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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ということで、今日も行きたいと思いますが、早速、今日のご質問を紹介させてください。
意外と退職についてというテーマでいただいているんですが、
意外とやったことがないですよね。
そうですね、退職はね。
ないですよね。
今回初じゃないかなと思っておるんですけれども、ご紹介させてください。
良い退職と悪い退職の違いというものがあれば、教えていただけないでしょうか。
何かを辞めるということは何かを始めるということになると思いますが、
辞め方のあるべき姿、辞め方のあるべき姿みたいなものがあればお願いいたします。
この方が言っている、何かを辞めるということは何かを始めることっていう言葉は、
たぶんこのご質問者の方のイメージされていることのかなり重要なポイントかなと思っていて、
単純に嫌だから辞めるのが悪い退職で、
前向きな退職にどこか新しいことを始める退職がいいんだよっていうような、
そんな単純な置き方の中にはないんだろうなと思います。
退職、転職を転機として捉えてるからこそ何かを始めるっていうことですよね、
っていう質問にもなってると思うので、
転機としてどんな転機を迎えるのがいいのかなっていう話をしてみたいかなと思ってます。
良き転機の迎え方みたいな感じですか。
特に自分で自立するとか、そういうのとは違って、
転職するなんていうことで、自立するときもそうかな。
今まで自分がやってきてきたものっていうのはやっぱり武器なので、
その武器を使って何ができるだろうかっていう話で、
次どうしようかっていうふうに考える場合って多いと思うんですけど、
それだけだと、ある種自分のやっていることをベースに新しいところに行く。
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単純に環境は変わったけど自分のやることは変わらないみたいな世界に入る可能性も出てきてしまうので。
そればっかりではないんだけど、その可能性は高いとすると、
決してすごく良い退職、良い転職だね、良いやめ方だねっていうのとは素直にそうは言えないかなと。
悪いとは言えないけど。
それよりは、もちろん新しい人が中途で採用してもらうときなんかは、
あなた何やってきたんですか、何かできますかということは問われるので、
それを武器にすることが悪いわけではないんだけど、
やっぱりその武器を使うんだが、どんな未来に向かっていくのかっていうことを自分の中で想定したり、
新しい場所との出会いによって可能性が広がったり、
こんなことも可能性としてあるねって思えたり、
役割がこういう役割まで担えるねとか、
全く新しいスキルも得られるかもねとか、いろんなことですよね。
そういう新しい世界の広がりみたいなのが見えるのであれば、
とても良い退職、転職、転機、やめ方になるんじゃないかなとは思ってますね。
見える前にそういうイメージが湧いたりっていうことですか。
具体的にこの会社とかこの場所っていうイメージがなくても、
そうなりたいという自分のイメージができていれば。
やっぱり違う世界に入るんだぞっていうか、
やっぱり少し一つ次元を上げたいぞとかね。
思えてるかどうかっていうのは大事で、
今まで培ってきた自分が持ってる武器だけじゃないものも手に入れたいねとなると、
新しいものを手に入れるためには、
言い方はなんだけども、何かは手放さなきゃいけないわけで。
その手放すために今の場所から去るっていうのは、
これは決して悪いことじゃないなって思うんですね。
どういう政治の仕方がいいんですかね。
一つはやる方向性が明確に見えたときに、
今いるここの場所が逆に執着になってなったら手放すみたいな。
まさにそういうことですね。
つまりこのままいっても決して悪くはないんだけど、
なんか自分としてはもっと違う世界に行きたいなと。
単純にお金が高い方に行きたいねっていうのではなくてね。
それも悪いことではないんだけど、そういうのではなくて、
なんかもうちょっと違う世界に入っていきたいなと。
今までの自分の経験も使うけれど、
なんか次のステップに行きたいなっていうようなイメージがつくときの転機っていうのは、
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私はどんどん捉えすべきだろうなと思っていて、
そういうときは失敗したらどうしようっていう不安ももちろん強くなるので、
そのためにも何かを自分を解放しないといけないから、
やっぱりこの場から離れて、
思い切ってやってみるぞっていう覚悟みたいなのを身につけるためにも、
あえてやめるという転機の迎え方をするって言ったらいいの。
ああ、なるほど。
そうすると一つ、この個人の方のどうやめるといいのかっていうと、
やっぱりその方向に対して、
これは転機となるので次元を変えてやれるぞっていうものが見えたときに、
今の場を手放すという形でチャレンジする覚悟をしてやっていくっていうのは一つあると。
ちなみに良い転職、悪い転職みたいな表現でいくと、
人間関係みたいな話も少しあったりするのかなと思うんですけど、
このあたりはいかがですか。
それは当然ありますね。
やっぱり悪い転職っていうのは、
わだかまりがあったりとか、ぶつかり合いがあったりとか、
理解不足とか、承認されないとか、
そういう関係性の悪いところが故にやめるという選択をする場合っていうのは、
決してハッピーなやめ方ではない。
新しい世界で、そのときに新しい世界でいい人間関係が築けられればいいんだけど、
やっぱり人間関係って、
たとえばうちの上司がダメだから俺は認めてもらえなかったんだよっていうのって、
そんなに一方通行じゃないと思うのよね。
ほうほうほう。
つまり人間関係とかの関係性が悪いからここから去りたいなと思うときは、
ちょっと一瞬立ち止まって、
でもそうなった要因の半分近くは、
自分っていうものの問題もあるよねっていう認識はないとね。
じゃないと何が言いたいかというと、
次のところ行ったって同じことが起こる可能性があるってことよ。
