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読み進めていく中で、序章でいいなと思うところが2つあって、
あと1つが、読み方として、これ別に1章から順番に読まなくて良くて、
自分が目的を見て、自分が興味のある作品とかだけ、読んで大丈夫なように作ってやれよって書いてある。
そんで是非、取り上げた作品を普通に見てみて欲しいと。
サブカルへの橋渡しをしている。
万が一、仏教威厳だった人に対して、サブカルへの橋渡しをしている点は、すごい良いなと思いました。
私だから結構、最初の方、妖怪人間ブルーとかあんまり興味なかったから、幕を上がるから読み始めましたね。
幕が上がるから。
幕が上がるは、見たことはあった?
見たことはあります。あと、小劇場界隈の人が結構出ているので、知った顔がたくさんいるみたいな感じ。
へー、へー。
藤河岡高校演劇部っていうものを舞台にした、演劇部が頑張っていくみたいな舞台。
舞台なのと、青年団っていう日本の小劇場カルチャーの草分け的な存在の平田織田さんっていう方が書き下ろした小説である舞台なので、小劇場カルチャーとかとすごい根深い作品だと思いますね。
へー。
なんかちょこちょこ間に出てくる仏教思想っぽいものがあるじゃないですか。
はい。
この、例えば、第2章のドラマ相棒とインドの聖典バガバットギーターの関係っていうやつで、バガバットギーターで提示される2つの行動原理っていうのがあって、
みきさん、これ、この行動原理どれぐらい従ってますか?質問なんですけど。
はい。
行動原理1、たとえ恩人や血族を殺すことであろうと、その階級は、クシャトリアっていう階級は、戦闘行為という義務を遂行しなければいけない。
これ1。
2は、行動の結果がどうなるかということに思い悩まず、ただ自らの義務だけを動機として行動すべきである。が2。
なので、1番の行動原理の方は、とりあえずその階級、生まれた家柄っていうかね、そういうものが、そういう義務を背負ってるんだとしたら、
その結果が、たとえば、自分のすっげー好きな人だったり、家族だったり、それを殺そうとしても実行しなきゃいけないっていうのが1。
2は、その義務の遂行っていう時に、行動の結果っていうのは無視すべきであると。
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ただ義務を遂行せよっていうのが2番なんですけど、すげーみきさんと相性の悪そうな行動原理だなって。
そうですね、自分は全くこの行動原理は持ってないけど、分からなくはないと思います。そういう行動原理の人もいるかもとは思います。
でも私はマジでやってないと思います。ナンセンスだなと思いますね。
義務遂行型。
超個人主義な人間なので、自分がやりたいこと、自分がどう成し遂げたいか、欲望を優先していっても別に全体に影響しないと思ってるので、いいじゃんって思います。
この発想ってどっちかっていうと、もっと世界の中の自分みたいな発想が強いなと思ってて。
自分の欲望よりも大義とか使命みたいな部分とかを優先するって美学だと思うんですけど、そういうふうに世界を捉えてないなって思いました。
なるほどね、なるほどね。
なんか出てくるものそのものが一個一個あるじゃないですか。
例えばその次の踊ると愛想作戦のソーダと、誰かと一緒に生きていく共生きの思想とかが出てきて、これもミンキーさんとすげー相性悪そうだなと思って。
誰かと一緒に生きているんだから、演技に基づいて誰かのためにっていうのと誰かと共にっていうのの行動原理を常に持ちつつ演技っていうのを意識しながら生きていくっていう思想。
実際にソーダっていう自立は脇において、これもミンキーさんと超相性悪そうだなって思ってたっていう。
この共生きの思想とか誰かと共に生きていくみたいな部分は全然納得できるんですけど、それをお仕事ドラマの中に入れることについては最悪だなと思ってるっていう感じですかね。
へー、それはなぜ?
仕事はあくまで手段でしかないと思ってるので、そこに自己実現や実像を見出すことがおかしな話だと、作種だと思っている。
へー、へー、へー、自己実現の作種だと思っている。
へー、へー。
特にその会社員とか雇用されてる人からすると、そういう話は思っちゃいますね。
だからこの1個前の相棒も同じように警察組織みたいなのが舞台なわけじゃないですか。
うんうんうん。
こういうところに持ち込むと、あんまハッピーにならんでっていう。
なんか私はね、そのお仕事の組織の、組織内政治とかが一番ナンセンスなコミュニケーションだと思ってるから。
ほう。
なんか思ってましたね。
ふーん。
全然話あれになっちゃいますけど、組織内政治で政治をやるっていう参議院議員選挙がこれから始まりますけど、みきさんは選挙とか好きなんですか?
