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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日もご質問を聞いております。
全然話しちゃうんだけど。
一昨日、秋山城先生がやってらっしゃるアカデミアに、
一応ゲストという形でご登壇させてもらいましたので、
私も見に行かせていただきました。
参加されている方たちが、
井上さんのインナーダイビングのことを毎月やってらっしゃる方たちなので、
受け身ではないというか、
ここから何かを得ようとするエネルギーをすごく感じました。
だからね、喋ってて楽しかった。
いやいや、僕も久々に井上先生のお話、セミナーとして伺いました。
やはり楽しいですよね。
なんかね、何か違う。
何を教えてくれるんですかという感覚じゃなくて、
聞いたことからここから何かを、
自分なりに何を持って帰るかみたいな、そういうモードがあるのね。
なんかいい場を作られてるなと思いました。
お話しされてて感じるんですか?
感じる、すっごい感じる。
何で感じるんですか?喋ってると。
やっぱり、目もうなずきのポイントとかってやっぱり違うんだよね。
それとあと、僕よくやる、ちょっとお隣の方と話してくださいって言ってるときの、
話に入るタイミング、スピード感、熱みたいなのが違う。
結構ね、隣同士で喋っての時間が、
たかがね、2、3分なのに結構盛り上がってますね。
全然止まらないしね。
だからああいうのがね、やっぱすごいなと思う。
それは僕がっていうよりも、
ジョーさんはすごくいい場をずっと作ってるんだなっていうのが。
あの場のすごいのは、
この審議会基本委員はされてない場みたいなんですけど、
あれなんですよ。
皆さん参加者の方々がリーダーシップ取って、
勝手にグループ作ってやってるみたいで。
井上先生ね、そこの会に今回はこの審議会乱入したらしいって聞いてますけど。
誘われましたよ。
だいぶ盛り上がったみたいで。
楽しかったです。
みたいですよね。
ぜひね、また立ってもらって。
ありがとうございます。
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結構その声ね、アンケート出てたみたいな。
井上先生の場はやっぱり聞きたいですね、みたいな。
次の階段でしょう、なんか出てた。
またやってみようかな。
いやですね、その辺またいろいろとやっていきましょう。
はい。
というわけで、今日のご質問いきたいと思いますが、
今日はサービス業経営者の方ですね、38歳の男性です。
いきたいと思います。
はい、38歳の男性です。
井上先生、遠藤さん、こんにちは。
毎回様々なテーマを取り上げていただき、興味深く拝聴しています。
以前、第29回退職者が急増、定着効率を上げるためのヒントをくださいで取り上げていただいたものです。
素晴らしい。
29回ですよ。
ちょっと今ピロッと見たら2015年とかの話ですね。
その後、社員との対話を増やし、以前に比べ安定感が増した会社になってきたと思います。
ありがとうございました。
こちらこそ。
素晴らしいですね。
今回取り扱っていただきたい内容ですが、
ズバリ、仙台社長の考え方に違和感がありすぎて困惑しています。
人手不足が深刻化する現在。
社員満足を上げ、社員が良い職務環境の中で働けないかと、
古い制度や労基改善などをしていますが、
今のままでいいんだ、こんな良い会社はない、辞めていく奴は無能だ、
会議でもみんなが賛成する議案についても天の弱敵性格化。
反対意見で度々ヒートアップすることも珍しくありません。
社内での発言も社員に悪影響しているんじゃないかと思い、その度にヒヤヒヤします。
乱暴な表現ですが、次第に老害という言葉が頭をよぎるようになりました。
昔は社長の意向、考えに寄り添うよう努力しましたが、
ここ最近は疲れてしまい、距離を置くようになりました。
まだ数年社長を継続する気でおります。
事業承継の手続きは一切していません。
今後昔のやり方などに、こだわりが強い社長との接し方を
どのようにすればよいかヒントをください。
以前の質問の際は退職する社員が悪いと思いましたが、
最近はどちらかというと会社側に問題があると考えています。
取り留めのない文章ですが、申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
例えばこういう戦略で行くぞと、こういう動きをしようと、
みんなそれを徹底しなさいという場合には、
何やってるんだということも言われる可能性があるし、
この行動をしなさいと、厳密に行動すべきことが定まっていれば、
ちょっと圧のかかるマネジメントというのも、
場合によってあるよねというのはあると思います。
多分この先代の社長、今は県社長が思っているのは、
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この会社はいい会社だからというよりも、
多分この社長が思っているある意味、こういう戦略戦術、
