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2019-12-26 16:37

第244回「「If so」の力を身につけよう!」

第244回「「If so」の力を身につけよう!」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ今日はですね、久々に雑談をしてたところ、最近いろいろテーマがあるそうですので、
井上先生の持ち込み企画ということでやっていきたいと思います。よろしくお願いします。
というわけで、どこから行きますかね。大きなテーマとかありますか?
大きなテーマというか、大きく言うと、正解があるかないかみたいな話かな。
大事なのは、これ誰かが言ってたんだけど、事実は正しくなければいけない。事実だから。
だけど意見は正しいかどうかではなくて、なるほどと思えるかどうか。
つまり妥当性って言ったらいいの?なるほど、そう考えるならそうだね。
妥当、納得とか、そういうものが根拠があるとか、理由がはっきりしてるとか、
そういう理由でこの意見なんだねっていう、その意見の裏側にあるものを言ったときに、
相手がなるほど、そういうことならそうかもしれませんねと。
だから意見っていうのはある意味、それぞれが持つ仮説なので、正しさではないね。
根拠がどれだけあるかみたいなことなんで。
何が言いたいかというと、事実は正しくっていうのはすごくあるので、
この二つで一つは、事実情報をしっかりたくさん集めなきゃいけないなっていうのはやっぱり感じてるんです。
少ない情報で結論付けちゃう場面がやっぱり多いなと思ってるので、
これちょっと気を付けなきゃなっていうのはよく目にします。
それはコンサルティングというか、いろんな組織を見ていてですか?
こんなことが起こってるんですとか、セミナー会場で受けた質問で、
それってこういうことはあるんですか?って言って、
それはちょっと分かんないんですけどとかっていうようなね、
お金が欲しい情報なんだけど、それは知らないけど、
とにかくなんか最近辞めるやつ多いんですみたいなね、例えばね。
ようなことが起こっていて、
で、情報が集まってないかのに判断するのは経験則から判断して、
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おそらくこうなんじゃないって言ってるから、それ自体がずれてるような。
はいはいはい。
いいのが一つね。
事実情報を集めないから、多く集めないから、
そこから立てる仮説が貧弱っていう問題がある。
あとはさっき言った意見を言って、
事実は確かにたくさんの情報を集めて、分析的に見てもいいから、
そうするとより精度の高いものに近づける。
でも意見っていうのは今度はどう考えたかの世界の勝負なので、
意見が非常に納得性の高い意見を言ってくれるとか、
なるほどなと思える場面が多い人に対して、
人はやっぱりシンパシーを感じるし、
共感心もシンパシーも両方あって、
で、こうなんか近づいてきてくれる感じ。
こちらから言えば言ったことが聞いてもらえる。
はい。
なので意見形勢力ってすごい大事だなと思ってるんですよ。
でもそう思ってて、
両方大事だけど、
特に意見を作るっていう根拠を述べながら意見を作るっていうのって、
ふと感じてみると、
それに対して逆行する仕組みは結構あるなと。
と言いますと?
こういう手順でやりましょうっていう、
一概に全てを言ってしまったら危険だけど、
マニュアルとか、
だから営業の中ではロープの中も一瞬そっかもしれない。
形が決まっちゃうとね。
とか、すごく丁寧にツールが揃ってる場合。
やるべきこと、記入すべきものとか、
相手に渡すものとか、
いろんなものでツールが揃い切ってると、
なんでこのツール使ってるのかとか、
分からず、
分かった、そこまで言ったのにね。
じゃあこのBのシートをお客さんと相談して埋めてね、
みたいなことって起こる?
とか製造でも、
これ覚えてきたんだな、次この手順だからこれ覚えてね、
っていうのがあるんだけど。
で、教わってその通りやるんだけど、
これって、さっき言った、
あることに対してやり方は覚えたけど、
なんでそうやるのかとかっていうのは分からないから、
なんか思考の訓練が一切されてない気がする。
で、大きい企業とか入ると、
なおさらその傾向は、
そんなことも考えることもないぐらい、
日常で仕事が身についていっちゃいますし。
で、そんなことで言ってた時に、
ある時、
でも、君だったらどう思うの?
