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2022-06-14 25:54

『スローターハウス5』#1

カート・ヴォネガット・ジュニアの名作、戦争文学×SFを今こそ。

雑談・映画カモンカモン感想/スローターハウス5はみきの背伸び本/スローターハウスの概要紹介/自伝的小説なんですね/さっと印象に残った箇所

-- 本紹介 --

主人公ビリーが経験する、けいれん的時間旅行! ドレスデン一九四五年、トラルファマドール星動物園、ニューヨーク一九五五年、ニュー・シカゴ一九七六年……断片的人生を発作的に繰り返しつつ明らかにされる歴史のアイロニー。鬼才がSFの持つ特色をあますところなく使って、活写する不条理な世界の鳥瞰図!

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最近、いかがですか?
最近…いや、暑いっすね。暑い、暑いっすなぁ。
最近、すっげぇ久しぶりに映画を見に行ったんですよ。3年ぶりぐらいに。
カモンカモンを見てたでしょ?
そう、カモンカモン行ったんですよ。
可愛かったよねぇ、とか、本日と関係ない感想から言うと。
えっと、何だっけ、エドウッディじゃなくて、何、何だっけ。
フォーキーフェニックス。
フォーキーフェニックスが、おじさんの方でしょ?
あ、おじさんで。
で、パンフレットさ、もう、私9時から見に行ったんだけど、もう売ってなくて。
あ、そうよね、私もう売り切れちゃった。
ウディーノーマン、あのちっちゃい子。
ウディーノーマン、あ、って言うんだ。
可愛かった。
可愛かったでぇ。
いや、久しぶりに映画館で見て、あの、白黒じゃないですか、カモンカモン。
それだからなのか、音の色彩の豊かさにびっくりしまして。
あ〜。
なんていうか、一つのテーマがね、マイクを寄せてってインタビューするだったり、
で、そのウディーノーマン役の、なんていうんだろう、オペラ聴くとかさ、音の、なんだろう、テーマなところがたくさんあるから、
なるほどって思った。
白黒の意味がどんなとこにあるのか、私は深くは全然詳しくもないからわかんないけど、
音の豊かさがすごくこう、鮮やかな、色彩豊かな、すげえなあと思いながら見てた。
いや、いい映画でしたね。
いい映画だった。
とてもとてもいい映画でした。
なんか私は多分、映画の本質とは関係ないんだけど、なんかこう、子育ての可能性をそこに生み出すというか、
なんかそう、ああいう感じでさ、人がさ、こう、みんなの子供として人の子供に鑑賞できたらさ、すごい良い社会だなって思いながら見た。
うーん。
おじさんが関わっていくみたいな、そういうところ?
みたいな感じを、なんかあれはたまたま特殊な事情があってさ、そうなっちゃったっていう話だけどさ、
ああいう感じでさ、普通に知らない人の子供とか、ちょっと知っているくらい友達の子供とかでもさ、
普通に鑑賞できるようなさ、子供との関わり方ができるといいんだけどなとか思った。
そうねー。なんかいろんな観点で難しくなりそうだよね。
何て言うんだろう、リスク回避っていう意味合いももちろんあるしさ、なんかこうね。
だから博士を愛した数式も、あれも本も映画もどっちもすごい好きなんだけど、
あれも家政婦さんの子供が行ってる先のおじいちゃんにある種育ててもらうじゃないけど、一緒になんか楽しむっていうシーンだと思うんですよ。
あれなんか問題起きたら超炎上しそうだなとか今思っちゃうし。
とってもとってもとっても良かったですね。
神戸のシネリーブルっていう映画館で見に行って、
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全国にあるやつね。
そうそう。単館ものというかメジャーじゃないものもたくさんやっていて、
なんか良さそうなのがちょこちょこあったから、今度6月も行こうかなっていうとんですね。
いいですね。
久しぶりの映画館。
なんで見ようと思ったんですか、その久しぶりに。
一緒にミーティングをしている会社の人がめちゃくちゃ良かったですよ。
この会社のミーティング毎回最初に5分10分ぐらいみんなでチェックインみたいなのやるんですよ。
最近の楽しい話みたいなのをするんですけど、その人は毎回ほぼ映画の話かな。
最近見た映画とか、最近映画について誰かと話したことみたいなことをテーマにチェックインをしてて、
その人がカモンカモン見に行ったら超良かったっすみたいな話をしてて、
なんかすげーな、良いな、良い見に行ったっていうきっかけですね。
映画あんまり行ったことがない人がバッと行くには、
新ウルトラマンとかああいうのだったらまだチャンスがあるんですけど、
カモンカモンはフラッと行ってフラッとチケットを買うにはハードルの高いというか、
なかなか一歩踏み出しづらそうな映画だなと思ったけど、
良いきっかけをいただき、参ってきたでございます。
カモンカモンってマイク・ミルズっていう監督が作ってる、
自身もちょっと通用だった時期とかもあるような人なんですけど、
その人の撮ってる映画がずっと面白くて、昔から好きでずっと見てるっていう。
私は監督多いで見ました。
マイク・ミルズ多い?
