1. ハイパー起業ラジオ
  2. #4-1 コミュニティってなに?..
2024-05-22 29:03

#4-1 コミュニティってなに?大前提からちゃんと深掘りをしてみよう

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ビジネスでも話題になりつつあるコミュニティ。人と人が集まればコミュニティになりますが、では、そもそもコミュニティとは何か?から説明をし、コミュニティをビジネスで使えるところまで説明します!


▼「s04 コミュニティ編」再生リスト:

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▼MC: 尾原和啓(IT批評家) https://twitter.com/kazobara 京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センターアドバイザー、現在13職目 、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞

▼サブMC: けんすう(アル株式会社代表取締役) https://twitter.com/kensuu アル株式会社代表取締役。学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社nanapiを創業。2014年にKDDIグループにジョインし、2018年から現職。

▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。 https://forms.gle/bHQjcgjCCQkFEFDg9

▼音声編集:株式会社BOOK

▼アドバイザー:株式会社BOOK代表取締役 樋口聖典

00:06
スピーカー 1
ハイパー起業ラジオ!
イェイ!
というわけで、今日から新シリーズでございますけれども、
なんか最近いろんなレジェンド級の起業家さんたちが結構聞いてくれてるという話を聞きますね、ハイパー起業ラジオ。
スピーカー 2
ありがたいですね。先日もWEB3とかメタバースで牽引されてらっしゃる国光さんだったりとか、
あとWEB3で同じく、まだ20代でしたっけ?
スピーカー 1
20代ですね。もう次世代のスターみたいな人ですね。
スピーカー 2
そうですね。だから意外と知らないこともあるから聞いた方がいいというふうに言っていただけて本当にありがたい。
スピーカー 1
ありがたいですね。こう言っちゃなんですけど、イケてる起業家の人ほど早く聞いてくれてるみたいな感じがしますね。
そうだね。やっぱりイケてる方が聞かないとやっぱりまずいよね、みたいな感じになってくるよね。
ね、そんな感じ。これ誰が聞くねんみたいなテーマ設定だと自分たちで思ってたんですけれどもね。
スピーカー 2
本当に好きなことをね、ただただ喋りたいから喋ってるっていう感じのものがこうやって皆さんに受け入れられるのは本当にありがたいことでございまして、
おそらくね、あともうちょっとで第1回のガファム戦略みたいなお話のエピソードが1万再生をいきそうでして。
スピーカー 1
えーすごい。
すごいんでしょ。なので、ただただ意外とね、登録をしてくれてる方が少なかったりするので、ぜひ皆さん登録をね、お忘れないようにお願いしたいと思います。
まさにね、僕らシェアとかしてないんですよ。こんなのやってますよっていう。だから皆さんの口コミだけで広がって1万再生ですし、
PVとかね、記事のコンテンツだと1万PVって大したことがない数字に見えるんですけれども、音声ってね、結構長い時間を拘束して聞いてくれるので、
本当に1万人近くの方が熱心に聞いてくれてると考えると、すごいっすね。
スピーカー 2
いやありがたいものですよ、本当に。実際やっぱり30分ぐらいのコンテンツで最後まで聞いてくださる方が80%ぐらい大体いらっしゃいますし、
あともう1個ありがたいのが、そのさっき言った初回エピソードってもう9ヶ月前に収録したものなんですけど、ずっとコンスタントに初回が再生され続けてるっていうのも本当にありがたいな。
スピーカー 1
ですね、いやありがとうございます。ちょっと今後とも頑張ろうかなと思うんですが、
スピーカー 2
はい、今回のテーマ。
スピーカー 1
そうですね、今回ちょっと新しい取り組みをしようかなと思ってます。
今までって小原さんが割と理論派というか、いろんな本とかいろんな研究とかを調査して知ったことを言語化してまとめて喋ってくれるみたいな感じで、
03:07
スピーカー 1
僕がどちらかというと実践派というか、実際にこうやってきた経験からそれを補足していくっていう感じだったんですけれども、
