1. 組織マネジメント研究所
  2. 第39回 『経営者の信頼を得る..
2016-01-14 12:57

第39回 『経営者の信頼を得るために、持っておくべき観点とは?』

第39回 『経営者の信頼を得るために、持っておくべき観点とは?』
井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
00:05
井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、ナビゲーターの遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
毎回質問来ますので、早速ご紹介していきたいと思います。
この方、ちょっと無記名なので、どういった方かは分かりませんが、ご紹介します。
管理職なのですが、いまいち経営者に信頼されている感じがしません。
経営者の信頼を得るために、持っておくべき観点はありますか?
なるほど。難しいですね。
中小企業を中心とした経営者の悩みは、
マネジメントをしっかりできる管理職がいないというのは常々よく聞きます。
ついてもあるものがないですね。
それは何が経営者が言いたいのかというと、
経営者が考えている方向、目標、課題みたいなものを
達成できるのかなというふうに見えちゃう。
できないんじゃないのかな、このままだと。
もしくは、部下が育っていないじゃないかとか、
緩みとかしっかりしていない感じみたいなものを感じるんだと思うのよね。
この方は?
通常経営者は。
経営者は。
管理職。
自分がそういう生きたいものとか思いながらも。
でもそこに向かってちゃんと部下を指導し、
チームをまとめてくれていない感じがしている。
不足感。
これはね、
単純に細かいところまで話をしていなければ、
どの経営者もそう思うと思うんです。
よっぽどやっぱり出来が良くて、
あいつはいいなっていう実感を得た時じゃないと無理だから、
いまいち信頼感がされていない気がするというのは、
信頼されていないというよりも、
まだ安心してもらえていないという。
信頼されていないとすべてが終わっちゃうみたいな。
そんなすごいレベルではないと思う。
多くの場合が。
この方はちょっと分からないけど。
本当に信頼されていなかったら管理職外されちゃうわけだし。
確かにそうですよ。
部下いなくなるので。
03:02
だから何を任されているかなんだけど。
よく言うのは、
まず信頼ということも大切だから、
安心させるとか、
その延長で、
こいつに任せてもいいな、
これで信頼というのにだんだん高まっていくとすれば、
何かというと、
よく僕が言うことだけど、
約束を守ることをたくさん重ねるしかないよね。
例えば管理職は経営者との約束をする。
これはやります。
これはやれません。
やれませんというのは約束じゃないけど。
要するに何でもいいから。
例えばあれどうなっている?
って経営者が言ったら、
今やってます。
じゃなくて、
今やってますってどこまでいったんだよって。
先週先方との話し合いが終わってみたいな、
何かの商談で。
話し合いが終わって、
どうなんだよって。
ゴブゴブですかね。
今段階でゴブゴブって言っちゃ困るんだよ。
結構そこの角度がなければ、
半分見上げ立たないってことじゃないか、
みたいな話になるじゃない。
今僕が言っているので、
と言われても、
何か安心感が持てない。
ということは、
管理職は、
そのある今月の目標とかが出たら、
この目標について、
こういうアプローチをします。
今週はこれをやります。
今週はこれをやりますっていうのを、
先に言って約束にしちゃえばいい。
それによって安心を与えていくわけですか。
例えば、
さっきの例で言えば、
今週で、
昨日、
今日で言えば昨日っていうタイミングぐらいでしか、
先方との話の時間が取れないってことが、
もう分かってるんであれば、
来週の火曜日に、
先方と時間を設定することができたので、
そこで話をしてきます。
こういう話をしてきます。
これ約束。
その代わり、
それで受注しますとか、
商談を成立させますってことは、
約束できないから、
約束しないのよ。
約束できるものをとにかく、
多く約束に。
あえて意識的に約束にしていくぐらいの意識を持つんですか。
できることを約束ごとにしていく。
なるほど。
そうすると、
話が気持ちいいんだよね、向こうは。
聞いてる側が。
そうか、来週の火曜日だな。
終わったら、
その時の反応と角度を、
私なりに社長にお伝えしますから。
確かに約束できますね。
これ約束でしょ。
これでゴブゴブなんですよ、
困るよゴブゴブって言っても、
経営としてはそこに至るまでの。
安心してますよね。
火曜になったら連絡くれるし、
っていうのも分かってるし。
約束守らなきゃダメだけど、
その通り来るので、
そうかと。
あいつはとにかく言ったことはやるな。
なるほど。
そのレベルが高いかどうかは次なので、
だったら任せてもいいな、
06:00
信頼できるかなは、
そのレベルを上げなきゃいけないんだけど、
一番最初に信頼を語る前に、
安心してもらわなきゃいけない。
はあ。
安心を積み重ねていった先に、
今度はその信頼までに至る、
そこの境はどうやって埋めていくの?
それは例えば、
ちょっと難しそうなこととか、
本当にできるっていうようなことが、
約束ごとになり始める。
約束を確実に守れる約束から、
ちょっとストレッチのかかった、
実現が危ういぞっていう約束を、
あえてクリアしていくのを、