多いで、中学生ぐらいの時にサムサッカーっていう映画を見て、
それからずっと人生をビギナーズとか、知らないと思うんですけど、
そういうロード系、参観系の映画をいつも見てる時に出会って、
そこからずっと見てる人ですね、私として。
サムサッカー、マイク・ミルズのうつのお話、
ビューティフル・ルーザーズ、人生はビギナーズ。
そんなに多作な監督ではないっていうこと?
ないですね、結構久しぶり。
1個前が20th Century Womenっていう母親の話だったんですけど、
人生はビギナーズとかで自分の話を書いて、その後は母親の話を書いて、
今度は子供の話を書いたみたいな、子供というか父親というか、
自分の話を人に分かるように面白くして映画にしてるみたいな感じがすごいある。
その視点が繊細でいいんですよね。
本の本題と関係なくなっちゃうけど、
カモカモの中でもインタビューは実際にやったものをそのまま流してるっていうのを見て、
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そういう映画の撮り方もあるんだなぁと思ったり。
しかも人撮りなんでしょ、ホワイキン・フェニックスと男の子がだんだん仲良くなっていくっていう。
いいですね、ああいうインタビューそのものもすごい楽しいなと思って見ちゃってた。
ニューヨーク行って、ニューオリンズだっけ?
行ってデドロイト。
3年か何かで子供の話を聞いていった時も全然やっぱりトーンが違うし、
子供の話を選んで抽出してるのかもしれないけど、
やっぱりデトロイトの子供とニューオリンズの子供とニューヨークで言う感じの単語も違うじゃない?
ニューヨークの人はすぐ未来とか言うなみたいな風に思ったり。
とってもいい企画でしたね、あれは。
すっごく面白かった。
いい企画ですよね。
子供の時ああいう風に扱われたかったな、大人に言って。全体を通して思った。
扱われた、ウディ・ノーマン的にってこと?
インタビューされてる時とかも結構フラットっていうか、子供に聞くって感じじゃないじゃん。
普通にインタビューって感じじゃん。
確かにそうかもね。
確かにそれはそうだね。
中学とか高校の時に、中学生、高校生だからねみたいな感じで扱われるのが嫌いだったもんな。
そうやってでも常に扱われてきてたなと思う頃。
確かにね。
人間として扱われてる感じがいいなって。
思ってるより大人だもんね、今回のウディ・ノーマンのあの子もそうだけど。
みたいな感じの日々ですね。
日々ですか。
いい感じでした。
いいですね。
ですと。
ですと。
さっきのマイクミルじゃないけど、次伝的なものも書いてたけど、私今回のスローターハウス5を読んで、
最後の最後によくわかんない話だなと思いながら読んでたんですよ。
B2ですね。
最後の最後にカート・ボガネット・ジュニアの半分次伝なの?って思いながら、最後の最後にシリーズ。
あ、そうっすかっていう感覚で読み終えた本でしたね。
今回はそのスローターハウス5について話し合っていこうと思うんですけれども。
みいきさんおすすめ、おすすめっていうかみいきさん戦勝ですね。
私が戦勝した理由も、子供の頃すごく背伸びして読んだ記憶がある本っていうだけで、久しぶりに。
久しぶりに何かどこかで見かけて、スローターハウス5って見かけて、
そういえば昔読んだことあったなって思って読んでみたっていう感じでした。
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子供の時の背伸びのポイントあるじゃないですか。
背伸びの何に引っかかってこれを。
読んでるとかっこいいとかじゃない。読んだことあるって言ったらかっこいいみたいな。
買ったんすか?図書館で借りた?
