本つまみぐいラジオ。この番組は、本を読まなくても、本のおいしいところだけを一口サイズで、耳からつまみぐいできちゃうラジオです。
今回は、楽屋トークということで、まずはコメントを紹介させていただきます。
こちらはですね、まず、Xのポストでシェアしてくださった、てつさんです。いつもありがとうございます。
自由とは選び取るもの。つまり、自由も不自由も選択しているのは自分自身。
なるほど。今回は、イケハヤさんの回ですね。今回は、一つのトピックからどんどん思考がつながっていく内容でした。
まさに読書の醍醐味が詰まった回です。イケハヤさんの生き方に影響を与えた本、読んでみたくなりました。
ささキッチンさんからコメントもいただいてまして、結構濃厚なコメントで、今回は自由について考えさせられる回でした。
僕は恥ずかしながら、労働環境に疑問を抱き、その都度転職をし、少しずつプライベートが改善してきたのですが、いまだに理想の上司や不満が全くない職場で出会ったことがないです。
大手には大手なりの、中小企業には中小企業なりの不条理があり、そこでやっていくにはある程度の不自由を受け入れなければいけない。
それが働くことの正体のような気がしました。そして、そのことを選んだのはまさしく自分であり、そのことに気づかせていただきハッとしました。ありがとうございます。
僕はこれからも現状に不満を持ち続けるでしょうし、なんであの人はああなんだろう、みたいなことをずっと言っていると思います。
でも今回の放送で学べたことを胸にうまく生きていきたいと思います、というメッセージをいただいているんですよね。
これ、理想の上司とか不満が全くない職場で出会ったことがないという笹キッチンさんなんですけど、理想の上司とかいました?
いないか。申し訳ないけどいないかな。
それももちろんいいとこはあります。その上司にも同僚にもいいとこはあるけど、理想って言われると、別に申し訳ないけど理想ではないし、今聞かれてもよくわかんないですよね。
やっとこの合間は来ちゃいましたね。
だから辞めてらっしゃるんでしょうね。
だから辞めてるからね。ないわ。
理想の上司っていうものがいるからどうこうっていうのもなんか違うのかなってすごい思うというか、今職場に理想の上司がいないからっていうのも結局さ、自分自身が理想のなんとかに求めてしまってるみたいなものもあったのかなってすごい思ったりする。
自分がこの人いいなと思っても、やっぱ悪い部分もあるわけじゃん。完璧じゃないから。そうしたときに、やっぱこの人違った。悪い部分を見た。そういう癖が結構昔からあって。
それって結局自分がその人に甘えてるだけなのかなとか、すごい思って、ちょっと今自分として考えさせられたというか。
なんかあるよね、そういうのってね。
八王子に伝わりにくいかもしれないから、理想の人だったら頑張れるのにみたいなのが僕もなんかすごい強くあって、
このもんなんかないというか、なくてもなんか、この人からこの要素取って、この人からこの要素取ってみたいなものでいいんじゃないかなとはすごい思っています、今。
でも割とそういう視点があるとちょっと楽になるかもね。
素敵な人いないしね、どったか悪いとこなんか出てくるし、これっていうか弱い部分とかね。
前の仕事の不満とかはどうですか?
多分不満が全くない、不満が全くない職場って私ないと思うんですよ。
ないだろうね。
嫌な人がいない職場もないと私は経験上思っていて、絶対いるじゃないですか。
どの人にもね、人によっては合う合わないあるし。
どうですか?