こういうやり方でやっていくんだということが、
この社長の中に経験則、成功事例とか成功体験から定まっているかゆえに、
起こっている現象なんじゃないかなというのはちょっと感じる。
なるほど、先代の頭の中の戦略がかっこたるものがある。
戦術とかやり方とか具体的なこととか、と思うのね。
老害みたいなことが出たけど、
要は現場のほうでみんなが賛成していることを、
違うって言ってしまうっていうのはまさにそれで、
こう動く、こういうことをするのは我々だって決まっている。
そうすれば勝てるみたいなね。
いうようなふうに決まっていると、違うっていう。
逆に言えちゃうというわけですね。
言えちゃう。
でもこれからの時代で大事なのは、
それによってもし感情が、
嫌な感情を社員が持ったら、その行動はとるけど、
何かイレギュラーなことが起こったりしたときの対応ってできなくなる。
なぜかというと、クリエイティブじゃなくなるから、社員が。
なので、クリエイティブでなければ、
今のこれからの複雑な時代は乗り越えられないっていうのが、
最近の定説であるので、
やっぱりより想像力の高い組織作り、
だから自立分散なんて言われてるわけだし。
何が言いたいかというと、
おそらく、例えばみんながこういうことで、
いいんじゃないって賛成してるっていうことは、
現場とかより実際のところにいる人たちが感じている情報から、
そういう意見形成してるんだけど、
ある種過去の政法体験で築き上げた哲学から反対する社長ってなると、
実は末端で感じている、
歪みみたいなもの、自分たちがやってることが、
察知できなくなる会社になっちゃう。
なので、ここで察知していることを、
歪みとか歪みみたいなのを感じている人たちの意見は、
やっぱり吸い上げていく会社を作らなきゃいけないので、
そうするとどうするかっていうと、
社長がバーンって言うと、
この会社はいい会社だからっていうことに対して、
違いますよって抗ってもしょうがなくて、
やっぱり社長が状況を判断するための、
こういう状況ですよ、今っていうことを、
とにかく感じているものを提供するっていうことが、
まず前提として大事じゃない。
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今、お客さんの中でこういうことが語られてますとか、
実はこんなことが起こり始めてますとか、
つまり社員がどう動くかではなくて、
世の中が今こういう動き、我々の周りが、
こんなことが起こってんだけどっていうことを入れていく。
その仙台に。
社長をやってそこまでもし成功してきた会社であれば、
そんなに鈍くないと思う。
そういうことに関して。情報があれば。
少なくとも当時の時代を捉えて成功してきてるはずだと思うので、
ちょっとこれも仮説推測だけど、
そんなに、
強い成功体験のない人が、
そんなに強くなるはずないと思う。
今、過去の質問を見たらですね、
社員が当時いただいた視点で33名、
パートが7名かな。
それなりにありますよね。
自分のやり方を貫いてきた結果だと思うんで。
ただ、今時代がどんどん変わってるので、
世の中の状況、我々を取り巻く環境、周辺状況が変わってますということを、
伝えることだと。ファクトベースで。
こんなことが起こってます。こんなことが起こってます。こんなことが起こってます。
っていうことの情報をたくさん入れることによって、
それこそみんなが作ってる意見形成が、
なぜそういうふうに言ってるのかっていう根拠を示すことになるので。
社長は分かってないですよっていう対決モードになっちゃうと、聞かないから。
だから、この社長と社員の、それこそ共通と社員の共通部分は、
マーケットは、市場が、僕らの周りの環境がどうなってるかの共通を握らないといけない。
なるほど。その上で、社長が強く言うんだとしたら、
それはどうしてですかっていうのをやっぱり聞けばいいし、
我々はこう捉えてこう言ってますよって、
お互いの意見の違いについて話していかなきゃいけないんだけど、
イライラさせれるよりも、こういう状況がありますよっていう的確な判断を仰ぐための材料、
情報をたくさん提供するっていうことが大事なんじゃないかなと思うんですよ。
そんな中で、この方、今のままでいいんだ、こんな良い会社はない、みたいなことを言っているみたいなのもあるんです。
会社運営としては、この会社は悪くないっていう自負があるので、そこに違いますよって言ってもしょうがなくて、
要は世の中とどう向き合ってるかが大事なんだよ、組織は。
なるほどね、世の中とどう向き合ってるかね。
我々は世の中にこういうことを提供し、こういう人たちに対してこういうメリットをあげるとか、
幸せになってほしいとか、こんな世の中にしたいとかって思いがあるので、世の中は今こうなってます。
なので、世の中、周辺がどうなってるかっていうことについて、
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共通認識を持つやり方、場を作っていくのがいいんじゃないかなと思います。
