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2025-03-26 29:33

#11-1 大SNS時代を築いた、デジタル帝国“Meta”の胎動

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:::::::::::::::::: 今週の内容 ::::::::::::::::::

本日よりMeta編がスタート!
ここから数回にわたり、Facebookから始まったMeta社の成長戦略を深掘りしていきます。

初回はFacebookの圧倒的な影響力とSNSの進化の歴史を振り返ります。

世界で月間33億人が利用する巨大プラットフォームは、どのようにしてここまで成長したのか?
競争が激しいSNS市場において、なぜFacebookは後発ながらも勝ち続けることができたのか?

SNSの変遷やネットワーク効果、競合との戦いを俯瞰しつつ、Metaが今後目指すAI・メタバース戦略にも触れていきます。

これからのビジネスにも活かせる示唆に富んだシリーズの幕開けです。
ぜひお聴きください!

:::::::::::::::::: 再生リスト ::::::::::::::::::

■Meta編
Spotify:⁠⁠⁠https://spoti.fi/4aE8Nk6⁠
Youtube Podcast:⁠⁠⁠https://bit.ly/42OLIYs

■全シリーズ
Spotify:⁠⁠⁠https://spoti.fi/3zxsWd3⁠⁠⁠
Youtube Podcast:⁠⁠⁠https://bit.ly/49HTSEZ⁠⁠⁠

:::::::::::::::::: 出演 ::::::::::::::::::

⁠⁠尾原和啓(IT批評家)⁠⁠

京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センターアドバイザー、現在13職目、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞

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⁠⁠けんすう(アル株式会社代表取締役)⁠⁠

アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、2018年から現職。

::::::::::::: 番組への感想・メッセージ :::::::::::::

⁠⁠⁠https://forms.gle/bHQjcgjCCQkFEFDg9⁠⁠⁠

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■音声編集:株式会社BOOK

■アドバイザー:⁠⁠樋口聖典(株式会社BOOK代表取締役)⁠⁠

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サマリー

Meta社はFacebook、Instagram、WhatsAppを運営し、月間利用者数は33億人に達しています。このエピソードでは、Meta社のSNSの進化や経営戦略としてのAIの重要性が探られています。デジタル帝国であるMetaの背景には、SNSの利用増加の理由や友人同士のつながり、メッセンジャー機能の重要性があります。また、Facebookが他の競合とどのように差別化し、成功を収めたのかについても触れられています。デジタル帝国メタの形成において、InstagramやFacebookの進化が重要な役割を果たしており、特に競合との戦闘や新たなサービスへの適応がメタの成功に貢献しています。

