00:01
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。 この番組では、インターン生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話を、ながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。 おはようございます。インターン生の和之江です。 おはようございます。インターン生の杉本です。
杉本くん、2026年はスポーツが熱いって知ってましたか? 冬のオリンピックに始まり、WBC、ワールドカップ、そして9月から日本で開催されるアジア大会と、本当にそれぞれの競技で目白押しですよね?
確かに言われてみればそうですね。 1年中スポーツの話題が尽きないっていうのも珍しい気がします。
はい、そうなんです。 スポーツ観戦が趣味の僕としては本当に嬉しい限りなんですが、
ポッドキャストでわざわざ取り上げたのは、このスポーツっていう分野がビジネスとしても非常に魅力的な分野だからなんです。
確か以前のポッドキャストでもスポーツ関連銘柄を取り上げてましたよね? はい、今年の初めの方にありました。
ただ今回のキーワードはスタジアムです。 スタジアムが街の未来を作る、今熱いスポーツビジネスを大解剖というタイトルでお送りします。
よろしくお願いします。 その前に恒例のちょこっと株式会社のコーナーです。
今日の用語は何ですか? はい、今日の用語はPFIです。
PFIとは民間の資金と経営能力を活用して行う公共事業のことを指します。
これまで自治体が自前で建てて運営していた施設を民間企業の力を借りて整備運営していくという仕組みです。
自治体と企業が手を組む官民連携の形の一つということですね。
公共施設でも企業のノウハウで収益を群れしようになれば関わる企業の業績にも影響下でできそうです。
はい、そうなんです。ちなみに誰が作って誰が管理運営するのかという分類で従来の市民体育館などは公設公営、公共的なスポーツ施設の多くは公設民営。
PFIは民間が運営するけど所有は公共の場合が多いというふうな違いがあります。
まさに今日の後半でPFI事業として開業する予定のアリーナをご紹介します。
どんな企業が関わっているのかぜひ注目して聞いてみてください。
楽しみです。ぜひお願いします。
それでは本編に入りましょう。
まずは市場規模からです。
様々なコンサルティング会社、調査会社のデータを見ると世界のスポーツ市場は2025年時点で5000億から6000億ドル規模と推定されています。
日本円だとおよそ80兆円くらいというふうに言えます。
なるほど80兆円ですか。大きそうっていう印象ですがどのくらいの規模なんでしょうか?
はい、実は2024年、2025年くらいまでは半導体に迫る市場でした。
最新の2026年の予測では大きく変わってしまうんですけどっていう感じです。
03:01
半導体の近い、それは驚きですね。成長もしてるんですかね?
はい、そうなんです。調査期間によって幅があるんですけど、毎年5から8%程度の成長が見込まれています。
そんなビジネス性が高い分野だとは知りませんでした。これって日本でも言えるんですかね?
日本政府も2016年時点の計画で10年後のスポーツ市場を当時の3倍近い15.2兆円に拡大させる目標を掲げていました。
その中で大きな割合を占めるのが今回のテーマであるスタジアム・アリーナ事業なんですが、それは後ほどご説明します。
国内と国外どっちでも注目されているんですね。
アメリカとかヨーロッパのスポーツは売り合い規模が大きいって聞いたことがあるんですが。
これも幅があるので正確な数値はちょっとお伝えできないんですが、
アメリカのメジャーリーグベースボールは約100から120億ドル規模の売り上げと言われています。
またサッカーのイングリッシュプレミアリーグは24-25シーズンにクラブ合計で約70億ポンドの収益があります。
いずれも日本円で1兆5000億程度というふうに考えていいと思います。
リーグ一つで1兆円超えですか。
そうなってくると選手個人のお金もすごいですよね。
はい。大谷翔平選手は10年総額7億ドルでドジャースに移籍して話題になりましたよね。
一人で1000億超えということです。
プレミアリーグでも今回の移籍市場だけでクラブの選手獲得の支出が40億ユーロくらい。
なんと約7500億円というふうに報じられています。
トイの選手だったり1年のシーズンだけでこれだけって
こうして数字で見るとスポーツは単なる娯楽ではなくてビジネスの要素がすごく大きいですね。
そうなんですよ。スポーツ分野の将来性っていうのがお分かりいただけると思います。
ではなぜ日本ではスタジアムが鍵なんでしょうか。
有名な選手が加入するとか日本代表活躍するみたいなことではないんですか。
はい。スポーツの盛り上がりっていうとそういう選手の面だったり代表というところの側面が大きいと思われがちなんですが
それももちろん盛り上がりにはつながるんですけど
ただスタジアム建設にはオフィス、エンタメ、文化、ホテル、会議場などさまざまな事業が絡んでくるんです。
まさにスポーツを核にしたまちづくりと言ってもいいかもしれません。
スポーツでまちづくりですか。ちょっと意外かもしれません。具体的にどんな例があったりしますかね。
はい。北海道のボールパークFビリッジ、長崎のスタジアムシティ、広島スタジアムパークなどが代表例です。
エスコーンフィールド、ピーススタジアム、エディオンピースウィング広島という施設の名称でご存知の方もいるかもしれません。
北海道と長崎は民設民営、広島は公設の施設です。
エスコーンフィールドは聞いたことあります。ホテルから試合が見れるとかって話題になってますよね。
そうなんです。それで結構ニュースにも取り上げられました。
今回は日経新聞で取り上げられていた長崎スタジアムシティを紹介します。
06:03
ここにはある有名企業が深く関わっています。
長崎といえばハウステンボスというわけではないですよね。
はい、さすがにちょっと違いまして、実は通販番組で有名なジャパネットホールディングスが手掛けていて、
J1のVファーレン長崎とBプレミア、これはB1リーグから名前を変えるみたいなんですけど、このBプレミアの長崎ベルカを用意しています。
スタジアムやアリーナでは試合だけでなく、パブリックビューイングやコンサート、フェスなども開催していて、
土日の稼働率はなんと8割以上というふうに言われています。
それはすごいですね。試合がない日も使われているんですね。
そうなんです。さらにオフィスには25社が入居して不安室の予定となっていて、塾や温浴施設なども整備されています。
人口が減少傾向の長崎を活性化させる事業として期待されているんです。
なるほど、スタジアムといえば一つの街みたいな感じですね。
ちなみにジャパネットの株は買えるんですか?