ちなみに井上先生、いろんな社長を会ってきている中で、いわゆる老害ってちょっとあれですけど、
その頭が固くなったりというか、ちょっと仙台が、
いやもう俺はこれのやり方なんだよ、みたいなのっていっぱい見てる気がするんですけど、
どうなんですか、その辺のアプローチというか。
老害の一つの大きなパターンはさっき言ったように、やっぱり過去の成功体験はある。
で、自信がある。
もう一個ね、老害っていう中にあるのは、不安ともあったりする。
もしかしたら、みんな違うことを言い出してるから、ちょっと俺ずれてないかとかっていう感覚があったり、
もう一個は、なんか疎外感。
ちょっと、あ、自信扱いされてきてないかとかね。
なんかみんなちょっと僕に向き合ってくれないぞ、みたいな感じとか、
距離ができちゃったとかっていう不安みたいなのがある場合も結構ある。
だから逆に強く出て、自分の存在をアピールする。
不安というのをはぐれている可能性もあるということですね。
だから判断をするための情報を一緒にみんなで共有するっていう場を作ると、
あ、俺はこう考えるぞって言えばいいしね、社長。
僕らもこう考えますって言って、一緒に同じテーマについて考えれば、
遠ざかってる感覚はないと思う。
これちょっとこの方に当たるかどうかわからないんですけど、
一般的に事業職権の後継者の方じゃないですか、仙台。
なんだかんだで仙台って渡したくないというか、
どっかでやっぱこう、特に息子なんで認められないというか、
いやあいつまだなみたいな、とかっていうのが、
渡すって言っても5年後に向けていったのに結局5年後だったらやっぱ渡さないとか、
よくあるじゃないですか。
この方、後継者だからこその、何て言うんですか、
起きている事実と後継していかなきゃいけないしの、この辺り。
ねえこれね大変なんですけども、
まあちょっとこれはやり方はわかんないけど、理想論から言うとね、
親子で世代の違う2人が2人でその問題をクリアするってなかなか難しいんですよ。
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だから実は第三者が入って、お互い仙台には2代目の次の世代の若者が言っていることを伝える。
今の若者には仙台の思いを伝えるという、翻訳する人が外に行った方がいい。
本当は仙台の事が時代の事がよくわかる人と、今の次の時代の事がわかる、
例えばお父さん70歳、息子さん45歳だとすると、
45歳の時代の感覚のある人と70歳の時代の感覚のある2人ぐらいがいるとちょうどいい。
本当はね、でもそういうのは簡単じゃないので。
だからそうやってお互いがお互いの翻訳、通訳をしてあげるような感覚で、
共通点を見つけていくとかしていかないと、なかなか落としどころが難しくなる。
そうですよね。
この方が持っている価値観とか、それこそ目指していきたい方向とかっていうのは何なんですかね。
それもあるでしょうね。
だからそれはどこかでは、
思い切って逆に言うと、
次の世代の人間がこれからこうしたいと思うけどっていうのは言わないと、
むしろそれを言わないと仙台だって不安だし、
ちゃんと考えてるのかなこいつ。
はいはいはい。
生計問題はね、難しいね。いろいろ絡まってますからね。
だからさっき言ったように、仙台という人たちは必ず過去に立脚してるので。
成功体験あるから。
やってきたことの自信とか自負に対してをベースに物を語るので、
それが足りてない次の世代の人間に関しては不安になるよね。
まだまだ甘いと思うよね。
思ってしまうわけです。
でもそれと戦ったってしょうがないので、
次の世代の人はちょっと抽象的な言い方だけど、
何で戦うかというと未来で戦うしかない。
未来を語ることで退治しないと。
なるほど。
で、仙台の人にも、
あなたが考える未来は何ですか、この会社の?ってやらないと。
未来対決。
そうそうそうそう。
描いた絵の方が、絵が強い方が。
それで擦り合わせていって、なるほどそうですね、ということで、
未来から紐解いて、じゃあ今からこれをしましょうって。
じゃあその部分は僕にやらせてくださいってある部分ね。
もらうというか、やらせてもらうことから始めると。
一度井上先生にこの方、ちょっと話聞いてもらったらいいかもしれない。
一歩進みそうな感じすごいしますよね。
組織マネジメントもそうですけど、やっぱり生計と組織マネジメントっておむき絡むじゃないですか。
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なんかその観点で組織マネジメント考えたら面白いというかね、発展がありそうな感じしますが、
またご質問いただいてもいいですし、もし何かあれば。
そうそうそう。
ぜひちょっと井上先生、ポッドキャストの質問フォームからでもおつなぎしますので。
ぜひぜひ。
ぜひ面談でもいいんじゃないか、なんて思っておりました。
ということで、井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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