もう一回言って。青年は荒野を。
飯月ひろゆきの。
へえ。私はそれを全然知らないわ。
夜深夜特急ね。
うん。
じゃあ次の一人旅の時聞いてみようかな。
うん。すごくいいと思う。私やっぱり旅行機好きなんだなって思った。
あの、ニコラ・ブービーへの。
なんだっけ名前。世界の使い方だ。
ああ、そうそれそれ。世界の使い方。
オートバイ修理技術と禅門道と私みたいな。
オートバイ修理技術と禅。
禅とオートバイ修理技術かな。
禅とオートバイ修理技術かな。好きだったもんね。
そうだね。旅行機好きなんだな。
こう、改めて感じる。
村上春樹とか読んでても、小説も面白いんだけど、あの人がギリシャまでマラソンしに行った短編とか、短編ってかエッセイなのかな。
確かに。なんかさ、村上春樹嫌いんだけど、村上春樹のマラソンのエッセイだけ好きな人って言っているよね。
いそうな気がする。
いそうな気がする。
何人もいるんだよ。
それってなんか旅行機好きのインサイドと近いとこにありそうだよね。
かもね。
でもこのブービーの世界の使い方は超よかったな。
そうだね。野上さんはよくて、私はうーんってやつだったよね。
そうそう。たぶん私は本と旅っていう掛け算がいいんだけど、みひさんはもう体ごと行くのがいいからね。旅は。
そうだね。私は旅は体ごと行くのがいいからね。
そうだね。旅行機見つけたね、また新しい自分の感性を。
セリア特急のやつも読んでみようかしら、みひさんが言ってたやつ。
青年は荒野を目指す?好きかもしれない。
ほんと?
でもなんかあれだよね、もうそろそろさ、新しい書籍を読んでいくのもいいけどさ、昔読んだ本をさ、読み返すっていうさ、折り返す地点にも立ちかかってる感じもするよね。
そうだね。
ほんとさ、今、なぜ今気づいたって感じだけどさ、本ってさ、人生の後半でさ、もう一回読むために読んでるみたいなとこあるよね。
あー、そやな。
さっきついたんだけど。
うん。いや、わかるよ。なんか、60になってからの本棚に置いとくやつ選んでる感じはするね。
ね。なんか60代になってもずっと新作を楽しみにしてるイメージないわ、自分が。
ほんと?
多分そこまでに読んだ本を読み返してるんじゃないかって。
なんか音楽はそうやって言うもんね。20いくつの時までに聴いたやつを一生聴き続けるっていう。
あ、そうなの?じゃあそうかもしれない、マジで。
いやー、ギリギリだな。まだギリギリ新しいのが出てきたら楽しんで読めるけど。そうかもね。
私は村田沙耶香先生への新作だけは一生追い続けるぜ。
いいね。
やっぱりさ、結局1年振り返ろうと思いつつさ、最近の方になっちゃうんだけど、今ちょっと売れてるらしいんだけど、AはアセクシュアルのAっていうエッセイの事務所があった。
ほんとに1ヶ月2ヶ月前くらい出たみたいな。で、調査がアセクシュアルってわかる?今回ね。
わかんない。
アセクシュアリティがないっていうか、私は女性が好きですとか、人間が女性の女性が好きな人ですとか、人間が男性の女性が好きな人ですとか、そういうこともなく、そもそも別に恋愛に興味がないですみたいな。
セクシュアリティがないですみたいな。性的意識がないですみたいなのがアセクシュアルって言うんだけど、
アセクシュアルを自覚してる女性が今までの人生で体験してきた、私からしたら世界ってこうなのになんでみんなこうなの?みたいなのをずっと書いてて、
私からしたら、私の普通はこうなのにみんなあまりにも恋愛するのが普通すぎるから、私にみんなこんなことを言ってきますみたいなのをめっちゃ書いてて、
その人の世界の見え方が、もうこれ書くの大変だっただろうなと思うし、めっちゃおもろい。
恋愛中心、つまりあまりにもみんな恋愛中心すぎるってことを言ってて、私は恋愛とかしないからこうなのになんでみんなこういうふうに言ってくるんだろうって言ってるのが、
本当にその通りすぎてびっくりする。なんでこんなに恋愛中心に考えてたんだろう?みたいな。
自分がそういうことを思うアンテナがないわけだもんね。
そうそうそう、ないかな。
それを文字にしようと思えるってすごいね。
そうそうそう。でもなんか私も思ってたの、今泉力也の映画みんな好きすぎない?みたいな。
もう一回言って、今泉?
