です。
その前に恒例のちょこっと株主展のコーナーをお届けします。今日の用語は何でしょうか?
今日の用語はデジタルツインです。デジタルツインとは、工場や建物など現実の世界の情報をセンサーなどで集めて、そのデータを元にコンピューターの中の仮想空間に現実をそっくり再現する技術のことを言います。
現実をそのままコピーしたデジタルの双子ということで、デジタルツインと呼ばれています。
なるほど、コピーで双子だからツインってことなんですね。
仮想空間というと、メタバースを思い浮かべますけど、メタバースは人が集まって交流するための空間で、現実を正確に再現する必要はないんですよね。
それに対してデジタルツインっていうのは、現実をそのまま再現していろんなパターンを試したり予測したりするっていうのが目的ってことなんでしょうか?
その通りです。もう一つ普通のシミュレーションとの違いもポイントでして、シミュレーションはある条件を決めて設計の段階なので、こうなったらどうなるかなというのを確かめるものなんです。
一方でデジタルツインは現実の設備をつながっていて、現実の状態の変化をずっと反映し続けるんですよね。
なるほど、ただの実験にとどまらず現実と一緒に動き続けるってところが特徴なんですね。
考え方自体は2002年にアメリカの大学の研究者が広く提唱したもので、今では製造業を中心に注目されています。
シンガポールでは国全体を仮想空間に再現して都市計画や災害対策に生かそうという取り組みもあるみたいです。
え〜、じゃあ国を双子にしちゃうってことなんですね。本当にスケール大きいですね。
そうなんです。ロボットの開発でも活用されていて、仮想空間でロボットの動きを確認したり調整したりした結果を現実のロボットにも生かすことができます。
現実の工場で位置から試すより時間やコストを抑えられるのがメリットになります。
なるほど、まず工場で試してみるって言っても現実で試すには結構手間とか時間とかいろんなところがかかってきますもんね。
ヒューマノイド開発の世界競争
では改めて杉本くん、フィジカルAIってそもそも何でしょうか?
ここで一つ質問なんですが、和枝さんチャットGPT使いますか?
はい、結構使ってます。なんかいろいろレポートの構成考えたり、記事とかいろいろ拾ってきたりっていうところで使ってますね。
チャットGPTは文章を作ってくれるけど、あくまで画面の中で完結するAIですよね。
例えば美味しいカレーのレシピを教えてくれても、実際にカレーを作ってはくれないんですよね。
まあそうですよね。レシピを見て実践してみるっていうのは結局自分ですよね。
それに対してフィジカルAIは、AIが現地の世界を見て判断してロボットの機械を実際に動かす技術のことを言います。
なるほど。じゃあ結構チャットGPTとかそういう系とは全く違いますね。画面の外に出てきたってところですかね。
さっきのデジタルツインは現実を画面の中に持ち込む技術だったので、まさに逆という感じなんでしょうか?
鋭いですね。私はこのことを頭脳が体を手に入れたとイメージしています。
AIが頭脳でロボットが体です。
なるほど。人間で言うと目で見て頭脳で考えて手を動かす。その全部を機械がやるってことになるんでしょうか?
まさにそうでして、その3つが揃って初めてカレー場で作っているロボットになるわけです。
いいですね。イメージしやすいです。でもロボット自体は昔からありますよね。
工場で車を組み立てているロボットのイメージもありますし、なんで今フィジカルAIこんなに注目されているんでしょうか?
理由は大きく3つあります。
1つ目は生成AIの進化です。頭脳の部分がぐっと賢くなりました。
確かにチャットGPTのようなAIが急に身近になったのもここ数年の話ですもんね。他の理由はどうでしょうか?
2つ目は人手不足です。人が足りない現場で働いてくれるロボットへの期待が高まっています。
確かにそうですね。日本は特に切実ですし、アルバイト募集とか社員が足りないみたいな話もよく見ますもんね。
3つ目ありますか?
これがロボットの低価格化です。安くなれば導入できる費用も増えてきますよね。
じゃあまとめると賢くなった、さらに必要性も上がった、そしてより手軽になった、この3つが揃ったからこそ今これが話題になってるんですね。
そうなんです。
フィジカルAIの中でもニュースでよく見るのがどの形をしたロボット、ヒューマノイドですよね?
はい、世界では今ヒューマノイドの開発競争が熱くなっています。ここでは代表的なプレイヤーを見ていきましょう。
はい、お願いします。まずはどこの国からでしょうか?
まずは中国のUnitlyという会社です。8月に上昇して、時価総額は約600億円と大きな注目を集めました。
上昇して一気に規模を大きくしたってことなんですね。それだけ投資家の期待が大きいってことなんでしょうかね。
アメリカ勢とか他の国で何かありますか?
アメリカの代表格はテスラのOptimusです。
テスラも人型ロボットを今注力してるんですね。もう買えるような段階なんですか?