実はこの会社は上場していないので直接株を買うことはできません。
ただこの後お話ししますが、スタジアムやアリーナの開発には上場企業もたくさん関わってくるので、ぜひ最後までお聞きください。
ここでちょっと疑問なんですけど、なぜ今スタジアムがこんなに注目されているんですか?
大きいのは地域活性化につながる長期プロジェクトであるという点です。
かつてのスポーツ施設は総合公営の中にある地域に根差したもので赤地の施設も多かったんです。
株自体の分類だと公設公営施設ですね。
確かに市民体育館のイメージですね。スポーツの真下からあまり想像がつかないです。
はい、そこが課題でした。
そしてスポーツ庁はコストセンターをプロフィットセンターへ、つまりお金がかかる施設からお金を生み出す施設へ変えていこうというような方針を掲げ、自治体の支援を進めています。
2025年までにこの分野を3.8兆円規模に拡大しようと計画しました。
あくまで政府主導ではあるけどそこに民間アイデアが入るってわけですね。
はい、そうなんです。
加えてプロスポーツチームの拡大、観客の全国化、そして推し活化も追い風になっています。
特にバスケットボールやバレーボールでは遠征してでも応援に行くファンが増えているんです。
ビジネス的な側面でも面白いですね。
先ほどから良いことばかりに聞こえますが、課題はないんですかね?
はい、もちろんあります。
別の日本経済新聞の記事では、大きなテーマは民設民員は可能なモデルなのか、つまり民間が立てて民間がしっかりと運営していけるのか、というふうにしていました。
まずリーグが求める収容人数などの規格を満たすための改修や環境整備が大きなコストになります。
J1だと1.5万人の収容でVIP席や映像装置、屋根の設置も必要なんですよね。
これは建てるだけでも大変そうです。
そうなんです。
次に収益性も厳しくて、長崎スタジアムシティでは約1000億円が投じられています。
09:03
これを改修するにはアクセスやインフラの充実といった面も欠かせません。
1000億円ですか。
改修の道のりは長そうですし、そもそも投資のハードルが高いですよね。
メイン事業ではないのに何百億円、下手したら1000億円規模の投資って本当に難しそうですよね。
そして地元の理解も重要です。
観光客が増えることによる交通負荷や騒音といった問題、
さらに再開発エリアの外はかえって活気がなくなってしまうのではないか、一極集中が進むのではないかといった懸念もあります。
地域全体にとってプラスかどうかという視線が大事なんですね。
このようにいろんなリスクがあるという点で、日本ハムやJapanetのようにリスクを取って大規模投資を行う企業はまだ多くないんです。
なるほど。課題もまだまだ多いように聞こえますが、これからスタジアムはもっと増えていくんでしょうか。
2026年1月時点でスタジアム36件、アリーナ40件の新設建て替え計画があります。
また別の日経の調査では42都道府県で計画が進んでいるそうです。
42ですか。ほぼ全国規模じゃないですか。
そうなんですよ。ここで冒頭の株辞典のPFIが登場してきます。
2026年10月1日に開業予定の大和工業アリーナ姫路は官民連携のPFI事業なんです。
三菱HCキャピタルを代表とする事業体が元になっていて、命名権は鉄鋼メーカーの大和工業が獲得、スポーツ施設は水野が運営します。
三菱HCキャピタルは証券高度8593で、後輩等で人気の銘柄です。
また水野の証券高度は8022で、ここ1年で1.5倍くらいに株価が伸びている注目銘柄です。
水野って業績が非常に順調なんですね。
リース会社、命名権を持つ企業、スポーツメーカーと業種もバラバラですよね。
民設民営はかなりハードルが高いというふうにお伝えしましたが、一方でPFI事業にはこれだけ多くの企業や自治体が関わるからこそ、継続性と収益性をどのように確保していくのかというところが今後の注目ポイントです。
では今日のポイントを整理していきます。
1つ目、スポーツビジネスは世界で80兆円規模とも言われる成長分野であること。
2つ目、スタジアム建設は地域活性化につながる可能性がある一方で、持続性と収益性は結構シビアであるということ。
3つ目、今後も様々な地域で建設開業が進んでいくということです。
スポーツは単なる娯楽産業ではなくて、街づくりの一環で複数の企業が参画しているビジネスになってきているんですね。
リスナーの皆さんの地域でもスタジアムを含めた複合的な開発が進んでいるかもしれませんし、
12:02
皆さんが投資したり注目したりしている銘柄がもしかしたらそれに参加しているといったこともあるかもしれません。
なのでぜひ調べてみてください。
私も次にスタジアムに行った時は試合以外の施設にも注目してみます。
それぞれのスタジアムだったり施設にも本当に個性があって面白いところがあると思うので、ぜひ注目してください。
本日ご紹介した企業は主観による情報提供であり、投資を推奨するものではありません。
投資判断はあくまでご自身の責任にてお願いします。
本日も最後までご聞きいただきありがとうございました。
Apple PodcastやTwitterなど大きなプラットフォームにて、ぜひ番組の感想、評価の投稿をお願いします。
また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので、番組のご意見もお待ちしております。
いただいたコメントより改善を進めてまいります。
引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。