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2023-04-14 16:33

第416回 リスクヘッジは「タスク」と「関係性」で見よう!

第416回 リスクヘッジは「タスク」と「関係性」で見よう!

井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓↓↓

https://ck-production.com/podcast/inoue/q

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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで 延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が
組織・人に関するあらゆる問題を 分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所 井上先生、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますが、 早速今日も質問いただいておりますので、
紹介させてください。
今日はプロジェクトリーダーの方から 質問だけいただきました。
いきたいと思います。
最近、新しい領域のプロジェクトに 関わらせていただくようになりました。
その際に、いろんな立場の役割の方と コミュニケーションを取ることですが、
知らない分野でのリスクヘッジの観点が とても難しく感じています。
知らない領域での情報や観点が多すぎて、 その現状を把握と理解にとても実感がかかります。
その上でリスクヘッジまで考えて、 最善策の提案を取りまとめ、
社内で共有をして先行とやり取りまでする という流れを回すのに手こずっております。
同時に、自分の今までの仕事のスタンスが どれだけ部分的で多摘だったかも直面しているところです。
そこで、井上先生に質問です。
他社やいろんな分野、役割の方と関わりながら プロジェクトを回す際にリスクヘッジをするための
必要な観点、抑えるべき観点があれば 教えていただけないでしょうか。
井上先生も過去にアーティストや販売店、 社内の方など多くの人を巻き込み、
プロジェクトを回していたご経験が 終わりかと思いますので、
その際の具体的なエピソードなども 交えて聞けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
はい。
ということですね。
はい。
リスクヘッジね。
リスクヘッジね。
どこからいきますか。
いろんな立場の方をプロジェクトを回す上で 巻き込んでいくことの難しさ、
そのためにどうしていくかって話と。
この方は結構リスクヘッジっていうのが 一つキーワードにもなっていたりするんで。
リスクヘッジ。
たぶん知らない分野でっていうのが ついてるところから、
これはちょっと推測ですが、
自分が何かミスっちゃいけないだろうなと。
ポイントを外しちゃいけないだろうなと。
例えばボーリングで言えばセンターピンは 外してないだろうなっていう。
なるほどね。
どこを押さえたらいいんだろうっていうようなことが 後ろにあって、
それを押さえきれないとアチャチャチャッという 状態になるので、
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それをリスクと言ってるんじゃないかな って思うんですけどね。
プロジェクトにおけるセンターピンを外す。
外すことがリスクだと思ってるんじゃないかなと。
いろんな立場の方たちの前段のところに書いてある、
そういう状況とかがよくわからないので、 情報が多すぎてというのがあるので、
これでいいのかなって思いながらやってるときの 不安を言ってるんじゃないかなと思います。
なるほど。
リスクっていうものをどう捉えるかの話を 概念的にお整理しないと。
ちょっと思考がとっちゃったじゃないですかね。
そうですね。
じゃあ今みたいに、ポイントどころ要点、 センターピンを外さないっていうのはどういうことかというと、
そのプロジェクト自体が、プロジェクトが達成すべきゴールを 外さないってことでもあるし、
それから目的を失わない。
それから参加しているメンバーたちが 背負ってる役割を無視しない。
はいはい。
外さない。
例えば、私の前にいたところの例を 引き合いに出させてもらうと、
例えば契約みたいなことを直接やり取りするような 場面にあったこともあったんで、
そのときなんかは、相手の契約担当者は何の責任を 背負ってるかを理解しないと、
向こうの主張の根拠がわからないし、
こちらの主張していいところとしちゃいけない、 すると揉めちゃうところとかのポイントがわからないのよね。
はいはいはい。
だからそういう意味で、相手が背負っている、 ある意味役割機能、タスクと言ったらいいのかな。
プロジェクトメンバーに参加する人たちが それぞれ担っているタスクを、