それがまだでして、今年作るロボットはまず自社工場でのテストやデータ集めに使われる予定で、外米の販売は早くても2027年後半以降という見方があります。
これが先ほど言っていたまず自社で試すっていう流れですね。ヒタチとファナックもまず工場で試してみるっていうところの話がありましたよね。
そうなんです。国も会社も違うのに同じ順番を踏んでいるのは面白いところですよね。
話題性はすごいけど、稼ぐというか実用化していくっていうのはまだ先ってことなんですね。
日本の会社は何か注目するとこありますか?
大きな動きとしてはソフトバンクグループ証券行動9984がABBという会社のロボット部門を50億ドルを超える規模で買収しています。
結構大きいですね。中国、アメリカ、日本それぞれの代表する企業が動き出しているってことなんですね。
ただここまで聞くと、完成品のヒューマノイドは海外勢が目立っている印象です。
日本はもしかして出遅れてるんでしょうか?
実はそこが今日一番お伝えしたいところで、
わしらさんゴールドラッシュで一番猛起きたのは誰かっていう話聞いたことありますか?
えー、金を掘り当てた人ってことではないんですよね、その聞き方だと。
日本企業のツルハシ銘柄
よく言われるのが金を掘る人たちにツル足を打った人という話です。
金が出るかどうかは運次第だけど、掘りに来る人はみんなツル足を買いますよね。
あ、ここでこのタイトルのツル足が出てくるんですね。
誰が金を掘り当ててもツル足は必ず売れるって考えると、
つまりどの国のヒューマノイドが買っても具品が必要になってくるってことなんですね。
その通りです。
そこで今日はヒューマノイドを人間の体に例えて、どこを日本企業が作っているかを見ていきます。
いいですね。実際にその体に例えながらちょっと説明お願いします。
まずは関節になります。
ロボットの腕や足の関節には精密原則器という部品が使われています。
仕組みの話は今回育ちますが、関節を正確に動かすための大事な部品だと思ってください。
ちょっと聞き慣れない部品ですけど、確かに人間も肘とか膝とかがスムーズに動かないと歩くのも、物を掴んだりするのも大変ですよね。
まさにそうなんです。
そこで強いのがハーモニックドライブシステムズ、商権合同6324です。
精密原則器で世界車の約半分を握っているとされていて、ロボットの関節を軽くするのに欠かせない部品を作っています。
そうなんですね。あまり聞き慣れない会社分野ではあるんですけど、世界の半分ということで日本の会社のバリューが非常に高いんですね。
それからナブテスコ、商権合同6268も産業用ロボット向けの精密原則器の大手です。
なるほど。日本の企業がすごい登場していて、関節ってそこまで重要な部品なんでしょうか?
そうですね。ある資産ではヒューマノイドのコストの3分の1ほどを精密原則器出しめるとも言われています。
体の値段の3分の1が関節なんですね。それは確かにツルハシとしての存在感が非常に大きいですよね。
ヒューマノイドがたくさん作られるほど関節の部品もたくさん必要になってくるってことなんでしょうか?
そういうことです。では次に行きましょうか。
はいお願いします。関節が出てきたんですけど、関節を動かすには力が必要ですよね。
いい流れですね。次は筋肉にあたるモーターです。
安川電機商権合同6506はサーボモーターで世界トップシェアを持っています。
えー、安川電機は産業用ロボットの会社というイメージ聞いたことがあるんですけど、そこで培った技術をヒューマノイドにも使ってるってことなんでしょうか?
そうです。ヒューマノイドの関節を動かすアクチュエーターという部分にも転用できるんです。
アクチュエーター?これもまたちょっと聞き慣れないんですけど、関節が骨の継ぎ目だとしたらそれを動かす筋肉の部分、さっき言ってたところなんでしょうか?
そのイメージであっています。構造をロボットで鍛えた筋肉の技術が人型ロボットでもそのまま生きるってわけですね。
なるほど。今筋肉ときましたけど、最後の部品何なんでしょうか?
