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スピーカー 2
はい、というわけでメタ編がいよいよスタートです。ここから話しましょう。
スピーカー 1
もう当たり前ですけども、メタの最初ですから。
Facebookの創業とフェーズを分けたくてですね、実はFacebookって最初大学生はほぼみんな使うみたいなところまで行ったんですよね。
だから今回はFacebookの創業と大学市場の省握っていうところから入っていく。
スピーカー 2
なるほど、楽しみ。
ちなみにちょっと注意点があって、前回さ、俺たちこの辺のサービス好きすぎてさ、ついつい固有名詞いっぱい喋っちゃうんだよね。
スピーカー 1
だけど、このハイパー起業ラジオはですね、歴史を振り返るというよりかは構造を理解することによって皆さんのビジネスにご役立ちましょうって話なので、固有名詞は覚えなくていいです。
どんなサービスが先にこんな感じであったよとか、なんでそこが負けてこっちが勝ち残ったよみたいなところのほうが大事なんで、ここら辺は振り回されず。
ただ、インターネット老人会的にあれあったあったっていうのをついつい言ってしまうのはちょっと許してねっていうことですね。
スピーカー 2
そうですね、大きなサービスあったんだなぐらいで全然十分ですね。覚えても多分逆に勝たないので。
スピーカー 1
というところで始めるわけなんだけど、とはいえとはいえフェイスブックの最初で言うと、映画のソーシャルネットワーク見た?
スピーカー 2
見ましたね。見た見た。
スピーカー 1
あれがやっぱ印象的な人が多いって、これどのくらいの人見てるんだろうな、前提でどのくらい言っていいかわからないんですけど。
とにかくネタバレになるかもしれないんですけど、大学の一室、ハーバード大学の寮の一室で始まったサービスが今や単体で言うと、
フェイスブック単体では20億人以上が使うサービスになっているという話と、最後フェイスブックのソーシャルネットワークの映画で言うと、
会社はめっちゃ成長したんだけれども、元カノーがフェイスブックで今何してるのかなっていうのをクリックして終わるっていうね、
独特のザッカーバーグの感じでやったわけですけれども。
あのタイミングでケンスってどんな感じだったのかな、このフェイスブックが現れてとか。
スピーカー 2
まず映画で言うと2010年か11年の。
スピーカー 1
そうそう、11年か10年、ちょうど。
スピーカー 2
11年ですよね。
まさに日本にフェイスブックが上陸するぐらいのタイミングでダイヤモンド社とかが表紙にフェイスブックが来るみたいな。
よく覚えてない。
やってたぐらいの時で、それで見ましたね、映画館で。
で、SNS自体は2004年にミクシーとかグリーが開発されている時に、
その前年に僕も大学受験生とか高校生用の掲示板サイトやってたんで、そういう話ちょこちょこ来たんですよ。
学生系のSNSが来るんじゃないかと。
これから掲示板じゃなくてSNSっていうのが来るっていう話を聞いて、いくつかの企業からそういう話聞いたんですけど、絶対来ないと、SNSなんて。
スピーカー 1
ケンスが思ったの?
スピーカー 2
僕思ったんですよ。
そもそもインターネット上で個人情報を出す変な人はそんなにいないだろうっていうのが一つと、
やっぱりそこって分離してるから、ネット上の行動を友達と繋がったら嫌なんじゃないかとかを思って、
さらにそれを学生がやるかっていうと、学生だったら別に普通にメールとかで直接やり取りできるじゃんと思って、
絶対来ないと思ってやらなかったんですよね。
スピーカー 1
その話が全部Facebookの創業に関わってます。
スピーカー 2
だから、下手したら同じぐらいのタイミングで学生のSNSをやるかやらないかのタイミングにいたのに、
ちゃんとやりきったのがザッカーバーグで、絶対来ないと思って全然乗れなかったのが僕っていう感じですね。
スピーカー 1
でもそこの今言った理由をどう乗り越えたのかっていうのがFacebookが勝ち残ったっていう話で、
スピーカー 1
実は今の話の中にすごい事実が1個含まれてて、みんな勘違いしてるんだけどさ、
Facebookとミキシーとグリーって同じ年にスタートしてるんだよ。
スピーカー 2
そうですよね。2004年ですもんね。
スピーカー 1
前回で話したブラジルのオーカットっていうのがブラジルでめっちゃ流行って、
それをGoogleでやってたやつが結構日本に来んじゃね?みたいな話があって、
やっぱりその日本の中で笠原さんだったり田中佑太さんみたいなレーダーが早い方が、