もう10年以上前だけどそれはね、不満。
不満しかないまでは言わないですけど、不満が多かったよね。
それこそだからイケダ・アキコウじゃないけどさ、その不満なり不自由を選んでるのはお前だということで僕らから辞めて。
それはやっぱりその出た先にもある種の不自由はあるけど、でもその1回自分で選び取ってしまった不自由を手放すのも自分だから。
ずっとそれを繰り返してる感じで、今は僕らはそういう不自由みたいなものそんな別に感じないですね。
もう楽しく、毎日楽しく生きております。
繰り返しの中でどんどん上流されてきて、どんどん自分の自由意志が強くなって、行動も縛られなくなっていくみたいな流れなんで、
佐々木っちんさんもどんどん不自由な自分を選んでるのは自分、自分であるという中で、
もうちょっとずつ不自由な部分を切り取っていって、自由な人間になっていくっていうプロセスが始まっていくという感じがいいんじゃないかなと思います。
哲学的思考。
なるこさんは理想のとか職場の不満とか、理想の上司は前の事務所の社長?よく話し出てますけど。
やっぱり事務所の社長だったりとか、お世話になったイベント会社の社長とかは、理想って言うと自分がなりたいわけではないけれども、
人間としてこういう生き方というか、同じ人生ではなく考え方だったり、人への接し方とか含めたら、
こういう人間になりたいなって思う、こういう大人になりたいなって思わせてくれる人たちが多かったかなって思いますが、
私結構毎日違う現場に行ってたんですね、フリーアナウンサーの時。やっぱりその現場違う人がいたりとか、違うチームが多くんだりとか、
イベントなんてその日初めましての人ばっかりなんですけど、
何にもこう、なんだろう、もやっとすることがない現場は一つもなかったと思うので、
いろんな人が関わるとね、それは一人二人のこれっていう人もね、出てくるから、こればっかりはしょうがないのかなって。
僕らがたぶん、僕たちがいた職場とかよりも圧倒的にいろんな人といろんな業界の人が集まる場所じゃん。利害関係もややこしいし、
余計なんか大変、より大変だったような感じがしますけどね。話僕は聞いてる。
諸星術をね、学ばせていただいた。だからそれもそれでいろいろ学びにはなったかなと思う。
そういう人に出会わなかったらそこへの対処法を学べなかったから、いろんなね、そういう視点で見ると割とありがたい存在ではあったのかなと思いますけどね。
私もたぶん笹木いっちんさんと同じかも。やっぱり、あーなんでこうの人こうなのかなって思うことってやっぱ人間あると思うから、
それ抱えながら生きていくみたいな感じですよね。
でも、なんかそう考えると本当、文学とか小説の中にはすげーうざい人とかとんでもない人って出てくるじゃん。
そういうものを現実世界で見ているっていうふうにちょっと変えてみても面白いかもしれないよね。なんかすごい、
バイキンマンダーみたいな。
小説文学なんか?
なんだろうわかりやすい。
アンパンチされてるね、そういう人たちも。
なんかこう、ね、わかりやすい。なんだろう、敵側がちょっと出てこない。
メカゴジラとか?
どの世界に生きてる?
ゴジラとウルトラマンって戦うじゃないですか。
ゴジラとウルトラマンって戦ったっけ?
そんなスピンオフあったっけ?
あれ?なかったっけ?
新ゴジと新ウルトラマンがあった?
あれ?じゃあちょっと勘違いか。
ウルトラマンなんやと思ってんの?
何と戦ってたんだろう、ちょっとわかんないけど。
ゴジラの必殺技は?
ゴジラの必殺技?あれなんだろう、ビーム?ゴジラビーム?
名前は知らないけど。
ウルトラマンは?
