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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、
井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日は炭酸水飲まなくていいですか?
今日はいいです。
炭酸水が最近好きなことに気づいたんですけど。
好きですよね。
よく飲んでますね。
最近、お酒飲むときのチェイサーも全部炭酸。
昔からそうでしたっけ?
そんなことない。
最近、ですよね。
昨日は、某コンサルタントの方と、
今、忘年会進出などやってましたけど、
その時も、あわもり、ロックに炭酸のチェイサー。
でも、そもそもあわもりを炭酸で飲むの美味しいです。
美味しい。
それを混ぜない。
混ぜないの?
チェイサーで炭酸。
美味しいですよ。
日本酒の時もそう。
マジですか?
でも、寿司屋に行ったらたまに出ますね。
水、炭酸水もある。
昨日聞いたところだと、
お酒を作るときのお水そのものをお水として出してくれるところもあるけど、
炭酸水は意外と、これ邪道かもしれないけど、
僕の中ではさっぱりするので、
より物もお酒も美味しくいただける感じがします。
あらら、ですか。
ちなみに井上先生は強炭酸水系のやつを飲んでますよね。
エクストラ系ですね。
エクストラ。
ぜひみなさんも炭酸水飲んでみてください。
いいらしいですよ。
本当にフォロー度に。
そうですか。
じゃあ、僕もこれからいきます。
はい。
さあ、というわけで、今日のご質問をいきたいと思います。
はい。
今回は、
すごいシンプルな質問ですね。
はい。
男性の経営者の方ですね、質問をいただいております。
職人気質の人に、
組織の重要性を理解してもらうために、
社長、リーダーがすべき手は何でしょうか。
シンプル。
というか、職人肩着の人が、
自分の仕事はしっかりやるけど、
ある意味協調的な場面、
協調的なことを求められる場面への参画が低いと、
参加が低いと、
感じることって多いんだと思うんですよね。
そこに関して、やっぱりみんなで一致団結やりたいとか、
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協調性を大切にしたいとか、
同じ目的観を持ってみんなでワイガヤでやりたいとかって、
そういうにぎやかな、
にぎやかというか活性化された組織にしたいと思うんでしょう。
それに対して職人気質の人が、
場に馴染むっていうと違うのかな、
混ざっていくというか、
いうことはあまりしないので、
活性化のちょっと妨げになるっていう風に、
考えることもあるんでしょうね。
ありそうですね。
一つあるのは、
職人気質の強い人っていうのは、
どこかでは質であるとか、
正確さとか、きちんとしてるとか、
そういうものを求めるタイプの人なので、
そこに神経が行くということは、
逆に言うと外に向かって意識が向かうんではなくて、
自分がやってること、
どっちかというと内向的要素が強くなると思うんですよね。
外に向かって何かを発信するとか、
受け取る、内向、内側に向く、
自分自身に向くとか、
よく職人を表されて、
焼いた陶器をそこで割るみたいなね。
ああいう感じでしょうね。
ダメだっていうのも、
自分にダメ出ししてるような人。
過去の回で人を色で見るみたいな、
あれで言うと青みたいな感じですね。
エナジーカラーで言うと青ですね。
やっぱり外に向くっていうのは、
赤とか黄色っていう方向なので、
何が言いたいかというと、
そもそも職人としての腕が高い人は、
そういう方向にの基本スタンスだから、
その人のやってる仕事がレベルが高くて、
会社としても評価に値すると思っているのならば、
まずはね、ことさらその他の行動、
組織に大事にしてないというより、
組織だって動くことに対して、
意識が薄いだけだと思うのね。
組織だって動くことに対して意識が薄い。
だけどそこが必要じゃないとか、
そんな風にはあんまり考えてないと思う。
自分にとってはそれは、
あんまり積極的に参加するものではないというか、
価値観はあるかもしれないけど、
組織としてそれが必要ではないという考え方はないと思う。
自分という職人として生きている俺には、
そんな重要ではないがみたいな。
要するに悪い意味じゃなく、
自分に向かっているはずなんですね、意識がね。
そんな人たちに対して、
組織の重要性を理解してもらうために、
社長リーダーがすべき点は。
これそもそも理解してもらう必要があるのか、
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議論もありますけど。