ちょっとこの順番を変えてみて、この実践してきた僕がこれってこういうことだと思うんですっていうのをまとめてみたので、
それをちょっと小原さんに聞いてもらって、それについて理論的な補足とかをしてもらいつつ番組を作っていこうかなと思ってます。
スピーカー 2
マジか、というわけでそうですね。
じゃあ今回っていうのは結構件数が実践の中で得意なテーマ。
スピーカー 1
そうですね。なのでちょっと前回もお伝えしたかもですけれども、コミュニティについてお話ししようかなと思っております。
もともと僕がコミュニティ、インターネットのコミュニティをよくやってきていて、もう本当に最初の頃で言うと2000年ぐらいからですかね、
ずっと24,5年インターネットコミュニティをいろいろ作ってきたり運営とかしてきたので、
そこから盛り上がるコミュニティってこうだよねとか、
コミュニティを作るにはどうしたらいいのかみたいな話をしたらちょっと面白いんじゃないかなと。
スピーカー 2
いわゆる2000年代っていうと、まだWeb 2.0という言葉が生まれるのが2006年ですから、
その6年前のいわゆるテキスト掲示板と呼ばれるような頃からコミュニティをやられていて、
企業1億で実際コミュニティを売却され、その後もずっとコミュニティ関連をやってたケンスさんからの実践の知恵が聞こえる、
こんなに贅沢な場、それがハイパー企業ラジオということですね。
ちょっとボイストレーニングしたんで、そういう感じのしゃべり方だったんですけど。
スピーカー 1
深夜ラジオみたいなしゃべり方になってるなと思って、ちょっと面白かったです。
スピーカー 2
興奮したらちょっと声ちゃんと裏返るので、みんな期待しててください。
スピーカー 1
そうですね。皆さんに聞きやすいように我々もボイトレとかをしてるわけですよ。
スピーカー 2
というわけで、じゃあ今回はコミュニティの第1回ということで、ベーシックなところから入ってください。
スピーカー 1
そうですね。まず結構コミュニティって定義も難しかったりするんですよ。
なので、それからちょっと整理するといいかなと思ったので、そのお話からさせてもらってもいいですか。
スピーカー 2
もちろんです。意外とコミュニティっていうのもWeb 2.0とかUGC、CGMっていうことで、
インターネットは大衆の力、みんなの力を使うものだと言ってる割には、意外とコミュニティって何のため、何にメリットがあるのって知らない人が多いので、
その辺ね、件数がどういうふうに整理してるかめっちゃ興味あるんですよね。ぜひよろしくお願いします。
06:01
スピーカー 1
じゃあちょっと話していきます。まずそもそもコミュニティとは何かという定義からいきたいなと思うんですけれども、
これは結論で言うと、共通の何かがあった上で人が集まった場所っていうふうに今回はちょっと定義してみました。
スピーカー 2
共通の何かがあった上で人が集まった場所。
スピーカー 1
そうですね。共通の何かってちょっともやっとしているんですが、なんか共通項ですね。
共通項があって人々が集まっているのがコミュニティ。
法定式っぽく書くと共通項×人々の集まりイコールコミュニティみたいな、そんな感じでちょっと考えております。
スピーカー 2
そうですね。実際コミュニティってラテン語のご存知のようにコミュニタスっていう言葉から来てるわけですけど、
コミュニタスっていうのはラテン語のコっていう共同っていう意味と、
ミューナスっていう貢献とかっていう意味ですね。
そこから来ているので、まさに今の掛け算っていう話なので、さすがラテン語通能研修な解説。
スピーカー 1
いやすごい。全然知らんけど、ラテン語がスッと出てくるとめちゃくちゃ教養ありそうに見えますね。
スピーカー 2
っていうハックですね。
スピーカー 1
ハックなんですね。すごい。そうなんですね。
共通項には何があるかっていうここが結構重要かなと思うんですけれども、
いくつかある中でメインのものを4つ持ってきました。
1つは興味関心ですね。
これ多分一番わかりやすいかなと思うんですけれども、
趣味、野球が好きとか音楽が好きみたいな趣味とか好きなこととかで集まったコミュニティですね。
なんか鉄道好きな人が集まって友達とワイワイ話してたらそれでもコミュニティだよねっていうような感じになるかなと思っております。
過去でも2004年ぐらいのミクシーとかそういうSNSが出た時もやっぱり最初のコミュニティって趣味とか興味関心が多かったので、
この辺がやっぱり一番大きなところの1つかなと思ってます。
スピーカー 2
実際、ネットの例明記の中でですね、コミュニティに関して多分日本語で最初に書かれた本が1997年で、
ネットゲインっていう本があって、これ読んだことある?