これが置いてある図書館、なるほど。
しかもスローターハウス5じゃなくて、とさつば5号っていう。
スローターハウス5って何か2冊か何か出す時に解題して、スローターハウス5っていう現代になったんですけど、
元々和訳でとさつば5号って書いてあって、とさつば5号っていうやつで私は読んだ。
すごい驚々しいタイトルですよね。
スローターハウスは一応方訳すると、とさつ場っていうことなんですね。
だから元のもっと生々しく翻訳したやつの方で読んだと。
そう、でも多分そういう中売り用の時期っていうか、つついやってた方が一周しよう欲しい人が大体あらかたにもあって、
ゆめの旧作とか家畜人やっぷーとかそういうのにハマってた時期だったから、
そういうとさつば5号みたいな驚々しい感じでかっこいいって。
これを読めたらかっこいいって思っちゃったんじゃないだろうかと思っております。
確かに40とか50になった時に、中学の時にこれ読んでてねって文芸春秋とかのインタビューで言いたいですね。
確かにね。
そうですね、そんな感じで。
全然あらすじ4年間も言っちゃいますけど、多分スローターハウス5が結構目についた理由は、
ウクライナ抗争とかがあって、その文脈だったんじゃないかなって思う。
そういう戦争の体験をベースにした作品をちょっと読み返してみようかなっていう人が増えたから、
私も目にすることが増えたんじゃないかなって思っております。
なるほど。
うっすら。
このスローターハウス5はジャンルとしては何になるんだろう。
SFになるの?
タイムトラベルSF、タイムスリップSFみたいな形になる。
でも確かに半分詩小説だし、戦争小説でもあると思います。
そうだよね。
すっげえ乱暴に言うと、主人公の人がいて、
その人が時間を旅するってちょっとあれだけど、
時間なんて実はないんですぐらいの感じになるんだよね。
ポーンと時間を行き来して、
突然その人の古い経験のところに戻っていったり、
時間の先、未来の方に移っていったりみたいなことをして、
その一つ一つがある瞬間は戦争の一瞬だし、
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ある瞬間は戦争が終わった後の新しい年だし、みたいなところだもんね。
そうですね。
ドレス伝襲撃って1945年くらいに起きた襲撃を経験したっていう設定の主人公が、
時間を行き来する能力みたいなものがあって、
時間を行ったり来たりしながら小説が展開していくっていうような感じの小説でしたね。
すごい経つね、まとめると。
これ書いてる時、精神崩壊しそうですよね、これ。
うん。
受験率順に書いた後にこうやって組み替えたのかな、みたいな。
そういうふうにしないと書けないんじゃないかなっていうような。
主人公のビリーさんね。
そう、ビリーさん。
一応小説の経緯としては1章と10章が一応主人公のビリーさんとは別の筆者っていうのがいて、
その人の目線でもビリーのお描写をしていく2章から8章があるっていうような感じでしたよね。
そうね。
このビリーっていう主人公が半分この皮と棒がネットになっていて、
それが詩小説っぽさになっているということ。
そうですね。
主人公がまさにドレスレーン襲撃を経験したって思ってるんですけど、
ボネガット自体がドレスレーン襲撃を経験したことがあって、
自分の経験元に書いているし、
スローターハウス5自体がボネガットが過去に発表してきた数々の短編とか小説の中に出てくる主人公、
主人公の登場人物を取り混ぜながら展開されていく話なので、
ボネガットの人生を振り返って書いたみたいな作品と言われているようです。
タイトルのスローターハウス5というのが、ドレスレーンにいた時に収容されていた場所?
