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この時間はZoomUp、毎週火曜日は経済です。
明治大学教授でエコノミストの飯田康幸さんです。
飯田さん、おはようございます。
飯田さん、今年もどうぞよろしくお願いします。
景気のいい話がたくさんあるといいですね。
ただ、実質賃金について今日伺いたいんですが、
8年ぶりの下落率、昨年11月3.8%減、
なんていうニュースが年明け早々にありましたね。
実質賃金なんですけれども、
そこから物価変動のエリアがあります。
例えば、給料そのものが1%上がって、
同時に4%物価が上がると、実質賃金になります。
今回、実質賃金大幅に低下したのは、
間違いのことになります。
消費増税によって物価で実質賃金が上がる。
これですね、大抵の場合、
その意味で、物価上昇の初期に実質賃金が下がるというのは、
決して珍しい現象ではありません。
しかしですね、多くの国の場合、日本以外では、
物価上昇に対応して次の年、賃金が上がると。
次の年も物価が上がっているので、
またその次の年、賃金がというふうに、
少しずつ物価上昇に対して、
前回の消費増税による実質賃金の低下。
この消費増税による物価上昇って一家制のものですよね。
なので、別に次の年、企業側としては、
企業の販売価格は上がっていませんから、
賃金も上げないわけです。
今回の物価上昇が、どういう物価上昇になるのか。
つまりは、一家制の物価上昇であると、
これまた、物価上昇によって実質賃金が下がりました。
次の年は物価が上がっていないので、賃金を上げられません。
という結果になって、
ただ実質賃金が下がっただけになってしまう可能性がある。
それは困りますね。
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はい。だからこそ、本来であれば、
日本以外の国で常識的な、
毎年2、3%インフレするという状況が中長期化しないと、
賃金の方には反映されないんですね。
で、この物価上昇は嫌だけれども、
賃金だけ上がるというのは、およそ…
物価が上がっていくってことは、
会社、売る側としては、販売価格を上げていけるので、
賃金も上げられると。
これを今年ですね、取り戻していけるのか。
つまりですね、しっかりと賃金を上げないと、
労働者を引き受けられない。
こういう流れに戻すためにも、
今年しっかりインフレが続くかどうか、
というのが非常に重要なことになる。
年始の会見で岸田総理も、
インフレ率を超える賃上げの実現をお願いしたいと、
経済団体に求めましたよね。
インフレ率が今3%超えてますけど、
それがどうなんでしょう?
続くんでしょうか、今年は。
今年はかなり厳しいと思います。
おそらく下がっていくんではないかと。
その理由がですね、
アメリカではすでに、
今年の後半から物価上昇率、
頭打ちになってきていて、
直近だと前月に比べて下がっています。
これはヨーロッパでも、
どうも同じ現象が起きていて、
日本の場合、物価の動きっていうのは、
本当に反応が鈍いんですね。
なので、物価上昇もアメリカ、ヨーロッパより、
かなり遅めに始まりました。
そのせいで、まだしばらくは続きそうですし、
おそらく4月に多くの品目で値上げがありますが、
その後鈍化する。
そうすると企業側としては、
いやいや、販売価格上げられないんだから、
賃金なんか当然ある。
なので、しっかりと今年もですね、
せっかく復活した企業側、
販売側が得ざるを得ないし、
それを得ることで、経営を維持するっていう方向性に、
各企業が向かっていけるような、
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金融政策を取る。
そして、企業側が賃金を上げないと、
人を引き受けられない。
そういう人手不足状態を維持するような、
財政政策を行うこと。
財政政策、首相の掛け声だけではね、
賃金は上がりませんので、
そうですよね。
首相は経済界に葉っぱをかける。
以前に経済政策をたくさん、
自分たちの党であり、政府であり、
官庁に葉っぱをかけてほしいですよね。
そうですよね。
で、もし大企業の方が、
先に価格を上げたとしても、
その添加分が、
きちんとサプライチェーンの中小企業にも、
ちゃんと底上げになるような形に、
なっていかないと、
経済全体は盛り上がっていかないですよね。
そうですね。
そしてやはり中小企業といえば、
サービス産業の中小企業が、
しっかりと利益を上げられるように、
人の動きというのが、
コロナ前に戻っていく、
こういった流れも必要だと。
いろいろ、例えば全国旅行支援とかも、
今日からまた再開されますけれども、
あと水際対策というのも、
ずいぶん緩和されてきましたが、
こういう国際的、国内的にも、
移動もずいぶん、
そろそろ移動していいなという、
ムードが醸成されつつありますけれども、
これがまた経済にも大きく関わってくる、
ということですかね。
そうと併せて、国内的には飲食サービス、
特に飲酒、アルコール摂取を伴うような、
会食の機会というのが、
しっかりと確保されるような感染状況、
こういったものも、
大きな支援材料だと思います。
うーん、そうですね。
分かりました。
どれだけこのちんやげというのが、
実現されるのか、
2023年はそこに注目したいですね。
はい。
飯田さん、今年もどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ズームアップ明治大学教授で、
エコノミストの飯田康幸さんに話を聞きました。
数学教師芸人の高田先生だ、いよーん。
高田先生の算数ワクワクラジオ、
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