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これっていうことを聞いたことがある。
なんか違うんじゃないかなと思ったので、
ある飲食の場面なんだけど、
お客さんにこうやって出してるんですとか、
こうやってるんです。
なんか無駄な気がするなっていうか、
分かってないような気がしてたのかな。
で、なんでそうやるの?
言われた通りにやってるんです。
でもさ、僕だったらそれちょっとうざったいんだけど、
その声掛けとか。
どうなるのそれって。
いや、でも、とりあえずやってみないと分からないですから。
とりあえずやってみろって言われたからやってるんです。
で、どう感じるの?って聞いたら、
感じてないんでね。
で、もう一回聞くよって。
僕、まあとりあえずその会社が何のためにやってるか分かるので、
会社で言ってるじゃんってよく。
お客様目線に立って、先にまず手を振る。
先回りしようなって言ってるよね。
これ、そう考えるとこれって何のために、それにつがずいてるの?とか言ったら、
意外と彼が言ったことは、
順番違いますねって言ったのね、ある程度。
先にこっちやった方がいいですねって。
後でこれを持ってきた方がいいですよねって。
普通だよねって言った。
で、これはマニュアルとは違うのよ。
でも、この人に対しての腹落ちが一番大きい。
だからその人のその後の動きは良くなったっていうのを、
その上の人から聞いた方がいい。
っていうことは何かっていうと、
目的のために自分で考えるっていうことは、
されてるかされてないからさ。
目的があって、
これが要は自分の中で腹落ちできてるかどうかで。
それはそう。
当たり前の話なんだけど、
とにかく言ったことをまずやろうよってモードは大きいのと、
今の人たちがやり方があるんだろうから、
言ってください、教えてくださいのモードも強いので。
確かに。
だから言うと、それなんですねってやるんだけど、
その通りやり続けちゃう。
高級な料理屋さんとか、結構高いところで、
そんなしょっちゅう行くわけじゃないけど、
一定不満足なときあるんだよ。
これね、例えば和食だと中井さん的な方、
アルバイト。
棒読みの説明。
食事の。
これはどこどこ飲んだっけ、
手順通りに語るんだよね。
それがわかるからすっごい気持ち悪い。
型に押し込められた。
だったらAIでいいじゃん。
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って思うので、
やっぱりベテランなんかで気持ちいいな、
この方って思うときって、
すごく不自然に一個ずつに触れてって、
こっちに入るようにしてくれて。
っていうようなことなので、
つまり、
何を最近一番感じたかというと、
会社の中とか、若い人とか、
手順とか手法とかあるだろうけど、
やっぱり、
なぜこれをやらなきゃいけないのかに戻ってほしい。
改めにここでその話ですか。
これをやるためには、
他の方法はないの?って自分なりに一回見つけてほしい。
言われてる方法じゃなくて、
自分なりになったらどうするっていうのを、
無理やりでも別な方法を一回考えてほしいのよ。
その思考訓練的にですか。
そう。
それで、両方やってみて、
自分でどっちがいいか実感してほしい。
これやるとね、
考えて自分がやったものが良かったときの、
これやっぱり体感、
快感的体感っていったら、
あるので、
考えるの楽しくなる。
その経験がないからね、
考えるきっかけがないけど。
だからさっき言ったみたいなことが現場で起こったりする。
この間もある若手の研修のときにも、
やっぱりそんなような話もしたんだけど、
そのときに終わったときの感想で、
まず自分で考えるって大事ですねっていうことを、
書いてくれた方もたくさんいて。
だからやっぱり、
案外、
仕事を覚えてるときこそ、
ときに起こりがちなのが、
自分で考えないで覚えてるだけ。
っていうのが多いから。
覚えていいのよ。
覚えてやればいいの。
やればいいんだけど、
なぜこのやり方なんだろうかな。
他にないのかなって考える。
そんなことを訓練させてあげてほしいなと思うんで。
それはやっぱりそういう力が、
世の中的に必要という感じなのか、
そういう人が弱まってるとかいうのは、
どんな感じなんですか?
