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2025-10-31 15:01

第549回 趣味の熱量の活かし方──仕事に「没入」を起こすスイッチとは?

▼11/27(木)リアルセミナー開催「言葉が変われば組織が変わる!」

・日時:2025年11月27日(木)(懇親会 〜)

・会場:よりみち会議室 水道橋店

https://inoue-seminar-20251127.peatix.com/

▼今回の概要

趣味の熱量を仕事に/ビジョンを語る前にやるべきこと/成長実感/役割の拡大・拡充/部下の価値観を活かす/8時間の中での高密度化/やらされ感から任された感へ

▼番組への質問はこちら

https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_inoue

サマリー

趣味に熱意を持つ部下に対して、仕事にもその情熱を向けさせるためのコミュニケーションの重要性が議論されています。ビジョンを語ることが効果的であり、部下が仕事に対して価値を感じられる環境作りも求められています。仕事においては時間管理だけでなく、自己成長の機会を逃さないことが重要です。やりがいを感じることで、効率的な仕事の仕方やその目的を再考することができます。

リアルセミナーの告知
こんにちは、遠藤克樹です。井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日もね、いきたいと思いますけれども。
まあ、いろいろと活動もあってね、サロン等も忙しいとは思うんですが、
はい。
そんな中で、まだまだ忙しく、自らされるという話を聞いてまして。
はい。
11月の27日ですかね。
はい。
木曜日。
はい。
リアルで今度セミナーしようということになったようでして、
改めてお知らせ情報としてね、別でならだかしますけど、
そんなことも27日にあるということですので、
この配信のときはもしかするともう告知出してるかもしれませんが、
リアル久々ですね。
はい。
この間、7月、8月でオンラインでセミナーもさせていただきました。
やっぱりね、私としてはそのときいただいた感想はすごくありがたくて、
なんとなくね、やっぱり皆さんともっと交流したいなという気がしたわけですね。
直接ね。
で、やっぱり今度は、地方の方には難しきかもしれないし申し訳ないんだけど、
リアルという場所で、ある種顔見ながら、その場の空気なんかもね、
味わっていただきながら、いろんなことをこう、
交流できたらなっていう思いがちょっと強くなったんで、
やっぱり一回やろうかなと。
ということでね、ちょっと12月だと皆さん忙しいから、
もう11月でやるかということでやるということになりましたのでね、
やるということでぜひ。
懇親会もあるみたいですので、皆さん興味ある方は。
あの告知情報また出すようにいたしますが、そんな動きもありますね。
私も今、ちょっとぜひ来てよっておっしゃってくださいましたので、
調整中ですので、なるべく出るようにいたしたいなと思っております。
部下の趣味と仕事の関係
というわけで今日の質問、何かありますか?
いやいや、遠藤さんに会いたい人もたくさんいると思うんで。
それはあんまないと思うんですけど。
いやいやいや、この間聞きましたよ。
本当ですか。恐縮でございます。
ということで早速質問いきたいと思いますが、
今日の質問は井上先生のサウンの中で上がった質問なんですけども、
とても重要な大切な面白い貴重な内容だったので、
こちらのPodcastでもね、ぜひ扱って構いませんよと言ってくださったということで、
こちらでもちょっと皆さんとご紹介していきたいなと思います。
はい。
いきますね。
私の部下にプライベートの時間を大切にする部下がいます。
彼女はミュージカルや演劇が好きで、
いくつかのコミュニティに所属し、精力的に活動しているようです。
そのため残業は極力したがりませんし、日によっては疲れて眠そうにしていることもあります。
仕事はきちんとこなすため、私自身これまでそういう価値観の人、
趣味にエネルギーを注ぐのも一つの生き方と思い、
趣味も大事にしつつ、仕事も頑張ってくれればそれでいいと思っていました。
井上先生がおっしゃる、私のことを理解してほしいの部分を満たすように理解を示し、
時には趣味の話をしつつ、その上で仕事も頑張ってもらうような
コミュニケーションをとってきたつもりです。
ただ最近、趣味にそこまで熱意を持てるのであれば、
仕事にもそのエネルギーを持たせることができるのではないか。