こちら目になりまして、ここでいう目とはセンサーのことを言います。
ソニーグループ証券コード6758ではイメージセンサーで世界シェアの半分以上持っています。
なるほど。ソニーはゲームとか音楽のイメージが強かったですけど、ロボットの目の部分、つまり感覚的なところの分野は強いんですね。
それからキーエンス証券コード6861もロボットが物を見て判断するロボットビジョンの分野で強みがあります。
確かにキーエンスはセンサーの会社っていう風なイメージがあるんですけど、先ほどの目で見て、頭で考えて、手を動かすの目で見ての部分に強いんですね。
そうです。目がなければいくら頭が賢くても体動けませんからね。
はい。ちょっとおさらいさせてください。
関節がハーモニクドライブとナブテスコ、筋肉がヤスカー電機、目がソニーとキーエンスという風にご紹介いただきましたが、
完成品を作っていなくても日本企業が体のパーツ、先ほどの大事な部品のところをしっかり抑えているんですね。
完璧なおさらいです。さらに日本で完成品まで作ろうという動きもあります。
国産ヒューマノイドと投資リスク
村田製作所、アブチモーター、ヌネサスエレクトロニクスなど13の企業、機関が参加して、純国産のヒューマノイドを目指しています。
へー、それぞれ部品メーカーとかそういうイメージがあるんですけど、そういった企業が集まって自分たちで体を作ろうとしているってことなんですね。
先ほどのツルハシを売るってところだけじゃなくて、自分たちでも彫りに行くというか、最後までやっていこうという動きがあるんですね。
その認識で完璧です。
ありがとうございます。
正直ヒューマノイド関連というと、テスラとかそういうアメリカの企業、もしくは中国の企業っていうような印象があったので見方が結構変わってきました。
ニュースで言うと完成品のロボットばかりが目に入っていましたけど、その中身つまり部品のところにこんなに日本企業が関わっていたとはちょっと驚きでした。
完成品だけを見ていると見落としがちなポイントなので、ぜひリスナーの皆さんにも覚えておいてほしいところですね。
はい、なんだかワクワクしてきました。本当に今ご紹介いただいたような関連株にすごく興味を持ってきました。
その気持ちすごくわかります。でも盛り上がっているときこそ一度立ち止まることが大切です。
はい、どんな点に気をつければいいんでしょうか。
4つありまして、まず1つ目がヒューマノイド専用の設備投資を金額で約束している日本の上場企業は見当たらないという指摘があります。
安川電機やファナック、ニデックなどもロボット全般への投資にとどまっているそうです。
なるほど、そうするとヒューマノイドのためにこれだけ投資しますよっていうところを提示していないから具体的な規模感とか将来性がまだわからないってことなんでしょうか。
そういうことです。ヒューマノイドで本格的に稼ぐのはまだ先かもしれないと考えておくのが無難だと思います。
さっきのテスラも収益への貢献は2027年後半以降という見方でしたもんね。
期待と実際にお金が入ってくる収益化できるタイミングにはまだまだズレがあるってことなんですね。
まさにそこです。2つ目は先ほどのユニツリーです。
上場で大きな注目を集めた一方で売上の波が大きく鈍化していて利益はほぼ半分になってしまっています。
えっ、それだけ話題になっていたのにちょっと驚きですね。上場の盛り上がりと会社の中身業績は別物なんですね。
話題性だけで判断せず決算の数字もちゃんと確認することが大事ですね。
3つ目は米中対立のリスクです。
アメリカの国防総省が今年6月ユニツリーを中国軍事関連企業のリストに一時追加しました。
あ、そうなんですね。この分野も規制の対象になっちゃってるんですね。
政治の動き一つで状況が変わる可能性もある。この分野だからこそのリスクですね。
会社の一族とは関係ないところで評価が揺れることもあるという点は頭に入れておきたいです。
はい、そして最後の4つ目お願いします。
最後は産業用ロボットは企業の設備投資に左右されやすい、景気敏感株という側面があります。
景気が冷え込んで企業が設備投資を控えるとロボットも売りにくくなるという流れですか?
そういうことです。今日紹介した部品メーカーも産業用ロボット向けの事業がしっかりあるので、ヒューマノイドの鍛えた別に景気の影響を受ける可能性があります。
なるほどヒューマノイドというテーマが魅力的でトレンドになるところがあるとしても、それだけで株価だったりというところが決まるわけじゃないんですね。
テーマの魅力と目の前の業績や景気、両方を見るのが大切だと思います。
完成品・部品・AIの投資視点
よくわかりました。今日の話をまとめるとどう考えればいいでしょう?
注目する場所で大きく3つに分けられると思います。
1つ目はテスラやユニツリーのような完成品メーカー。
2つ目は今日のメインでお話しいただいた関節、筋肉、目を作るような日本の部品メーカーですね。
そして3つ目が頭脳、つまりAIや半導体の部分です。
ひたしとファナックの提携はまさに頭脳と体の組み合わせの代表例ですね。
どこに注目するかで投資の考え方も変わってきますね。
完成品は勝ち負けがはっきりしそうな分野ですけど、部品は先ほどの例でいくと誰が勝っても必要になってくるところですよね。
そうですね。
完成品メーカーは勝ち残れば大きな成長が期待できる一方、競争に負けるリスクもあります。
部品メーカーはどこが勝っても需要が見込める代わりに景気の波の影響を受けやすいという面もあります。
確かに完成品メーカーの動向によって部品メーカーも大きく影響を受けちゃいますもんね。
つまりそれぞれに良さとリスクがあるってことですね。
自分ならどのリスクを取るかというところでどこに注目するかが変わってきそうです。
ただ、どれもまだ期待が先行している部分もあるので冷静に見ていくことが大切ですね。
なお、本日ご紹介した企業は主観による情報提供であり、投資を推奨するものではありません。
投資判断はあくまでご自身の責任にてお願いいたします。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
Apple PodcastやSpotifyなどお聞きのプラットフォームにて、ぜひ番組への感想、評価の投稿をお願いします。
また、概要欄にはご意見フォームのURLも貼っていますので、番組へのご意見お待ちしております。
いただいたコメントにより改善を進めています。
引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
17:26

コメント

スクロール