やっぱりしっかりと達成させてあげなきゃいけない。
役割、責任みたいなことですね。
そういうこと。
と、もう一個リスクが起こるのは、
やっぱり相手の悪い感情を起こさせてしまう。
人間関係的なところ。
そう。
メールなんかでよく起こるね。
こっちはそんなつもりじゃないのに、 向こうは怒ってると感じたとかね。
あの話あるじゃないですか。
業界入ったばっかりの頃の弁当事件。
レコーディングディレクターをやったときのね。
はいはい。そうです。
レコーディングディレクターをやったときに、
数ヶ月、諸先輩の現場をずっと拝見させてもらって、
ああ、こういう流れでやるんだっていうのを覚えて、
いよいよ、じゃあお前ADでここのレコーディングを やっとけって言われて。
いや、レコーディングの現場って本当に緊張しそうですよね。
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いろんな人もいるし、いろいろいて。
プロフェッショナルの集団だからね、全員が。
しかも事務所もいれば、自分たちもいれば、いろいろなわけですよ。
アレンジャーもいれば。
アレスボダ。
アンバイレット作詞家作曲家もいるわけで。
やっぱりそれぞれが担ってる、
そこに参加してる人たちの立場があるので、
その立場を無視したり、
何のために俺ここに来たんだ?なんて思わせちゃいけないわけでね。
っていうことがあった。
そこは一生懸命たくさんの例を見たので、
指をつけなきゃいけないなってわかってたんだけど。
ただタスク上の抑えなきゃいけないってことですね。
それはわかったのね。
そろそろ昼飯のときに弁当を取ってよなんて言われて、
わかりましたーって言って、さささっと電話して弁当を取りました。
あのときたぶん10人ぐらいいたと思うんだけど。
そしたら、なんだよ今日のしょぼいなって言われたんだよね。
ある人にね。え?そんなこと?みたいな。
で、しょぼいって言わせちゃいけないよねって思うんだけど、
やっぱ気分を害したわけだもんね。
はいはいはいはい。
だからこれってって、後で先輩ディレクターに来て、
あの人はねそういう人なんだよね。
あそこの人はね、変な話。
当時で言うと1000円の弁当なんて高いほうだから、
1000円以下の弁当って結構嫌がるんだよねとかね。
知らねえよ。
知らねえよってことだよね。
でもこれはしょうがないよね。
そうですよ。ヘッジできないですもんね。
正直言えばね、何食べたいですかって聞けばいいけど、
でも先輩たちのレコーディングの現場見てたら、
そんなことをいちいち一生懸命やってる人に聞くべきじゃないっていうのを覚えてたわけよ。
でもそうなりますよね。
うん。こちらで手を回すものだと思ってたから。
まあでもちょっとそれが外したんだけど。
しかも聞いたところで1000円以上の弁当って返ってこなそうですけどね。
返ってこない返ってこない。
レコーディングに慣れてる人だから余計にわかるんだよね。
このスタジオだとこの種類だといいほうだ悪いほうだって。
だから知らないっつうのって。
で、何が言いたいかというと、
やっぱり相手が背負ってる役割・タスクみたいなことを
阻害することは絶対抑えなきゃいけないから、
そのためには僕がいろんなレコーディング現場を立ち会わせてもらったと同じように、
手本・見本をたくさん見なきゃだめなんだよ。
できればいい例を見たほうがいいんだけど、
悪い例も参考になるから、
そうやって過去をひも解きながら見たほうがいい。
じゃあ今度はアーティストの写真を撮るなんていう場面でも、
カメラマンの人柄とか、その人のカメラマンとしてのグレードとかあるから、
このグレードの人にこちらが注文をつけるななんてこともあるわけだよね。
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みたいなこともある。
でもこのグレードの人には、逆に言えば、
こちらが求めているものを伝えないといけないっていうときもあるわけ。
何がいいかというと、
カメラマンのグレードがすごい高い人っていうのは、
自分の世界があるから、
自分の世界を表現するっていうのはその人のタスクなので、
ということは、僕らがどんなアーティストを持ち込もうが、
その世界で撮ってくださいってことが注文なわけだよね。
でも違うところで言えば、
我々が求めるものをどれだけちゃんと出せるかということが、
タスクの人もいるわけだよね。
そのときにはイメージとかコーダーとかを伝えた上で、
じゃあどうしましょうってディスカッションしなきゃいけない、
みたいなことも違ったりする。
つまり相手が何をする人なのかっていうのを見とかないといけない。
それは想像してたってわかんないので、
実際に経験者に聞くこととか、
それから実際にそこで行われていた過去のプロジェクトを紐解いてみたりとか、
しなきゃわからないと。
それなりに自分の仮説を作ってプロジェクトに入らなきゃ。
ただ何によって気分を害しちゃうかなんていうのは、
ある意味では一人一人の個性の問題だったりするので、
そこはやっぱりどっかでは最初のうちは推測もできないので、
