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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
さあ、今日も早速いきたいと思います。
はい。
何かありますか?
なんかね、変な天気ですね。やっぱりずっとね。
最近天気、悪い、悪いって言うかな。
悪いですよね。
じめじめじめじめ。
本当にじめじめしてますよね。
きてますよね。なんかこう、すっきりしないです。
もう9月の終わりに近づいているところですよ。
8月の終わり。
あ、間違えた。
9月に入ろうとしているところですね。
そうですね。
はい。
今回、お盆とかは?
えっと、そうでも、何だろうかな。
久々にちょっと休んだって感覚の休みはありました。
あ、あったんですね。
うん。だけど、なんていうのかな。
ぼーっとすることに不慣れな感じがあって。
時間の使い方がこれ下手だなと思った。
ばっこり時間が空いたりすると何に使われるんですか?
まずは本読んだりとか、あとちょっと体動かしたりとか。
運動ですか?
そうそう。
お好きなゴルフですか?
とか日頃やってなかった掃除したりとかすると、
あれ?あれ?って間に1日が終わっちゃうんだよね。
え、こんなんで終わっちゃうの?1日。みたいな感じ。
かわいい話ですね。
井上先生からそんな話出るとは思わなかったですけど。
そんな日々をちょっと久々に体験してみました。
なんかね、お忙しくてそういう時間ないですからね。
いざ来ると困る。
そう。だから休むにしても目的感を持たないとね。
休むのを持たないと。
そうそう。なんかこう、よしこれやろうとかね。
なんか定めといた方がいい気がしたな。
なるほど。
はい。というわけで、今日のご質問に早速いきたいと思います。
はい。
ちょっとね、長めですのでお聞きください。
いきます。
第2新卒で元気な社員が入社してきまして、私の下につくことになりました。
彼は快活で感じのいい子なんですが、最近仕事の意図が伝わっていないことがよくあります。
あるプロジェクトの指示を出すと、「わかりました。」と良い返事をして仕事に取り組みます。
しかし上がってきたものを見ると、「あれ?全然できていない。」と驚愕してしまいます。
彼の上がってきたものを見る限り、私としては情報ばかり伝えていて、
一緒に情報共有の確認作業が足りていないのかなと感じたりしています。
私としては、与えられた情報で自分なりに考えることをできるようになってほしいと思っているので、
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必要な情報だけを与え、必要なときには質問してねというスタンスでいます。
彼の仕事のクオリティを上げるためには一体どうすればよいのでしょうか。
三上先生のお考えをお聞かせください。よろしくお願いいたします。
はい。
これはよくあるというかね、
分かりましたって言うんだけど分かってないんですよっていろんなところで聞きますね。
これをどうアプローチしていくかが全然分からないです。
大体の人たちが分かったかどうかが気になるんだよね。
言ったことが分かったかどうかが気になる。
その上司側の方ですか。
やってきた結果を見て、
あれ?分かってなかったんじゃないの?って
肝心なこと抜けてるよねとか思うわけじゃない。
ってことは情報が入るっていうインプットの段階で何かが違ってたんじゃないか。
インプットしきれてないんじゃないか。
拾えてなかったんじゃないか。
っていうふうに思うからメモ書きなさいとか、
私の言ったこと反復してみるとかね。
実はインプットって何のためにするかっていうことから言うと、
結果何をアウトプットしましたかによって
インプットが正確だったかどうかが影響するわけよね。
この言葉が精密かどうか分からないけど、
あえてインプットされた情報を頭の中で処理することをスループットと言いましょうか。
スループットしてアウトプットするっていうこういう三つの段階がある中で言うと、
大事なのはアウトプットが正確であるか適格であるかということなんですねという話と、
もう一個これに付随してあることは、
情報収集力を高めたり考える力、それこそ今言うスループットと語った部分、
頭の中で加工する時間というのかな。
ここの精度を高めるためにはどうしたらいいかというと、
訓練の仕方としてはたくさんのアウトプットをするっていうことだったりするんですよ。
つまりアウトプット何かを出す、自分の中にあったものを出すという訓練をたくさんすることで、
スループットインプットっていう二つの工程がより良くなってくる。
可能性が高まるっていうのはよく言われていて、やっぱり出さなきゃいけないんだと。
アウトプットドリブっていうやつ。
なので出すということに焦点を合わせましょう。
だからアウトプットに焦点を合わせましょうっていうのは、
一つ今回みたいな話を考えるときに大事なポイントかなと。
だから分かったかな、分かりましたって言ったら、
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例えばだけど、じゃあどんなふうにするっていう、やるべき結果というかね、成果物というかやるべきもの。
もしかしたら何かの企画書を作る、何かの段取りをする、何でもいいから、
その結果やらなきゃいけない場面をどういうふうにするって出すべき結果について語らせちゃった。
じゃあ仮想でアウトプットのイメージを一緒にシェアしてみると。
例えば段取りとしたらどんな段取りで進めるとか、そこでどんなことを表現するとか、
逆に言うと場合によってはどのくらい時間かかると思うとか、
いわゆる結果出すべきものに対してイメージさせて、どんなものをやろうとしてるかっていうことをそこで語らせると、
情報がちゃんと入っているかどうかがわかるし、結果について、
いや今のだと私がさっき言ったこの部分が足りてないからそれじゃあ加えておいてね、
って言うと両方で語った結果のイメージなので出てきたときに違うよねって言いやすい。
あなたが言ったイメージとこれ違うじゃんって言えるから、
いい意味のダメ出しがしやすいし、語りやすい。
違ったずれたなっていうときにも2人でそれについて話しやすいし。