いち早く日本で作らなきゃって言って作ったのも2004年だし、
Facebookがハーバード大学の学生堂の一室で立ち上げたのも2004年で、
実はスタートポイント一緒なんだよね。
スピーカー 2
一緒ですね。
スピーカー 1
半年くらいだったよ、全然のは。
なのになぜFacebookが生き残ったのかっていう最初の本質が、
やっぱり知らない人がいるかもしれないところに、
自分の個人情報だったり、自分が何やってんの?みたいなのって、
スピーカー 2
そんなにアップするっていう話からやっぱり入るわけなんですよね。
そうですよね。今の人はピンとこないかもしれないですが、
当時やっぱりインターネットまだ怪しいとか危ないとか、
なんかストーカーみたいな人に見られたらどうすんの?みたいなのがすごい強かったですよね。
スピーカー 1
そうなんです、そうなんです。
だから結局言い方悪いけれども、
Facebookの最初の何の欲望を繋がったかっていうと、
繋がりたい人と繋がるっていうことが一番動機として強いかってところから始まるんですよね。
スピーカー 2
なるほど、なるほど。
スピーカー 1
だからFacebookの今のみんなが見ている、
みんなの近況がタイムラインとして上がってくるっていうのって、
実はかなり後なんですね、Facebookが実装するのは。
その手前はやはりFacebookはもう基本的にはその人のプロフィールと、
誰と友達になってるかっていうこの2点がFacebookのきっかけで、
明らかに誰に繋がっていくっていうところを露骨に表すところが、
スピーカー 2
結局大学生活っていう話だったんだよね。
スピーカー 1
だからやっぱり日本だとちょっと伝わりにくいので、
映画のソーシャルネットワークをもしこの辺の感覚を思い出したい方は見直していただければなんですけど、
特にハーバードとか、いい大学って大学の中にクラブってやつがあってですね。
スピーカー 2
クラブね、はい。
スピーカー 1
しかもこのクラブってやつがいわゆる名門のクラブになるとセレクションがあって、
浮かんないと入れないんでしょうね。
だからこの辺とかってハリーポッターでどの寮に配属されるかみたいなところで、
結構最初わちゃわちゃあるじゃないですか。
あれの感覚に近いって言ってもどうだろう、届きにくいかな。
スピーカー 2
でもそうですよね、日本の学校とかのクラブとかではなくて、
結構選ばれた人が集まる同室性の高いクラブがいくつかあって、
そこに所属してると人脈もできるし、就職に有利とか、いろんなメリットもある。
結構何でしょう、重要度の高い。
スピーカー 1
そうなんですよね。
集まるって感じですよね。
大卒笑いと高卒笑いみたいな感じですかね。
違うか、ごめん。
スピーカー 2
でもそうですね、このサークルにいたからこういう人たちとつながってて、
切磋琢磨して能力が上がるとか、そういったもので言うとちょっとだけ近いかもしれないですね。
スピーカー 1
そうなんです。
なので単にSNSとして一般的な人としてつながりたいっていうよりかは、
あの人とつながっておくと大学の中でも後々有利であるっていう感情だったりとか、
あとこれは文献的にはユーザーインタビューからしか確認できてないんですけれども、
やっぱり出会いなんですよね。
スピーカー 2
あるでしょうね。
スピーカー 1
あのクラブに所属している男性と付き合いたい女性、
男性は男性で、一つの誰と友達でいるということが女性を駆属上でのステータスでもあるっていう原理があって。
スピーカー 2
日本で言うとスクールカーストみたいな言葉に近いイメージかもしれないですね。
そうなんです。
なんとなくそのどのクラブにいてどの人とつながっているかによって自分のポジションがある程度決まっていくみたいなところね。
強いんでしょうね。
スピーカー 1
なのでフェイスブックは大学生の、しかも最初はハーパート大学の人でしか入れないっていうところからスタートしたっていうのが、
結果的に成功のポイントだったんですよね。
だから当時実はそのライバルとしてはさっき言ったように2002年にフレンドスターが出ていて、
それに対してマイスペースっていうものもSNSとしてあったわけなんですけれども、
フレンドスターは一つ発明としては友達の友達につながるっていうことの発明って実はフレンドスターなんですね。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
だから結局さっき言ったつながりたい人とつながるっていう風になった時に、
