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2023-10-06 15:18

第441回 相談とは?「言いたいことを言うことの大切さ」

第441回 相談とは?「言いたいことを言うことの大切さ」

井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓↓↓

https://ck-production.com/podcast/inoue/q

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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中小企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤嘉杉です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今週も早速質問に行きたいと思いますが、
ちょっとですね、今回ボリューミーな質問いただきましたので、
早速紹介させてください。
40名規模の会社で働いている50代の方からご質問いただいております。
いきましょう。
私は4名の部下を持っているチームリーダーなのですが、
先日ずっと一緒に仕事をやってきた部下、35歳と職人に行きましたが、
その場で転職の相談を受けました。
彼曰く会社にあまり未来を感じない、大きな不安があるわけではないが、
このままこの会社にいていいのかなと思う時がある。
先日何気に転職サイトを見たら興味深い会社が出てきた。
転職しようかなという気持ちもあるが、この会社もよく見せているだけで、
実際はどうなのかなと思うし、
あと正直先輩、私のことと仕事をするのは楽しいです。
とても勉強になるし、でもこのままでいいのかなと思ったり、
でも転職もどうなのかなと悩んでいますという相談でした。
正直転職の相談をされた時はショックでした。
彼とは関係も良かったし、一緒に頑張ろう、この会社を盛り立てようと言っていたので。
その一方で彼が言いたいことは分かります。
私は50代なので、この会社でやりきろうと思えるのですが、
彼はまだ35歳。いろんなチャンスもあります。
でもこの会社で彼と一緒に頑張りたいという気持ちもあります。
私自身どう考えてよいか分からず、その場では
君が望む方を進めばいい。僕は応援するよと言いました。
彼はまた話を聞いてくださいと言っていました。
井上先生にどう質問しているのか分からないのですが、
何か自分の気持ちがモヤモヤしております。
井上先生が私の立場だったら、どのように施行し、
どのように彼と話をされますかという質問でした。
前回キャリアアップとかって話をしたけどね、
ちょっとつながっているなって感じですね。
どこからこの話を分解していくといいのかなと思っています。
ちなみに一言どういう感想ですか、この質問全体に対して。
僕が気になるのは、先輩と一緒に仕事してることは好きですということと、
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また相談に乗ってくださいって、
君が望む方向に行ったらいいんじゃない、応援するよと言われた結果、
また相談させてくださいと言った。
本人自体がどうしようかなって悩んでることがよく浮き彫りになってるなと。
相談するときって、自分はどうしたらいいのかなってことに対して、
人のアドバイスをもらいたいって気持ちももちろんあるんだけど、
案外この人は自分のことをどう思ってるんだろうってことを確かめたいときに
相談することもあるんですよ。
相談という名乗って言うんですか。
そう。
辞めたいと思うんですけどって言ったときに、
例えば僕が相談を自分の先輩にしたときに、
辞めたいと思うんですよねって思いますって言ったときに、
すごく普通にどう思うかな、人がこれをって。
誤った選択をしたくないから、いろいろ確認しているという意味の一つで相談することもあれば。
でも、なんかこの人に言ってもらいたいという思い。
何かっていうのは引き止めてほしいっていう人もいれば、
そうじゃなくてその人の意見が聞きたいとかっていうこともある。
つまりその相談する相手という人格が、
この話題についてどう考えるかっていうことを聞きたい。
つまり一般論的にどうですかという相談が前者だとしたら、
あなたこの件についてどう思うんですって、こういうことについて聞きたい。
メンター的な方に、こういう状況なんだけどどう思われますかね、
というあなたの意見を参考にしたいと。
ということ。
その中には、あなたはこの件、私がそう思ってることについてどう思いますか、
あなたの立場でっていうことと、
あなただったらどう考えますかっていうのと、両方あるよね。
君が望む方向で頑張ればいい応援するようは、どちらも満たしてないのよ、答えとして。
この方の人格がどこにもない?
ない。
例えば、それは残念だな、僕としてはこうこう思っていたし、
この後君とこんなことがしたいと思ってたんだよね、なんていうことも出てないし、
いや僕だったらこういう点を気をつけるかなーとか、そういう意見も出てないし。
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なるほど。
でも決めるのは君だよね、本人だよねっていうことは、これは揺るぎない事実なので、
どうあろうが君が最後に決めたことに対して僕は応援する立場だよっていうことは言っていいんだけど、
これはこの方にとっては失礼な言い方だけど、相談した方からすると相談した甲斐がないのよね。
すげえ迫力のある回答、初っ端から来ましたね。
なるほどね。確かに確かに。
そうなんだよね。
相談というものの相談とは何かの甲斐になってきましたね。
でも相談してる人がそんなことを理論的に考えてるわけじゃないんだけど、何かあるんだよね。
この方ももやもやしたのは、自分の中にある何かの思いを何も言わずにしまっちゃったからもやもやしてる。
だと俺は思う。
すごいですね。