好きじゃないけど、何も文句が言えなくなっちゃうからとりあえず行くって感じですね。
権利を行使してないと文句を言う権利すらないから投票してるっていう感じです。
ほう。
なるほどね。
あんまし期待してないです。
何かに?
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何かその日本の政治にあんまし期待してないかも。
ふーん、なるほど。
はい。
なんかこの宗教に依拠するのって、今私神戸にいるんですけど、神戸の駅からずっと南に行くと、創価学会のすっごい大きい施設ホールみたいなのがドーンとあるんですよ。
はい。
で、私東京に住んでた時にも、住んでたのが品の町の辺だったので、たくさん人がいらっしゃるじゃないですか。
はい。
なんかああいうとこにいる人たちを見ると、なんかすごい熱量なわけですよ。
うんうんうんうん。
あれは何なんだろうなっていうのにすごい関心があり。
私の解釈っていうか、私はたから見てる時とか、もし自分がハマるとしたらこうだなっていうことでしかないんですけど、
うん。
能しで自分の身を預けられる何かがあったほうが人生が楽だなって思います。
それは例えばどういうシーンでどういう時に起き得るんですか。
自分で考えるの大変じゃないですか。
大変。
失敗とかもするし。
うん。
なんか全部自分の責任って思ったりとかするのしんどいし、なんかでも楽しく過ごしたいみたいな時に、
ここで熱狂しとけば楽っていうのがパッて出てきたら、そこに自分が心底から身を預けられるんだったら楽だなって思います。
あと何も考えなくて良いじゃないですか。楽みたいな。
うーん、そうか。
意味が分かるかな。
そうか、そうか。
思考プログラムをインストールするみたいなイメージってこと?
こういう物事をしたらこういう風に処理しようっていうののパッケージが宗教っていうものであるっていう。
そう、パッケージにしてくれて、しかもすごい魅力的で熱狂できそうな感じに見えてるっていう。
ここに何も考えずに心身を預けておけば、自分の欲しい熱狂も手に入るみたいな。
熱狂っていう言葉はその人なりの言葉の置き換え可能で、それは仲間かもしれないし、愛情かもしれないし、奇跡かもしれないし、
そういうものが手に入るみたいな。
なるほどね、なるほどね、なるほどね。
ほぼ美容成形と同じだと思ってますけどね、そういう意味で。
美容成形か。これやれば幸せになれるみたいなこと?
なれるみたいな、そう。
なるほどね。
なんか速攻性があるみたいな、そして。
速攻性ね、なるほどね。
確かに、そういう意味で私、仏教、キリスト教とかもそうなんですけど、
なんとか教ってついてる宗教って比較的マナーがいいなと思うんですよ。
美容成形とか、例えば新卒のキャリアでいいとこに行こうみたいなやつも、
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そういう意味では思考のパッケージじゃないですか。
それでインストールするみたいな。
それも私の中では一宗教なんだと思うんですよ。
はいはい。
多分、イスラム教のもともとの教典とか見てると、
豚肉食べちゃダメっていうのも、食べるとお腹壊すからっていう。
なんていうんですか?
衛生的な問題?