その友達の友達が見える。
それとつながりたい人とつながる。
こういう欲求をいかに加速させるかってことって結構大事なわけなんですよね。
スピーカー 2
確かに2004年ぐらいの初期のグリーとかってやっぱり友達作りみたいな文脈が強くて、
当時私大学生だったんですけど、慶応のイケてる人たちがたくさん登録していて、
スピーカー 1
本当そうだったんだよね。
スピーカー 2
そことつながって、僕もやっぱりそこでつながった人たちといまだに結構交流があるんですけれども、
そこで各大学の超イケてる頭のいい人たちみたいなのとつながる場所みたいなイメージすごいありましたね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
っていうのでやっぱりつながっていくし、これは同じような原理でむちゃくちゃ人が集まったサービスが、
最近のサービスがクラブハウスもそうですよね。
スピーカー 2
そうですね、確かに。
スピーカー 1
だからクラブハウスとかがどうやったかっていうと、
一人、初期でいうと2名しか勧誘できなかったんですよね。
そうすると自分が2名しか勧誘できなくて、
まだ世の中にクラブハウスに入るにはどうしたらいいっていうふうにみんながわちゃわちゃしてるときに、
ケンスだったらその2名ってどういう人に招待を送るかっていう話で。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
親友もあるけどワンチャンこの人とつながれたらいいなっていう憧れの人につながり送りますよね。
スピーカー 2
そうですよね。
この人とより仲良くなったり、この人に恩を売りたいとか、そういった欲望で決めますよね。
スピーカー 1
こういうのを優先結合の原理っていう。
スピーカー 2
優先結合の原理、初めて聞きました。
スピーカー 1
今日はその希少なものがあったときに、
あなたにこの希少なものをあげてますっていうことをやることによって、
スピーカー 1
なるほど、なるほど。そのサービスとか他のサービスと比べて、Facebookが良かったのがまずハーバード大学に限定して、ユーザーも増えすぎないし、あんまり情報が広がりすぎて怖いみたいなのもないので良かったっていうのが出発点の話っていうのがありますかね。
他の後発なのに、堅実に伸びた、勝ち残ってたっていうところの間違いっていうことですね。その時はやっぱり繋がりたい人と繋がれるという欲望にフォーカスしたっていうわけですよね。
なので、実際にやっぱりさっきケンスが最初に言ってくれたように、知らない人がいるところに繋がりたいのかよっていうのに対して、Facebookの地道な話を説明していくと、2004年の2月4日にハーバードを限定のSNSとしてローンチしていて。
当初って、ハーバードの公式メールアドレスを持ってる人じゃないと登録できないって形にしたじゃないですかね。そうすることによって、メールアドレスって偽装できないので、そこが一番の認証システムになるっていう形でスタートして。
そうすると、サービスを開始したたった24時間でハーバードの学生の1200人から1500人が登録して、1日で学部学生の2割が獲得しちゃうんですよ。
でもこれって典型的にネットワーク外部経済制じゃん。しかもその最初に2割っていうのは、いわゆるイケてるクラブに所属している人たちを優先的に勧誘していったので、その子たちが繋がりたいしイケてる人が入ってるっていう風になって、開始1ヶ月でハーバードの学部生の半分以上がユーザーになった。
スピーカー 2
すごいっすよね。半分って相当ですからね。
スピーカー 1
こういうちっちゃい恋中でネットワークエフェクトを回すことをなんて言いました?
スピーカー 2
アトミックネットワーク。
スピーカー 1
なんでわざとたどたどしく言うんだろう。
そうですね。まさにこのアトミックネットワークっていうものを作ることにおいて、フェイスブック。正確に言うとこの時のタイミングはザ・フェイスブックっていう言い方をしていた。
つまりフェイスブックって名前の通り学生名館なわけですね。どこにもある学生さんが写真と何やってる人ですっていうことの場所で、それの決定版ということでザ・フェイスブックっていう風な形で、
オンライン上に学生名館があって、その学生名館をして繋がりたい人と繋がりでいいよっていう人が交流していく場所という風に増えていくわけなんですね。
ちなみにこの辺に至るときにザ・カバーグが前に作ったフェイスマッシュっていうサイトの話がよくされるんですけれども。
これ覚えてます?どんなサイト?
