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2018-03-01 17:27

第149回「質問:『右腕』になる人の見極め方を教えてください」

第149回「質問:『右腕』になる人の見極め方を教えてください」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、
井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も質問が来ておりますので、早速いきたいと思います。
はい。
頼りになる右腕が欲しい。
はいはいはい。
その場合、人の見極め方、外してはいけないポイント、
その人の育て方のポイントなどありましたら、アドバイスをお願いいたします。
はい。
以前も近いようなご質問があったような気もしますがね。
はい。
改めて。
前言ったのは、
No.2って問題解決とかね、そういう力がないとダメなんで、
そのポテンシャルがあるかどうかを見た方がいいよ、
ということを中心に話したと思うんですが、
いずれにしてもその話はしなきゃいけないんだけど、
今日はもうちょっとね、右腕ということで、
その問題解決力だけに絞らずに、
3つの側面で捉えるというか、考えた方がいいかなと思います。
一つは、
人は行動しないと成果を出さないので、
結局はどういう行動の質がいいか、レベルが高いかということが最終的なんだけど、
行動のためのエネルギーというか、
行動を作っているのは意欲ね、
それとある意味の意識の持ち方、
物の考え方と言ったらいいのかな、
意欲と意識の持ち方と、あと思考力、
思考、
この3つのポイントが行動を作るために機能するわけで、
なんだと思うんですよね。
はい。
意欲と意識を分けて考えている。
意欲は自分を高めていくというか、
自分のエネルギーを注ぐための考え方というか、力なので、
意識っていうのはどういうものを大切にしなきゃいけないという、
物の捉え方の認識の仕方みたいなところであえて分けています。
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だからやっぱりこう、そうすると意欲面としてはね、
企業であるとどうだろうかな、
言葉としては主体性とか、達成に対する意欲とか、
変えようとする意欲とか、
ちょっとエネルギー的なものを捉えてもらえればいいかな、
粘り強さとか。
純粋なモチベーションに近いものなんですかね。
そうそう。
だからこれを、ここは多分この方の質問もそうだけど、
右腕になるために何が必要ですかというと、
業種業態にもよっても違うし、
この質問者が、もしくは自分の右腕が欲しいという時に、
この方がどんな人かによっても、
右腕っていうのは存在感が違う。
上の方が非常に行動力、非常にモチベーションというか、
意欲の高いのであれば、むしろ冷静に思考力を求めた方がいい。
意欲というものは、むしろ粘り強さみたいなのを求めた方がいいかもしれない。
ここの意欲面とか意識面というのは、
やっぱりこの方が何を求めたいか、
右腕に何を期待するかというのは重要です。
ただ、実行に移す、動き出すスピードみたいなのが遅い人はやっぱりダメなので、
何がしか必ず動き始める初動のいい人がよく見ておいておいています。
この動きのいい人っていうのは、
どの意欲で動きが速い、第一歩が速いって言ったらいいのかな。
第一歩が速い人って何の意欲でそうなっているかは別として、
そういう行動なので、
ある種、自分を動かすっていうエネルギーが強い。
自分を動かすエネルギーなので、
動的性的あるけどね、アクティブに動く動的なものと、
粘り強くしばらく、我慢するみたいな性的な動きもあるので、
どちらでもいいから。
だから、その辺の自分のエネルギーの使い方に対する無駄のない人、
それから省エネのようにサボらない人、力の使い方に関してね。
だからやっぱりそれを見るためには、動きの速さっていうのは、
動きっていうのは動いている姿ではなくてテキパキ動くっていうんじゃなくて、
手をつける速さっていうのかな。
これをもう一つ見る側面としては、やっぱり締め切りとかそういうもので、
お荒れ気味な人とか、若干時玉守らない人とかっていう時間的な側面で問題を感じたら、
やめといておいてもいい。
右腕じゃないかもしれない。
左腕には慣れてもって。
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使い訳がある。
言葉される。
機能しないわけじゃないけど、右腕と期待するならそこは絶対抑えなきゃいけない。
その裏には背景としては絶対意欲意識がある。
その意欲意識を図るための一つの尺度としては、
動きの、初動の動きの良さとか、それから時間っていうものに関する問題を感じるか感じないか。
俗に言うタイムマネジメント的なイメージでいいですか。
いいと思う。タイムマネジメントのイメージもあるけど、
別にね、時間の上手い人って、本人タイムマネジメントしてない人でも、
やっぱりね、ちゃんと内面が整ってる人は上手いんだよね。
自動的に。
タイムマネジメントを自分で自己コントロールするから上手いっていうよりも、
本当は自然にできちゃう人がすごいんだけど。
なるほどですね。ちょっとだけ戻っちゃうんですけど、
行動が速い人、初動が速い人というのは、
仕事上でいうとオーダーを出された者に対しての、
その時にまず思考が動くのか、行動が動くのか、調べるのか分かりませんけど、
そこへのアクションが、オーダーに対して反応が速いってことですか?