見たてと。
それを繰り返していくと、
たぶん、
突然な言い方になるんだけど、
勘が働くようになる。
つまり、自分で考えるじゃない。
例えば、
お客様に、
親しみやすい店だと思ってもらいたいっていう目的で、
接客をやるときに、
さっき言ったのはそういうやつなんだけど、
何かうざったく感じるんだけど、
過剰に感じるよ、
しつこいよっていうのを、
やっちゃうよりは、
そうやって自分だったらどうかな、
それは人によって表現方法が違っても構わないので、
例えば、
遠藤さんなら遠藤三流、
僕だったら木流があっていいから、
井上は親しみやすいお店だと感じてもらうためには、
僕はどうしたらいいだろうか、
笑顔だなって申し上げたんです。
笑顔がんばろうって思うわけじゃん。
でも他の人は声掛けだと思う。
その実感を掴んで、
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親しみやすいって思ってもらえたなと思ったら、
ここに、
笑顔だなと思った自体がある種の感なので、
感が磨かれるのよ。
こういうことなんじゃないの?
ポイントに対する感が働く。
へそが見える。
キーが見える。
そういう感が働いていくので、
言われた通りにやると働かない。
この働くと何が大事かっていうと、
もうちょっと経験をこれで積んでいくと、
その先に大事なのは、
論理を超えた決断ができる。
ちょっと大げさな言い方で。
今の時代は、
分析とかいうのは優れてるので、
顧客ニーズを分析しようなんてのは、
どこの会社もやるので、
全員実は同じ答えを出しちゃってる。
同じ施策を全員がやるから、
全くチンプなものになる。
その時に超えるのは、
俺はこうしたい。
こういうのがいいと思うという感が
大事になってきていて。
いろんなことあるかもしれない。
俺はやっぱり笑顔だよ。
うちは笑顔でいこうって言える?
例えばね。
例が良くないけど、
チンプで良くない。
いやいや、例えばですか。
そんなようなことが、
商品サービスの差別化に繋がっていく。
個性だったり、独自の色というか。
そういうことで言うと、
論理性は絶対大事なんだけど、
論理性だけでは、
もしかしたらもう勝てなくなってる。
前おっしゃってましたよね、
別の会で、
最近アートとロジックがちょっと気になるんだよね。
ただアート的な発想に行くためには、
考えるという独自のサイエンスというか、
ロジックをやっとかないと、
溜まっていかない。
アート的な。
時代的にはね、
なおパソコン能力は。
そうですよね。
やるだけだったら、
別にロボットとAIでいいじゃんって話になっちゃう。
だからやっぱり、
昔のものもすごく大事だし、
具体的な行動に落とし込むためのアドバイスとかも大事だけど、
それを気づかせるコーチングなんてことも大事なんだけど、
なんかすごくシンプルに、
こういう選択肢をいくつか出してみようよって言って、
こんなやり方もあるかもねって、
ブレーストフードでいいから、
今回の案件で、
どんなやり方がいくつ考えられるかねって、
ポンポンポンポンポンって出すだけで、
本格的になるので、
正解を出しなさいとかではなくて、
こんなポイントもある、
こんなやり方もある、
こんなことどうなんだろうか、
なんちゃってみたいなのをたくさん出して、
これ面白いね、やってみようよっていう風になったら、
多分それが部下が言った意見だったら、
部下は喜んでやるし、
なんかそういう、
前僕は、
君ならどう思う?っていう風に、
君なりの考えをまとめなさいっていう、
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いきなりのモードのようなことを言ってたんだけど、
その一歩手前、
なんか感じること出し合ってみようよみたいなのを、
今一個手順として増えた方がいいかなっていう風には思い始めた。
ある種ちょっと無駄をやってみようみたいな感じで、
一旦止まって。
ちょっとなんかいろいろ取り留めのない話になりましたね。
いやいや、今日はそういう回ですもんね。
でもホワイが改めて、
そもそもなぜかみたいなところに立ち返って、
だとしたらっていう思想、発想。
だとしたらですね、キーワードは。
If so.
If so.
というわけでね、
この回1週間くらいIf soな仕事をしていただきたいですよね。
というわけで、たまにはこういう持ち込み企画やっていきたいと思います。
三浦先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
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