繰り返すことで初めて、
信頼になっていく。
さっきのゴブゴブじゃなくて、
今回は7-3まで持ち込むつもりです。
何が7-3かって微妙な話だけど、
そういうことをちゃんと言う。
100%に向けていくんだけど、
最終的には、
再来週15日までには結論を出すつもりです。
来週中には、
我々としては7割型固めたい。
最終の決裁者が最後どう判断するかのところまで、
持っていきたいんです、この話。
自分が計画していることも言う。
それは、やれますやれないじゃなくて、
やれることをこうします。
その結果が成果としてどう上がるか、
絶対上げますって、
これから約束だから。
なるほど。
それを手前にする。
その信頼までいくためには、
安心、必ず果たせるだろう約束から、
若干のリスクを取るというか、
挑戦フェーズに入っていく。
先を読むというか、
先手を取る感じ。
その後は、
やりますよ、やりましたよ、
やりますよ、やりましたよ、
という約束を守っていったことから、
こうしようと思います、
という作成先に。
なるほど、実際でも。
でも先手を打つって、
信頼している人ってそうですね。
社長がこれを望んでいるなと思ったら、
それに向かってこうするということを先に言っちゃう。
なので今回の担当はA君にしようと思います、
というのをぜひ先に言っちゃう。
先手を打ってそれに対して約束に返っちゃう。
例えば担当どうするんだよと言われる前に、
A君にしようと思います。
担当どうするんだよと言われた瞬間に、
一歩先に言われてしまっているので、
いや、A君にしようと思うんですけど、
って様子を伺うようになっちゃうんだよね。
いいですかっていう、
それでなると弱い。
確かに今の感じだと、
信頼の蓄積をやっていなそう。
そうすると、担当者ぐらい、
考えとくよとかね。
自信ないのかって思うからね。
それを様子伺いでも、
いや、実はA君に担当しようと思うんですけど、
いかがでしょうかって先に言ったら、
相手は、お、考えてるのかと。
でもA君で大丈夫かとは言っても、
全然レベル落ちちゃうんだよね。
先読みというか先手を。
先手を打つ。
09:01
だからそろそろ毎月の、
この時期になると、
社長が最後売上どうだって聞いてくるよな、
って言ったら先に言うもん。
今月の売上はこうですとか。
売上はこうで、
達成できそうにありませんもん。
いいから言っちゃう。
それに対策はこうです。
確かにね、それは信頼できますね。
見込みはこうですと。
最後の最後まで頑張ることはこれですと。
ああ。
だから最初は小さな約束を積み重ねて、
安心を持ってもらい、
その次に先手を打つ。
この質問でそこまで回答できるもんですか。
なるほど。
面白いですね。
だからやっぱり、
部下を持った時に、
僕なんかもそうだったけど、
井上さん、そろそろあの件ちょっと
やっといた方がいいですよねとかって言われるのって
すっごいありがたいんだよね。
いやでも実際ほんとそうですよね。
言われてみる。
さらに、僕やっときましょうかなんて言われたら、
すんごい可愛い部下になっちゃう。
確かに。
どうなるの?
可愛い部下とか頼れる部下って言われてみれば、
解説してもらうと
そういうことな気がしますね。
ちゃんとやることを、
それをだから形を変えて
ほうれん草とか言っちゃうわけだけど、
約束も。
一つになるわけですね。
約束。
それと先手を打つ。
確かにでもこの
安心をさせるための約束と
先手っていうのが結構また
大きなハードルですよね。
で、そんなんじゃ
まだダメだろうって思われたとしても
それを繰り返してると
あいつは動いてることは事実だになる。
それに約束を守らなきゃいけないことは
守ってるわけですからね。
トライしたところがちょっと外れるけど。
でもやってるからなあいつは
ということにはなる。
あいつできるけど惜しいっていうのはそういう人なんでしょうね。
そこが先手がはまりだすと
いやあいつは優秀なにか
そうかもしれないですね。
言った通りになったなんてことは
一回やったらかなり信頼を
得られると思うんですけどね。
なるほど。
非常に分かりやすい感じでしたね。
という感じです。
実際にこの方とか
実際に自分が信頼を勝ち取って
いけないような方は
自分の約束がどう果たしてるのか
ちゃんと意識的に約束を
作っていってるのかっていうのを見た上で
それができてるんであれば
先手をちゃんと打って
動いてるか
動いてもいいし
言葉の上で先に
言葉にして表して
社長さんがそろそろ
思ってること思うであろうことを
先にこうですよね
分かってますよ思考を見えてますよ
同じとこ見てますよっていうのをちゃんと出していく
これね繰り返してるとね
先手を打とうとすると
そのために
何しなきゃいけないかセットになってくるの
自然に
常に先読み先読みの意識が入るわけですね
そうするとね
考える力が
ついてくるので
12:01
この方が井上先生の
お話を聞いて役員になりましたみたいな
方がほぼいない
今日はズバリ解説いただいたと思いますので
この辺りで終わりたいと思います
ありがとうございました
遠藤和樹です
本日の番組はいかがでしたか
番組では
井上賢一郎への質問をお待ちしております
ウェブサイト
人事評価システム
明快にあるフォームからお申し込みください
ホームページは
人事スペース明快で検索するか
URL
www.jinji-hyouka.com
人事評価
.com
でご覧いただけます
それではまた
次回お会いしましょう
12:57

コメント

スクロール