必要はあるでしょう。
ソフト。
職人さんなりの組織の重要性を理解する。
組織の重要性というと、
僕なんかもあながちそうなりがちなんだが、
いわゆる人に注目しすぎるのよね。
なるほど。
つまり人と人との和とか、
コラボレーションとか、
コミュニケーションとかの方に組織が大事っていうと、
そっちにちょっと考え方が行く。
だけど職人は逆で、
仕事に向かうんだよ。
だから仕事を通じて組織に貢献するっていうことを、
もっともっと強調したほうがいい。
つまりあなたの仕事は、
組織に向かってるんだよっていう、
組織のためになってるんだよっていうことに向かわせる。
で、それは、
この仕事は今回お客さん、
このお客さんを獲得するのにすごく有効だったんだよ、
っていうことを伝えたり。
一番いいのは、
その専門、
自分が持ってる専門分野から、
会社の課題について考えてもらうみたいなことがあるという。
例えばね、
例えば製造業です。
何かの組み立てのすごいプロで、
難易度の高いものも設計できちゃったりとか、
自分で設計して組み立てることができたりとか、
例えばするとする。
そうすると営業の課題として、
実はくどき落としたいクライアントがいると、
でもいつも値段とかで負けたりとか、
ちょっと自分たち大手さんの値引きに負けたり、
今の値段、
それからスピードに負けたりするとかっていうことがある。
それをぶつけるのよ、この人に。
例えばうちこうなんだけど、
どう思いますかと。
これどうしたらいいと思いますか。
職人としての解決ができそうですもんね。
製造工程で何かできることないですかと聞くのよ。
単純に聞いたら、
お前らの仕事だから何とかしろよって言われちゃうかもしれないけど、
何かないですかね。
相談ね。
脳筋の短縮って可能性があるとしたらどうでしょうかねとか、
逆にもっと脳筋がかかったらもっと質の高いものを作るとか、
何かないんですかねっていう相談とか、
逆に言えばその方から、
いやいやうちは自然に勝負してるんだと。
だから実際に見比べてみてくれよと。
ここは違うだろうと。
あっそうなんですかなんていうことが、
これでもう混ざってるでしょ。
混ざってる。
混ざり方をさせてあげる。
つまり仕事を通じて他社と、
自社内の他社でもいいから、
他の課題とか他社と接点を持つ。
普通だと関係性として、
まず関係性をどうするかっていうところに直接アプローチしがちですけど、
ではなくて仕事を通じて、
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あなたの職人というこの機質をうまく活かす解決策ないですかみたいな話で。
職人さんは会社に経営理念があるように必ず価値観を持ってるから。
職人さんって言えるような人は。
井上先生はもともといらっしゃった業界が音楽業界じゃないですか。
音楽業界ってもうアーティストなんてフルフルの職人みたいなのどこに行っちゃってますけど、
あの人たちはねちょっと組織に属してないですが、
とは言っても業界全体が職人傾向結構あるじゃないですか。
ディレクターだったり音響とかも含めていろいろ。
どうなんですか。
もろにそこの世界にいたような。
だから例えば、
例えばですよ。
あるアーティストの音楽がアルバムができましたと。
でもアルバムができるんだって、
アーティストが作ってきた曲をアレンジしてどんな世界観にするかっていうのが大事。
なおかつ出てきた音楽をどういうビジュアルで表現するといいかとか、
例えばこの作品の世の中に出すためのキャッチコピーは何かとか。
常にずっと一貫しているコンセプトみたいなのが中心にないと形にならない。
つまりこのコンセプトが共通の対話の軸になる。
それぞれそれに対してデザイナーはこう考えます。
誰々はこう考えます。
でもコンセプトという真ん中にある軸はずれない。
誰もぶらしちゃいけないの。
例えばアーティストとディレクターが作ったコンセプトがあって、
それによってサウンドが作られているのに、
デザイナーが勝手に、
いやそんなことはどうでもよくて、
自分がその音からインスパイアされた世界を自分の表現でしちゃったらこの人の世界になっちゃう。
アーティストの世界じゃなくなる。
ということでコンセプトが一貫していないといけない。
なので職人さんに対してもいい仕事をする。
いい仕事をするというのはどういうことか。
何を作るか。
どんなものを作るか。
我々の会社の製品はここが特徴だとか、
ここを世の中に出すとかっていう、
そこの仕事の中にある軸で話していってあげる方がいい。
ちなみにもう一回アーティスト業界に戻って、
そっちの世界でそのコンセプトっていうのは誰が決める仕事なんですか?