ウルトラマンは3分タイマーとシュワッチ。
キッチンタイマーみたいな。
まあまあまあ、いろいろありますけれども。
いやでもなんかコメント読んでると、あーってなんかいろいろこっちも考えさせられるものがあったなって今回ね。
それぐらい刺さったのがやっぱね、アイケダックさんの本だったってことだね。
問われてるからね、答えがないもんね、ここ。
あーって思いました。
続いて、こちらもね、Xのポストでゆきさん、いつもありがとうございます。
ありがとうございます。
老卑を味わい尽くす。
終兵士の回にね、来てるんですけど。
老卑を味わい尽くす。それを楽しむためには訓練が必要。
人間と動物になることを生き生きしながら。
趣味である読書は投資の時間かなーなんて思っていたけど、学びだけではなく、単語の選び方や詰めき方も楽しんでいる面もあるから、ある意味老卑なのかも。
っていう、ちょっと気づきのね、ポストだったんですけど。
なんかね、ちょっと聞いてみたいなって思ったのが、老卑したものっていうか、買って後悔したもの。
本当の老卑の方。
そうそう、本当の老卑。これ買って後悔したなっていうのを聞きたいな。
買わなきゃよかったみたいな。
本当の老卑みたいなのはありますか?今まで。
そう言われると思いつかない。
買ったガジェットが思ったようなガジェットじゃなかったみたいなってないですか?
それもあんまないかも。あんま物買わないからな。
なんかあるかな。あれか、あるな。
説明しにくいけどね、丸太から板を切り出す器具があるんですよ。
なんていう名前忘れてた。丸太にガチャンとはめて、それをノコギリで、チェーンソーかノコギリで丸太から板を切り出す。
あれがたぶん2万円くらいする。あれ使ってないんだよ。
あれちょっと使い方難しくて使えてないんだよね。
使い方が難しくて。
DIY系はちょいちょいあるね。
買ったけど使ってない工具とか。
このレンジ使ってねえなみたいなのは老卑なのかな。
いつか使う機会はあるかもしれないですけど。
あとは種から油を絞り取る作油のやつは1回も使ってないね。
あれ老卑してるな。作油したいんだけどね。
どっから使おうっていう気持ちはある?
どっかでひまわりの種とかを買ってきてひまわり油を作りたいなと思って。
あとゴマからゴマ油取りたいじゃん。
楽しそう。
ずっとキッチンの裏に置いてあるわ。
あれは老卑やね。
それ割と衝動買いだったりするんですか?
そうだね。油絞ってみたいじゃん。丸太から板を切り出したいじゃん。
コメディに行くんじゃなくてね。
自分で板を作りたいと思って。
使えてねえな。
面白いね。田舎暮らしならではの。
老卑だけど収支は?
老卑じゃなくて。
しまくってるか。
でも結局役に立ったっていう。
確かにね。これだってもともと老卑的に。
このマイクとかも絶対いらないんだけど。
8000万の老卑?
いつか使うかもしれない。
ここも本当に建てるときにここでYouTubeやるかもしれない。
まあYouTubeやってなかったんだけど。
ツッコミ心が多すぎる。
もう次行きましょうか。
読者に任せよう。
じゃあね4つ目。
これが猫野ひろしさんからコメントで、
僕は海賊王のくだりのアレコさんの言葉に共感しておりましたっていうメッセージもいただいてました。
共感する人もいるんですね。
いるのかな?もしかしたらね。
職業でね。
だよねーみたいな思ってる人もいらっしゃるかもしれないし、
こっちもね実はちょっと笹キッチンさんがまた書いてくださってコメントでねくださってるんですけど、
哲学のレンズ。今回の学びもすごく面白かったです。
確かに人にはその人の独自の見方があり、それはその人が今まで生きてきた中で出来上がったフィルターなのでしょうね。
そう考えると変な同僚や理不尽な上司も空気読めないオツボネさんも、まあ理解できますかね笑いみたいなメッセージをいただいていて。
その哲学の中でなんかこう、笹キッチンさん見方が変わってますよね。
3回目にしてね、かなと思うんだけど、この理解できない人がいたらお二人はどう対処されるのかなーっていう。
ツッコミを入れるよね、さっきからね。理解できないに例えをされる。
あ、私、私と同じ?