Meta社の現状と戦略
スピーカー 1
ハイパー起業ラジオ。ハイパー起業ラジオ。はい、というわけで、久々のホデブト編を撮りたいなと思っているんですけれども。はい、前、多分ね、エピソード15で収まると思うんだけど、もしかしたら最長になっちゃうかもしれない、今回。15、だって今回のシリーズは、僕が詳しいだけじゃなくて、下手するとけんすうが喋りすぎてしまうかもしれないシリーズなんですよ。
スピーカー 2
なるほど、じゃあちょっと、何の話をするかをもう先に言っちゃいますか。はい、今回取り扱うのは、Facebook、Instagram、WhatsAppなどでやっているMeta社ですね。Meta社、もうね、使ってない人とかってもうほとんどいないんじゃないかレベルで浸透していると思うんですけれども。
はい、現在、Meta社のトータルで見たときの月間利用ユーザーが33億人。33億人、地球人口のほぼ半分。はい、そうですね、インターネットに現在つながっているので、45億人と言われているので、ほぼほぼ使っているってことですね。すごいっすね。
っていうぐらい日常に溶け込むSNSと日本では言いますけれども、このSNSって何やねんっていうのって、絶対けんすう語っちゃうじゃないですか。うん、確かに楽しそう。かつ反省したんですよ、1個。反省。
スピーカー 1
企業深掘りシリーズ、今までリクルート、ネットフリックスってやってきてるんですけど、抜け落ちてる観点が2つあって、1つはリクルート編はですね、1個1個の事業の成功パターンとか、組織っていう成功パターンを話してるけど、これ執行の話ばっかりしてて、リクルートという会社のあれだけの事業がたくさんあるっていう経営の話ってあんまりないんですよね。
その観点で考えると、メタ社って元々Facebookで創業しながら、Instagramを買収し、WhatsAppを買収し、FacebookとかSNSが未だに収益の95%以上占めてるにもかかわらず、メタっていうふうにメタバースに社名を変更し、
かつ、知ってます?今のマーク・ザッカーバーグ、メタ社長の、今年来年で到達しなきゃいけない目標って何か知ってます?
でしょ?日本では伝わってないんですけど、今年の彼らの目標は、彼らのAIユーザーの月間利用者数が10億人にライバルより一番先に到達するということが、この10年の中で最も重要な戦略だってことを今、マーク・ザッカーバーグは言ってんじゃん。
スピーカー 2
AIなんですね。
スピーカー 1
っていう、「じゃあなんでAIなのか?」みたいのは、だいぶ後ろですね。たぶんシリーズ10くらいで解説すると思うんですけれども、わざわざメタバースのメタ社に名前を変えているのに、今一番大事な経営戦略手法がAIだっていうことを設定するっていうところの経営と執行のダイナミクスみたいなところが、
リクルート編ではあまり喋らなかったので、その辺を語っていきたいっていうのが一つと。あともう一つ、ある種経営と執行という意味では、ネットフリックス編、ピポットと呼ばれる自分の中心軸をずらし、ずらし、ずらし、最終的に勝利を手にするというところまでいったわけなんですけど、ここにおいてライバルがほとんどリアルなんですよね。
スピーカー 2
なるほどね。ブロックバスターでしたっけ。
ネットワーキングサービスの変遷
スピーカー 1
そうそうそう。だから、もっと言うと、コンテンツを持ってらっしゃる会社様、映像の会社様とかっていうふうに、そういう意味でネットのライバル同士のしのぎ合い。この辺がまだこのハイパー企業ラジオでは語ってなかったなと思って。
確かにそうっすね。ネットフリックスでもやっぱりブロックバスターとかディズニーとか、ちょっとネット専業ではないですもんね、みんな。
そうなんです。ネット専業のしのぎ合いの中、なぜフェイスブック、インスタグラムを抱えるメタ社が、実は今、世界の時価総額でも5位まで戻ってるんでしょ、メタ。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
さらに余談なんですけれども、今、世界で一番の資産家ってどなたかと思います?
スピーカー 2
一番の資産家、イーロン・マスク。
イーロン・マスク。
スピーカー 1
はい、その通り。じゃあ2番目が誰かっていうとマーク・ザ・カバークなんですね。
スピーカー 2
ああ、2番なんですね。
スピーカー 1
