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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も早速質問が来ておりますので、ご紹介していきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
ご質問を読みたいと思います。この方ですね、ちょっと業種業界年齢等ちょっとわからないのですが、
医療関係の方のようです。
例えば、ドクターとナースの関係性ですが、ドクターの診療報酬に気になる点があるとき、なかなか言えないということがあります。
プライドが高く専門性も高い人により良い関係をとってほしいとき、どんな手段があるのか教えていただきたいお願いいたします。
この病院ってあれをやってないんですかね。よくチームで診療報酬を決めるカンパレンスみたいなのをやっている病院が多いんですけどね。
診療報酬を決めるカンパレンス。
関係している看護師さんとかドクターを中心として、みんなでどうしていこうかっていうのをみんなで話している大きな病院だけなのかな。
よく聞きますけどね。
ドクターとナースとか。
チームです。チームで患者さんについてやるんだけど、全ての患者さんやってるかどうかわかりませんけどね。
入院患者くらいなのかな。本当はそういう場があるといいですよね。
ドクターなんかは患者さんと向き合うのはドクターなので、病院でよくあることは、病院として来るっていうのはあるけど、
先生が自分の担当の先生ができたりするから、患者さんからすると病院というところの器を選んでいるというよりは、
先生が良ければ来るし、嫌な先生だと来なくなるっていうのがあるので。
美容院みたいな感じ。
極めて先生に、ドクターにある意味依存するところが大きいですよね。
だから評価制度なんかでもなかなかドクターを評価するってことはできないという悩みなのか現状がどこの病院でもあります。
専門性が高い人に方針についてちょっと違和感を覚えるときにどうやったらいいかというのは、
違和感を覚えている方の方針の考え方の方が正しいかどうかもちょっとわからないけれど、
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専門性の高い人へのアプローチという意味で言うと、専門性の高い人は専門性の高いということを認めないといけないよね。
だからこの場合で言うとナースの方が。
そうそう。
ドクターという人の、いつもミスしちゃうというか診療がちょっとイマイチだなと思う人もいるかもしれないけど、
やっぱりその専門性を持って仕事をしているということについて認めてあげる。
認めてあげるというのは上から下へというだけではないので、
台頭でも下から上でも認めるということは必要で、その人の価値をまず認めてあげる。
だから要するにその人がそういう診療方針を作った後ろ盾となっている知識については認める。
能力とか。
できるみたいなものはまず認める。
認めるということを表すのには一番いいのは常々先生さすがですねみたいなことが言える場を作っておくと機会があるといいのと、
あとは教えてくださいっていう態度でアプローチすると意外といい。
確かに教えてって言われた方からすると認められてるからこそ聞いてるんだなみたいなのも芽生えますもんね。
今回の患者さんへの診療方針なんでこうするんだろうと思ったら、
先生今回の患者さんの診療方針どうしてこういう診療方針なんですか教えてくださいって聞いてみればいい。
なるほど。その時にこの方針おかしいと思うんですけど、
それは言わなくても。
言うことが伝わらない形でちゃんとしないといけない。
日頃から先生今回の患者さんって今回の診療方針の理由っていうか、
お考えになった部分って何ですかっていうようなことを聞く。
ある意味タイミングがあったら聞いておくといいのよ。
そこのナースは聞いてくると思うから。
なるほど。
それでそうなんですか、こういう方針っていうのも考えられるんですかって自分が思ってる。
その時に付け加えて聞いてみればいい。
私は実はこういう方針もあるのかなってちょっと思ったんですけど、
どうですか、その場合は違うんですかねって聞いてみる。
逆に簡単にそういう方針についても聞けるぐらい日常から、
その先生にいろんなことを聞いていって、
認めとく。
認めとく。
要は質問をしていいよっていう許可を与えさせておくみたいな状況。
承認を溜めておく感じ。
なるほど。
なるほどですね。
それが溜まっていって教えてくださいってやってる時に、
今みたいに実は私今回こういう風に思ったんですけど、
いけませんかねって言って、
逆に言うとそれが正しいですかって聞き方で聞いてみればいい。
それに対してちょっとありやすいではないですけども、
いやいや全然違えと、その方針じゃないんだと言われて、
言われちゃったってなった。
これはどうすればいいんですか。
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だから違うよって言われたら、
違うよって言うんだったら、
それはそれでその瞬間は認めてもいいんじゃないのかなと思う。
