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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中小企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今日も質問が来ておりますので、早速ご紹介していきたいと思います。
この質問、普段毎月やっていらっしゃる、明快カレッジというところで、
アンケートでご質問いただいた内容ですね。
この時の回のテーマが、人間の特性、人間の資質と扱われたようですね。
その時のご質問です。
全てに関わる情報インプット力が低い人間を指導によって、
仕事力を向上させることは可能か。
可能ならその具体的な例を教えてください。
情報インプットって言葉がどういう意味かちょっと補足すると、
例えば、同じものを見ても人は全然取り方が違うので、人それぞれ。
情報への感度、センスみたいなのがいい人は、
ちょっと見ただけでもいろんな情報を持ち帰ってきたりできる。
そうすると判断するための材料が増えるので、
頭の使い方も変わるし、人への配慮・気遣いも変わるということで、
全ての最初の段階として必要なのが情報のインプット力。
要するに人の意見をよく聞く。
自分とは違う意見をちゃんと受容する。
とか、もっと何かあるんじゃないかなって探る。
そんなようなことです。
これが弱い人というのはなかなか現象として出るのは、
若干、「なんでそんなこと言うの?」というトンチンカンっぽいところとか、
ズレた感じとか。
それから片方では少ない情報で決めつけちゃったりするので、
決めつけの強い人も結構そういうタイプが多いですね。
あともうちょっと違う意味では、
なんとなく閉じちゃったような感じの人。
暗いっていうよりも開放感のない人。
シャットダウンしてるような感じ。
この人はなんなんだろうっていうのがわかりにくかったりする。
この人も意外と外からのものを受け入れにくいので、
ちょっとガードっぽく見えるので、
そんな傾向が見えたりしますね。
いずれにしても情報を自分の中に入れないと、
人間はその材料と加工する、
思考として加工して考える材料が少ないということなので、
情報は増やしましょうというのがビジネス上非常に重要ですが、
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入れるっていうのは目的がないと入らない。
例えばスキーをやりたいと思うから、
スキーで何が大切かとか、
上手い人はなんなのかっていうのと同じで。
携帯をなくした時に公衆電話をやたら見つけますもんね。
そうそう。
そういう感じがある。
そういう人が、あの車欲しいなと思うとやたら間違いで。
目でね。
あれが欲しいっていうのがあるって感じになりますね。
そういうのってアンテナが立つっていうことなので、
立たなきゃいけないっていう目的みたいなのを作るのが一番いい。
なるほどですね。
つまりその情報を生かしてアウトプットさせるもの。
例えばお客様の反応はどうだったのとか、
この仕事の中でここの点はどうだったって、
見て欲しいとことか気づいて欲しいとか、
そういうものをそれについて言って、
もしくは報告してレポートにしなさい、
何でもいいので出させる。
そうすると見とかなきゃいけないので見る。
見る目的をまず外部から与えちゃう。
与えちゃう。
そうすると、日報なんていうのもそういうのなんでね。
そんな角度から日報を取られたことはなかったですね。
でも日報は本当はそれが、
日報を書くことによって日報のネタを探すっていうのが。
結果的に情報インプットがそこからスタートすると。
僕は営業時代そうだったもんな。
日報を書かなきゃいけないからなっていうので、
お得意さんのとこ行って、
今日なんかネタないですかと聞いたりするぐらい。
そうすると情報が入るので、
情報を得た結果出すという場所を作る。
これが訓練の一番最初のポイントじゃないかなと。
なるほどですね。
ちなみに情報インプットが低い人間ってありますけど、
情報インプットが低い人間、高い人間って
どうやって井上さんは判別というか認識をされる?
やっぱりその人がさっき言ったような、
高妻もあるし、それから発言の内容ね。
発言の内容で、やっぱりこの人はちょっと
情報が少ないところで結論に見つけつけてるなっていう感覚が
一番強いんだよな、感じるのが。
なんでそう思うの?って言ったら、だってこうですからっていうのが、
でもこういう風な見方もあったんじゃない?っていうと、
ああ、って気づいてなかったりする。
なるほど。そのインプットの時点でその情報を遮断してたり
取ってなかったりするのをアウトプットを通して見る?