自分が部下を仕事に熱狂させられてはいないだけなのではないか、
と思うようになりました。
ビジョンを語る、我々が行っていることの影響や価値を語る、
などがアプローチになるのではないかと考えていますが、
こういった部下に仕事に熱狂してもらえるようにするためにできるアプローチがあれば、
ぜひ教えていただきたいです。
仕事の価値を見出す
はい、いい質問ですよね。
いますよね、こういう方ね。
私は素晴らしい部下だなと思うんですね、この方。
何が素晴らしいかというと、
自分っていうね、
世界の中の価値をちゃんと大切に持てている趣味とかね。
そこにちゃんとのめり込んでるぐらいですから、
きっとそこにご本人が価値というものを見出しているからこそ、
それだけ熱狂できる。
没入できるというかね、だと思うんです。
そういうことを、物事に価値を感じて、
それに関して自分が行動できるっていうのはまさしく素晴らしいなと私は思うんです。
この質問者の方は、その情熱を仕事に向けて欲しいというふうに思っている。
ということでいうと、そこに向けるときの一つ大事なことは、
仕事に価値を感じればこの方はきっと、
自ずとエネルギーを燃やすでしょうということにつながるわけですよ。
この方もそれを薄々感じ始めているわけですよね。
だからビジョンとかそういうのを語ったほうがいいねっていう、全然いいです。
ただここで気をつけなきゃいけないのは、ビジョンを語るとか、
例えばこの仕事の意味はね、価値はねって、これは語らなきゃいけないんですよ。
その目的が、この人がもっと働いてほしいっていうことはいいんだけど、
気をつけなきゃいけないのは、自分たちの組織のために、
組織というところから考えて、
この人の行動をそうさせたいと思っているかどうかという意図が、
どの程度のものかなっていうのがすごく大事で、
こういう方って何が言いたいかというと、
こういうふうにちゃんと価値を感じれば動ける人っていう人に対しては、
させるっていう文脈を持たないほうがいいんですよ。
そういう行動をさせたいということではなく、
こちらの目論みみたいなものにある意味コントロールしたいって言ったらいいのかな、広く言い方で。
そっちに持っていきたいなと思うことはしないほうが私はいいと思う。
むしろいいんです、この方のようにビジョンを語ったりすればいいと思います。
その方が、この仕事の価値はこういうところにあるよ、組織はこういう価値観で動いてるよっていうことは絶対伝えなきゃいけない。
ただその結果、この方がこういうふうに変わってほしいという、
変わってほしい目論みに変えようとしないほうがいいって言ったらいい。
変わるかどうか本人なんで。
まあでもそうですね、主体性の話ですもんね。
なおかつ部下の方は価値をさえ感じれば動く人だから、そこは任せましょうなんですよ。
ここって受け止めはすごい難しいところだと思うんですけど、
この方に次第的にそれだけの価値を感じたら動ける方だからこそ、
期待をするし目論みたくなる気持ちすごいあるじゃないですかと思うんですよね。
そうなんです、それは絶対大事なんです。
ただこの仕事に価値を感じるかっていうときの流れとして、
ビジョンとかそういうもので大事なんだけど、
もう一個ね、違う視点で捉えてほしいところがあって。
違う視点。
それは何かっていうと、この人はちゃんと仕事ができてるわけですよ。
だったらもう一個の違う視点で考えるっていうのは、
もっとこの仕事にのめり込んでほしいという、
エネルギー意欲みたいなところだけじゃなくて、
冷たい言い方かもしれないけど、
機能としてこの人が果たせる範囲を広げるっていう発想を持ってほしいんです。
つまり今50個のことができてる。
そしたらこの50個をより深いレベルまで、高いレベルまでやってほしいということ、
もしくは70、80まで伸ばしてほしい。
要するにこの人の役割範囲がもっと広げられる可能性があるはずなんですよ、
この仕事ができるんだとしたら。
縦になのか横になのかはちょっとあるけど。
拡充なのか拡大なのかわからないけど。
でもその方向はあるので、もっとこんなことをしてほしい、できれば、
っていう直接的な機能としてのリクエストを出したほうがいいと思うんですよ。
なるほど。
仕事と成長の重要性
その機能に対して意味を感じるかどうかっていうのはあるけれど、
きっとこの人は仕事は仕事で、ちゃんとやろうとしているので、
ちゃんとやるべきことが具体的にリクエストとして見えてくれば、
それこそ時間がオーバーするかどうかは別の問題としてあるんだけど、
自分がやるべき仕事の範囲の中で、
例えば8時間の中でそこまでできるようになってほしいんだというリクエストをしたときに、
