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2021-10-29 14:34

第340回「質問:経営者は部下に迎合することなく信念を伝えていくべき!?」

第340回「質問:経営者は部下に迎合することなく信念を伝えていくべき!?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克紀です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今週も行きたいと思いますが。
はい。
何ですか、最近は。
なんかいろいろ天気もね、急に寒くなったりとかして不安定ですけどね。
そうなんですね、天気。
遠藤さんのいるところはそうです。
地方に行ってしまってるんで。
ここでは結構あれですよ、不安定で。
不安定な天気で。
今日はちょっと暖かくなったけど。
遠藤さんは最近は行っているんですか。
行ってますよ。
行ってます行ってます。
ちゃんと何がいけないのかを探ろうと思って教えてもらったりしてるんです。
質問があった理由の青木先生がいるじゃないですか。
あの方、ついに90…言っちゃいけないのかな、まだ。
90キリ相談ですって。
なるほど。
結構伸びてるんですけど、すごいいいYouTuberあるらしいですよ。
一応興味があれば共有します。
僕はYouTube見すぎて崩れたタイプで。
彼もそうらしいんですよ。
なんですけど、一人ついに見つけて、こんなに原理原則を語った人初めて会ったって言って一気に数字が上がって。
いいねそれ、後で教えて。
あと弁護士の社長は労働法公使会の深井先生。
実はこの前の時間に収録してたんですが、ここに来てゴルフ再開したらしいです。
今度みんなでやろうかな。
ほんとですね。みんなゴルフやりだして。
ということで今日の質問さっそくいきたいと思います。
今日のご質問は、不動産業経営者50代となってますね。
先日あるセミナーに出ました。
その先生が会社の理念が浸透しない。
あなたの方向性が相手に伝わらないのは、あなたが部下の話をちゃんと聞いてあげないからです。
ちゃんと部下の話を聞いてあげれば、相手はあなたのことを認め、あなたの話を聞いてくれるようになります。
と話しておりました。
私はその話を聞いた時に、それって結局自分の話を聞いてもらいたいためのテクニックではないか。
なんかずるいような気がしました。
経営者は部下に迎合することなく、自分の信念を支えていくべき。
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相手が別れまで何度も何度も。
これが私の考えで、自分の思っていることに間違いはないと思うのですが、
その一方で自分の考えに何か引っかかるものを感じています。
この点について、ぜひ井上先生の見解をお聞きしたいです。
また、私がどのようなスタンスで立てばいいか、アドバイスを一言いただけるととても幸いです。
よろしくお願いいたします。
はい。
というわけですね。
先に結論的なことを言うと、僕はセミナーの先生が言ったことはごもっともだと思います。
今の話はいくつかポイントがあって、
セミナーの先生がおっしゃったことの最後の結論も、
この方が経営者たるもの自分の主義主張というか、いい意味での考え方を一生懸命何度でも何度でも話して聞いてもらうんだと。
じゃあ最後に、両方の道から行きます。別の道から歩みました。
でも求めている結果は同じだよねっていうことなんだよね。
つまり社員に理解してもらいたいんだよね。
そうですね。
社員の方の腹落ちするような理解をしてもらいたい。
単純にわかりましたって聞いてるだけじゃなくて、
本当に理解してほしいなというふうに思う。
っていうのが最後の望みなので、これは一緒ですよね。
目指すところですね。
そうそう。
そうすると、目指すところがそこだとしたら、
まず分かってもらいたいものは、さらに何で分かってもらいたいか。
自分が言いたいことは何なのか。
それはいろんな種類あるよね。この会社の価値っていうのは何なのかとか。
例えばだけどもっと直接的に、
この商売で売り上げを上げるっていうことに大事なことはこれだよとか、
ちょっとある種の側面の話とか。
まあいろんなことがあるでしょう。
はいはいはい。
いろんな方針があると思っても、
それは経営者が考えている自分たちのビジネスのやり方の中心的な考えであるとすれば、
それは会社員全員がそうですねっていう状態になってないと、
一つの文化も作れないし、
それ以上の発展ができなくなっちゃうねっていうことも事実です。
だとしたらやっぱり会社が全員で同じベクトルを合わせて同じ方向に向かうことによって、
組織としての力を最大化するっていうことが、
やっぱりもう一個上の目標だと思う。
理解してもらうことの上の目標。
そこから今度下ろしていくとどうなるかっていうと、
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みんなで同じ方向を向いてもらいたいねっていうためには、
やっぱり理解してもらわなきゃだめだねってことになるんだけど、
理解してもらうってどういうことだろうかって話になると思うんだよね。
社員が理解する、もしくは逆に社長が理解するときってどうするのっていうことだよね。
だからそこで、相手の話を聞くことですよっていうことがテクニックに感じるかもしれないけど、
それは相手の話を聞けばいいなって捉えたらね。
形の上で、そうかそうかわかった、それだよって聞いてるだけだとテクニックだけど、
この先生が言おうとしてることは、
相手の話を聞くことによって何が起こるかが大事だってことを言ってるんだよね。