そうですね。だからインプット力はアウトプットで全部測る。
もちろん頭の良さっていうのもそれに加わるんだけど、
同じ量の赤、白、黄色みたいな情報を持ってきても、
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赤、白、黄色で頭の良い人は赤と白を混ぜてピンクにしたりとか
いろんなことするので。
だからそれは一概に言えないんだけど、
でもなんかよく気づいたなっていうか、
そういう気づく点とかが多い人はインプット力が高いなって
見てたらまず間違いない。
この方の質問が、仕事力を向上させることは可能かと。
という風にあるので、
井上さんの回答からする一つは、
つい情報インプットを白白白みたいな感じで行きがちですけど、
そうではなくて、アウトプットの場を作ってあげる。
具体的に言うと、例えば日報だったり、
人の前で喋る機会とかもあったり。
そんなところからですか。
で、私の知っている人で無茶振りの得意な人がいて、
いっぱい居そうですけど。
あの部下を連れて行って、
重要な取引先の社長さんとの会談とかに連れて行って、
突然、「お前どう思う?」って振るの。
はぁーってなるでしょ。
この振られるっていう感覚があるから、
一生懸命情報を集めるようになる。
なるほど。
若干恐れベースっぽいですけどね。
恐れベースだけどね。
ただこの人がやるのは、
ポテンシャルのある人だけ。
ああ、そこがちゃんと見つかる。
頭が使えるな、こいつはと。
頭の良さはベースにあるぞと。
言う時に訓練のためにやる。
だからお客さんの前ではじかくわけにはいかないので、
どんなことでも一言はちゃんと言えるようなタイプにやる。
そこがちゃんと見極める。
そうすると頭の良さに加えて観察力が増えるので。
観察させるっていうのが一番。
これ今言っているこの観察をさせる、
今言ったらそこに連れて行くような、
ある程度頭の良い人っていうのは、
頭の良いっていうのはどういうイメージの人?
まず、ベースは情報が混乱せずに、
ちゃんと整理して理解できる人。
情報整理能力があるみたいな。
情報整理能力。
だからやっぱり机の上とかちゃんと綺麗だったりするよね。
ちょっと胸が痛い。
その人なりの秩序がある。
ああ、なるほど。
積み上がっているのはいけないんじゃなくて、
秩序が保たれているかどうか。
っていうのが一つでしょ。
それから、やっぱりその次にあるのは、
今度は分析できるっていう。
細かく砕いて、
これってこういうことですよね。
っていうふうに分解できる人。
分解能力。
この次にあるのは、今度は違うものを統合する。
だから三角っていう情報と四角っていう情報を混ぜて、
角形を作るみたいな。
例えば、それこそ営業であれば、
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お客さんのところに行って、
実は先週から社長がいないんですよ、あそこ。
へえ。
で、最近あそこのキーマンだった人、
辞めたんですよ、とか。
っていうことをこの二つ合わせて、
もしかしたらあの会社で何かが起こっている。
そういえば、先月支払いが遅れたぞ、とか。
だんだん情報が増えていって固まっていくと、
やばい、いっとうわ、っていうことになるでしょ。
ありますよね。
そういう統合力。
っていうのをもってして、
頭のいいっていうことをおっしゃってるんですか。
統合力がある人ってなかなかいないので、
まずは情報整理ができれば、
まずは可能性はあるということで、
訓練のしがいがある。
なるほどですね。
じゃあそういう能力がある程度あるなと
見極めた方に対してであれば、
無茶振りというアウトフットの場所を提示したり、
連れて行ったりっていうのは有効ってことですね。
若干、そこまですごくはないけど、
若干を調べたいけん。
若干を調べたいですね。
ちょっとした社長のカバン持ちなんで、
そんなところありますよね。
かなり具体的になるんですか。
事社内でも事務所の報告を連れて行って、
社長の前でするんだけど、
あたかも自分がやるようなつもりで部下を連れて行って、
ここから先は彼に言わせますと思ってやらせちゃうとか。
なるほど。
そうすると必然的に日常の仕事の情報の
インプットの仕方が変わってきますよね。
くるくる。
すごい変わる。
実際にそうやっていろいろ顧問先というか、
いろいろコンサルをされる中で、
成長していった方とそうじゃない方とかっていうのは
やっぱり違いがいろいろあるものなんですかね。
