『自由からの逃走』を読み始めて、まず出てきたのは、人は自由を求めるというより、むしろ自由を持て余してしまうのではないか、という話でした。のぞみはこの本に初めて触れたときの驚きをたどり、みきは、消極的自由のほうへ流れてしまう感覚はむしろよくわかると言います。同じ本を前にしながら、片方は「そういう人がいること」に惹かれ、もう片方は「それが自分の中にもあること」から読み始めている。そのずれが、この回の輪郭になっています。
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サマリー
新年度が始まり、新しいプロジェクトの相談や役員の交代など、変化の多い時期を迎えた二人が、エリック・フロムの『自由からの逃走』について語り合う。みきは、自由を持て余してしまうというフロムの指摘に共感し、消極的自由の感覚を理解できると述べる。一方、のぞみは、自由から逃避する人間のメカニズムに興味を持ち、権威への従属、破壊性、同調といった逃避の形を解説する。特に、みきが自身の経験から「全部やめたい」と感じる破壊的な衝動は、外界との関係を断ち切ることで自己を守ろうとする試みだと分析する。後半では、ジョン・デューイの「経験としての芸術」に触れ、AI時代における真の芸術とは、個人の純粋な価値観の表出であるという考えを共有する。
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