そうなんですよ。っていうぐらいに、ちょっと一時期メタ社は落ち目じゃない?っていうふうに思われてたものは、結局、時価総額とか個人の資産って、ある種、周りからこいつは未来伸びるやつだっていうふうに期待されてるっていう指標ですよね。
それがそこまで伸びているっていうのは、なぜかっていうあたりを深ぶっていきたいと。
スピーカー 2
楽しみですね、これ。
スピーカー 1
特にオンラインの中でのライバルとのしのぎ合いっていうことで言うと、ケイスが昔よく言ってた話で、そのジャンルを発明した人と実際勝ち残った人は違うよね。
よく言われるのが、Googleって何番目の検索エンジンだよね、とか。Amazonも別に最初のeコマンスプラットフォームではないよね、みたいな話があって。この発明者と勝者が違うみたいなところを、メタの歴史に入る前の全体の話っていうのを今日はしていきたいんですよね。
これはちょっと楽しみですね。全15回ですが、話すことはいっぱいありそうな気がしますね。
それが最後のこのメタ編を撮りたかった理由で、やっぱりリクルート編はさ、僕も件数もいたことがあるっていうことでカミワリ盛り上がったんだけど、Netflix編ってさ、やっぱり意外と海外の会社だから、ちょっと件数も解像度が高くない部分もあったりしたのが、SNS好きですよね。
スピーカー 2
SNS好き。
スピーカー 1
ためるなよ。嫌いなのか。
スピーカー 2
いやいや、好きですよ。好き好き。
そうそうそう。っていうところで、さっき15で終わるかなっていうのが、件数がいろいろ足していくと、じゃあこれ一編で終わろうと思ったのを2つに膨らましましょうかね、みたいなことが多発するんじゃないかな。これはでもリスナーの方にもハイパー企業家の方にも嬉しいんじゃないかなっていうので選んだんだろうなっていうね。
早速話すとしたら、どこから話すといいんですか、これは。
スピーカー 1
一番話したいのが、SNSって何の略でしたっけ。
スピーカー 2
ソーシャルネットワーキングサービス。
スピーカー 1
そうでしょ。ネットワーキングサービスなんですよね。今世の中で増えているXだとか、あとFacebook自体もInstagramも今ソーシャルネットワーキングサービスですか。
スピーカー 2
違いますね。
スピーカー 1
ソーシャルメディアになってない?
スピーカー 2
ソーシャルメディアですね。
スピーカー 1
そうなんです。
スピーカー 2
アメリカだと昔からソーシャルメディアって言ってません?
はい、そうなんです。実は切り替わってるんですよ、途中で表現が。
スピーカー 1
つまり何かというと、僕たちはSNSというソーシャルネットワーキングサービスとしては、Facebookの始まりがそうだったわけですよね。
友達とどんどんつながっていくっていうところから、実は気づけば僕たちはショート動画だったりとか、ニュースを配信してくれるコンテンツだったりとかっていうふうに、
メディアとしてソーシャルの要素の中で見ていくというものに建設しちゃってるわけですよ。
これって意外と皆さんは言われると、確かにってケースからもうちょっとそうだっていうリアクションが来るかなって思ったけど、ケースには当たり前すぎて。
スピーカー 2
そうなんですよ。でもそうですよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。そうなんですよ。みたいなところがあって、さっき言った発明者と勝ち残るプレイヤーは違うよねって言ったときに、
SNS対してはソーシャルメディアって今、実はFacebookってここにインスパイアされてこの機能をくっつけてったよねみたいなところって、いろいろ分解できると思うんですよね。
例えばどういう感じに分解していきます?
スピーカー 2
Facebookのもともとはやっぱり友達とつながれるみたいなサービスがフレンドスターとかでしたっけ?昔あって。
スピーカー 1
さすが。おっしゃる通りですね。
スピーカー 2
っていうところと、おそらく大学のまさにFacebookじゃないですけど、顔と名前がある名簿サイトみたいなのが大学内とかにあって、そこをちょっと便利にしようみたいな、この2つが掛け合わさったものみたいなイメージですね。
スピーカー 1
さすがですね。おっしゃるようにFacebookって2004年に生まれてるんですけれども、友達同士をネットワークしていきましょうっていうところで言うと、実はFacebookの2年前の2002年にフレンドスターが出ていたりとか、