例えばすごく大きな方針によって全然患者さんの状態を変えていくようなことがあるとしたら、
あれだけど、
ドクターだってそんなに無謀な誤診をしてるわけじゃないだろう。
だからその方針を打ち立てていることに関しては尊重して、
要するに経過を見とくというか、
それで良くなったんだなとか。
私が拷問ですよねって言ったことは先生には残るはずだろうね。
この方の一旦、ちょっと私が変なところに質問しちゃいましたけど、
まずはそういう方針が気になるときに、
どうしても言えないっていう声があるんだけど、
どうやったら言えるかっていう話なので、
それで先ほど井上さんがおっしゃったように、
日頃からちゃんと関係性を作っていくというか。
私先生のことを信頼してますよみたいな感じのことを積み重ねて。
なるほどですね。
話ちょっとずれるんですけど、そういう意味で言うと、
井上さんは昔全職というか全然違うフィールドで、
いわゆる芸能人の本当に有名な著名なタレントの方を扱ってきたというか、
プロデュースをしてたってことは、
そういう意味で言うとむちゃくちゃ専門性の高い人たちと
関係を作ってプロデュースしてたわけじゃないですか。
ものにこの方とそういう意味で言うと共通項があるなと思うんですけど、
どういう感じで、やっぱり良い点を認めるということと、
それからね、アーティストとかタレントさんというのは、
なんていうのかな、うまく言えないんだけど、
欠点もあるわけよね。
そりゃそうですよね。
欠点を隠すという行為をしない、彼らが。
じゃなくてこっちがアプローチするときに。
例えば僕なんかが宣伝という立場でアーティストの担当していたときなんかも、
例えばだけどこの人の左から見た顔は素敵だなとか、
右から見ると少しちょっと違う表情に見えるよとか
ということがあったとしたときに、
多くの場合、右から見るということを避けるというのが
方法としてあったりするんだけど。
細かいところのコミュニケーションがあるんですね。
タレントさんなんかはやっぱりあるので、
アイドルなんかはそういうのはあると思うんだけど、
むしろ見ている人って、
欠点に共感を持つと台版になるんだよね。
例えば足が短いでもいい、目が小さいでもいい、
何でもいいから本人が欠点だなと思っているのを隠したがることではなくて、
正々堂々とそこを魅力に見せるような方法というのがやっぱりいいんだよね。
すでにこの世から去ってしまった方で、
すごく有名なビデオディレクターがいたんだけど、
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この人はやっぱり言っていた。
プロモーションビデオを撮るときに
何してるんですかって聞いたら、
欠点をさらけ出すんだよって言ってた。
アーティストの。
それは撮影する側が暴いてやるじゃないか。
暴いてやるというか、もう隠さずに見せちゃう。
それがキュートに見えるようにするって言ってた。
なかなか高尚だな。
だけどさっきの話からずれてきちゃったけど、
要は欠点というのはあるんだけど、
それは強さの裏側にあるもので、
逆に言うと人間がそういうものに魅力を感じたりすることがある。
これは人がある意味商品となって、
世の中に訴えかけているアーティストとかタレントの場合の話だけど、
ドクターという世界で欠点が魅力になるというのはちょっと違う話なんだけど、
ただ要するに関係の中で、
ここは欠点だよね、だからやめましょう的なアプローチではなくて、
専門性の高い人の素晴らしい面と、
専門性がある意味すごい高いから、
ここはそんなに強くないなというところがある。
大抵そういうものですよね。
何かしら欠如している人もいるし。
それにコトサラ目を向けることでもないし、
無視することでもないし、
批判することでも隠すことでもなくて、
それを含めてその人を理解してあげるというイメージが分かります。
だから頑固な人のことも含めて、
この人は頑固だということも含めて、
ここが頑固じゃなくなれば素晴らしいのになっていうのではなくて、
頑固なことも含めて、
この人は専門性が高くて、
それが背景にあるから頑固なんだなというふうに見てあげないと。
そういう気持ちのありようみたいなのが多分、
関係の中で伝わるので。
そういうふうにマイナスも含めて、
プラスマイナスというよりも特徴として全てを包括して、
授与してあげるという感覚としては分かるんですけど、
そういう人に対して、
言いたいことは自分の意見もぶつけなきゃいけないわけじゃないですか。
その環境っていうのは、
井上さんはどうやって、
本当に誰にでも返してもバサバサ言うじゃないですか。
相手があなたなら言っていいよっていう、
許可を与えさせているようなのは、
いろんな局面で見るんですけど。
それは、やっぱり同じ方向を向いてればいい、
言いたい方向。
例えば、もっと良くなりたいという気持ちがある相手とは、
だったらこうなんじゃないかな。
よく言う、だとしたらっていう世界に持っていく。
つまり、こうしたいよね。
こうなりたいよね。
だとしたら僕の意見はこうなんだけど。
あなたはここがダメだよねとか、
それじゃ伝わらないよとかね。
それ間違ってるんじゃないの?