この質問からそこまでこの質問者の方に寄り添えますか。
日上啓一郎の恐ろしさを今感じましたけど。
なので、やめるかやめないかの問題がどうであるかというよりも、私は気になるのはそこ。
この方は本当に先輩と働いているのはすごく気持ちいいんですと言われているんだから、
あなた自身の意見とあなた自身の考え方、思いを伝えましょうよまずっていうのは言ってあげたいこと。
まず自分の言いたい思いとかをちゃんと言うことがないのがもやもやにつながってるんで、
そこを大事にしたほうがいいですよと。
それを聞きたがってるんじゃないかと。
あー相談者の方がね。
例えばだけど、そんなこと言うなよ、もっと一緒にやろうよって単純な言葉かもしれないし、
だとしたらもうちょっとこういう力を身につけてから考えたほうがいいんじゃないって言葉かもしれないし。
そこに焦点があっているのは、井上先生の何の背景からそう見てるんですか。
やめたいなって思うときに、
より良い所遇のいいところとかっていうことはあるんだけど、
不満があって不安があってやめたいっていう場合と、
この方は今ちょっと違うと思うのね。
不満でやめたいっていう相談じゃなくて、
なんとなくこのままじゃいけないんじゃないかと思う不安でしょ。
っていう人に対しては、今がどういう価値があって、
この先にある未来はどこにつながってるかを、
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せっかく相談されてるんだから、やっぱりその辺の文脈を整えてあげなきゃいけないと思う。
この不安についての現状と未来について、
お互い対話的に一緒に話さなきゃいけないよねっていうことですか。
たとえば50代のこの方が、
僕は30歳のときにもそんなこと感じたよでもいいし、
そういうときはこう思ってたんだよね。
でもこの会社にいて僕が得たのはこういうことだったんだけどね、でもいい。
つまり、相談者にとって自分がこの会社にいるとどうなるのかっていうイメージが、
今ぼんやりしてるから、もっといいとこがあるんじゃないかと思ってるのにすれば、
その不安があるからってことですね。
相談された側は、相談された側のこの方の視点でいいから、
僕はこう思うとか、こう感じてるとか。
もし君のためにアドバイスをするとしたら、
こういうことは気をつけた方がいいと思うでもいいし、
そういう相談者のイメージを整えてあげるような、
イメージが湧くような方向にしてあげたほうがいい。
なるほど。
結果やめちゃうかもしれない。やめないかもしれない。
そこのスタンスに、すぐにどんな話でも相談に乗って、
ちゃんと不安に寄り添って聞いてあげられるのは、
これができなくないですか、井上先生のように。
上司である以上を、まずやめさせたらまずいとか、
こうあらねばならないみたいな、いろんな固定観念から、
いやちょっと待ってよって計算が働くじゃないですか。
変なこと言ってまずいなとか。
そうすると、今井上先生がおっしゃったような、
言いたいことをちゃんと言ってない、言えないくなっちゃいますよね。
立場上。そっちが強く認識される。
ここをさらっと言えばいいって言える、井上先生の強さを感じたんですけど。
でもこれはやっぱり、
世の中的に転職ってことは当たり前になってきてるような時代だとすると、
やっぱり会社側で上司という立場の人間が辞めることに対して、
自分が原因なんじゃないかと振り返りをする必要がある場合はあるけれども、
このように先輩と働いてることにはすごくいいんですと言ってる以上、
自分の原因じゃないねってことはわかるわけで。
そうしたらやっぱりやってあげなきゃいけないのは、
ある種判断するための情報の提供っていうふうに、
立場をちゃんと自分の中に据えないと。
この相談者の立場にしっかりと立って、ちゃんと聞き入ってあげるということ。
12:05
これはそうですね、大事な擦れがちな観点ですね。
その人がいろんなことを考えるにあたって、
ああそういうこともあるな、こういうこともあるなって、
ある種の判断するための情報量を増やしてあげる。
選択肢を増やしてあげる。
ためのアドバイスっていうのがすごく重要で。
これもしかするとね、今自分で思い出したんだけど、
僕がね、36ぐらいのときかな、の上司が、
とにかく僕の自分の人生の中で一番大事にしてることは、
選択肢を増やすことだって言ってたのね。
すごく記憶に残ってるんだよ。
つまりすごく限定的な範囲で選択するんではなくて、
自分が選択できる幅をいかに広げるかっていうことはすごく大事だって、
その方が教えてくれて。
なんかそういう経験も僕の中にはあるのかもしれない。
だからやっぱり人が自分の道を選ぶときの選択肢っていう幅、
可能性の幅を広げてあげるっていうことは、
とても大事だなっていうのが、根本的に入ってるのかもしれない。
なるほどね。それもあるのか。
なんか聞いてて、お聞きしててすごいなと思ったのは、
この相談者の方のモヤモヤという違和感の、
ちょっと不安感みたいなものにも寄り添いつつ、
この相談者もきっと不満じゃなくて、
なんか不安を感じてるんだろうなっていうことに、
前提に焦点を当てていた上で話してるのが、
そこなかなか見えないでしょうという感じがしたので。
ありがとうございます。
それは確かに大事な観点をいただきましたね。
どういう印象でしたか。
ありがとうございます。
でもそういうことなので、
やっぱり関係性がせっかくいい間での、
そういう人の人生の起路みたいなところに立ったときの、
やっぱり相談された側のある種立ち振る舞いというのかな、
スタンスとしては今言ったようなことで、
接してあげたほうがいいんじゃないかなと思います。
そういうことですね。
いや、相談とは何かみたいな回になってしまいましたが、
非常に勉強になりました。
ということで、ちょっと私まとめきれませんので、
このくらいにして今日は終わりたいなと思っております。
井上先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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