スピーカー 1
これ読んだことないですね。
マジで日本語タイトルがネットで儲けろっていうとんでもないタイトル。
スピーカー 2
ひどい。
ジョン・ヘイゲル三世が書いた本なんですけど、実はこれナンバトモコさんが日本の翻訳をされていらっしゃいまして。
スピーカー 1
DNAのナンバさん?
スピーカー 2
DNAの創業者であり、今警団令副会長様でいらっしゃるナンバトモコさんが、実はこのネットで儲けろという本を翻訳されてるんですけど、実はこれがコミュニティに関する本で。
こういった基礎があったから、最初DNAはオークションから始められたりとか、モバゲイとかっていうユーザー参加型で本当に儲けられたという伝説の本だったりしてですね。
この時におっしゃるように、この中で言ってるコミュニティが儲かる定義っていうのはコミュニティオブインタレスト。
09:07
スピーカー 2
共通の関心を持ったコミュニティを作るこそがネットの中の力になるよっていう話だったので、やっぱりここからネットのコミュニティの定義が入るって本当にすげえなって、さすがケンさんって思いながら聞きました。
スピーカー 1
体感的にやっぱり2000年代前半の2チャンネルとかも全部ほとんど興味関心で分けてたんですよね。今考えると、今のSNSってあんまり興味関心では分かれてないっていうところが大きな違いかなと。
面白い。ここだけでもオフカボルト長くなるそうだね。
確かに。
スピーカー 2
ちなみに共通項って興味関心以外何個あるんですか?
スピーカー 1
残り3つあるんですけど、次が価値観思想ですね。これも分かりやすいですよね。どの政党を支持するかみたいな政治思想でもそうだし、例えば経済に関してはリベラルですとか、宗教とかもそうですね。宗教も一つのコミュニティと言えると思うんですけれども、
例えばキリスト教の人がどの国行ってもキリスト教のコミュニティがあるからそこにスッと入っていけて、温かく迎えてくれるし、その国で生きていくサポートをしてくれるみたいなのがあったりすると思うんですけれども、これはやっぱり宗教というすごく強いコミュニティがあるから人がつながれるっていうところかなと思ってます。
スピーカー 2
ちなみにこれ、見残り3つバーッといきましょうか。
スピーカー 1
もう一つが目的ですね。プロジェクトとかまさにそうで、こういうことをやりたい人みたいな感じで集まっていくっていうのはこれも立派なコミュニティかなと思ってます。これ大学のサークルとかで考えても分かりやすいんですが、大学のサークルって結構価値観が一緒でのみサークルみたいな感じで、ただ集まるところもあれば広告研究会みたいな感じで、
何かのプロジェクトがあってそれに対して頑張っていくっていうサークルもあったりするので、それの中の今言った校舎の方ですね。もう一つのコミュニティかなと。
スピーカー 2
ここが面白くて、価値観で集まるのか目的で集まるのかっていうのって、前もケンスと他の対談でもお話しさせていただいたんですけれども、ソニックガーデンの倉抜さんっていうね、もうコロナ前からもう8年ぐらいかな、ずっとフルリモートで開発の会社をやってらっしゃる方が言っている定義が面白くて。
結局コミュニティっていうのはBの集まりで、プロジェクトってDoの集まりですよね。そうすると最初にあれをやろうぜって言って集まってくるっていうものから始まっていくコミュニティの形と、価値観が同じ人間だから一緒にいるだけで集まるといいよねっていうBの集まりっていうのが相互行き来しながら、
12:05
スピーカー 2
今はDoとしてのプロジェクトで集まっていることもあれば、Bとしてただ同じ価値観だから居心地がいいから集まるみたいなことがループしていくっていうのが、実はこれ混在して考えてる人が多いので、これしっかり定義分けてるってすごいいいよね。
スピーカー 1
そうですね。ちなみにそれ第3回で言おうと思ってた話ですね。
スピーカー 2
マジか。台本ブレイクしちゃった。
スピーカー 1
全然大丈夫です。
スピーカー 2
逆に。
ただ世の中的に実はこれ、皆さん忘れがちなんですけれども、価値観と思想で集まるほうが楽なんですよね。
だから昔から掲示板でもNiftyでも70年代生まれの人集まれとか、○○好きな人集まれっていうところの方がハートルが低いから、実は滞在時間長いコミュニティって価値観思想型の方が長くて、熱狂型は目的型の方が多いみたいなところも結構特徴だったりしますね。
スピーカー 1
おっしゃる通りですね。
熱狂という面で言うと、やっぱりプロジェクト型って短期的にすごい熱が上がるけど燃え尽きてしまうという傾向もありますし、年齢とかが一緒だったら結構短期的な熱はないけれどもずっとだらだらと繋がり続けるみたいな、そういう特徴もありますね。