今泉力也が成田良博のシーンをオンブしてる映画よ。
そのシーンがどんなかすぎると。
サッドティー、愛がなんだ、メロ。
愛がなんだ。
恋愛がうまく描けてたら、存在として完璧みたいな感じがするなって思ったのとちょっとだけ。
今泉力也の映画って恋愛をうまく描いてることだけしかないのに、なんで映画の中で一番偉いみたいになってるんだろう?みたいなことをちょっと思ってた。
へー。
あんま無意識に思ってたこととかが、そういうことか。
世の中恋愛中心と限らないかもしれないみたいな感じで思って面白かった。
そうだよね。私の常識は私の常識であってもいいよね、みたいなことを思ったのと。
普通に人は一人で生きていけない。
恋愛興味ないから知らないとか言うと、おばあちゃんになれば一人だよとか言われるじゃん。
その時に言い返す言葉がないっていうのは前からちょっと言ったことあるかもしれないけど。
でも確かに人は一人で生きていけないとしても、別に見方を作ればいいだけの話だったじゃん。
なのに何でさらに味方は常に恋愛関係上のパートナーということになっていたのだろうっていうのをそこで思った。
あー。別に味方の作り方は恋愛関係以外にもいろいろあるやろと。
うん。
うん。
せやね。
へー。
そうだね。
ていうことで改めて、あまりにも当たり前にありすぎて、こんなに当たり前にあることが疑いの予知のある存在だったというのがめっちゃ面白かった。
うーん。
なんかセクシャリティとかさ、時代のいろんな数性もあって、いろんなセクシャルの前にいろんなものがつくじゃない?
あーもそうだし、バイもそうだし、ヘテルもそうだし、いろんなものがあると思うんだけど、本来いろんな感性のアンテナって人々によって欠落してるものってあると思うのよ。
うん。
恋愛とかだと分かりやすいけど、本当になんか変なこと言うとあれやけど、好きな食べ物とか聞かれてもよく分からへんとか言う人もさ、もしかしたらいるかもしれへんやんか。
うんうんうん。
それもなんか多分あーなんとかっていう名前で呼ばれるものじゃない?
で、人によっていろんなそのあーがあると思うのよ。なんかないもの、あるいはなんか過剰なものがあったりするとかいろいろあると思うんだけど、確かに何かがないことによって、え?ほんまに?って言われそうなものって、
セクシャリティとか、家族感とか、労働感とかさ、そういうものは欠落してるときにやいのやいの言われそうやなーっていう気はすごくしてさ、なんか今の話を聞きながら脳の2割ぐらいで考えたんだけど、なんか私も自分自身の中にすごくいろんなものがないなーと思うことがよくあるわけ。
そうなんだ。
めっちゃある。人からなんかこういうことって思ったことないですか?って言われたら、いやないっすね、みたいな。
うんうんうん。
たくさんあるんですよ。
うん。
それの恋愛版っていうか、恋愛版、恋版がこの、いや好きになるとかそういうことないっすねっていうことでしょ?