そうです。
えー私と同じ。
そっかー。
でもなんか理解できない人でもういいやっていう人と、理解できなくてもこの人面白いなって思う人で別れるから。
同じ理解できなくても、なんだろうねその違いはね。
人としての魅力だったりとか、やっぱあれこさんは理解できないけど面白いし、やっぱもう何が出てくるのか毎日楽しみ。
なんかその嫌って反発をちょっと感じるものの。
反発って感じる。
反発って感じるんだろう。
一個は自分の意見と違う人って例えば理解できない時ってあるじゃないですか。
え、なんで?みたいな。
ポテチ、ポテチは好きだろって思ってても、え?みたいな人もいるわけで。
どっちでもいいな。
そうなんだよね、すごく難しいけど。
重要な部分で、逆に聞くけど、多分僕らは理解できてないんだけど、あれこさんも多分周りの人を理解できないっていう機会が多いんじゃないの?逆に。
いや、そうでもないよ。
そうなの?
ある程度は、だってなんか理解できないって結構な上位感情だと思うんですよ。
ある程度はさ、そういう人もいるよねで済むっていうか。
それは共感能力が高いから理解できちゃうのかな。
自分以外の人の特性もある程度、だって私以外の人ばっかりだから、世界って基本。
だからそりゃそうだよねみたいな感じにはなるんだけど、あまりにも自分の価値観だったりとか、ポリシーとか、これはこうだよねって思うところがあまりにも逸脱してる。
意地悪をされたりだとか、あまりにもどういう育ち方だったんだろうみたいな人に出会うと、あって反応しちゃうかも。
ある程度の理解かな。
理解って難しいね。何だろうね、理解って。
害のある理解ができないとやっぱきついよね、人間関係って。害がなきゃいいんだけど、ポテチみたいなさ。
害はないんです。
全く害がない。
モグラがね、たこ焼きと出会っても害はないから。
でもそうなんだろう、たこ焼き食べても大丈夫なのかな、モグラって思って。
モグラの視点になったみたいな。
小麦粉ね、猫が食べるとちょっと良くないっていう。お腹壊しちゃうからね。瀬戸さんほら、小麦粉系、カステラ食べた時お腹すごい生えてたじゃん。
カステラ食べた時より、モグラの話はもういいんですか?
いいんですけれども。難しいね、理解っていうところ、これが哲学なのかって思っちゃうけど。
深い話ですけれども。でも笹キッチンさんが、結構、害を重ねるごとにちょっとだけ。
明らかにコメントの視点が変わってる感じがしてね、面白いですね。
それでもね、理解できますかね。笑いだから、自分の中で落としどころがね、たぶんあるんだと思うんですけど。
リスナーさんの中でちょっとね、何か聞かない気づきがあると。
たぶん笹キッチンさんすごいのは、理解しようとしてる姿勢があるじゃん。
そうなんだよ。
池早さんとかはそんな気分、もうないんじゃないですか、あんまり。
理解しようなんて。
そうかな。
他人について。
理解したいよね。
あんまないね、確かに。理解。理解したいって、そう、あんまそういう欲求はない。
ない、なんか。
本当?
でもなんだろう、結構、すごい難しいのがさ、もちろんそういう部分もあるかもしれないけど、
共感性が全くない部分もあるかもしれないけど、
例えばほら、事前事業だったりとか、NPO法人とか、
そこへのサポートとかも池早さんもされてるわけで、全くないわけじゃないと思うんだよね、共感っていうのは。
それは問題意識から来るんですか、池早さんの中で。
なんかやっぱり難しいですね。やっぱりいい人たちと一緒に何かを過ごすの。
時間を過ごすのは好きだから。それでやってるよね。
少年がいい人だしとか、嘘つかない人、意地悪言わない人とかで、なんか面白い人とか。
そういう人と一緒にいたいじゃん。
そのモチベーションで基本は全部動いてる感じじゃないかな。
でもありやすいね。
それはなんか理解する、理解しないじゃなくて、一緒にいて楽しいかどうかって別に、
相手のこと理解してなくても別に一緒に楽しい。むしろ理解できないほうが面白いわけで。
そういう観点で。
毎回もう毎月、毎月理解できなさを僕はここで味わいに来てます。楽しいんですよ。
理解できない例え話が。
だからそういう感じじゃない。理解とか共感というよりは一緒にいて楽しいからやってるっていうのが、
僕は一番それが全部、全部が全部そんな感じじゃないかな、大体ね。
コミュニティに繋がりますね。
なるほどなって。だからお二人コミュニティされてるかなとか思ったり。
価値観でね、割と結びつく?