そうですよね。
スピーカー 2
こうやってやってみるだけでも全然分類があるわけですけど。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
もう一種類あるなと。
スピーカー 1
もう一種類は物理的な近さですね。
地域社会とかってもう本当に物理的に近いからコミュニティになってるっていうのがあって、今話してるコミュニティってインターネットとかリアル関係なしに話してるので物理の話も出てくるんですが、結構会社で言っても目的が同じだからコミュニティだと思ってたけど単に同じ場所だからコミュニティとして成り立ってるっていうケースも結構あるかなと思ってます。
会社でのビジョンとかミッションとかどうでもいいけれどもこの会社に集まってこの人たちと仲がいいって全然あり得るじゃないですかみたいな感じでこういった物理的な近さもあるかなと。
参考までに他の共通項のものを挙げておくと文化的な背景、言語が同じとか教育的な背景、大学が同じとかさっき小原さんおっしゃった年齢性別とかもそうですし健康状態とかもコミュニティの共通項になるので共通項っていっぱいあるよねっていうのがここで言いたかったことですね。
スピーカー 2
でも結局このコミュニティの共通項っていうものが健康状態っていうことを目的的にダイエットするために集まろうって考えていくのか、やっぱり同じ悩みを抱えてるからそこで集まって解決するんじゃなくて共有してるだけでもう嬉しいっていうような状況もあるし。
15:11
スピーカー 2
一方でさっきおっしゃられたような物理的な距離って結局同じ資産を共有するものっていう考え方もあるから。
結局ご近所さんの講演について考えようみたいなことだったり、ご近所のご身をどうにかしたいよねっていうふうに。
結局物理的な近接距離が目的的なものを生み出したりとか、物理的な距離が同じ価値観になりやすいから結果的に価値観の共有になりやすいっていうふうに。
最初におっしゃられた興味・関心・価値観・思想・目的・物理的な近さっていうこの4つと、今言った何に関して集まるのかっていうのって双方的だよね。
分かってると解像度めっちゃ上がる。
スピーカー 1
お互いに影響し合って物理的に近いから価値観が近いとか、いろんなことが起こるかなというのがここで言いたかったことですね。
その共通項を持った上で人が集まることによってコミュニティができるんですけれども、人が集まると何ができるのかっていうのをちょっと考えてみたですよ。
スピーカー 2
集まると何が起こるのか、何ができるのか。
スピーカー 1
主に3つかなと思っていて、1つが情報の交換、1つが支援と協力、最後の1つがアイデンティティ感覚を作れるっていう、この辺かなと思いました。
スピーカー 2
さすがだね、さらっと言葉がよくて。
一般的に、例えばミーティングの目的って5つあるっていう話があったりするんですけれども。
知らないです、それ。
ミーティングの目的って、1個目が情報の共有。
ミーティングなので、問題に関して拡散をしてアイデアを収集するっていうのと、意思決定するっていうのと、あともう2つ実はあって、
スピーカー 1
もう2つっていうのが育成とアイデンティティの共通化っていう話なんですよね。
スピーカー 2
これがすげえなって思ったのは、やっぱりさらっと情報の交換とかアイデンティティの共有育成みたいな話でミーティングと同じなんですけど、
やっぱりケンスが支援と協力っていう言い方をしたのがすげえなと思って。
つまり何かっていうと、コミュニティとミーティングの違いっていうのは、ミーティングって何かやるぞって集まってるわけですよね。
スピーカー 1
目的があるわけですね。
スピーカー 2
だから目的が内在化されてるんでしょ。なんだけど、コミュニティっているところから始まるから。
いるところにいると、そのいる中で勝手に支援しようかとか、勝手に協力しようかっていうものがボトムアップ的に立ち上がってくるわけですよね。
18:05
スピーカー 1
なるほど、確かに確かに。
スピーカー 2
そこを逆に言うと、目的を決めてなくても後から立ち上がってくる器作りということを支援と協力って言い方するとめっちゃわかりやすいなと思って。
スピーカー 1
よかったよかった。
そうですね、いろいろいくらでも言えるかなと思ったんですけど、この3つぐらいに集約させるとちょっとわかりやすいかなと。
スピーカー 2
順番にぜひ聞いてください。
スピーカー 1
情報の交換、一番わかりやすいと思うんですけれども、これ知りたいって言ったら答えてくれるとか、こういう新しいカメラ出たよみたいなニュースを共有するとかもありますし、
