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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中小企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、ナビゲーターの遠藤岡月です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今日の質問なんですが、結構難しそうな質問なんですけど、ご紹介してもよろしいですかね。
では読みたいと思います。
男性と女性に対するマネジメントの違いというのはあるのでしょうか。
もし気をつけるべきポイントがあったら教えてください。
マネジメントの差というか、女性だからこうだ、男性だからこうだと決めつけちゃうのは良くないんだろうけれど、
でもおおむね生き物として違う種類なので、その差は必ずあるだろうなというのは僕も思うし、
やっぱりよく有名な話はスポーツのね、チームの女子チームを率いる時と男子チームを率いる時では監督さんはやっぱりアプローチを変えるというのは、
これは通説としてなっているし、いろんな本でもそういうの書いてあるから、
それは確かだと思う。
僕の経験から言うと、特に採用なんかで見ていると若い子たち、
やっぱり残念ながら女性の方が圧倒的にエネルギーを感じるよね、今の時代ね。
僕も10年くらいそうなのかな。
10年くらいの肌感で。
残念ながら男性大丈夫かって言いたくなるようなことが続く。
女性が良い悪い、男性が良い悪いではなくて、全体感っていうのが理解しやすいのは男性。
対極感とか。
対極感、いい意味では対極感ね。
やっぱり地図が得意な男性で、地図が苦手なのが比較的女性に多い。
一概に言えない。
という話もよくありますね。
あれって、カーナビがね、進行方向に向かってぐるぐる回る。
あれはダメなんだよね。
僕もダメですね。
北上に向いてて欲しいですよね。
あれね、男性、北上にして欲しいのは男性の方だって。
分かる気がする。
女性がこう、違うんだって。
前だって、僕なんかもうちの家内とか、
ナビなんかない時代にね、地図持たせてちょっと見ておいてくれよってやると、こうやってぐるぐる回してみてたからね。
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確かに今女性のナビって、カーナビがぐるぐる回るように設定する方多いですもんね。
あれは分かんなくなっちゃうんだよな。
なので、自分が今接しているものとか、自分の目の前にあるものに対して忠実にいろいろ細かく見たりとかするのは女性の方が得意なので、
対人関係でいうと、共感を持って人に接するっていうのは女性の方が得意。
この人は何を感じてるんだろうかっていう察知力も得意。
観察力が鋭いというか。
でもひるがえって自分のことになると、女性はあくまでも自分っていうものを感じているので、
5人の中の私という感覚よりも、5人いるけれど私は私みたいなことが強いので、
さっき言ったスポーツの女子チームを率いる時に、ほとんど多くの監督さんが言うのは、
絶対一対一で丁寧に話していくことなんですって言ってた。
だからみんな大勢バーっといて、いいか、俺たちはこうするんで、いいか、分かったな、みんな頑張れって言うのはあんまり響かないんだ。
男は逆にそれの方が響く。
確かに集団でのいいスピーチがかばされると。
じゃあ俺は何をそこでしようかっていうスピーチに入りやすい男性。
つまり女性は自分がやるべきこととかっていうことが、全体の中でこういう位置にあるっていうのももちろん理解するんだけど、
まず自分が何をやるべきかとか、何をやって評価を受けるかとか、何がやりたいかとか、
自分の中にある世界観をちゃんと理解してくれる人と話がしたい。
男性の場合は自分の世界観というよりも自分の位置とかっていうところをちゃんと与えてくれる。
役割とか。
方が分かりやすい。
そういう意味での全体感の中の自分っていう考えが男の人には比較的強いけど、
女性の場合はまず私。私は何ができるだろうか。私はこういうことが実は今抱えてますっていうことをちゃんと理解してくれる。
