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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さて、今日は質問をやめまして、
ぜひ扱ってほしいというテーマをいただきました。
飲んだ席で盛り上がったって聞いてるんですけどね。
ぜひという話だったので、私の方で言いたいと思いますが、
今回のテーマは、信頼と信用の違いとは。
これどういう経緯ですよ、話になったら。
どういう経緯だったのかな。
ちょっと定かじゃないんだけど。
酔っ払ってたんですかね、みんなで。
みんなで酔っ払ってたっていうのもあるかもしれないけど、
やっぱりビジネスの成り立ちって、
お互いの信頼関係大事だよねとか、
関係の質とか言ってると、
関係の質の最高レベル、いいレベルか、
最高とまでは言わないけど、
いいレベルっていうのはお互いが信頼し合ってるってことだと思うので、
そんな話だよねっていう中で、
そういえば信用って言葉もあるしさっていう話だったと思います。
クレジットですね。
そう、クレジットなのよね。
だから信用っていうのはまさにクレジット。
つまり、蓄積されていたある意味のデータ証拠っていう事実が示すものだと思うのね、信用って。
だから客観的であり、過去からの蓄積であるものが信用。
ある種測れちゃいそうな感じですかね。
信頼っていうのはそうではなくて、
主観的で、ある意味事実とかデータベースとかっていう論理的なもんじゃなくて、
ある意味精神的なもので、
むしろこれから先未来の可能性とか期待っていうことを感じるときに信頼してみようかなっていうことになるので、
信用できるけど信頼できない人もいれば、
信用あんまりできないけど信頼してみたいなっていう人もいるし、
っていうのはあると思うんですよ。
実は違うと思うのね、信頼と信用って。
ただし多くの場合、信頼を得るために信用がベースになることが多いっていうのは確か。
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信頼のために信用が。
信用できるから信頼しようかなっていう流れが、
ある意味深い中じゃなければ、よく相手のことを知らなければそれがベースになる。
だからこのサービスを提供してくれるところは、
過去にこういう実績があるとかっていうのが、
お客さんの声とかっていうのは、
信用を得るための、信用を示すためのもの。
詐欺師が先に300万くらいくれて、
信用できるなと思ったら後で思いっきり裏切られる。
信頼できなかったんで。
信頼を貸し取っちゃってね。
だからそういう意味では信頼は信用をベースにしてるっていうことなので、
かつての商人とかの家君とか、
そういう中に信用大地ってすごくたくさん出てた。
昔。
信頼大地じゃなくて。
信用大地。
だからやっぱり何が言いたいかっていうと、
その時代はちゃんと蓄積していこうねと。
信用されるように実績をちゃんと蓄積していこうと。
いい仕事をしていこうというための理念だった。
ポイントみたいな。
そうそう。
だからポイントが溜まってれば信頼度が上がりやすいということで、
信頼までいけば最高だねと。
信用プラス信頼が最高の世界ですねって話だよね。
じゃあ一般の我々の生活の中でできる信用の蓄積って何かっていうと、
約束を守るっていうことだと思うので、
何回かいつか言ったこともあると思うんですけど、
約束を守るってどうしたらいいのかって。
約束を守るっていうのは約束にするってことだよね。
約束をするってこと。
約束を守ったかどうか分からないので、
全てのやり取りを約束ごとに変える。
つまり、例えばお客さんとやってても、
上司とか誰かから依頼されたとか何でもいいから、
これやっといてねって言われたら、
あ、分かりました。
明日までにはできると思います。
これこの瞬間に約束になる。
はい、分かりましただけでは約束になってなくて、
やればいいんでしょうだけど、
分かりました。明日までやります。
明日までにやったら、
こいつは約束を守ったっていうのが、
ある意味無意識化に刷り込まれる。
時間的なものって一番約束にしやすいんだよね。
だから必ず時間表現を備えるのは一つの手。
例えば、これ頼むねとか言ったら、
例えばお客さんからもね、
例えばだよ、試作品がこういうのないの?
じゃあ提案します。
いつまでに必要ですか?