っていうのではなくて、
それはそもそも目的とか意味みたいなのに触れて、
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だとしたらここだよね。
僕らが目指してるのって。
だとしたら、これ誤解を得るかもよとか。
なるほど。
この他の手法もあるかもね。
だとしたらフィールドに持ってくるんですね。
だとしたらっていうのは非常に重要なキーワードで。
そう、だとしたらの前のところは言っただから、
同じ方向を握ったわけで。
目的、意味、前提とかね。
そういうものを。
ちょっとテクニックっぽいですけど。
テクニックっぽいけど、そこをお互いに。
例えば人が怒るときには怒る理由があるでしょ?
その理由の方にアプローチしなきゃいけないっていうのと同じで。
それ面白いですね。
こないだ、クローズではありますけれども、
井上塾っていうのが、
組織の中に井上健一郎を作るというのがされてるじゃないですか。
そこに一期生でちょうど卒業された方とちょっとお話をしていたときに、
その方がおっしゃってたのが、
一言で井上塾で何を学んだってもし言うんであれば、
究極は愛だって言ってたんですけど、
そんなのちょっと言い過ぎなんであれだと、
人との向き合い方ということを通して、
愛を知ったみたいなことを言ってたんですよね。
まさにその向き合い方の話をしてたときに、
今井上さんの話って、
その人と向き合うっていうと、
その人に向き合っちゃうじゃないですか。
ではなくて、
その人が向いてる方向と同じ方向に向き合うみたいな話を
今されたなと思って。
だから、
その人と、
要はね、
その人と自分のコラボレーションによって起こるものを、
そうです。
なんか向き合いって言うと、
その人向き合って戦っちゃいそうじゃないですか。
ではないっていうのを、
今おっしゃってたのを、
その井上塾の卒業生の方、
言ってたのは多分それなんだろうなと、
今ちょっと気づきましたね。
だとしたらって言うと、
それはまさにさっきのアドバイスとか意見になるので、
指摘とか批判ではなくなる。
同じフィールドに立つというか。
確かに。
だとしたらフィールドに戻ると。
心地いいものになりますもんね、
いただくことも。
だからさっきのドクターの話に戻っても、
先生、この方針はどうしてこういう方針なんですかって教えてください。
で、こうこうこうなんだよね。
あ、だとしたらって言うより。
なるほど。
だとしたら、
私はこういうふうに思ったんですけど、
それはダメですかね。
とか、思うんですけどどうですかねとかね。
そういう意見交換になればいいね。
なるほどですね。
なんかちょっと上手く、
明日から何かがこの方できるような気もするので、
ぜひやったとしたら。
だとしたら。
上手く向き合っていただきたいですね。
高い専門性の方々のみなが、
特に発動できそうな気がしますので、
その中で上手くいかないこともありましたら、
またぜひぜひぜひ質問を受け付けておりますので、
ご質問ください。
はい。
三浦さん、本日もありがとうございました。
ありがとうございます。
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遠藤和樹です。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では井上賢一郎への質問をお待ちしております。
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それではまた次回お会いしましょう。