ありますね。
でね、やっぱり伸びる人は、
情報インプット力を高まっていくと、
やっぱり気づきが生まれやすくなるので、
さっき言った何か変だなとか、
これってこういうことかなとか、
あれって、
事実の周辺にあることに対する
いろんな仮説が作れるようになるので。
なるほどですね。
さっき言った統合力っていうところで統合してみたら
何か違和感を感じるわけですね。
違和感を感じるとか、
自分の中にわさわさって感じる感覚が
だんだん優れてくる。
何か気が付くっていうのは何ていうのかな。
たまによく言う言葉の匂うみたいなことを
言う人たちはそういう感じですね。
論理的な思考ではないんだけど、
感が働くっていうのは。
そういうようになってくる人はやっぱりね、
たくさんいろんなものをインプットするので、
それが生まれる感じがすごくする。
そういうインプット力が高く結果的に今で言う
感が働くような人まで成長してしまうような方の
たぶん会社にいたら本当に数パーセントとかの
いわゆる優秀人材と言われるような感じになるじゃないですか。
その人たちの特徴って
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人間の特性とか資質上で言うとどういう人たちなんですか。
まさに今の話。
やっぱりね、自分の基準が高い人。
OKの基準が高い人。
低いレベルでまとまらない人。
それなんですか、成果能力が高いとかそういう。
それとかやっぱり自分を向上させる意欲が高い。
まさにそうですよ。
自分はこんなもんでは終わらせないぞっていう感覚とか、
もっと何かあるんじゃないか。
僕はプラスワンって言ってるんだけど、
プラスワン?
プラスワン思考。
プラスワン思考。
もう一手、もう一工夫、もう一歩踏み込む。
もう一つっていうのが考える人はやっぱり高い。
追求、探求、進化みたいな感じですね。
もう一個突っ込む感じ。
プラスワン思考。
そう、プラスワン思考。
いいですね、かっこいいですね。
お前プラスワン思考それはできてるのかと。
だからね、僕は会社の中の行動指針とかに
このプラスワン思考をお勧めしてるんですね。
ぜひそれは早速取り入れてみてください。
プラスワン、プラスワンしたって。
もう一歩踏み込んでみたらっていう。
結構おしゃれですね。
鋭いですね。
なるほどですね。
非常にインプットっていうだけの話なのに
深いですね、アーティコンってのは。
全てに関わる能力だからね、インプットって。
そうですよね、アウトプットの始まりですね。
そう、だからアウトプットさせることから訓練する。
なるほど。
日本のほうからもぜひ
何に気づいたかっていうことを報告させる。
どんなとこ行って何があったじゃなくて
何に気づいて帰ってきたかっていうことを書かせるような日課に。
なるほど。
させると持ち帰ってくるものが出るんですね。
感想とかそういうことではなくて。
感想でもいい。最初は感想でもいいから
要するに見たものから何かを感じ取るっていう
頭を使うっていうことをやらせる。
なるほどですね。
その観察の習慣とそれによって感じた感覚を
吐き出すという練習をすると。
意外と日本って大事なんですね。
意外と大事なのよ。
書いてないな。
でもね日報つまらない日報が多い。
フォーマットが。
だから行動報告みたいになってる日報が結構多いので
そこで報告事項って書いてあるけど
報告事項は特にないなんじゃなくて
もう感じたことを書けって。
ぜひ上の方は情報インプットを促すために
意外と日報を使えるんだっていうことを
加味した上で報告だけに特化しない時点で
やっていただくと
面白い人材育成にもつながるかもしれないですよね。
ところが新人研修のやってる時って
必ず毎日レポート書いてるでしょ。
あれってやっぱりそういうためにも必要になる。
意外と侮れないわけですね。
なるほど。
ぜひ情報インプットの観点で
いろいろ日常を変えていただきたいですね。
ぜひですね。
本日もありがとうございました。
ありがとうございます。
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遠藤和樹です。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では井上健一郎への質問をお待ちしております。
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それではまた次回お会いしましょう。