そうね。
イメージかなって。
はい、ということでした。
じゃあ、このコメントの後に本もね、ちょっと振り返っていきたいんですけれども、
池早さんの本からちょっと振り返っていきましょうか。
今回全然ちゃんと紹介できてない部分がたくさんあって、
100年の孤独自体はすごいこれめちゃくちゃ読みにくいし長いんだけど、
もっと読みやすいのがあってですね、この後にこの方が書いてるのに、
予告された殺人の記憶っていう本があるんですよ。
予告された殺人の記憶。
記憶だよね。記録ごめん、記録です。
記録。
これもせっかく冒頭文がAmazonからあれから読むとね、すごいよこれも。
自分が殺される日、サンティアゴ・ナサールは司教が船で着くのを待つために朝5時半に起きた。
自分が殺される日、ナサールさんは司教が船でやってくるのを待つために朝5時半に起きた。
彼は柔らかな雨が降るイゲロンジュの森を通り抜ける夢を見た。
夢の中ではつかの間の幸せを味わったものの、目が覚めた時には体中に鳥の糞を浴びた気がした。
何言ってるかよくわかんないけどなんか悪夢みたいな。
でも自分が殺されるその日で、え?何が始まるの?みたいなのが予告された殺人の記録。
こっちはね、180ページぐらいしかない。
読みやすそう。
このくらいの薄い本なんで、読みやすいぞ。
ガルシアマヌケスを最初、100年のことから行くの結構きついんで。
予告された殺人の記録、今僕が言った冒頭のような朝起きた時に。
当日殺されるでよくわからないイゲロンジュっていう森の中を歩いてる夢を見て、
ちょっと一瞬いい気分になったけど、起きた瞬間鳥の糞を浴びたような気がした。
どんな入り口だよみたいなワクワク感。
ビジュアルで表せそうで表せられないみたいな。
この例えしっくりこないけど次行っちゃったみたいな。
読まれるかな。
そういうのめちゃくちゃ僕好きです。
そうなんですか。
スノーで池谷さん今曲とか作ってるじゃん。
コンツマラジオの曲作ってデストロイヤーデスデスって言ってPVを作っていったらアレコさんの世界になるんじゃない?
モグラもそうだし、昨日こんなことがあったんだって火が出るんでしょ。
アイアンマンまっすぐ飛んで。カオスだね。
アイアンマンも来るんだ、ライブに参加する。
人脈がすごいですよね。
いろんな人脈があるから。
海賊王も来ちゃった。
5人くらい来ちゃった。
私が私が、いや私です今みたいな。
ドイツだからね。
いい世界観ですよね。
ちょっと見てた。
熱量にうなされるような、よくわからない朦朧とした中に見る何かみたいなのがガルシアマラジオの一つの世界観の魅力で。
でもアレコさんにもそれは通じるものが確かにある。本当に。
本当ですか。
この本を大学生の頃読んだ?
読んだね。頑張って挑戦したのを覚えてます。
すごいよね。
一応ね、時間あるからね。大学生はね。頑張って読みましたよ、これ。
面白いのが、これを買ったきっかけは?
