EAの概念と重要性
ハイパーコラボレーションをお届けするポッドキャスト、組織の未来地図、ナビゲーターの寺嶋です。
ナビゲーターの吉田です。
この番組では、デジタル時代における組織の経営やマネジメントは、どのような視点で考え、デザインするのか、またそれをどのように導入していくのか、皆さんと一緒に少しずつ地図を描いていくように趣向していきます。
吉田さん、こんにちは。
こんにちは。
今回も高田さんによるハイパーチームマネジメント勉強会、第8回について、ちょっと振り返りながらお話をしていきたいと思っております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回のタイトル、また斬新なものを持ってきていただきました。EA Enterprise Architecture、チリの二人と組織・EAについてという、もうタイトルを見ただけでは何のこっちゃというような話だったんですけれども、
オートポイエーシスという概念、理論についてのお話でしたよね。
そうですね、来ましたね。
オートポイエーシスについて、僕らがここで語る、それを解説するということは、ちょっと避けまして、
はい、避けたい。
この内容については、皆さんウェブでご覧になったり、高田さんを捕まえて聞いたりということをしていただけたらと思うんですが。
おすすめの本を一冊だけ紹介すると、知恵の木という本がありまして、それはぜひ読んでいただくと、そのあたりの話は分かるかどうかは分かりませんが、いかに分かりにくい話かということは伝わるんじゃないかとは思います。
知恵の二人って誰かだけはお伝えしておくと、フランシスコ・バレラとマトゥラーナというお二人だそうです。
そのお二人が生命を定義するために生物学の理論として提唱したという理論なんですが、詳しくは先ほどの書籍であったりウェブをご覧ください。
EA、エンタープライズアーキテクチャについて、この勉強会で高田さんが語ってくださった内容なんですけども、ストラクチャーとアーキテクチャーが違うよね。
どちらも構造物とかを説明するときに使う言葉ですけども、ストラクチャーとアーキテクチャーの違いって何なのかっていうことを高田さんが解説してくれてたんですけども、
ストラクチャーというのは単に物事の要素や位置、物理的な構成を指すに対して、アーキテクチャーというのはその中にある機能とか目的とか設計思想を含んだ体系的な構成になっているという。
例えばそこには概念とかガイドラインとか原則というものがあって、構造と構造が動的性的に一品と構成されている関係性を持っている、それを示しているものがアーキテクチャーだというお話がありました。
変わらない軸の探求
なるほどなという感じでしたけれども、吉田さんこのアーキテクチャーという概念について、エンタープライズアーキテクチャーを覚悟を持っている意味としてはどんなふうに受け取りましたか。
そうですね。構造的に物事を考えるとか見るっていうのは個人的にとても好きで、手間味噌な話にもなりますが、それが得意ではあると自分では思っているので、ストラクチャルに物事を考えるあるいはアーキテクチャルに捉えるっていうのは、
自分でもちょっと入り混じってるなぁって思いながらしっかりとそこを教えていただいて、今一度、なるほどって、特にこのアーキテクチャーの意味の中に目的であったり思想というものが含まれているっていうことがすごく納得があったんですよね。
そこを抜きにアーキテクチャーっていうのは描いていくことができない。特に変化が激しい時代になってくると、より一層そこに寄って立つものが大きくて。
今回のこの分類を示していただいた上で、とても難しい音符演出の話。もう一回自分なりに捉え直そうと入り口には立てたかなっていう感じはしました。
難解な内容だったので、参加者の方も結構、ブレイクアウトルームでは困惑している様子でしたけれども、参加者の方でですね、夜会でわかんなすぎたので朝会に来ましたっていう方がいらして、まだ見が深まったのかなというふうに思いました。
そんな中、夜会に出られた吉田さんはどんな受け止め方をしましたか。
このマトゥー・アーランド、我らの話の中に出てくる音符演出と並べて高瀬さんが紹介してくれたのが、高架審査の動的並行の絵が提示されて、
描像として描かれている人の絵を見ながら、その概念を説明してくれたのを見てですね、これが私やっぱり、これからのアーキテクチャの重要な点ってやっぱりここだなっていうのを、いまいち一度捉え直すことができたなって思ったんですね。
描像みたいな、つぶつぶがテテテテテテテってなっている中に、人の姿が浮かび上がっているような絵がその福岡審査の書籍の表紙にもなっているのかな、これ。
そうですね。
要望の変化とか、ビジネスが変わっていく部分だったりするのだと思うんですけど、どんどんどんどん流れていく。
でもその中に人が明らかにいるっていうのが見えてくる、浮かび上がってくるのは何でかって言ったら、中心にほとんど変化しない。おそらく絶対に変化しないとは言えないんですけれども、でもそれでも軸として、変化が感じられないほどゆっくりと確実に刺さっている軸があるからこそ、その人の姿っていうのが浮かび上がってくるんだと思うんですよね。
やっぱりこれからそのアーキテクチャを描く上で、それが一体企業にとって、その企業にとって何なのかっていうのが明らかになっていないと、アーキテクチャを描くことすらできないっていう時代になったんじゃないかなと思いました。
前々回のポッドキャストでもお話したんですけども、現状は組織図を描いて、それで組織を表している以上みたいな感じになっちゃってますもんね。
そうですね。それではちょっと表しきれないところがあるなと思いました。
変わらない軸って何かって考えると、まず一つ、企業って何なの?とか、企業は何のためにあるの?っていうような部分もあると思うんですね。
それがやっぱり企業は市場に価値を提供するものだとか、企業と呼ばれるからには複数の人が一緒に働いているんだっていうような本当に根源的なところに立ち戻るっていうことが一点、その変わらない軸として。
もう一つが企業ごと違う部分として、それぞれの企業がパーパスみたいなものを持っていて、その役割をこの世界の中で担っているのだ、マーケットの中で担っているのだ。
じゃあ自分たちのパーパスは何なんだろうっていうところがやっぱり軸にある、動かないものとして存在しているっていうのがすごく重要なんじゃないかと思います。
アーキテクチャを描く意義
アーキテクチャーを描くときにやっぱりどんなビジネス、今の時代からで言うとサービスっていう呼び方がもしかするとしっくりくくる部分はあるかもしれませんけれども、
ビジネスアーキテクチャーあるいはサービスが経営を動かしているもの、軸の一つとして大きくそこにあるのだっていうのを軸に考えていかないと、両方ともツボツボがザーッと流れていくからね。
その組織の外側の外輪みたいなものが崩れていってしまう可能性が、ものすごくスピードの速い時代の流れ、あるいは変化の渦に巻き込まれて、輪郭が崩れちゃうっていうことになりかねないですよね。
変化が速いと、その変化の速さに対応していくことのほうが重要だというような捉え方をする概念もあるじゃないですか。そうではないところに着目しなきゃいけないってことですよね。
そうですね。そういったものを企業に内側からあるいは外側から関わる人たち、あるいはその恩恵を得ている人たちがきちんと恩恵を得られるように活用していくのがアーキテクチャーっていうものなのかなっていう感じはします。
吉田さん、お時間の都合上、今日はここまでとなります。次回、もう一回、EAについて別のテーマでお話をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
お願いします。