だから理解者を求めるという意味では女性の方が強いかもしれない。
よくあるのは最近聞いたのでは女性の場合に、女性だけのセクションのある部長さんと話したときに、
育成するときに全員同じ課題なわけじゃないから手間をかかり方も違いますって言ってたらその通りなんですと。
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皆さんの言うことはすごくよくわかるんだけど、
私はそう思ってある人にちょっと時間をかけたらひがまれた。
時間としての均一性が必要みたいですって。
公平性が必要なんですね。
だから自分にちゃんと向き合ってくれてないじゃないかって思っちゃうんだよね。
あの人には向き合ってくれたけど。
だからさっき言ったあの人には手間がかかるんでしょうがないなというスイッチにはならない。
あの子に20分なのに私に5分。
私見てもらってないんだになりがち。
なんだけど本当はその人は20分の方が手間がかかるんで20分かけただけ、時間をかけただけという感覚なんだけど。
女子男性だから。
なんだけどそうなってしまうので。
だったらある種時間的な均一さの中で、中で話す内容を変えましょうっていうことにしたんだよね。
なかなかテクニカルな難しさですねそこ。
要はちゃんと向き合うってことなんだけど。
だからいいだろうお前はわかるだろうっていうのは女性にはあんまり向かないかもしれない。
そうすると一概には男性だからこう、女性だからこうっていうのはちょっと難しいんでしょうけど傾向としてっていう話を前提に言うと、
女性のマネジメントをする上ではどういうイメージなんですか?
上に立つ人間は理解者であるみたいな。
一対一のコミュニケーションちゃんと大切にしないといけない。男性よりね。
男性に対してあえてマネージャーと上の立つ人間の役割として言うなら、女性の方が一対一でやるちゃんとした理解者みたいなイメージで言うと、男性の方。
男性の場合は一対一がもちろん重要なんだけど、やっぱりむしろ全体感をわかりやすい、理解しやすいので、
全体っていう大きな視点を常に添えながら入れていって。これが男性の方が効きやすいと思う。
なるほどね。
イメージで言う、いわゆる上司というか指揮者みたいな。指揮者が違うんですね。統率する指揮者、指揮、命令する人みたいなスタンスをちゃんと発動してあげないと、
大丈夫かとかずっとメンテナンスばっかりされてても、いわゆる俺どこのポジションなんだろうっていうのは気になっちゃう。結構ありそうなのは感覚的にはわかりますね。
男性の方が何か的確なテーマセットをしてあげて、途中でどうだっていうことを確認はするけど、テーマセットの方が重要くらい。
女性はテーマ設定なんだけど、テーマ設定よりもそれに向かっているときに並走している方が重要。
ちゃんと一緒に考えている。
やっぱり女性はこのテーマ設定が優秀な上司とかには、それは信頼多くので、
じゃあ頑張りますからっていうときに横で見ててくださいねって感覚は傾向としては女性の方が強いんじゃないか。
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かなり多くの、それこそ規模も違ういろんな組織を見られている中でも、今のお話というのは傾向として本当にハマるなという意識があるんです。
すごくある。
だからちょっと違うことで、これも全て一概に言っちゃいけないんだけど、
さっき言った採用のときに女性の方が元気があるなって見えているのは最近多いんだけど、
じゃあ男性がダメかっていうと、男性って意外と30歳過ぎてから腹って開花する人って結構いたりする。
それは何が起きているんですかね。
ある種全体感が見えたら、男は動きが自分で作りやすい。
最初のうち分からないんだよ。
応用としてるから応用としてる。
全体が見えないから動けない、結果仕事ができないって言われちゃうけど、ではなくて。
だからとにかくやらなきゃいけないことはやりますみたいな気分でいるわけだよね。
でも女性はちゃんとこれやりたいですって気持ちを持てたりする。
意外とその目の前の仕事に対して目的に集中パフォーマンスって結構年かもしれないですけど、
女性の方がパフォーマンスが高いイメージあります?