反応が速いっていうか、やるべきことが10あって、
1から10個やらなきゃたどり着かないものでも、
例えばよくあるのは、じゃあ今月いっぱいでやっといてくれやって言ったら、
この10個の行動を月末に全部やるんだよ、普通。
そうじゃない。もう10個必要だと。
10個の工程がもう浮かんだら、
一歩目、第一工程をとっととやってるって、そんな感じ。
たった1個の工程でできちゃうものだったら、
時間が読めるんだったら、とっととやれって、そんな感じ。
なるほどですね。
前にも言ったけど、締め切りに合わせ動きをする人はダメなんだよね。
右腕とか、戦略部門もいてほしいじゃない、戦略的に。
そういう人に動きが、そういうことの動きがね、
自分でコントロールできないと辛くなるから、将来。
だからそこができる人。
つまり自分を動かすエネルギーっていうか、
自分という車を運転しているもう1人の自分。
あのガンダムに入ってる感じ。
なるほどですね。
それがスイッチをガンって入れる力があると、今みたいなことはクリアできる。
だから一番面白いのはね、
さっき言った、ある課題があるんだけど、
3ヶ月くらいかかるなというような課題があったとすると、
それっていくつかの行動を組み合わせないとできないものが多い。
たった1個の行動で解決しないから、組み合わせなきゃいけない。
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1個やってみた結果から次を考えなきゃいけないっていう工程がいくつかある。
っていうものがあったら、それについてどうやってるかよく見てほしい。
上の人間というかその右手を。
期待してるんだったらどういうふうにやってるのか。
場合によってはヒアリングする。
あの案件どうしてる今。
どうやるつもり。
その組み立て方とか。
なるほど。
すごく普通、通り一遍と夏までなんで、
まだ手を付けてないんですけど、こういうことが必要でしょうねと。
この場合に、それで動いてダメだったらどうするのって。
2番目の動きって言ってるものが相手がそれ嫌だって言って、
ちゃった場合どうなるのとかっていう、
障壁となるようなことも質問して、
その時は他の手で考えるしかないですよねって言った瞬間に、
簡単に今動いてないってことなんですよ。
頭も何も。
だからそこがね、
別の言い方で言うと察知と予測ができるっていうことでもあるんだけど、
そういう動きができるシミュレーションしながら、
プロセス組み立てられる人は、
やらなきゃいけないな、これかかるな時間と思ったら、
とっととやるんだよね。見てると。
その辺を観察をしていくんですけど、
そこの裏、下にあるんですかね、わからないですが、
それが意欲とか意識とかに影響しているので、
そこをなかなか見れないから、今みたいな観点で。
それがあると、逆に言うと、
どういう意識ができてるなと思ったら、できそうだなと思ったら、
どういう意識でいつもいるの?とか言えば、
本人が何を気をつけてるとか、
どんなことを大切にしてるとか聞けば、
意識面は逆に聞き取れると思うんだよね。
なるほどですね。
やっぱりね、今言ったような、
ある意味問題意識っていうのだけは外せない意識だと思う。
問題意識があるかないか。
あと当事者意識みたいなもの。
この辺りの2大テーマとしては、
意識は右腕の人には欲しいかな。
ちなみに、また聞いてしまうんですが、
当事者意識とかをあるかどうかで、
どこやって見極める?