そう。
確かこの盗撮場っていうところなんですね。
捕虜になって捕まっちゃったんですけど、収容所みたいなのがもうないから、
盗撮場にみんなぶち込まれていたっていう。
それで生き延びたっていう人なんですよね、ボネガット。
ニキさん的にはこの本のクライマックスっていうかここだったなっていうのは何かどっかにあったりしました?
クライマックスないなって思った。
どのあたりが盛り上がり?
でもずっと面白いというか、私は今どこに連れて行かれているの?って思いながら読むという点ではすごく面白かった。
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面白い。印象に残っているのは、
印象に残っているのはどこだろう?
なんでそこが印象に残っているのかわからないんですけど、奥さんの事故死のシーンをすごい覚えてますね。
あー。
あー。
そうね。
病院に運び込まれて急いで来て、奥さんがみたいなやつね。
確かにな。
あと結構ラストの別の星で奥さんになった人の表紙が載っている雑誌を現世で見つけたり、地球で見つけて買うみたいなシーンがあるじゃないですか。
あそことかも面白いなって思ったけど。
時間旅行っていうものの一つの中にトラファマドール星っていう星があって、
その星の宇宙人は時間っていう概念が一直線に存在しているっていうものではなくて、
この主人公のビリーっていうのが線上にポポッといたと思ってパパッと瞬きしたら、その星の動物園みたいなところに人間として入れられてるみたいな状態になるんですよね。
観測されてるんですよね。
観測されてて、そこに突然めちゃくちゃ美女みたいな人が来て、その人と妻になりましたみたいなのが出てくるシーンが真ん中?後半ぐらいから出てくるんですよね。
物語の設定としては、ビリーが戦争を終えて終戦して戻ってきて生活を始めたんだけど、何かの事故で頭を打っちゃって、それ以降トラファマドール星っていうものがあるっていうことに気づいちゃって、
気づいちゃったらトラファマドール星に自分は誘拐されちゃって、それ以来時間を行き来できるようになったっていう設定というか、そういう話ですよね。
それ以来ビリーはトラファマドール星の時間を操作する努力を使って過去に行ったり、未来に行ったりするんだけれども、それは自分の未来を変えるとか、自分の人生をコントロールする力ではなくて、別に変えられないから、
どこの時点にいても自分の過去、未来もこうなると知ってる状態で、自分の人生をただ観測するみたいな形で描かれていきますよね、小説が。
トラファマドール星人と普通の人間の会話みたいなのが出てきて、トラファマドール星はどのくらいか後に消滅するだか、絶滅するだかみたいな話が出てくるんだけど、それを防ごうと思わないんですか?みたいな。
時間が全部見えるならその未来がわかるわけですよね。でもそういうもんだからね、みたいな。それを変えるっていうのはどうかな、みたいな話になってるシーンが出てきて。
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ここの本のAmazonのレビューとか見ると、そういっとゴーズっていう、方訳だとなんだっけ、そういうもんだ。そういうもんだっていうのがめちゃくちゃたくさん、たぶん100じゃ聞かないくらいたくさん出てくるんですけど、そういっとゴーズっていうのを体現してる人がめちゃくちゃたくさんいるっていう。死ぬからね、みたいな。そういうもんだよね、みたいな。
今、そういうものだって検索したら107ヒットしました。
気がつきゃ出てきますよね。
常にそういうものだって言いながら小説が展開していく感じでしたね。
さっきの奥さんもそうだし、戦場で亡くなっていく人もそうだし、トラファ・マドルーセももちろんそうだし、ある種運命づけられてるんだけど、それから避けられないだったり、避けようとしないだったりして亡くなっていくっていう話があったっすね。
話でしたね。
読んでて冒頭に、この著者、ビリーを客観的に描いている、この本の著者的な役割を持ってる人が、クライマックスには江戸川ダービーの処刑っていうのを持ってこようと思うんだっていうのが序盤に出てきて、読んでる最中は何のこっちゃ全然わかんないんですけど、
後半に行って、この江戸川ダービーっていう人がアメリカ兵で、現地の戦場でも一応死なず捕虜として収容された後の、捕虜としてドレスデンにいる間にドレスデン空爆っていう、バコーンって空爆が何千何万の人が死ぬような空爆も生き延びたんだけど、その後ティーポットを盗んだ後で逮捕されて処刑されるっていう、めっちゃ生き延びたのに。