スピーカー 2
ホットはノットっていうサービスがあって、この子かわいいかかわいくないかとかを選択するみたいなやつでしたっけ。
スピーカー 1
どっちがかわいいですよね。
スピーカー 2
どっちがかわいいか。
スピーカー 1
っていうのをなんと、マーク・ザ・カバーグは学校の中の既にある学生名館ですよね。それぞれの顔写真と名前が当時のハーバードの中のデータベースには眠ってたので、それをハックして強制的にクローリングして。
で、そのハーバードの学生でAという女の子、Bという女の子、どっちがイケてるっていうのをひたすらみんなでやるっていうことをやったら、一日でハーバードの中でどの女の子がイケてるかみたいなことのランキングみたいなのがどんどん出て、それでみんなで夢中になるっていう。
スピーカー 2
ひどいサイトですね。
スピーカー 1
本当にひどいサイトですね。
スピーカー 2
ひどいサイト本当に。
スピーカー 1
でも逆に言うとさっき言ったように、どの子とつながりたいのかっていう人間の欲望の本質は一緒なわけですよね。
あの女の子は私にとってはイケてるイケてないってことを、女性からしたらたまったもんじゃないわけですよ。勝手に自分のプライバシーの写真データを引き抜かれて、誰がイケてるイケてないかを勝手に判断されるみたいな、地獄みたいな話なんですけど、とはいえ人間の欲望の導線はそこにあるっていう話だし。
スピーカー 2
かわいい女の子とつながりたいっていう男性の欲望もそうですし、イケてる権力者とか影響力ありそうな人とつながりたいみたいな、この辺って結構フェイスブックとかメタ社のサービスの根源に残り続けてる感じしますね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
スピーカー 2
直接的なフェイスブックとかインスタグラムの中にある根底にありますよね、人間の欲望が。
スピーカー 1
だから実はマーク・ザッカーバーグばっかりフォーカスされるんですけれども、実はフェイスブックの初代CTO、実はこれザッカーバーグの高校の友人なんですけれども、彼も実は同じようなサービスを高校生の時に作っていて、
彼が作ってたのは何かっていうと、ゼロ回でも話した、当時限られた人たちだけでつながるメッセンジャーっていうのがいっぱい流行ってて、このAOLのメッセンジャーの登録してあるフレンドリスト、これをみんなで引き抜いてきて、これをみんなでマッチングすると誰がつながるべき人なのかっていうランキングを出すっていう。
スピーカー 2
おもしれー、なるほど。
スピーカー 1
そう、友達間でリストを共有し合うと、必然的に誰がつながりのハブかが見えるわけですよね。
スピーカー 2
面白いっすね。今だと全然意味がないサービスですけど、当時としてはそれが明らかになってなかったんですもんね。
スピーカー 1
そうなんですよ。今でこそフォロワー数という可視化だったりとか、さりげなくXの下にあるこの人はこの人とこの人にフォロワーされてますっていうふうに。
実はXって、さりげなく有名人にこの人フォローされてますよって権威づけとかをやって、実はフォローする目安にしてるわけなんですよね。
そういったものを、原初の頃に作っていた人たちがFacebookを作っていて。
っていうところが改めて大事だし、実はいろんなサービスの中に今からでも組み込めるものではあるんですよね。このつながりたい欲求というのは。
スピーカー 2
いやーわかるなー。めっちゃわかるなー。ミクシーとかグリーとか初期のSNSはやっぱり明らかに投稿よりも誰とつながってるかが重要っていう要素が強かったですね。
スピーカー 1
そうなんです。
そうすると結局このFacebookに入るといち早く影響力がある友達とつながっていけるらしいぜっていう噂が立つので、
2004年2月に立ち上げたハーバードで立ち上げたFacebookは1ヶ月でハーバードの学生の半分を手に入れたので、次にやっていくことは名門校に広げていくってことなんですよね。
だからスタンフォード、コロンビア、エールといったいわゆるIBリーグの名門校に1ヶ月後には拡張し、次に春から初夏にかけてIBリーグの全部とあとはボストン近郊ですね。
MITとかボストン大学とかそういったところに対象を広げていくことで、つながりたい人がいる大学の人はどんどんつながっていくっていう形でアトミックネットワークを徐々に入れていくと。
スピーカー 2
社会的評価が高い大学から狙って広げていくということですね。
スピーカー 1
だけどここから先が面白いのが、結局ハーバードの中でも1ヶ月で制覇しちゃうから、当然当たり前だけど2004年3月にやったスタンフォード、コロンビア、エールといった憧れ大学の中でも1ヶ月たらずで半分以上が使うという状態になっていったので、
