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2022-03-18 15:14

第360回「人事異動を嫌がる社員に、納得してもらうためには?」

第360回「人事異動を嫌がる社員に、納得してもらうためには?」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。 ★番組への質問はこちら↓↓ https://ck-production.com/podcast/inoue/q/
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克紀です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、いきましょうか。
そうですね。
さっそく質問にいきたいと思います。
今日はサービス業の33歳の女性の方からご質問いただいております。
いきますね。
井上先生、こんにちは。
私は多額経営の会社で、役員と一つの事業部長をしております。
うちの事業部は女性のみで構成されています。
ネイルと愛の複合サロンです。
会社としてやってほしいこととスタッフが嫌がること、
例えば人事異動など、
一緒に働いているのでその気持ちも分かりますが、
事業部長として方針もあります。
会社の方針だからといえばそれまでなのですが、
そのスタッフに、私にどんなメリットがありますかと聞かれ、
納得する返答をしてあげることができませんでした。
どう話したらスタッフが頑張ってくれるか、
またどうやって自分の事業部長としての責任と、
嫌なのわかるよという気持ちに折り合いをつけたらいいのか、
井上先生のアドバイスをどうぞよろしくお願いいたします。
スタッフが嫌がることをやってほしいというか、
だけどどうしたらいいかというのが大きな全体的なテーマの中で、
例えば人事異動という話をしました。
例えば人事異動とおっしゃってる方に焦点を合わせた方が分かりやすいかなと思って。
具体的なところですね。
人事異動周りでの話をしていくと、
正社員の方であれば、
会社が特に就業規則で異動がありますよと書いてあれば、
それは人事権は会社にあるという考え方なので、
会社がより良くなるという前提であれば、
人事異動組織変更はすべきだとは思います。
その際にあまり一人一人の感情が動くかにフォーカスしすぎると、
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お客さんが謝るかもよっていうのも言ってあげたいです。
ただ、やっぱり女性だけの仕事で、
ネイルとかお客さんに対峙しながら、
丁寧なサービスを心がけているようなスタッフたちであれば、
そういう人たちのメンタルとかマインドが、
丁寧にお客様に向き合うというマインド設定をしてあげなきゃいけないので、
不安とか嫌だなと思っているのは、
そういう感情に火をつけちゃうのはあまり良くないなというところで。
多分そういうことで悩んでると思う。
安谷先生の話が、この方の気持ちの葛藤なんでしょうねって感じながら言われる。
私のメリットは何ですか?の前に、
この人の異動をどうしてしたいのかっていうのは、
語られてないけど、
よりそこに行ってもらう方が会社としてはいいよっていう方向なんだろうと思うのね。
そもそもですね。
それはその方にとってもっていう意味で。
その方にとっても、会社としては。
つまり異動って二種類あるじゃない。
ここにいると困るんだよねっていう異動と、
こっちに行ってもやってもらいたいんだよっていう異動という両方あるでしょ。
もしかしたらもう一個あるのは、やってごらんっていうのもあるかもしれないけど、
経験としてやってみるといいと思うよ。
この経験としてやってみるといいと思うよはメリットが語りやすい。
他の場合はちょっとメリットって、
特にここにちょっと問題があるんで動かさざるを得ないなっていうのは、
本人のメリットっていうのはあんまりないかもしれないね。
逆にメリットで語る話ではないですね。
それじゃなくて、やっぱりこの人が他のところに行ってもらうことによって、
本人はそこの職場にいる誰か、
その上司との相性が悪いとかってあるのかもしれないけど、
ここで仕事してもらった方がいいんだけどなっていうことがあるんだろうなと。
なるほど。だいぶ絞られて見えてきましたね、映像は。
そうするとね、やっぱりまずこの人の立場、事業部長としての立場として、
会社全体を語らなきゃだめだよなっていうのはあります。
こういう方向に向かいたくて、今こういう課題を感じていて、
その課題を解決するためには、こんなことを、こういう手法を考えてると。
当事者には特に言ってあげたほうがいいし。
そうするとね、こういう役割を新たに担ってほしいと思うんだけど、どう?っていうことを、
こちらはそう思ってるということをまず言わなきゃだめだよ。
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いや、でもそこだと嫌なんですよねって。いや、嫌なのはわかるけど。
じゃあ私のメリットは何ですかって言って、うまく話せないって言うかもしれないけど、
いや、私たちが会社があなたの動きによってより良くなるというふうに期待しているので、
それに参加してやってくれれば、当然次のステージっていうのはあなたに訪れるはずだから、
今それが具体的にどういうことか言えないにしても、
新たなる成長とか、違うステージへの役割の拡大とか、いろんなことが考えられるよねっていうことだから、
ぜひぜひあなた自身の今後のためにも、一回ここで頑張ってみてほしいんだよっていうこと。
それともう一個、じゃあそういうふうに自分の成長も含めて、次のステップを捉えるとしたら、
これうまくやったらどうなりますかってのは、彼女が部下の人に質問させてあげてもいいかもしれない。
うまくやったらどうなりますかは、例えばどういうことをイメージしたわけだよな。