そう。
なるほどなー。
なんか難しいよ、私たちは恋愛的な価値観で生きてるから、この当事者に当事者語りをさせるみたいなところがあるのに、この本のいいところは、この人がすごい知的に書いてるから、あんまり暴力的な感じが全然しないで教えてくれる。こういう目線で見えてますよみたいな。
なるほどね。
すごいわかりやすいエピソードがあって、この人東大の院生だ、東大進学して東大の院生やってるんだけど今。
そうしたら川野恵さんっていう人なんだけど、クラスメイトが、俺まだ川野さんの面談受けてないんだよね、いつかさせてよって言われたみたいなこと言われて、その面談ってのは何かっていうと、普通にクラスメイトと話すときに、彼氏いないの?とか、今気になってる人いる?みたいな話になったときに、
常に誰かを気になるっていう感覚が分からなかったり、彼氏にいること興味なかったりするから、別にそういうの興味ないとか言うと、えーなんで、せっかく作ったらいいのにみたいなことを言われるから、その相手に対していつもそれはなぜですか?あなたにとって好きになる人は何ですか?恋愛って何ですか?っていうのを理解したくて、
ただずっとつけつめてるうちに、それが評判になって、川野さんと話すと、とても自分の考え方や価値観が深掘りできて良いみたいな感じで評判になって、若干愛じられてたかもしれないみたいなこと書いてあって、そういう自分の世界のことが完全にニュートラルに書かれてる。
めっちゃ優秀なコンサルタントになりそうだね。
まあでもめっちゃ優秀な小説家だから、まず。去年のアフターガンマクションの候補だし。
全然違いますね。
めっちゃ許し直されたと言われると思う。
なんて言うんだろう、そもそも問い直すというのってすごく大事な何か。恋愛みたいなやつのそもそもって問い直すのが、すごく勇気のいることでもあるじゃない。
それは私たちがこっち側の人だからでしょ。
こっち側の人だからというか、こっち側のアセクションあるではない人たちが多数派、しかも超多数派の社会において問い直すのって。
マジョリティだからってことか。
それはマジョリティの人が問い直すのも大変だし、マイノリティの人がそれを問い直すのもすごく大変なことじゃない。
小学生とかだったら無邪気になんで?とか聞いちゃうかもしれないけど、多分河野さんって大学生になってるから物心ついて、自分がスーパーマイノリティであることも理解してる上でそれをできてるってことじゃん。
そうそうそうそう。
それはなんか、ひっきんな話になっちゃって。
コンサルタントとして会社に入ってた時に、あなたの会社のこの目標おかしくないですか?みたいなやつをそもそも問い直せる人ってすごく少ないじゃない。
その目標前提で、じゃあこういう施策をやったらいいんじゃないですか?みたいなことを。
セクシャリティで、こうやってマッチングアプリはプロフィールをこうやって書くと思ってます?みたいなやつを80万人くらい言える人がいると思うんだけど、そもそもなんでですかね?みたいなことを。
その超マイノリティであることを理解しつつ、文字にできるし、かつそれを問えるっていうのは非常に稀有な覚悟と、稀有な端力と、もちろん稀有な才能とっていうの。
才能と。
確かに。
優秀なコンサルタントになりそう、第一世の感想なのちょっと面白い。
わからないさ、私自己肯定感とかさ、いまだによくわからないんだけど、問い直す勇気ないもん。
あなたにとって自己肯定感とは何ですか?とか聞いたらさ、めんどくさおじさんが誕生するだけだから、あかんなと思ってるけど、勇気出ないもんね。
でも、もともと次のコンサルじゃない?そもそもを問い直す。
やる?うざおっさえで。
いいコンサルになるために必要なエッセンスだからさ。
そもそもを問い直す。
推薦書にこれあげとこう。
いやほんとね、そうだと思うよ。そうだと思う。そうなんだよな。
これのもったいないの、帯が若干さ、この本で救われる人もいるかもしれないみたいな、ちょっとさうるためだと思うけどさ、苦しんでるあなたへ的な感じなわけ。