向こうは向こうで、
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こちらに対しての配慮もあって、
今週中には何か見えるといいんだけど、
分かりました。今週中ですね。
って言って約束にして、
明日持ってくる。
そうすると、こいつ早い。
ちょっと信用が2獲得できるのが4ぐらいできたみたいな。
それを今週中ですねの確認をしないで、
分かりましたって言って、
2日間くらい掘って、あれどうなったかなって思わせてあったら、
逆に言うとアウト。
同じ2日なのに。
だからそういう違いがあるので必ず、
僕はやっぱり時間的なものが一番、
ミニ約束の積み重ねには一番いいね。
ただとにかく信用を重ねるためには約束ごとにすることなんですね。
これをやりますとか、これをやり、
できないことを宣言するっていうのは約束じゃないので、
約束っていうのは目標設定をして、
ここまでやりたいと思いますっていうのはこれは約束じゃなくて宣言なので、
ここが吐き違いないようにしなきゃいけない。
大風呂敷広げて温めないみたいな。
だからできることを約束ごとに変えて積み重ねる。
なるほどね。
こういう難しいニュアンスですね。
そう。だから例えば、さっきのこれやっといてねもそうだけど、
こういう企画書を作りたいんだけどできる?って言われたらできますと。
いうことにさっき言った期限の約束と、
例えばこういうことを抑えればいいですかっていうポイントの整理をしておくっていうだけで、
これ意外と約束ごとに変わってる。
面白いね。
このポイントはじゃあやりましょうと。
他のことがダメであってもこのポイントをちゃんと表したってなれば、
依頼した人から見て70点ぐらいの出来だったとしても、
守ったものはちゃんとやられていれば約束は守っていくことになるので、
それがなければ、なんだよ分かってないのかなになっちゃう。
日常溢れてますねこれ。
そうよ。だからすごくやりやすいっちゃやりやすい。
でも一方でうっかり信用失ってるなっていうのも含めて。
だから要するにどこまで基準みたいなものかな、
何をすればいいのかっていうのもいつまでにっていう、
この辺の二つあたりを必ず明らかにしておくっていう癖をつくと、
意外と約束を守ってるということを蓄積して信用クレジットが溜まってる。
なるほど。
貯金みたいなものが。
はいはいはい。ということですね。
で、信頼は?
信頼っていうのはそういうものをベースにして、
こいつだったら期待できるなっていう可能性と期待を感じさせるっていうことなので。
ほうほうほうほう。
だからそれは。
約束守りゃいいってもんでもないわけですね。
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はい。
だからそれだけじゃんって。
それは信用の蓄積なだけで、
信頼っていうのはこいつならやるかもって思わせる可能性とか、
期待を抱かせなきゃいけないので、
自分はどうするつもりですっていうのはやっぱり見せなきゃいけないし、
例えば今度は常日頃の仕事への取り組み方みたいなのが大事になる。
よく言う姿勢っていうものが大事になる。
姿勢ね。
うん。
ほうほうほう。
だから約束を守るはそうだけど、
例えば何かを頼むと、
意外と言ったことだけではなくて、
1個広げて必ず答えがくれるとか、
こうだと思ったんでこういうことも付け加えておきましたとか、
いうようなことをやるっていうのは、
こいつは必ずそういうことはやるなっていう。
これ信用でもあるんだけど、
信頼感によりつながる期待可能性の方に。
だってこいつだったら、
こいつだったらもし頼んでも生半可には終わらせないだろうって
期待することになるので、
やっぱり常日頃の姿勢っていうのは大事かなと思います。
これいろいろ組織の方々というかマネジメント関係性を
ものすごいいろんな数見たり向き合ってきて、
信頼関係があるなっていうこの関係性は
見て取れるのってどんな感じで見るんですか?