あとプロフェッショナル、仕事をしている人同士がつながっていくっていうところで言うと、実はLinkedIn、これも2002年なんですよね。Facebookより2年早いんですよ。
スピーカー 2
早いんですね。
スピーカー 1
だし、もっと言うと、人のプロファイルがあって、そこでつながっていくっていうところで言うと、グリーって何の名前からグリーにしたかって、6degreeから来てるっていう話があったじゃん。
スピーカー 2
ありましたね。世界中は6人経由すれば誰とでもつながるみたいな理論ですよね。
スピーカー 1
そうです。実は1997年に6degreesっていうサービスがあるんですよ。だけど、結局6degrees自体は当時で言えば100万人を超えるサービスになったんですね。
なんだけど、儲からなくて倒産してるの。みたいなふうに、実は友達をつながっていくという、まさにネットワーキングサービスっていうところに関して言えば、実はFacebookって結構高発なんだよね。
AIと未来の戦略
スピーカー 2
そうですね。当時から見てもちょっと高発のニッチサービスぐらいのイメージありましたね。
スピーカー 1
そうなんですよ。実はでも、SNSがなんでこんなに使われるかって、いくつかの機能があるからじゃないですか。友達とつながるだけじゃないじゃないですか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
どういうもんが、例えば。
スピーカー 2
プロフィールの更新が見れるみたいなところが、たぶん一番プリミティブなところで、その先に友達の今やってることが投稿とかで分かるみたいなところに出るっていうイメージですね。初期は。
スピーカー 1
そうするとやっぱり、実はこのプロファイルを見るっていうサービスだけで言うと、実は、例えばコンプサーブっていうですね。いわゆる日本におけるニフティみたいなものが。
スピーカー 2
ニフティみたいって言っても。
しまった。
スピーカー 1
通じないかもしれないですね。
ごめんなさい。
スピーカー 2
ニフティサーブっていうね、当時大きかったコミュニティサービスみたいなものがあったわけですね。
スピーカー 1
っていうものの時代からあるし、アメリカにおいては実はアメリカンオンラインっていうAOLっていうものが。
スピーカー 2
AOLね。
スピーカー 1
結局、昔ってインターネットにつながるためには電話でどこかにつなげなきゃいけないので、そうすると電話でつなげる先に一回まず接続する場所っていうのがものすごくユーザーが集まる場所で、そこが結果的にプロフィールページとかを拡充していくっていうことで始まっていくから。
実はこういったものって1991年のコンプサーブの中にあったし、実はこのネットサービスとしてプロフィールだけに特化したウェブサービスって1995年にThe Globeっていうサービスとして始まっていく。
スピーカー 2
へえ、知らない。
スピーカー 1
だから6degreeと2年前ですね。6degreesが1997年に対して1995年みたいな形。そうだよね、この辺、件数生まれてないもんね。
スピーカー 2
生まれてはいる。生まれてはいますが、あんまりやってなかったですね、確かにそういうサービスは。
スピーカー 1
さすがにネットサービスはある。ちなみにパソコン通信って件数触ってたんだっけ?
スピーカー 2
実はねパソコン通信は触ってなくて、普通にやっぱWWWというかワールドワイドウェブからだと思ってもらえればいいと思いますね。
スピーカー 1
OK、じゃあそこら辺の歴史に関してはちょっと僕側から説明する側に行くんですけど、実はSNSを支える三大柱でいうと、友達がつながる。
友達がつながる上でフィールが大事だよね。あともう一個大事な柱がやっぱメッセンジャーなんですよね。
スピーカー 2
はいはい、確かに。
メッセンジャーの重要性
スピーカー 1
要はメールだと思ったところをつながってる友達だったら、もうワンクリックして非常に短文でメッセージを送れるし、相手に友達からのメッセージであればポップアップとか出てきて、すぐにメールだと誰から来てるかわかんないから1日2、3回見ればいいや、だけど友達からのメッセンジャーはリアルタイムでコミュニケーションしたいよねっていうのがあって。