でもこれ全然ね、誰が読んでも超面白いと思う。苦しんでるあなたへ。
私たちはもっと自由になれるみたいな帯入ってるね。
そうそうちょっとなんかちょっと自己啓発っぽくなっちゃったりとかさ。
あとまあ本当に困ってる人もいるだろうけど、そこに向けなくても誰でも読んだら超面白いんだよね、この本は実は。
というのをその帯を断念に思うぐらいめっちゃ面白かった。
それを本当に自分の心に深く何か残るのがあった時にはあれだね。
そういう映画家はやってもいいけどそういうことじゃねえんだよなってことでしょ。
本があってそのイメージじゃないんですよねって、映画に起こる感情と同じように帯に。そういうことじゃねえんだよっていう。
解釈不一致ですみたいな。
はい、面白かったです。
うん、良きかな。
あとは、のどみさんなんかありますか。
そうだね。
のどみさん2、3個気になってるんだけど。
いいよ、じゃあそれを2、3個まとめて話して終わりにしようか。
まずなんか、全部本なんだけど、ハイコンフリクト、良い対立、悪い対立、世界に極化させないためにっていうのと、
あと悪漢不動産株式会社っていうやつが1個ずつ。
気になってます。
このハイコンフリクトっていうのが、大学院の時の同期と東京で飲みに行った時に勧めてくれた本で、
大学院の同期は、結構ガンガンいけいけみたいな会社の中で、
セメながらバランスを取るみたいな事業部の責任者をやってるのよ。
だから自分自身が事業PLを持って売り上げ利益立てなあかんっていう立場じゃないんやけど、
その人たちにうまく攻めて、うまく守ってもらうためのものものをやるみたいなところにいて、
社内のいろんな難しいこともあるし、社外の人からもいろんなこと言われるしみたいなのがあって、
っていう話を2時間くらい清澄白河かなんかのいい感じの居酒屋で聞いて、
最後にボソッと、最近このハイコンフリクトって本読んでめちゃくちゃ良かったんだよねってボソッと言ったわけ。
別に話と紐づけて言ってるわけじゃなかったんだと思うんだけど、改めて私も読んでみてさ、
ああ、彼は今考えてるんだなーってしみじみ感じたのがこの本の独語かな。
なんか乱暴に内容を言うと、人間のことっていろんな敵味方を人間って作りやすいみたいな話ってあるじゃない?
作ってそれで認識するのが人間のバイアスの中にあるみたいな話があって、
それが良くないですって話がいろんな人が言うんだけど、そうじゃなくてそもそも良い対立ってあるでしょうと。
なんでかというと敵と味方とかいうことができたからこそ我々はピラミッドを作ることができたし、
国というものを作ることができたし、それって対立に結びつくような自分たちっていう概念があったし、
その中にあった小さな対立っていうのをポジティブなエネルギーに変えてきたから、我々はこれだけの社会を築けてきたんだと。
同時に、しかし世界の中に見える対立っていうののまずいことっていうのも、冷戦から、戦争ももちろんそうだけどたくさんあるでしょと。
それってそもそもなんだっけってことを紐解いていたっていうのがこのハイコンフリクトっていう本で。
だから彼はどうやって会社の中の悪い対立っていうのを良い対立の方に持っていけるのかな、
どうやったらそれを増やせるんだろうかって考えていたんだなっていうことを飲み会から1週間ぐらいして思ったと。
すごい良い本だね。
だから自分自身もコンサルタントであるし議論が売り物だからさ。
議論しましょうって言ったら対立しましょうってことだから。
今のお客さんとかだとそもそも対立するのが苦手ですみたいなイイ子ちゃんが多いわけよ。
だから反対意見とか出せないみたいな。上司に対立するとかないみたいな。
めっちゃいるよね。
めっちゃいるよ。
そうすると悪い対立も起きないんだけど良い対立もないから進展がないわけ。
なんか上滑りした話ばっかりしてるみたいな。
なんでだろうなーってすごい疑問だったんだけど。
そうか彼らは対立は全部悪い対立だと思ってるのか。
っていういろんな自分の中の納得と何をせなあかんかっていうことに繋がった。
仕事の本かな、大きく言うと。