これは基本的にはやっぱりプロデューサーとかディレクターだよね。
そういう意味で言うと今度は工場に戻ってって言うと、
まさに社長ってことですね。
だからそういう意味で言うと軸は絶対に、
さっきも言ったけど理念とか価値観とかコンセプトとか、
その軸になるものがないとバラバラになっちゃう。
職人気質な人間たちが集まっている職場だった、
だからこそこの社長とかリーダーが、
コンセプトという言い方だったり軸とか、
俗にビジョンとか言い方でもいいと思いますが、
価値観とかがより重要。
それを内場交談だよね。
だからみんなと一緒にやろう。つまり協調しましょうね。
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コミュニケーションをよく取りましょうね。
気持ちのいい挨拶しましょうね。
自分と指導する方向に行くことではない。
より厳しいプロの世界の話に引きずり込んじゃった方がいい。
そのやり方の一つとして、さっきみたいな何か、
別の工程での問題を職人さんにどう思うかというのを聞く。
その人なりにどう感じるか。
やると違う職場とのコラボレーションになるので、
これは自然と言葉数ではなくて、
お互いに出し合った考え方でコミュニケーションを取っていく。
僕はこう思うよ。なるほど、こうですかね。
これがコミュニケーションなので、
仕事という課題を中心にしたコミュニケーションの取り方になるので、
笑っていようが挨拶しなかろうが成立する世界。
なるほどね。
でも確かにその一点に対して掘っていった人たちって、
どの課題においてもその側面から見ればって解決って、
何かしら出てきますよね。
例えばだけど、
飲食で料理人という職人さんがいました。
接客なんか一切興味ない。
客の前でも笑いもしない。
うちとしては、
富裕層に対して心地のいいサービスをしたいんだから、
職人さんといえども笑ってほしいって思うかもしれない。
ありがちな方法かもしれない。
でもそうじゃなくて、
富裕層の方に対して気持ちの良いお店にしたいと、
どう思いますか?どうしたらいいですか?っていう風に聞こうか。
そしたら俺は料理で勝負したいんだ。
いいんじゃない?そういうことだね。
料理で勝負っていいですよね。
じゃあ例えばですけど、
皿に盛られたものを見た瞬間に、
何か楽しくなっちゃうってあるんですかね?って聞いてあげる。
ないわけじゃないよ。
あれに決まってんだろみたいな。
そうすると職人キッスにひらついて、
やったろうじゃないかみたいな。
確かになりそうですね。
ああ、そういうことですね。
そういうことだと思うのね。
今のお話を社長リーダーたちが職人キッスと関わる上でやる重要なことというの。
抽象度をビュンって上げる表現で言うと、
要は何なんですかね?
人と人とのコミュニケーションとか関係性が大事だと僕はいつも言ってるんだけど、
こういう人たちと組織の強化するために、
この人たちの機能を使うとしたら、
気持ちの良い人間関係というよりは、
ある意味厳しい世界の仕事感みたいなものが浮き出るような接し方をしておく。
それも一つの関係の質の良い形の種類ですか?
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なぜならば職人さんの価値観を理解している人だからこっち。
それは頼みますからもうちょっとみんなと、
一緒にしてくださいと言っても、
逆に言うと相手の価値観を大切にしていないことになるので、
関係性の質は実は悪いということになる。
大きな意味で言うと、
関係の質をどう作り上げていくかというところから、
今の話が出てきたということなんですか?
相手を理解すること。
相手の変な話をフィールドで語ってあげること。
なるほどね。
ソリューションとか方法論は全然違いましたけど、
普段の会話とは?
考える思考のベースは一緒?
一緒です。
関係の質なんですね。
ああ、そうか。
なるほど。職人必須の関係の質ね。
これはいろんなところで使えそうですね。
なるほど。いやいや面白かったですね。
ぜひね、活かしていただきたい。
また何かありましたら、感想でも。
この方、井上先生のCKP系大学校の
マネジメントの勉強にもいらっしゃっている方のようですから、
ぜひそちらに質疑応答とかでもしてみてください。
はい、というわけで本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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