そうそう、当時で言うとね。2000年くらい前の。
すごい合理的パッケージなわけですよ。
なので、今のウェブ検索して、健康に生きるための十五のことみたいなやつがあるとするじゃないですか。
はい。
それと多分、原始宗教って私そんなに変わらないんじゃないかと思っていて。
7時間寝ましょうみたいなやつとかあるじゃないですか。
ああいうののパッケージの一記事っていうのと宗教って大差がないと思っていて。
そういう意味で宗教っていう名前になった瞬間に、日本のこのカルチャーもありますけど、宗教って言われた瞬間に、それで宗教っぽいよねって基本ネガティブじゃないですか。
意味の使い方として。
そういう名前がついてないものの、美容整形しかり、新卒キャリア教しかり、いろんな宗教チックなものごとあると思うんですけど、そういうものの方が人の惑いを生んでいる感じがして、なかなかに悪だなと毎回思うっていう。
なるほど、そういう意味で確かにお行儀がいいかもしれないですね。
そうなんですよ。お行儀が一般的に宗教というものの中に続けられるものの方が、まあいいっていう気がするですね。
そうなんだよな。
ちょっとわかったかも確かに。人の思考を変えようという意図があんましないというか、ただこう思ってますっていうことをピュアに伝えてくる感じが健康になるための重要なこととかよりはあるかも。
そうなんですよね。そうなんだよな。そうなんだよな。
この本にもそういうピュアさ感じますけどね、そういう意味だと。
ほう。
うまいこと言ってやろうとか、革新的な論考を出してやろうみたいな気持ちとかよりは、私はずっと仏教を研究してきて、仏教的に読むとこうなりますっていうことをただ言っているだけに感じますけどね、私は。
うーん、なるほどね。なるほどね。確かにね。
ちょっと木を照らってやろうみたいな論文とかあるじゃないですか、時々。
まあそうだね。
木を照らってやろうという言い方もあるんだけど、ほらこの視点断新でしょみたいな。
あー、あるですね。あるね。確かにね。確かにね。そうなんだよな。
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実家長野なんですけど、長野県って田舎なんですよ。田舎って当然のごとく、なんていうんだろう、宗教感強めなんですけど、全般的に。
で、多いのは浄土神宗って言われる仏教の一宗派みたいなのが多いんですよね。
浄土神宗の西本願寺派っていうのはもう分かれてる時点でないよね、それってなるんですけど、その派閥の人は修行とかいらないよねみたいな感じなんですって、基本救われるためには。
はい。
で、なんかナムアビダブツって言っとけばOKみたいな。
はいはい。
めっちゃ求めるとそういうことらしいんですよ。仏壇もいらないし、お坊さんも別にお肉食べてもいいし、妻を産めとってもいいし、何してもOKで、とりあえず言っとけばOKみたいな。
そういう仏教あったって。それでお坊さんが死ぬほどモテて死ぬほど浮気してたっていうのを読んだことあります。
そう。いまだにそうなんですけど、死ぬほどモテてっていうか、死ぬほど浮気してるのは今もその通りなんですけど。
それが西本願寺派。
西本願寺派が全員浮気してるかどうかわからないけど、自由がすごい、すごい自由なわけですよ。言えばOKっていう。
ただ賢い人が考えてるんで、ロジックはすごいんですよ。
なんで一回だけ言えばいいのかと。なんで宗教に修行とかいらないのかみたいなことを理論化していくときに、当然過去の文献とかも当たるんですけど、それをギューッとまとめると、仏はそんなに心狭くないみたいな、っていうロジックが強いんですよ。
修行してないんだから、救ってくれないみたいな、そんな心の狭い人が仏だなんてことはないと。
あまねくやってくれるんだから、言えばOKですみたいな。命令文実行したらやってくれるから、命令文だけ実行しようみたいな。言おうやみたいなことなんですよね。
そうすると、みんな解釈が高まるじゃないですか。だから、毎日言う必要なくない?みたいな。死ぬ直前だけでよくない?みたいなことを言い出す人も出てくるわけですよ。
超悪いことしてたんだけど、死ぬ瞬間に、生阿弥陀仏って言うと、阿弥陀仏に全てを捧げますみたいな意味らしいんですけど、言えばもうOKっていう。
めちゃめちゃ貧困法制に生活して、農業やって頑張りました?みたいな。村のみんなに頑張りました?みたいな人と、めちゃくちゃ人殺して盗みもしたけど、最後に生阿弥陀仏って言った死んだ人で言うと大差がないっていう。
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ことになっちゃいますね。
ことになっちゃう宗教も広がっていた土地でして。
そういうものに流れていく人類派っていう気持ちに毎回仏教を学んでいるとなる。仏教っていうか、日本の仏教っていうのを学んでいるとなるっていう悲しいお話ですね。
面白い、でも。
そういう広がり方とかを見てると、すげえ人間社会だなって思うんですよ。
仏教はどうこうっていう話は脇に置いて、みんな楽したいし、救われたいし、何かに依存して生きていたいし。
私、宗教なんてって言ってる人ほど、この人はなんとか全く論理的に否定ができない、他人から見て否定ができない宗教にハマってるんだなっていう人をたくさん見てきた気がして。
はいはいはい。
今の私たちからするとすげえアホらしいじゃないですか、そんな浄土神宗っていうのとある一派なんですけど。
西本願寺羽賀じゃないですよ、さっきの一言言ったら救われるっていうのは。そういう宗派があって、滅びていったというか、亡くなったらしいんですけど。
超頭おかしいんですけど、たぶん200年後ぐらいに今の人たちの生き方を見て、これは頭おかしいよねっていう生き方結構ありそうだなっていう気がしていて、
毎回この仏教の広がりからそれを、人間の弱さと物事の広がりっていうのを感じる日々ですな。
まあでも逆にその強さも感じますけどね、そういうなんかちょっとナンセンスな一派とかは、一応廃れてるじゃないですか結局。
一時的な気の迷いみたいなものっていうことになって。
だから結局そこでも生き残ってるものとかには強さを感じたりもしますけどね。
確かにね。
逆にね。
アメリカの今年のこの中間選挙の報道とか見てると、宗教って一大勢力なわけですけど、あれはキリスト教徒じゃないからなのかな?