逆に言えばどうなりたいって聞けばいい。
じゃあ頑張ってやってくれることを期待してるよと。
それやってくれたら、会社としてもそれを非常に認めたいし、そこに向きたいと思うんだけど、
どんなふうになったらうれしい?っていうのは聞いてみる。
会社と個人の、両者のお互いのために持ってるものを提供し合うっていう関係じゃなきゃいけないから、
会社の提供してもらいたい価値についてちゃんと伝えることと、
それを果たしたとしたら会社としては会社としてやるべきことに期待することはあなたは何?っていうのを聞こうと。
これはウィンウィンなんじゃないかなと思うんだけど。
なるほど。
移動させられる側、あえてさせられると言いましたけど、
今回の場合は期待を込めて会社のためにも行ってほしいという人事異動。
店舗、サロンなどで、新しい店舗立ち上げとか、ちょっと採材悪いとこで行ってくれないかとかいろいろありますね。
穴が開いちゃったんで、あそこをとにかくしてほしいとか。
なったときに基本的には今の環境よりも何かしらのストレッチとかプレッシャーがかかる場所に行くし、
変化そのものがプレッシャーになるようなところに行ってしまうと思うとなんだかんだで不安じゃないですか。
生かされるもんで。
会社のほうの都合の話もあるんですけど、とはいってもやっぱり移動させられる方の不安とか。
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不安っていう言葉の言語になってない不安はいっぱいあると思うんですけど、
この辺ってどういう扱い方というか。
これはもしかすると、世代とか場合によっては男性と女性で感じ方が違ったりするかもしれないねっていうのもあって。
要は個性による差。男女だけじゃなくて。
によって捉え方が違うかもしれないけど、
やっぱり僕なんかもすごい移動した経験があるので、
自分の中でわかるのは、やっぱり期待かけられたなっていうときの移動って、
やっぱり自分の中にはスイッチが入りやすいんだよね。
次のためにやってごらんみたいな言葉は僕の中では響いたし、
お前ならできると思うんだよって言われたりとか、
やってほしいんだよとか、ここまで来たねとかね。なんでもいいんだけど。
とにかくステップアップしてるんだっていう感覚が自分の中であると、ポジティブに捉えられたので。
ちょっとした差はあるんだろうけど、これは共通してるんじゃないかなとは思うんですよ。
ステップアップ感というか、階段1段2段も上がってる感じっていうのが、
やっぱりこちらとしてはしたいんだよっていうことを会社は言ったほうがいいし、
あなたの力を使ってほしいと。結果会社もより良くなると思うということだと思うので。
なるほど。なのでこのケースにおいて、このケースっていうのはポジティブなアジェンジ度だろうとすると、
その会社としてあなたにかけているイメージで、プラスのまま成長していくとか、
ステップアップしていくっていう側面を、しっかりとちゃんと相手が納得するくらい伝えられるかどうかは勝負みたいなところなんですかね。
だから個人のメリットって本人が感じるものなんで。
確かにそうですね。何言われてもね。
会社がメリットだっていうふうに提示しても、受け取らないかもしれないもんね。
この方が言って伝えられなかったって。
もしかしたらあなたの成長ですって言ったのかもしれないけど、受け取ってもらえなかったのかもしれない。
でもね、でも成長のためっていうよりも、とにかく上がってきてるじゃないかと。
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ここまで来てるんだら、そろそろこういう役割も担ってもらいたいし、担うべきじゃないっていうのを会話なので。
今後成長できるよっていうのは、メリット感はないかもしれない。
なるほどね。
さっき言ったいくつかの例の中で、ここまで来てるんだから次行こうよっていう感覚。
今ここまで来てるねっていうことをまず大きく認めてるっていうことが伝わると、
じゃあ次っていうところに話も向きやすいかもしれない。
なるほど。最後に一つだけですから。
聞いて、ここまで来てるね、そうなんです。だからもうこれ以上頑張りたくないんです。っていうこともある。
本当にその人が言う理由、単純に甘えとかじゃなくて、
いや確かに嫌なのはわかるけどさ、ちょっとそれは我慢してよみたいな。
いう雰囲気の領域なのか。
たとえばお子さんがの事情で、勤務先が遠くなるのは困るんですとか。
って言うならば、若干もう相手の言うことも聞いてあげなきゃいけない。
そこまでもそうですよね。
どちらかというと事実ベースの、どういう環境なのかの啓発みたいなところですもんね。
その理由が成長というか、次に来たくない理由が何なのかの確認は一旦しちゃったほうがいいですよね、その前は。
仲のいいチームなんで、こっから離れたくないですぐらいだったら、やっぱりここまで来てもったいないよっていうこともある。
けどね、店舗系の方にとっては意外とそれすごい大事だったでしょ。
そうなんだよね。それはね、私も分かる。離れたくない。
ここまでお話しさせていただきましたので、ぜひ今日の話を聞いて、
現実とずれてる部分とか、ここはもうちょっと聞きたいみたいなのがあればぜひいただけたら。
追加質問欲しいですね。
そうですよね。
それも言ってみたんですとか、こう言ってみたんですって具体的にわかるとね、
こういうふうに言って嫌がってるんですってのがわかると、もうちょっと違う話ができるかもしれない。
というわけで具体的に考えていきたいと思いますので、ぜひ一緒に考えていきたいと思いますので、
またお問い合わせ質問いただけたら嬉しく思います。
ということで井上先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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