うちの妻がそっちの予告された殺人の記録をうちの妻が読んでたのかな。
それで面白いよって紹介してくれて、読んで面白かったから、これはもともと知ってて。
この本があるから、もちろん有名な本だから知ってて。
よし、思い越しを上げて、じゃあ読むかって図書館で借りて、読んでてもわかんねえと思いながら読んだ。
いいね。奥さんもそっからっていうのが面白いなって思って。
なんか違う人生がありそうじゃん。奥さんに出会ってなかったら、たぶんこの本にも出会ってなかったかもしれないしね。
紙の本って繋がるけど、紙の本って貸せるからいいね。これ読んで見せられるから。
電子版ってこれだよって言われても毎日検索するわって感じだけど、紙の本って貸せるからすごくいいよね。
そうだね。リアルね。
読んでるのがわかるし、電子版って何読んでるのか覗く感じでちょっと嫌じゃん。
それはあるかもね。
はい、面白いイサートでした。
周平寺、振り返ります。
振り返りって言うと、小説初めて読んだような感想でお伝えします。
小説はほとんど、こういう小説みたいのも初めて読む?
子供の頃の話を、ロード・オブ・ザ・リングみたいな。
指輪物語を読んで。
ダメだけど、ずっと飛んでる。
映画は見てたんですよ。恋愛映画、恋愛ドラマはちょっと見たけど、そんなめっちゃ好きとかでもない。
オーディブルで言うと、箱舟とかだったっけ?
うん、ミステリーね。
俺ではない炎上とか。
そういうの一緒に聞いて、めっちゃ楽しいんだ、記憶があって。
そのきっかけもこれかも?
これ本当、どうだったんだろうね。
パンと出てきて、本当にちょっとピッてやったときに、スーッと入ってきた。
島並みのことだってなって、しかもやっていったっていう。
ていうか、小説を読むとか、こういう文学みたいに触れてこなかった?
そうですね、もう多分それは僕の中にインストールされてる世界観だろうなって。
勝手に思っちゃった。
ちょっとかっこいいこと言ってて、要するに読んでこなかったって。
読んでこなかった。
文学、大学とかで別に文学とか。
いや、そう、だから大学で僕一番後悔してるのが、池田ゆめが読んでたって言ってて、
あんだけ時間あったのに、本をほとんど読まなかったんですよね。
しかも、国文さんいるじゃないですか。
ひまと退屈のりんりんが。
国文先生の本読んでたときに、文学部の学生っていうのは、本を読むことが仕事なんだって書いてて。
僕が文学部に行って、ほとんど読まなかったとき、何を知ってたんだと。
文学部だったの?
文学部だったんですよ。
衝撃の情報が来た。
文学部何科?
比較文化っていう。
比較したと、文化比較しました?
課題図書とか出なかったの?
国人の歴史とか、環境問題とか。
僕と違って、環境問題の本を結構読んでた。
確かに文学部って、確かに領域が広い。
数冊。
数冊。絶対読んでねえな。
数冊。
すごいですね、じゃあそうやって。
文学部まで行ったのに、文学がろくに触れないまま、このまま大人になって、歳とってきて、今ここで改めて出会った。
って考えると結構意味がありますね。
感想がやっぱりピュアだったもん。
いいね、しかもきっとあなたの原点になるってコピーがついてる。
まさに出会う歴史でやったような本で。
奇跡的な感じします。すごい。
しかも結構倫理学的な話も、ヤングケアラーとかの話も縮まめられてるから、結構現代のこの意義苦しさというか、
あと本棟さんのお聞きの島の抑圧、普通の噂話になるみたいな。
ごめん、言い忘れ足していいですか。
文学的なこと言っていい?
文学になっちゃう。
元文学部。
瀬戸内が舞台になってこの物語が、ネタバレはできないんだけど、
瀬戸内って内海じゃないですか、いわゆる閉じられたインランドシーですよね。
だけど、それは決して外の海、世界に繋がってないわけじゃなくて、
海洋である太平洋には一応繋がってるわけですよ。
それを見てるとわかんないんですよね。
でもどっか繋がっているっていう感じ、
子供の頃に結構感じてて、
この海とかは海なんだから何かに繋がってるだろう。
自分もやっぱり普通の家庭に生まれたかったとか、
この女、家で早く出たいと思ってた時に、
完全に閉ざされてるわけじゃない。
ただちょっとした入り口があるっていう、その希望。
でもその希望が閉ざされた時の何か、
もう本当の牢獄感というか、
それが瀬戸内の舞台にしたからこそ、
ぴったりとはまる舞台設定だったんじゃないかな、
みたいなことはすごく感じる一冊でございました。
どうですか?文学的なこと言えた?