結果的に何が起こったかっていうと、もう2004年中に全米とカナダの主要大学がほぼ使えるようにして、そこのユーザーの3割大学生の3割以上はもう必ず入るっていうふうな、このアトミックネットワークって回して次に評判作って拡張して拡張してってやっていくと、雪だるま式になっていくっていう典型例なんだよね。
スピーカー 2
これね、当時もこれすごいねって言われてましたけど、似たようなアイディアでやった他のサービスって結構失敗してる気もするんですよ。
大学からやって、早稲田で作って、次は慶応で作ってみたいなのって日本人でもみんな考えたと思うんですけど、あんまうまくいったケースがない気がするんですよね。
なんでなんでしょうね。
そこは2つあって、1つはやっぱり、あそこに繋がりたい人と繋がるっていうところのインセンティブが働きやすいっていうのはアメリカだからっていうのはやっぱり強いっていう文化がありますよね。
スピーカー 1
特にこれは小原のミキシーライさんが始まってしまうんですけども、やっぱり日本語で素晴らしいのが匂わせって言葉って日本がすげえ強くてさ。
俺こいつと友達っていうのを明るく語れる国と、いやちょっと繋がってるかもしんないですね。
いや彼と友達なんかそんな強く言えないっすよみたいな。
スピーカー 2
確かに。なんか自慢してると思われたくないからあんまり言わないみたいなのありますよね。
スピーカー 1
そうするとそういった観点で考えたときはやっぱりミキシーの友達として見せるのは9人までにあえてしている包ましさだったりとか、そこの下にコミュニティバッジを強く見せることにするような形だったりとか。
でも一方で足跡みたいなことをつけることによって自慢ではないんだけどあの人が関心持ってるよ。僕君に関心持ってるよ。だから繋がってもいいかなっていう。徐々に徐々ににじり寄っていく感覚。
こっちの方がやっぱり日本の場合は心理傾向性としては向いてたって感じだよね。
スピーカー 2
まあまあ確かにな。なんかネームドロッパーと言ったりしますけどあの人と知り合いなんだよとか友達なんだよっていうのは日本だとかなり直接的に言うと。
スピーカー 1
見せびらかし屋に見えちゃうよね。
スピーカー 2
見えちゃう。信頼されないっていうのがあって、まあアメリカとかでも同じだと思うもののもうちょいなんかオープンにそれを言っても大丈夫な違いはあるかもですね。
スピーカー 1
そうなんです。そういう話と、あともう一つでかいのはやっぱハーバードでその最初の数日で1000人登録したっていう潮流づくりで、そういったところが周りも使ってるから自分を使うっていうのは仲間外れになりたくないネットワーク外部経済性もあるんですけど、
どっちかっていうともうバンドワゴン効果って呼ばれる、もう乗り遅れたくないから早く乗せてくれっていうところが作れたっていうのも大きい話だったりするんですよね。
スピーカー 2
ありますなあ。
スピーカー 1
日本人の方の友達がその外国人と日本人の日本人の方の数が増えたら、それがティッピングポイントだっていう言い方をしてて。
やっぱり日本の中で繋がりたい人と繋がるみたいなフレンドオブフレンドの連鎖が生まれた瞬間が、このネットワーク外部性の歯車が回る瞬間だみたいなことを言っていて、そういったところをやっぱり冷静に初期の頃から見ながらやっていたっていうのは、フェイスブックの素晴らしいところであると思うんですね。
スピーカー 2
日本で言うとね、流行る前って80万人ぐらいしかユーザーいなかったとき、帰国支助の人ばっか使ってるサービスってイメージがありましたね。
スピーカー 1
それが長かったのが、あの映画によってティッピングポイントが超えていくっていう話だったりするわけです。
その辺の大学を制覇した。逆に言ったと大学を制覇した時点は、いわゆるブルーオーシャンと呼ばれる学生ニッチみたいなところに特化したことが結果的に良かったわけですよね。
マイスペースとかはどっちかというと音楽ファンのコミュニティだったりとかに行ってる中で、ここがニッチ戦略としてのブルー戦略から完全にみんなが使うというドミナント戦略にどう変わっていったっていうのを第2話で話していきたいと思います。
スピーカー 2
なるほど。これ楽しみですね。1話目から結構濃いですが、まだ始まって1年も経ってないぐらいですもんね。
スピーカー 1
そうですね。いつものネットワーク自体も最初の1年がめっこりっていうのはもうパターンなんですけども。
スピーカー 2
あと20年分あるのでちょっと楽しみですね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
そんな感じですかね。ありがとうございます。
スピーカー 1
ありがとうございます。