会社だと社内で起きていることを共有するとかもあると思うんですけど、コミュニティがあると情報交換がなめらかになるっていうのが一つかなと。
支援と協力はもう先ほどおっしゃられたように、コミュニティのメンバーお互いに支援し合って、共通の目的とか課題があったら協力し合うし、
例えば教会というコミュニティだったら困っている人が来たら助けてあげるみたいなのもあると思いますし、教えを広めようみたいな、そこに向かっていくみたいな協力もあると思いますし、こういったことが起こりやすくなるっていうのがコミュニティかなと。
スピーカー 2
なるほどね。だからここもいくらでも深掘れて、もともとオンラインにおけるコミュニティ的なサービスの元祖っていうのがクレグスリストなわけですけども、皆さんご存知。
いわゆる売ります買います掲示板だったりとか、教えてください質問箱みたいな話なわけですけれども、
大事なのがコミュニティっていうのは価値観のデフォルトルールを入り口が入ったらみんな共有化できるってことなんですよね。
ここでは普段道に歩いてる人に、これ欲しいですかって聞けないじゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
道歩いてる時に、私これ困ってるんですけどって言えないじゃないですか。
だけどコミュニティのいいところっていうのは、ここは○○を押しても恥ずかしくない場所ですよとか、ここは助けるために来る場所でもあり、助ければ助けられる場所ですよっていう、こういうのを既定文化って言い方するんです。
スピーカー 1
既定文化。
スピーカー 2
要は名文化してなくても、このコミュニティの中に入ればこういう文化として生きますねっていうことを定義してるもので。
そうすると、要は何だろうな。
分かりやすく言うと、会社の中ではめっちゃ四角四面の冷たいように見える人が、お祭りに行くと急にみんなの世話焼になるみたいなあるじゃないですか。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
そういうふうに、そのコミュニティって今書いたように、ここって困ってる人がいれば助ける場所ですよとか、ここはあなたの教えを広めていいんですよとかっていうふうに何をしても許される場所なのかっていうことを定義していくと、こうやって支援と協力が自然と動いたり、情報の交換が自然と動くっていうようなところにつながっていくっていう話とかは言われてみればその通りです。
21:24
スピーカー 1
なるほど。コミュニティがあるから支援と協力がしやすいっていうのはありますね。
スピーカー 2
ここではこれをしていい場所ですっていうふうに、何をしていい場所かっていうことが許されると同時に、結局人間って同調圧力の生き物なので、失敗を許されない企業だとか学校だとかっていうところってやっぱりチャレンジが減っちゃうんですよね。
でもコミュニティだとここではそのチャレンジをすることの方が褒められる場所ですとか、ここでは自分の弱みを晒すことがみんなデフォルトの場所ですっていうことを最初に定義してあげると、リアル社会では動かなかった情報の交換だったり支援と協力が急に動くようになるっていうのが、
やっぱりそのコミュニティに関してうまくビジネス活用していったりとかサービスに組み込んでいくときのやっぱり大事なところなんだなって。
スピーカー 1
面白いですね。確かに規定されると行動しやすくなるっていうのがこの2つってことですね。
スピーカー 2
たぶんそれをベースとして動きやすくなるのがその3番目にさらっといったIDT。しかも感覚って言い方してるのがやっぱケンスすげえよな。
スピーカー 1
そうですね。このコミュニティに属してるんだっていう感覚を持てるっていうのが大事で、学校とか会社はわかりやすく自分はこの学校にいますとか言いやすいと思うんですけれども、
趣味の集まりでもなんとなくコミュニティにいるなっていうのって感じれるよねと思ってます。
なのでやっぱりあのIDT感覚が大きいところはなんか名前がついてるとか旗やロゴがあるとか色が指定されているみたいなことが起こり得るなと思ってますし、
名前がついてない集まりでもなんとなくこのいつものメンバーだよねとか、なんかこの形容しやすい形になってるっていうのがあるのかなと思ってます。
コミュニティを盛り上げたい人ってやっぱり旗とかロゴ作ったり、名前つけたりとか、アイコンをこうやって設定しましょうっていう風にやったりするのもやっぱここがすごい重要なんだろうなというのがちょっと思ってるところですね。
スピーカー 2
やっぱりこの辺ですげえ思い出すのが、いわゆる人間ってマズローの五段階欲求っていう話があって、必ずしも下が充足してなかったから上が充足できないってわけでもないんだけれども、いわゆる生命の持続っていうところが一番ベースにあって、