これ厳密に言うと、これも同じ1970年代にMITの中で作られたサービスっていうのが先なので、インターネット前なんですけど、一般的に言うとこのAOLさん。
さっきのAOLがメッセンジャーを作ったことによって爆発的に広がったし、あと件数も覚えてるかわかんないですけど、これも1996年にICQっていうですね。
スピーカー 2
ICQにシャキンシャキンシャキンシャキンってやつですね。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
誰もわからないだろう、効果音ですが。ICQは使ってましたね。
スピーカー 1
そうそうそう。でもそんなこと言ったら、結構やっぱりAOLでそのメールが来た時の音にときめく人がいて、それにトムハンクスが誰だっけな、恋愛映画とか。
夕方メール。
スピーカー 2
夕方メール。
スピーカー 1
そう夕方メール。
そうそう。
っていうぐらい、やっぱりその1990年後半に、知らない人と繋がっていけるんだっていう感覚だったり、繋がった人がリアルタイムで更新できるから、愛を深めていくんだみたいなところのときめきが生まれたのってこの辺だったよね。
スピーカー 2
でも確かにメッセンジャーサービスは90年代から結構ちゃんとあって、インターネット上の人とリアルタイムでやりとりする。つまり今で言うインスタのDMとかLINEと同じようなことはされてたんですよね。
スピーカー 1
そうなんです。
スピーカー 2
それはそうだ。
スピーカー 1
そういうものの結局集合体っていうものが、なんでFacebookだけが今生き残っていて。もちろんICQはその後中国がそれをパクる形でQQっていうサービスになって、このQQのサービスが原型でWeChatっていう形で、
中国圏および中国語を話す人が多いアジアにおいては最大のLINEみたいなサービスになってるものの、やっぱりこの辺のタイミングで出た方々ってほぼほぼ死んで、結局2004年に生き残ったFacebookだけになってるんでしょうね。
MetaとInstagramの成功
スピーカー 2
そうですよね。だからFacebookとかがメッセンジャーやる前には、僕はMSN、マイクロソフトのメッセンジャー使ってましたけど、マイクロソフトですらもうあれ多分ないですよね。
スピーカー 1
MSメッセンジャー終わりました。
スピーカー 2
終わりましたよね。とかYahooメッセンジャーとかね、日本だとすごかったですけど、使ってる人もいないですもんね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
確かに。
もちろんそれって基本的な原理として強くあるのがネットワークエフェクト。特にネットワークエフェクトの外部性ですね。
要は仲間がいるから仲間がいるところに寄ってって、仲間外れになりたくないからもうそこに入らざるを得ないっていう原理があるにしても、なぜFacebookだけが強く生き残ったのかっていうところが大事なんですよね。
スピーカー 2
確かに。外部ネットワーク性でいうと、MSNはホットメールっていうメールのアカウントあったので、すでにメールでつながってる人とやれるっていうのもありましたし、最近で言うとGoogleさんなんかはGメール持ってる上にOSまで押さえてるから、メッセンジャーってもうGoogleが絶対勝つんじゃないかって言われ続けてたんですけど、結局戦えてないですもんね。
スピーカー 1
そうだね。おっしゃるようにGoogleはその後、成り物入りでFacebookを浮気するために、2011年にGoogleプラスという実はSNSを出していて、AKBが全員Googleプラスの上で投稿するみたいなこともやっていったんですけれども、これは失敗に終わっていて、
それの日本の事業開発をやっていたのがオバラっていうやつらしいんですけれども。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
私もオバラ系ですけど。
スピーカー 2
そうですね。Googleプラスもそうですし、楽天とかもバイバーとか買収して、日本で。
スピーカー 1
お前、俺の悔やみはさらすぎか。バイバイ言ってるけど、今でもイランではナンバーワンだし、日本にいるとLINEが勝ってるけど、今、ちょっと最新の統計知らないけど、今でも世界17国ぐらいではバイバーがトップなんです。
スピーカー 2