やっぱりちゃんと子供を産むとか子供を育てるとかっていう、やっぱり女性としての母性っていうかね。
愛情を自分がやっていることに対して愛情深く関わるというのはやっぱり女性の方が強い。
なるほどね。生物的な見方からしても納得されている話ですね。
だから女性の場合ちょっと優秀な方で気をつけて欲しいのは
35歳くらいになった時に優秀な方ほど自分の世界だけを大切にしすぎる傾向が強まっちゃったりする人もいるので
その場合はもうちょっと全体感を見て欲しいなっていうのに
なんとなく自分がやっていることに入っていっちゃう人も中にいるので
全員とは言わないでそういう人もいるので
そういう時は若い頃優秀だったのにどうしたんだろうなと思いがちなんだけど
そうではなくて30歳過ぎたら
逆に言うと優秀な女性こそ
あなたがやっていることの素晴らしさ
それとお願いしていることの期待
だけど全体が今こう動いてますからっていうのはやっぱり添えてあげないと
今ある自分の領域の仕事にちょっと囚われたりしすぎる傾向があるから
だからちゃんと今度は優秀な女性スタッフこそ
全体を伝えながらやるということを意識しないと
ちなみに若手の社員男性の社員で
全体が見えないからこそなのかわからないですが
目の前の仕事と集中していない人たちがいた場合に
ちょっと具体的ですけどどういう指導をするものなんですか
結構多い気がして
多いでしょうね
まずはこれは男女関係ないんだけど
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特にもしそんな傾向があるとしたら
エネルギーの不足感みたいなのに目が行きがちなんだけど
でもその人の良さって何をまず見つけないとだめだな
ここはいいなとか辛抱強いなとか
それからもしくは人の話はよく聞いてる
何でもいいからこの人は何がいいんだろうっていうところを見つけて
本人があまり気づいてないので
そこをしっかりフィードバックするとか
君の良さはここだよと
だったらこれを使うことで今回の仕事はどうやろうかとか
その強みとアプローチみたいな手法と
結びつける指導をちゃんとしてあげた方がいい
そこは結構個に向かう感じですね
個に向かわないとその場合はダメだよね
その時に全体はこうだって全体を見せるというよりも
一旦その人に向き合ってちゃんと彼の良さとか
その人の本質みたいなことを本人以上に抽出してあげて
やっていくみたいなのが重要なんです
若い人は自分の個が確立してない分の方が大きいと思うんで
でも例えば男性であれば
全体というものを見る強さは持っているはずだとしたら
自分というものを確立させる方が先
そうすると全体像を見て自分がどこにいるべきかが分かるから
なるほど
だからさっき言った30歳過ぎて鼻開く人は
10年ぐらい経って自分が確立した人なんだ
そうか確かに若い方々ってまだね
それこそ族にアイデンティティみたいなものって
確立しきれてない人が多いわけですからね
無理だもんね情報ありすぎちゃって
何が正しいか分からないので
だからお前ここいいよとかある意味ね
そういう意味じゃなくてそこを伸ばさせることを本当に考えていかない
決定に目を生かすと育たないだろう
結局は男性の傾向として全体
女性の傾向としてやっぱりここに行くっていうのはあるけれども
なんだからやっぱ人を一対一でちゃんと向き合っていくっていうのは
三宅さんのお話を聞くと常に付きまとう話ですね
特に若い人を指導するときは今必要だと思う
なるほど
とにかく10年間はそうやって付き合ってあげてほしい
そのくらいの時間間隔ですか
時間間隔
10年間
特に前半の後半
なるほど長いですね
後半はその後年でどう成長したかによっては
ある意味では放置プレイが必要な人もいる
そのあたりもまた男女を教えて
今日は飛び越えた話までありましたけど
ぜひリーダーの特に若手を意識したときの育成
以前にもちょこちょこ違う角度では出てるんですけど
そこもまたお聞きしてみたいところですね
本日もありがとうございました
15:02
遠藤和樹です
本日の番組はいかがでしたか
番組では井上健一郎への質問をお待ちしております
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それではまた次回お会いしましょう