24:08
スピーカー 2
そこから食べるものとかこういうのがあって、その次に何かに所属をしているっていうことがないと人間って全部を自分で決めなきゃいけなくなるから不安になって、所属場所が決まると所属承認の次が承認欲求、あなたという自分が承認されるっていうのになって、
その最後にもっと自分らしくなりたいっていう自己実現っていう上3つが所属欲求、承認欲求、自己実現欲求なんですけれども、これ大取の若林さんが言ってたことなんですけど、SNSの発達で承認欲求はやたらめったに満たされるようになったんだけども、
意外と所属欲求っていうのが、いる学校とかいる会社とかいる地方自治体とか、昔はこの所属欲求がめちゃめちゃ満たされて、むしろ縛られてきついぐらいなものが、意外と今、提供してくれる人たちがいなくなって。
スピーカー 1
ああ、面白いですね。
スピーカー 2
承認欲求は満たされるんだけど、所属欲求が満たされないから、むしろ所属欲求を満たすことの方が、今は大事だと思うから、大取の若林さんは自分の主戦場はラジオです、みたいなことをされてたりとか。
スピーカー 1
まさにね、ラジオってコミュニティの最もたるものの一つですもんね。
スピーカー 2
そうなんですよね。しかも、わざとリトルトゥースみたいな言い方で、わざわざ自分のラジオを聞いてる人たちを自分たちの名前をつけることで、自分たちっていうものを定義して。
そういうところの安心感が大事だし。
なんでIDT感覚が大事かっていうと、今、例えばフランスとかで、エイリック・ディ・フロムの「自由からの闘争」っていう本がすげえ読み直されてるんですけど。
それは何かっていうと、自由って一見するとめっちゃいいことのように見えるんだけれども、自分で全部決めなきゃいけないから大変なんだよね。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
ある種、何かに所属するっていうことは、所属してくれる物語が何が良いか何が悪いかとか、迷った時にこっちをすることが天国に行けるからとかっていうふうに、一個一個全部判断しなくてよくなるんだよ。
もちろん全部を全部判断頼ってると、それって人生は誰かの奴隷になっちゃうって話なんだけれども、とはいえ人間って全部自分で決めるのが辛いから。
そうすると、やっぱり何らかのコミュニティに所属することによって、自分にとって大きくないある程度の判断はコミュニティに任せていくみたいなことが結構大事だったりしていて。
27:02
スピーカー 2
特に未来がちょっと不安になってくると、何かに自分の人生の選択をある程度委ねるためのコミュニティへのITT改革みたいなことって大事になってきたりするよね。
スピーカー 1
まさにSNSがこの10年、15年ぐらい盛り上がりすぎて、結局全てのことに対して自分は答えを持ってないといけないし、意見を持ってないといけないというプレッシャーが凄まじくなっちゃったんですよね。
スピーカー 2
そうだよね。なんか共通の友人のミノワっていう人がそれをビジネスに変えた感じだったよね。
スピーカー 1
そうですね。何者かにならないといけないっていうのもありますし、個人としてあなた自由なんだから自分で決めて、自己責任だよねみたいなプレッシャーもあったりしていて、
会社すらもあなたの所属しているものではなくて、あなたが会社を選んでるんですとか、そういったものが増えれば増えるほど不安は募ってるんですよね。
スピーカー 2
そうなんですよね。
スピーカー 1
というのでやっぱりコミュニティが見直されているのって、SNSの反動みたいなのがあるかなと思っているんですけれども、第2回目ではですね、インターネットに絞ってちょっと話をしようかなと思ってます。
スピーカー 2
確かに確かに。今日はあれだよね。
どっちかというと第1回はインターネットというよりかはコミュニティ一般が何を成すのかっていう話だったから、これがインターネットにおけるコミュニティだと何が違って、何が選択肢で増えるのかというような話をしていくということですね。
スピーカー 1
そうですね。だんだんこのインターネットコミュニティとはっていうのを深めていって、最終的にはインターネットコミュニティを使ってビジネスをするにやとか、インターネットコミュニティを作るにはどうしたらいいのかみたいな話に持っていければなと思ってます。
スピーカー 2
はい、めっちゃ勉強になります。じゃあ今日はこんなところですかね。
スピーカー 1
はい、ありがとうございます。
スピーカー 2
はい、ありがとうございます。
29:03

コメント

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