というのを持って、クライマックスにしようと思うんだっていうのを序盤に話すわけですけど、そういうもんだっていう、そういったゴーズ精神のギュッギュッとした、江戸川ダービーのティーポット、窃盗からの処刑っていう、エピソードに詰まってる感じがしますね。
しんどいだろうなあ、めっちゃ生き延びたのに。だってティーポット盗んだって、まあ、処刑になるかいねってなるじゃないですか。しんどいやろなあ。
私、この本を読み返して、これ背伸びして読んだなって記憶があったんですけど、絶対ここで読めたなってところがあって、なんか容赦容赦で小鳥がプーティーウィって冴えずるじゃないですか、4回冴えずるんですけど、そのプーティーウィってことをめちゃくちゃ覚えてるので、初回のプーティーウィで多分挫折したなっていうことを思い出しました。
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たぶん私、この本を読んだ記憶があったけど、このプーティーウィで諦めたなっていうことを思い出しました。
何が挫折きっかけだったんですか、それは。
ちょっと難しかったなと思う。
まあ、そうね。
かなり、序盤の10ページ目、10%くらいのところで挫折した、ここで挫折した、多分っていうのを思い出しながら読んでます。
いや、これ10台で読んでたら私、最初20ページも読めないんじゃないかなと思っちゃうけどな。
すごい難しいっていうか、取り留めがないというか、どういう人がこの本好きなんだろう。
大人になってから読むと本当に楽しめないんじゃないかって大人向けですよね。
そういったゴーズ精神を噛み締められるのって大人じゃないですか。
うーん、そうね。
いや、でもそれはそうかもしれないね。
あー、なるほど。
そういう意味では一番鳥が鳴くたびにハッとするというか。
幼少4回鳴くんですけど、鳥が。
そこが一番覚えてるかも、そういう意味では小説を読んでて印象に残ってるの。
ここで鳴くんだっていうか。
うーん。
なんか今ググって、スローターハウス5を例えば書評とかで好きって言ってる人がいたり、どういう人がいるんだろうなーと思って今ググったんですけど。
えーと、大森のぞみさん?SFの大科っていうか。そこを賢に出てくる。
3体の翻訳とかしたかったりですよね。
そうそうそうそう。書評でスローターハウス5のことを書いていて。
なんかテッドちゃんのあなたの人生の物語の中の一つ。
その中に出てくるヘプタコッドっていう異星人がいたのかな?全然覚えてない。
その異星人のモデルっていうのがこのカート・ボネガットジュニアのスローターハウス5のトラファマドール星人じゃないかっていう話を書いていて。
この設定がすごく大きなSFに対するインパクトとして残っているんじゃないかっていうのを書評で書いている。
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でも確かにテッドちゃんのあなたの人生の物語って映画のメッセージってやつですよね。
そうそうそうそう。
確かに未来が分かっちゃう。主人公が自分の未来を異星人と交流するだから分かっちゃって。
分かってるけどでもその人生を選ぶみたいな英語だった。
なるほどね。
という意味でも確かに時間の感覚とかちょっと似てるかもって今思った。
大森さんもそうだし別の好きだって言ってる人も戦争文学っていうものの中でこれを語っていて。
SFっていうこの時間がわかるこのトラファマドール星人とかっていうのはその戦争のある種の悲惨さだったりそれを語るための強い強調する道具としてそのSFっていう設定を持ち出しているはずだっていう風に読んでるんですね。
SFがメインというよりかは戦争文学なのであるという感じで読んでる。
文学部の人が書いた論文チックなやつをいくつか読んでみてもやっぱりこうアメリカの戦争文学っていうものの中で位置づけている感じの人が多かったなっていう感想ですね。
自分の人生を取り扱うとしたらこうなるっていうことなんですかね。
SF小説家が取り扱うとこういう形になるっていうことでしかないのかもねそういうSF小説っていうよりかは。
なのかもね確かにね。
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