だからまずアウトプットさせる。
そうするとインプットが稚拙だったとしても修正がその場で効くんで。
それの原因もある程度見えるということですね。
インプットが弱かったのか、さっきほど言うスループット部分の効力が弱かったのか。
でも具体的じゃなくてもいいからどんなイメージ、
企画書を立ててね、どんなイメージで企画書を構成するとか、
どんなことを要素として入れるとか。
この部分は今考えられないのでこう考えなきゃダメだねと。
そのイメージをまず作らせるっていう。
これは今のその場面においてなんだけど、
日頃からアウトプットさせるっていう問いかけをとにかく繰り返すっていうのは大事で、
今指示をしたっていう場面だから今の言い方なんだけど、
いろんな場面で今のことについてどう思うとか、
とにかく出させるっていう癖をつける。
アウトプットさせる。
できたらこの場で僕に振るんですかみたいなような場面だと最高なんだけどね。
無茶振りってやつね。
社長が来た時に君の意見も言っといた方がいいから何?って聞いちゃったりとか。
タジタジで構わないので最初はね。
そういう癖をつけていくとアウトプットするっていうのがやらされる感覚が習慣化するので、
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どこかでちゃんと聞いておかなきゃっていうのが無意識にも働くし、
っていうようなことでとにかく何をアウトプットさせるかっていうことに少し焦点を大きく。
頻度かな最初は。質はあんまり問わなくていいからとにかく出させる。
事前にアウトプットのイメージを共有したりして、
じゃあ実際にとりあえずやってみなっていうままではどのくらいやった方がいいんですか。
例えばその。
具体的にというよりも例えばこういうのやってねとインプットしてもらって、
ちなみに君どうやってやるのと、どんな感じでやるのとか、
どういうふうに段取りでやるのみたいなことを数とやるじゃないですか。
そうしたらこの辺足りないなとか、これだと多分うまくいかないなみたいなところを
100点取れそうなところまでやろうとすると結局全部教えるみたいになるじゃないですか。
それは最初のうちは教えちゃうとしょうがないんじゃないかな。
つまりまずは30点であろうが自分が思っているイメージをアウトプットのイメージを出させないと1回、
修正加えないと所詮ずれたものしか出てこない。
黙っててもその人30点なんだから30%のイメージしかできてないとしたら、
分かったって言っても出てくるの30%。
そうしたらせっかくなんで時間がもったいないから30%のイメージがそこでもう指示したときに語って、
足りないよとこういうところが足りないよって言ったらそれで構成させて、
このぐらいで100点だよねっていう、このぐらいが完成度だよねっていうのを共有して、
で出てきたものが70点だったらあと30点足りなかったねっていうことを語りやすいと。
じゃあ一旦できないタイミングでは自分で100点、一緒に100点を考えるアウトプットまでは一緒にやるんだよね。
その上で5、ほつほつ85点くらいが出てくるわけですね。
100点にはやっぱりなんないんだと思うんだけど、
そうやって繰り返していってある程度まで来れるようになったら、
じゃあちょっと思った通りに1回やってみなって言えばいいし、
だからなんかこうね、出す、外に出す、自分の頭の奥から外に出すものがどうなるかっていうイメージを作るっていうのはすごく大事な工程かなと。
アウトプットトリブルですね、そういうことなんだ。
ついどういうふうに理解したのか説明してごらんみたいな感じでインプットチェックして、
合ってたらじゃあとりあえずやってみなって言ったらなんだこれみたいな。
で、インプットを精度上げるためにメモしろとか言うけど、
そこ一生懸命やってもダメなんだよ。
私のとこ来るときにはちゃんとメモ帳持ってきてみたいなやつ。
反復しなさい、復唱しなさい。
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あるんですかね、やっぱりまだいっぱい。
あるある。
それでやってほしいことはこれだけど、どんなものができるイメージって。
なんで問うのが一番いいんですか、どんなイメージみたいな感じで。
物によって違うけど、どんなふうに、
出来上がったもののイメージをどうやるよりもどういうものが出来上がるイメージ、
作り上げるもののイメージ。
例えばじゃあ分からない、何かの司会をやりますだけでもいいし、
そしたらどんな話するつもり、何分ぐらいでそれやれるつもりとか。
自分が何をしようとしているかということだけを出させる。
どうやるかについては危ういなと思ったらアドバイスすればいいし、
どんな結果が生めばいいかのイメージを作る。
確かに意外とやってないかもしれないですね。
多分ほとんどやってないと思う。
陥りがちな罠もある。
確かにインプット確認しちゃうのもそうですし、
何に陥りがちなんだろう。
知事出して、分かりましたの言葉にも分かったなと思っちゃうんだよね。
どうしても。
確かに分かったならちょっと説明してみてって言うと、
そこでもずれちゃったよ。
だけどおそらく分かりましたっていうのは、
何をすればどこまでやればいいかが全部が分かりましたっていうことではなくて、
話していることを私が受け取ったことにこれだけが分かってる。
分かりましたよりも、
分かりましたなのかな?
本来的な言葉で言うと、
理解しましたではなくて、聞いてました。
聞いてましたですね。
聞いてました。
分かってないですね。
アウトプットの話をする。
これは私も心をあげたいです。
ぜひ皆さまも。
だからやっぱり上に立つ人たちは、
そういうことにつけ、
飛びかけて出させるっていう場面をたくさん作ると。
日常からですね。
ぜひ活かしていただいて。
上手になったばっかりのようですからね。
元気な社員。
いいじゃないですか。
楽しみですね。
ぜひ頑張ってみてください。
というわけで本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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