文学的だと思いますよ。
よかった。ゆきやさんの太古版を見ていただいたということで。
文学デビュー。
また小説もいいかもしれない。
何回かできますね、これね。
じゃあ私も言えることはほぼないけど、
ご紹介させていただいたのは、
電子書籍か絶対不可能、紙の本でしか体験できない、
反動があるという帯の世界で一番透き通った物語なんだけど、
私が本当にこの本を読んで、
私ミステリーは大好きなんだけど、
ただミステリー好き、おすすめっていうよりは、
本当に言えないんだけど、
もう何度も言うけど、ものづくりへの姿勢なんですよね。
本って例えば書こうと思ったら、
今AIも使ったら3分でもできちゃうし、
時間かけたら1年でも、生涯かけてでもできちゃうものなんだけど、
この人がどれくらいかけたかわかんないけど、
きっと時間はかけてらっしゃるだろうなと思わせられる努力だったりとか、
裏の思いをすごい汲み取れる本で、
それで震えたんです、最後。
物語もそうなんだけど、物語の伏線もそうなんだけど、
作者の情熱に震えたみたいな。
背筋が。
背筋はゾクゾクしながら震える。
ゾクゾクと震えるはまた別?
ゾクゾクは震えるっていうよりは、
背筋がゾクゾクっていう形になるみたいな。
怖い。
うわー!みたいな。
怖いじゃないですか。
そういう事なの?
それくらいガタガタになってる。
アベンジャーズに出てきそうだね。
背筋の形がゾクゾク。
ゾクゾクゾクみたいな。
だから誰が見てもあの人ゾクゾクしてるよね、みたいな。
背筋で描かれて。
そうそうそう。
すごい背筋がガタガタ。
それくらいの説明が難しい。
こんな薄い小説でそうなの?って思うかもしれないけど、
こんなコンパクトな本に作者の思いは詰め込むことができるんだなって。
結構量的には1日で読んじゃう人もいるくらい?
うん、いらっしゃると思いますよ。
1、2時間で読んじゃう人もいると思う。
いると思う、いると思う。
ただ、
これ読めそうです。
そう、池谷さんだったらどんどん読んじゃうと思う。
でもこう、一つのものに。
これって本だけじゃなくて、なんでもそう。
SNSもそうかもしれないけど、
どのくらいの力を投下するかって、その人によるじゃないですか。
楽もできるし、時短もできるけど。
それが悪いわけじゃないんだけど、
この人はこの道を選んだんだな、みたいな。
なるほど。
読みたい、読みますよね。
言えないけどね。
どれか一冊、僕みたいな文学にあんまり触れてこなかったタイプの人は、
どれか一冊をチャレンジしてみるっていいかもしれないね。
結構バランスはいいかもしれない。
かなりいい意味で読みやすい。
ちゃんとエンターテイメントとしても、しっかり文学としても成り立っているやつがあって、
こっちはもうちょっとメタミステリーというか、
読書体験とは何かみたいなのがあるし、
これはもう、ノーベル文学賞と言ったけど、めちゃくちゃ難解だけど、
最後に孤独っていうものがブワッと駆け巡るところまでたどり着けるかみたいな。
面白そうだね、これ。
違うやつです。
どれも文学だっていうとこはまた面白いね。
確かにね。
割と相談もせずに、わっと持ってきて、だいたい分かれるのがね。
だいたいタイプが分かるしね。
次のテーマか。
そうですね、次のテーマ。