そうですよね。つまりオバラさんもGoogleの立場とか楽天バイバイの立場からそこに挑んでる経験があるので、詳しさというか改造像でいうとめちゃくちゃ高いですよね。
スピーカー 1
そうだよ。改造とか高いってことだよ。でも逆に言うと、こんだけオバラがいろんな理屈をわかってたとしても、叶わないことってなんで叶わないのかっていう話もいっぱいあるわけで。
一方でフェイスブックだけでもさ、例えばさっき言ったようにフレンドスターだったりとか、チックスにフリーだったりとか、今日は詳しく説明しないですけど、やっぱり件数がさらりといったように学校の情報が得られるっていうところで、クラスメイトドットコムみたいなサービスも昔あったわけだよね。
知らないそれも。 いわゆる学校のOB同士がつながりますとか、あと日本でもあったけど、学校の中の休校情報とかさ、今日この授業休みだよみたいな。そういうどっちかというとつながりもあるけれども、掲示板的なサービスと昔のOBと会える、再会みたいなところの影響を受けたりサービスみたいなことが、あとブラジルでオーカットっていうのがね。
オーカット、Googleの。 Googleが実は1回。
スピーカー 2
オーカット、日本でSNSが流行ったきっかけは、実はオーカットのイメージあります。
スピーカー 1
よく知ってるね。さすがだよね。そうなんだよ。2004年に、実はFacebookも2004年なんだけど、オーカットはGoogleが2004年、ブラジルでとにかく人気になって結構日本にも影響を持ってた。けど負けてんだよね。
スピーカー 2
そうですね。だからGoogleの方が先にやってて、しかも上手くいってたのに、もう今や全然負けてるっていうの面白いですね。
スピーカー 1
それがなぜかっていう話もあるし。
スピーカー 2
なぜ、確かに。
スピーカー 1
じゃあそれを喋っていくわけなんだけど、実はもう一個大事な話ってさ、FacebookってInstagramも成功させてるんだよね。これInstagramも全部が全部自分たちじゃないわけですよ。
Instagramって最初は実はデートマッチングサイトとして始まろうとしてたところで、だから例えばInstagramってやっぱ写真の共有っていうところが衝撃的で、それでいえばFlickrってやつがあったわけですよ。
スピーカー 2
あった。懐かしい。写真をアップして共有できるサービスみたいな感じですよね。
スピーカー 1
そうですそうです。っていうのがあったのになぜInstagramはきちんと広げられたのか。
スピーカー 2
確かに。
メタの競争力
スピーカー 1
さらに言うとInstagramの場合は後から逆に先進的なサービスが出てきてひっくり返されるリスクとずっと戦ってるんですよね。
例えばわかりやすい話で、バインとか覚えてますか。
スピーカー 2
バイン、6秒動画の。
スピーカー 1
なんで6秒ってすぐ出るんだよお前は。
スピーカー 2
ツイッターが買収したやつですね。
スピーカー 1
そうですそうです。6秒の短めの動画がどんどん出ていくっていう、いわゆる今のショート動画、リールズですね。
あれの初期の影響をすごく受けたもので、2012年にバインものすごい伸びてるけど、Instagramが2013年に機能対応して結局Instagramが勝ち残ってるし。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
もっと言うとそういうものってスナップチャットもそうじゃん。
スピーカー 2
そうですね。リールとかもそうですし。
スピーカー 1
消えるっていうところですね。スナップチャットが大事なのが24時間で見えるっていうストーリーっていう機能ですね。で現在TikTokとかちがちじゃん。
スピーカー 2
確かに。だから理論的に言うとネットワーク効果を考えると先に先行してる強いサービスは勝ちやすいはずなのに、そうなってもメタ社は勝ってるし。
スピーカー 1
そうだからFacebookは先発がいっぱいいたのにFacebookは後発として勝ち残ってるし。一方でInstagramの場合はそのフリッカーというものがありつつもちゃんと勝ち。かつライバルがアトミックネットワークをいっぱい作っていく中でもしっかり生き残り続ける。
スピーカー 2
そうですよね。だからレカシーなサービスって新しいサービスのフレッシュさに負けるみたいなところも実は勝ち続けてるっていうことですね。
スピーカー 1
そうなんです。
スピーカー 2