それは経験で覚えていくしかないかなと。
だから十分用意すべきなのは、タスクベースとしてのリスクを避けることは十分準備をしましょう。
でもそれを準備した上でも起こってしまうのは、
もしかすると遠藤さんが言う関係性的なところのリスクっていうことが多いんじゃないかと思うので、
これはある意味、謝り方をちゃんと覚えておいたほうがいいけど。
リスクのヘッジじゃなくてリスク根の対象ですね。
リスクが起きてしまうということも起こり得るということは受け取っておいたほうがいいように。
今ここまで話してみてですね。
いろんな分野、役割の方と関わりながらプロジェクトを回す際に、
リスクヘッジをするための必要な観点あれは教えてほしいと。
キーワードとしてはタスクというのと関係性というのが2つ大事で抑えるキーワードでしたね。
それともう一個は、この方がそのプロジェクトの部分として入っているのか、
プロジェクトリーダーとして入っているのかに関して。
確かに確かに。それだいぶ違いますね。
リーダーだったと思うんだ。冒頭そういうふうに書いてあった。
そうするともう一個やらなきゃいけない、もっと大事なものっていうのがあって、
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リスクヘッジにつながるけど、リスクヘッジそのものではないかもしれないけど、
このプロジェクトの目的とゴールを明確に示して、
そこにたどり着くためのガンとした意思を示す必要がある。
みなさんが抱えてるタスクへの配慮とか、
それぞれの人間性に配慮していくってことは十分大事だけど、
プロジェクトっていうのは参加してる側は、
これはどこに向かってるのかがわからないと、
ふわふわして焦点が定まらないように。
これこそがセンターピンで、我々はどこに向かってるってこと。
いろんな場面でも私この言葉を使いますけど、
我々はどこに向かってるんですってことをしっかり言わないと。
そこは絶対外しませんからね、私はっていうのを言い続けないと、
相手の土俵だけで戦っちゃうことになる。
井上先生、僕も一つ質問なんですけど、
プロジェクトを任されるっていろんな形があるじゃないですか。
どう考えたってこの人しかいないよねっていうこともあれば、
結果的にこのメンバーからすると、
俺か?私か?みたいな。
で、リーダー立つパターンと。
後者とかってよく日常のプロジェクトって多いと思うんですよね。
明確に誰が見てもリーダーっていうよりも、
なんか俺なんだろうなあ。徐々にリーダーになってくる?
そういう意味で言うとね、そういうときって、
俺なんだろうなあっていうときに、
何をしなきゃいけないかリーダーはっていうのは、
ディレクターなんだよね。
ディレクションをしなきゃいけないのよ。
ディレクションって改めてどういう……ちょっとだけ解説できますか。
要はゴールに向かって、参加しているそれぞれをうまく使ってゴールに向かうってことだから。
イコールリーダーなのよ。
自分がこれをデザインしていくんだ、この工程を、プロセスをっていうことなので、
段取りを全部つけていくのもある種ディレクションだし、
そっちじゃないよーって整えるのもディレクション。
だからゴールをちゃんと見てるのがディレクターなんだよ。
そこに向かってみんなをシープドッグのように向かわせるっていうのが役割だから。
だからやっぱりゴールはどこかっていうのを、
どんな俺かっていうぐらいの感じで入ったとしても、
ゴール見据えてるのは俺だからねっていうのを持ってないと。
そうなった形でのディレクターになったとしても、
ディレクターという自覚をした以上も、
あとはそこは方向性、ゴールを明確にするのはこの人の仕事だ。
でもそういう意味で言うと、この方にまさに届けるべきメッセージはそこですよね。
たぶん今までは部分最適っていうのは三角車だったんだろうと思うよね。ある意味。
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いやでも三角するプロフェッショナル的な立場と、
このディレクターとしてのプロフェッショナルってまあまた違いますからね。
違う。
でもさっき言ったように、時には違いますって言えなきゃいけない。
ディレクターは。
そうじゃないんです。
わかった、じゃあこっちってやんなきゃいけない。
だいぶ整ったんじゃないですかね、基本のところは。
これもね、この方が言うリスクエイジってちょっとそういうことじゃないんですよね、
っていうのであればね、また教えていただければ。
概念論としての話はいろんな角度からさせていただきましたので、
これを踏まえてまた具体的にこんな話があって、
こうこう悩んでるみたいなものがもしありましたら、ぜひ遠慮なくいただけたら、
一緒に考えていきたいなと思います。
井上先生、今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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