今の言うやつもそうなんでね。
それもやっぱり当事者意識がなければ、
放っておくこともあるし、
ただ、当事者意識って何かっていうと、
やっぱり、僕の関係じゃないですよね、とか、
それは僕じゃないですね。
やることはやりますけども、
それは僕が悪いわけじゃなくて、
その問題処理って誰かが悪かったからですよね、みたいな。
ある意味、多色感。
だから、当事者意識で裏側に出るのは、
それは僕じゃないですね、っていう。
その問題の原因になるのは、
僕じゃないですね、と。
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誰、どこどこですね。
誰、誰ですね、というようなことが多いので、
よく評価会議なんかで、
僕、当事者意識が欠如してるなって感じるのは、
こういう問題がありました。
僕の担当じゃなかったんで、
それは見てたんですけどとか、
担当じゃないんだけど言ったんですけどとか、
そういうことを言う人いるんだよね。
だから、自分のもんじゃないんだけど、
みたいなことをあえて言う人っているから、
これはやっぱり当事者意識欠如だと見ていいと思う。
結論付けるかどうかは別として、
そう仮定したほうがいいぐらいだと思う。
先ほどおっしゃっている書道の行動とか、
時間ということを観察していくときに、
見ている意識は何かというと、
例えば一つ大事なのは当事者意識。
これがポイントになるということですね。
さっき言ったね、
第2行程で相手の人が嫌だって言ったら、
先進まなくなるじゃん、どうする?
その時はしょうがないですよね、
他の手で考えるしか。っていうのも微妙な発言で、
例えばどんなことを考えるの?
他のことに聞いて頼んでとかって言うと、
なんか人事っぽいところ。
これは感覚的につかんでいくもんだと思うんだけど、
具体的な仕事の原因、問題が起こったときに、
これって何だろうねって言ったときに、
どこまで真剣に取り組んでいるかとか、
どう考えているかって分かりやすいので、
問題が起こったときこそ、
確認すると分かる。
これは問題意識も当事者意識も両方分かる。
問題意識と当事者意識でしたね。
で、どうだ最近って言ったときに、
問題ありませんって報告する人も、
問題意識の欠如の傾向を感じるのが分かりやすいですね。
問題ありませんっていう報告じゃなくて、
うまくはいってると、今のところうまくいってますと、
何か懸念があるかって言ったら、
もしかするとこの辺はちょっと考えなきゃいけないかもしれないなって言って、
ちょっと先回りしてうまくいってることではなくて、
未来のことで先回りするような人は問題意識はある。
問題意識ですね。
最近はGoogleのいろいろツールを使っていると、
自分が気になるアンテナとかに登録をすると、
勝手にGoogleさんが問題意識を、
こっちよりも問題意識高いんじゃないかみたいな、
ぐらい情報をくれたりするじゃないですか。
あれ見ると問題意識も本当に質上げとかないと、
ある程度のものだったらもう負けますよね、こいつらに。
でもそれはやっぱり送られた情報のピックアップの仕方だよね。
でも結構角度が高くてびっくりするんですよ。
ええと思って。
だからそういう時代かもしれない。
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でも右腕にはね。
むしろ問題意識は欠如しているのだけは避けないといけない。
当事者意識もね。
というわけでやってまいりましたが、
こんな感じというのは、見る観察ポイントは、
ベースにある根源的なところは意欲、意識、思考の3つですよと。
それを観察する上で、
特に意識とか意欲を見るときのポイントは、
今内側の話なので、
外側で判断するときの観察ポイントとして、
初動の行動とか、
時間の捉え方みたいなところがポイントになる。
あとはこの間から言った思考の部分で言うと、
あるべき姿へのイメージをちゃんと持っているか、
現状というものに対する分析がしっかりできるか、
それと何をすべきかという課題テーマの設定ができるか、
もしくは具体策としてアイディアが浮かぶか、
この4点の揃っていればいいけど、
どこかにポテンシャルを感じたら、
思考面としてはいいんじゃないということ。
このことだけは前回も、以前話した。
そうですね、だいぶ前ですけど。
ここが思考面。
今日は意欲意識ベースをした、
本物を伴った行動ということでプラスして話しました。
なんかこれ、今私手元で書きながら聞いてましたけど、
システム組みそうなくらいきれいになってますね。
これは非常に使えるフレームワークだと思いますので、
ぜひ皆さんも活かしていただきたいですね。
というわけで、本日もありがとうございました。
ありがとうございます。
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