それをちゃんと認識してないと。
そこの首根っこ掴んどかないと。
そうそうそう。
だから反省しなさいとかっていうことよりも、
そういうことが自分で人間関係の中で起こり得るところがあるのかもなっていうのは知っておかないといけないかなと思う。
いますよね。
すごいスペック高くて優秀だけど、
正直荒らしまくっててんてんとしている方って。
キャリアアップしてやたら給料上がってんだよなみたいな。
でもそういうことって必ずいうことは、
いやもうわかってくれないんですよみたいなことを言うのでね。
だからその関係性になってしまうとね。
ただ今遠藤さんおっしゃったみたいに、
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本当にかなり高いスペックがあって、
それを評価する人っていうのも世の中にはいるので、
そういう人も生きていける時代にはなっているとは思う。
全部業務委託で複数社と契約するなんてことだってあっていいわけで。
はいはいはい。
例えばね。
でもそういう意味で、
良い転職って言ったらやっぱり、
辞めるにあたっても若干の後ろ髪引かれるような思いが湧いてくるとかね。
ああやっぱりいいとこだったよなとあれには感謝するなみたいな。
そんな気持ちが浮かぶところで、
なおかつ何か自分の夢を語ったりしたら、
頑張れ応援するよなんて言ってくれたらね、
それは素晴らしい人間関係だったってことだから、
次の世界でもそういう人間関係を作れるチャンスはある。
可能性はあるよってことでしょ。
そうですね。確かに。
同じような良い関係を次のところでも作り、
かつ冒頭でお話しいただいたさんにチャレンジして能力も高まり、
っていうのがセットだとそれは最高にいい転職だなって感じますね。
そういう意味では転職という転機のときに、
関係性っていう問いかけに対して言うと、
自分が中心となった周囲との関係性ってどんな関係性だったかなっていうのは、
振り返っておく必要があるかもね。
良い悪いではなくてね。
逆に今の話もう少し組み込むのであれば、
これは俺が相当悪い部分もあったなっていうふうに思ったりした場合は、
いったんそこでもちょっと頑張ったなみたいなところもあるんですか。
それはないけどね。
それも一つ考え方として出てくる。
もうちょっとやってみるかっていうこともね。
自然と自分の中の気持ちとして出てくる可能性はもちろんまたあるんだけど、
そういうことよりもね、人間関係がギクシャクしたしっていうんでやめようと思ったとしても、
そのときに自分が原因であった部分っていうのをちゃんと見とこうね。
そうすると新しい世界に行ったときに役立つよっていう。
そこではゼロベースに戻るので、
いかんいかん、ああいうミスはもう起こさんぞみたいなことって思えるし、
自分がまた違う世界に行くっていう意味にもなれるので。
仕事の内容だけじゃなくて、
やっぱり自分っていうもののあり方の世界も違うところに一歩進む。
違う世界に入れる。
やっぱりこうね、違う世界観が出てくるっていうのはとても大事な転機の要素だと思いますね。
というところですかね。非常に曖昧なところの質問をいただきましたので。
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一つは個人のスキルアップ的な観点と、
二つ目は人間関係の観点で見ていくというところですかね。
他に最後どうですか。ありますか。
いずれにしても、今まで培ったものをそのまんま使っていくよというのではなくて、
やっぱり新しい世界の広がりっていうのは、
人間としての自分のあり方もそうだし、スキル的なところもそうだし、
仕事の内容面もそうだけど、
新しい世界っていうのにチャレンジしていくような
転機が迎えられるのがいいのかなと思いますね。
採用とかは特に中途採用になると思いますが、
見ていった、散々もう大量なとんでもない量を見てきたと思うんですけど、
今みたいな観点をちゃんとクリアできてそうだな、この人はっていう面接で、
そういう人たちとの共通項って何なんですか。
あのね、私が中途採用の立ち会いをするとき、
たとえば面接とかするときに、
必ず履歴書には自分の成功例とかが書かれているから、
このときにこんなことをやれましたとか。
そのときにやれたというのがどういう状況だったかとか、
意外と詳しく聞いたりして、その中でその人が動力したこととか、
周りの人にどんなことを言われたかとか、
いくつかの要素を加えて見ていくんだけど、
何を聞きたいかというと、やっぱり履歴書なんで、
自分の手柄をアピールしたりする場だと思う。
なんだけど、やっぱり僕はすべての仕事はある意味一人では完結してないと思うので、
他社の貢献度みたいなものにちゃんと着目してるかどうかをよく見るのよ。
自分の履歴の中の成功事例は書いてるけど、
それは直接言わないよ。
あなただけが成功したわけじゃないですよねっていうことを聞きたいわけ。
そこにちゃんと目線、認識があり。
こっちがそんなにツッコまなくてもね。
ちょっとした触れ方をしたときに、
いやまあ私だけじゃないんですけど、こういうチャンスがあってとか、
たまたまこういう人の援助があってとかっていう話が冷静にちゃんとできる人。
ある意味だからそこを見てるのか、
その周囲との関係をちゃんと排除できてるのかっていうところをチェックするための目線ってことですね。
の一つなの。
なるほど。つながってましたね。
いくつかあるけどそういうものは見てます。
なるほど。
あとは課題への取り組みみたいなものを、姿勢を見て、
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取り組む姿勢とか考え方、意識みたいなのを見ながら、
そうやって意識を向けるんだな、課題に対してっていうところを見ていきますかね。
ぜひ今後、転職退職だけじゃなくて、
転機ということに関してつながる話いっぱいあったと思いますので、ぜひ聞かせていただけたらと思います。
井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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