へえすごい。確かに。
スピーカー 1
10年戦略でAIとメタファース行くぞっていうのを2016年の開発者向けイベントで言ってんですよ。
スピーカー 2
うーん。もう言ってんすね。
スピーカー 1
そう。だから2016年のもう10年ぐらい前の段階にまず2016年の段階は最初はFacebookのエコシステムを作るのが重要だった。で、今何をやってるかっていうとそれをプロダクト戦略としてきちんとその画像系とかに関してはInstagramに。
でテキストで簡単に連絡し合えるはWhatsAppに。みたいな形でプロダクトを広げていくっていうのが2018年ぐらいまでの中期計画で。で、そっから先の未来は何かっていうとAIと。
まあこの時はVRARって言い方したんですけど、メタファースと。あとこの時はまだコネクティビティっていうものがこの3つが10年単位の戦略だと言っていて今実際2025年、メタファースにとってはトップで売れてる端末の会社だし、
実は中期計画的にももう10年前から今のAIメタファースってことちゃんとアドレスしてやってるんだよね。
要はSNS広げるためにはインターネットでつながる場所を増やさないと結局Facebookのユーザーがどっかで頭値になるから、自分たちでずっと飛び続ける太陽光で動く大型のドローンが電波のアンテナになりますとかですね。
スピーカー 2
やってましたね。
スピーカー 1
気球を飛ばしますとかね。
スピーカー 2
気球を飛ばすとかね。ネットにつながってないところにつなげるためのそういったことをやってましたね。
スピーカー 1
これは今はもう閉じてるんですけども。でも10年の中期戦略において3つ挙げた分野のうち2つのエリア当ててるだけでもやべえだろうっていう話で。
経営戦略の考察
スピーカー 1
つまり何かを言うとFacebookって経営としてきちんと自分の重心がどこに置くかってことを丁寧に置きながら広発でも巻き返すし、一方で広発でいろんな形で穴をついてくる人たちに対しても勝ち残り続けてるっていう、まさに経営と執行が両方話せる話として今回は話していきたいというふうに思ってるわけですね。
スピーカー 2
なるほど。これは楽しみですね。15回に本当になっちゃうな。
スピーカー 1
そうなんですよ。困ったことにごめんなさい。とはいえ次のエピソードから始まる話はしばらくは執行の話です。つまりFacebookがなぜ広発なのにこんなに世界で使われるサービスになったのかっていうのを多分6エピソードか7エピソードぐらいで丁寧に語っていって。
その後に第2中期としてさっきの中期のプロダクトって言っていた時のInstagramがどうやって主流になっていったかっていうのをこれを2,3エピソードで語ったり、あとはWhatsAppの買収というメッセンジャー戦争ですね。
この辺の話だったりとか、実は皆さん覚えてないかもしれないんですけども、実はFacebook一度仮想通貨をやろうとしていた時にこういった時のプロダクト拡充戦略という中期の話をしていく。
で、最後がAIとメタバースというものの次の柱をどうやって作ろうとしているのか、それを経営と執行という観点で振り返った時どうなるのか。最後はこのメタの未来っていうものがどういうふうになってくるかっていうのを件数と僕で勝手に予想するみたいなところで、
スピーカー 2
10,15,18そのぐらいかなっていうふうに考えているので、ぜひ楽しみにしていただければなんでしょうね。
スピーカー 1
喋れるでしょ、だってあなた。
スピーカー 2
めちゃくちゃ喋れそう。
スピーカー 1
だってFacebookの立ち上げだけでもずっと喋れるでしょ。
スピーカー 2
じゃあもう今回は我々の話したいことをかなりモリモリに入れれそうなんで、すごく楽しみですね。
スピーカー 1
ということでですね、まず第1話はハーバード大学の中で生まれた大学を設建していくFacebookの創業から大学のキャンパスという第一フェーズを埋め尽くすまでっていうところを次からやっていきたいと思います。
スピーカー 2
はい、ありがとうございます。では次回からいよいよスタートでございます。
スピーカー 1
はい、よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、よろしくお願いします。
29:33

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