何かっていうと、僕もよく言うんだけど、人間ってどういう人に心を開くかっていうか、
いいコミュニケーションのベースにあるのは2つのテーマがあって、
組織感情とも言ったりするんだけど、
この人は私のことを理解してくれているっていう相手で、
かつこの人は私のためになることを言ってくれる。
このセットがあると相手に対してすごく心も開くし、
相手に対する信頼も深めてる。
同じベクトルを向かうということはお互いが信頼関係になるということで、
よく言う関係性が良くなきゃいけないってことなんだよね。
そこからひも解くと、相手の話を聞くって当たり前じゃないですかって話になってくるような気がする。
関係性ということを真ん中に置くなら。
うん。置くなら。
その先生も関係性を築きなさいと。
上下で言うと、必ず話は上から下に流れるのは当たり前の流れになるので、
下はいつでも受け止めることはするかもしれないけど、いつも受け止める。
つまりパワーを感じながら聞いてるってことはあるので。
ああ。
やっぱりどこかで気持ちは解放されてないよね。
なるほど。
そこに、「いいか。うちの会社はな。」って言ったら、
はい、おっしゃる通りだと思いますって聞くけど、
やっぱりある種の上から下への圧を感じながら聞くということなので、
いい関係性の中で、「あ、社長そう思うんですか?」っていうような腹落ち感にはなってないはずなんだよね。
だからまずは、前にも僕ポッドキャスで言ったことあると思うんだけど、同じ話。
上から下にも情報を流したければ、まず下からの情報を吸い上げろって言ったことがある。
同じだよね。
同じ。
だから自分が一緒に戦う仲間としての社員を理解してあげないといけないので、
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まずこの人がどういうことを大切にしてるかということをまずわかりましょうって話なんで、
社員を聞いている姿を見せることじゃないんだよね。
相手を理解してみましょうって置き換えてほしい。
まず社員のことが、ひとりひとりの社員の個性とか、
大切にしてる考えとか価値観とかっていうことがわかってきたら、
そこに向けてAさんは例えば、上長的な部分をすごく大事にしてる。
Aさんは合理的な判断とか合理的なものに対して心開く傾向があるとか。
そういうことがわかれば、そのパイプに流す情報は流し方が変わってくるよねって話。
上長的なことを大事にする人だったら、
これで一緒に頑張ろうよみたいな言葉のほうが響くし、
合理的なことが判断基準の人であれば、
こうすることによって結論が見えるだろうって言ったほうがいいわけだよね。
流し込み方が変わってくるから、相手を知らないとそれできない。
聞きましょうということだけにとらわれちゃいけなくて、
聞くことによって得ることって何?相手を理解すること。
このパターンの中に前提としてあるのは、
自分が言うことをある種理解させるため、
してもらうためって言いたいところなのかもしれないけど、
させるために相手の話を聞く必要があるっていうふうに聞いちゃってますけど、
こっちが伝えるために相手の話を聞くんじゃなくて、
人との関係性を井上さんで言うど真ん中に置いたときに、
原理原則として人の話をしっかりと聞いて関係性を良くするっていうのは、
それ自体がある種目的でしょっていうような、
意味のある活動でしょっていう話。
なんかニュアンスなんですか。
ずっとそこが引っかかってるのかなという感じがしてて。
遠藤さんが整理したとおり、
つまり自分が流したい情報とか送り込みたいこと、
考えとかをいかに流すかという前に、
ちゃんとそのルートとなるパイプを作んなきゃダメですよねって話。
パイプを作るときにどうしたらいいんですかっていうと、
これはやっぱり上下で言うと、
上に立つほうが少し心を開いて、
相手をまず理解するっていう立場に立ってあげたほうが、
より早く作れるよっていう。
あれですよね。確かにこの方がおっしゃってるのはずるい。
ずるいでしょね。
そういった悪いイメージをされてますけど、
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ある種、井上先生が言ってるほうが、
すごく大きく見るとある種したたかですよね。
悪い話を、いい悪い話をしてなくて、
目的のために、それは当たり前にパイプを作るっていうことに、
何の経営者として抵抗があるんですかぐらいの話ですよね。
せっかく立ち上げて、これからでかくしようと思うからこそ、
発展させようと思うからこそ、言いたいことがあるんだろうから、
経営者としての未来に向ける思いっていうのは強いと思うので、
それはやっぱり語ってあげなきゃいけないし、語るべきだし、
それを知らなかったら社員も不幸だけど、
指示・命令として聞いちゃったら絶対入らないんだよね。
納得ですもんね。腹落ちか、井上先生でいう。
社長はそういう思いなんですねっていうベースで話が浸透するような流れにしてあげたいなと。
すごいいい話というか、すっごいこの質問の方の気持ちわかります。
よくわかる、とてもよくわかります。
やっぱり思いが強いし、しっかりした考えがあるからこそ伝えたいんだろうし、聞いてもらいたいんだろうから。
だったら変な詐欺師が使うテクニックとかっていう意味は全くないですよね。
はい、ということですよね。
これはあらゆる上に立っている方が同じ葛藤をしているんじゃないかなと思いますね。
ぜひ皆さんも活かしていただけたら嬉しいですね。
ということで今日はここで終わりたいと思います。
井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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