きっとこの人工夫すると思うんですよ。
なるほど。
自分の仕事のレベルとか上がることっていうのは、みんな自分で感じるんですよね。
上がってくると。
そうするとより面白くなるはずなんですよ。
そこは結構そう言い切れるものがあるんですね。
これはちょっと歪んだ見方で、そんなことはいいんだと。
ミュージカルと演劇の時間がちょっとでも奪われるぐらいだったら、ここでいいんです。
なので、時間を拡大して奪うということで考えちゃダメよっていうのがすごくあるんです。
つまり8時間この人が仕事をしてますと。
その8時間は守ってほしい。
ただあなたならできるんだよね、きっとと思うので、
もうちょっとここまでやってほしいんだけどっていうふうにリクエストとして出す。
その8時間の中での拡大なのか拡充なのかわかりませんけども、
求めることは人間の本能としてそこには応えたくなるだろうというような方向になるはずってことですか。
この方はきっと自分はしっかりとした仕事はちゃんとしたいと思ってると思うんですよ。
なので、できるってここまでやってほしいんだけどどうかな。
そろそろできるような気がするんだけどって。
おそらくですよ、やってみますって答えを言える人だと思います。
よくそこまでこれだけで読み解けますね。
そうですか、なるほど。
なのでそこを掴んでやって、やってみますって。
もしかしたら半信半疑、でもさっき遠藤さんが言ったみたいに、
そこまでやったら残業とかしなきゃいけなくなるんじゃないかみたいな思いがよぎるかもしれないけど、
やってみてできたら必ずその人は成長実感を感じられるはずなんですよ。
そして成長実感を感じることに価値を見出すはずってことですか。
そして自分がやってる仕事の奥深いところまで触れていくはずなんですよ、やっぱり。
それこそ意味とか。
なんでここまで、例えば何か一つの事務的処理みたいなことをやってるとしますよね。
でもちょっと奥まで入っていくと、なんでこのやり方やってるんだろうっていうことに気づいたりする。
ちょっと変えてみたいなと思ったりする。
もっと効率的な仕事の仕方があるはずだよなと思ってやってみた。
それは非常にいい出来だった、この上司の方から見てもね。
ってなればお互いに嬉しいことだし、やってみて上司も認めてくれたってなれば、
これね、さっき言った成長実感とかやりがいに繋がってくるわけですよね。
効率と目的の再考
そのようにこの方を見れる井上先生の目というのは、
ミュージカルとか演劇への探求心みたいなところが見える、そのエネルギーがあるからですか。
仕事とそこに通ずるんですか。
そこと、でもこの人が言ってるように仕事はしっかりやる。
やってるから、その二つがあるってことは。
すごいな。
この人がもっとやってほしいと思うぐらいだから。
たぶんこの人の存在感っていうのが大事なんだと思う。
この人にもっとこの仕事とは何かみたいなレベルで入ってくれたら、
たぶんチームとしてももっと役に乗り切る感覚を持ってるんだと思うんですよ。
だからそこはさっき途中でも出たけど、
時間的にもっとたくさんの時間をかけてほしいという方向じゃなくていいから、
今の限られた時間の中で構わないけど、もっとできることがあるよね。
もっと機能を強化して。
さっき言ったように、もっとこの仕事って効率よくなるはずだよねっていう時に、
効率を求めると、そもそもこの仕事って何のためにっていう目的感みたいなのに触れていかないと効率ってできないわけです。
っていうふうに言うと、だんだんこの仕事の真髄にこの人が語りたいビジョンとか、
というところに触れていくはずなんですよ。
なるほど。
こういう順番なわけですね。
だから意味意識、意味をわかってほしい、意識を持ってほしい、
意欲的なエネルギーを持ってほしいって、これはわかるんだけど、
仕事ができる人の場合は逆に仕事ができる役割をどんどん拡充拡大っていう方向に、
リクエストしていくっていうのも、そっちへ近づくもう一個の道なんだよっていう。
いやいや私からすると今回はたったこれだけの情報で、
そこを見ながら背景を読み解くのだなというところがちょっと驚きすぎて。
すいません。
そうですか。
いや、ということですのでね、ぜひ同じような方も周りにいらっしゃることが多いでしょうから、
ぜひその辺で活用いただけたらと思います。
また何かありましたら皆様、質問お待ちしております。
はい。
終わりましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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