信頼関係があるとね、
マイナスなものに信頼し合ってるであろうなという
人同士の会話対話を聞いていると、
ネガティブだったり嫌なことから避けないよね。
そこを避けて通ろうとか隠して違う話しようとかじゃなくて、
真っ向そこに向かってお互いが言い合っちゃうようなことがあったとしても
大丈夫って感じはする。
信頼関係のある人。
あとはやっぱりどこかで委ねる任せる相手に頼る。
信頼の雷は頼るので頼るという部分がちゃんとある。
ここはあなたに任せるから
あなたの考え方でいいですよってやってる感じ。
私の意見もあるけど
ここに関してはあなたの意見尊重するから
そこから考えようっていう風に相手に委ねるというか
相手に渡してあげてる感じ。
相手にバトンが渡ってる感じっていうか
ここから先はあなたねってバトン渡した感じとか
そういう良い意味の依存ね。
強いチームとかってそんな感じありますよね。
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領域はここはもうあいつに
ここは俺に任せろみたいな。
だからそういう意味では組織で言えば
みんながなんとなく
僕よく使う言葉だけど
任せた、任せろっていう言葉が両方ある。
それが言語として出てなくても
その前提を取っている関係だなみたいな。
お互い話し合ってるの聞いてれば分かるし
それは任せてないでしょうっていう時もあるし
そうすると任せられてないって思ったら
信頼されてないと思ってしまうので
されてないと思った側からも
相手に対しての信頼はどんどん減っていっちゃう。
これは関係性の質を高めていくことが重要って話を
改めてすると
関係性の質が高まっているっていうのは
信用がまずあるっていうのは大前提
その辺どうなんですか?
関係の質のマイナスではなくて
いい方向で最低レベルがどこにあるかっていうと
お互いが担っている役割はちゃんとマットしている関係
お互いが好きか嫌いかどうでもよくて
ちゃんとやらなきゃいけないことは
ちゃんとやってるよねとお互い認め合う
これは最低ベースの関係
最低なんですね
いい意味のほうね
もっとしたいのはあるけどたくさん
いいねって言える状況になるとしたら
まずは担っている役割を全員が
ちゃんとやってるよというのを
お互いがあの人やってるよね
やることはやってるよねっていうことが分かる
次に助かるなとか
あの人とやると気持ちいいなみたいな
お互いが連携すると
共同作業に対する良さが感じ始めるとか
もっともっと上いくと
その次いくとお互い違和感も含めて
ちゃんと言い合える
表裏なくプラスマイナス
ネガティブなことも含めて
みんなでちゃんと課題に向き合えるような状態
っていうのが続く
ここまででかなりですよ
もっと上いくと
価値観とか理想とかっていう
共有ができているので
全員が何かが起こると
なんとなく何も言わなくても
同じような考え方と行動が取れる
判断基準が明確になっている
同じ組織になったら
信用ベースの人の最上級だと
そこ最上級だと
そういう意味では
信用っていうのは
ちゃんと役割を担っているよということと
場合によっては
あの人とやると助かるねぐらいまでは
信用ベースになります
信頼ってなるとその次
一緒に問題に関しても取り組むとか
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嫌なもの違和感に関しても
ちゃんと向き合うとか
っていうことになると
やっぱりお互いの
信頼という感覚がないと
嫌だと思うね
仕事を任せられるとか
そのレベルぐらいだと
まだ信用レベルぐらいなんですね
でも信頼の入り口だと思う
信頼の入り口
任せるって信頼の入り口だと思う
なぜかというと
任せる方は
信頼してなくても
任せる相手に対して
任せられたほうが
信頼されたと思いやすいから
だから信頼して任せるという文脈よりも
最近に任せることによって
信頼されてると思ってもらえる
信頼されてると思って
信頼してくれるのは
この人は自分のこと
って思ったら
こちらもその人を信頼しようとする
しやすいので
先にね
そう
先にね
信頼を
ギブアンドテイクの先だよね
先だし
そういうことね
でも信頼してるよって
伝えんじゃなくて
任せるよっていう行為が
信頼してるよを表現する
表現する
それは相手がそう思って
任せてくれたって思うと
何か信頼されたって
入り口に立つから
この辺が関係の質が高まっていく
入り口になっていく
だから時たまよく
任せることが大事だよ
言いますね
任せる提案何回かしてますもんね
だからそうすると
相手がそのスイッチが入るので
相手が今度こっちを信頼する
しやすくなる
この人は任せてくれる
自分を信頼してくれるんだから
自分も信頼しなきゃになる
という感じ
入り口立つ
先に任せろというのは
そういうことなんですね
そうです
今日はね
ちょっとまた概念的に
いやいやたまにはね
概念の大事ですからね
信用と信頼の違いということで
やってまいります
これを聞いて
具体的なご質問ありましたら
ぜひお待ちしております
お願いします
というわけでありがとうございました
ありがとうございました
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