意味わかんないことずっと言ってるっていう集会とかあるんですよ。
ん?
何ですか?
えっと、神はライフルを認めてるみたいな。
は?
意味がわからないじゃないですか。
メタバーですか?ライフルっていうの。
ほう、リアルに。
へー。
でもやっぱり彼らなりのロジックがあって、神はこの時にこういうことを言っていて、これはライフルを意味しているはずだ、なので認めているみたいな、すげえシンプルに言うとそういうロジックがあるらしいんですけど。
そういうレベルのもので、よしじゃあ神はライフルを認めたもうたので、学校で乱射事件が起きようと何しようととりあえずライフルイエーイみたいになるのって。
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まあその、なんていうんですか?もちろん強さもあるんですけど。
はぁー。
なんか扇動に使われるとね、その強さをね、なんか確かに。
そうねー、難しいなーっていう気持ちになりますよね。
あとなんか全然、私の仏教の、なんていうんですか、謎深い話もう一個していいですか?
はい。
その長野県に禅公寺ってお寺があるんですよ。
有名なやつだ。
そうそう、あの、良い行いをするの良いの禅に。
中学受験で覚えさせられるやつですね。
禅公寺?
うん。
へー。
なんかその、今もう実家が映ってその禅公寺の近くに実家があるんですけど。
えー。
その禅公寺っていう寺はとっても面白いお寺で、まずなんかその祈る対象みたいな、なんていうんですか、仏的なやつあるじゃないですか。
はい。
あれが真ん中じゃなくてなんか左奥みたいなとこにあるんですよ。
えっ、メインなのに?
メインなのに。
あら。
で、そのメインの左奥のやつはなんか大体扉閉まってんすよ。
はいはい。
見れないんですよ、祈る対象。
えー、そうなの。一番あの、金ずるなはずなのに。
そうそうそうそう。で、何年かに一回その御開帳っていうのでぐーっと開くみたいなやつなんですけど。
で、そいつはなんでそんな祈られるかっていうと、なんかその本体みたいなのが、祈る対象の本体と紐で繋がってるからっていうことらしいんですよね。
ん?あ、じゃあ本体はさらにあるんですか?
そうそう。だから本体は別にあるんですよ。
はいはいはい。どこに?
で、その本体誰も見たことないって言うんですよ。
はっ!
え?みたいな。
はっ!
その、禅公寺を、なんて言ったら、こう、禅公寺を統括してる坊さんも、「いや、わかんないっす。見たことないっす。」みたいな。あれ?みたいな。
で、紐もなんて言うの?心の紐ってことですよね?
え、でも紐は見えるの。
あ、紐は。
あ、紐は見えるのかな?
え、でも紐が見えるなら、紐を辿って行ったら見えるじゃん。
あー、ミキさんそれはね、それは論理的思考に縛られてますよ、もう。
あ、はい。
そういう、そんなことじゃない。紐はあるんですよ。
紐はあるんですけど、紐の先にあらずの本体は誰も見たことがないっていう、なんて言うんでしょう、あの、謎の概念。
知らなかった。
でも特にこう、皆さん迷うことなく、毎年お参りに行き、なんかその、2年参りっていう、12月31日と1日連続して行くっていう、こう、なんて言うんですか、行事があるんですけど、それに行ってっていうのをやってるのを見ると。
はー、みたいな。
まあでも確かに、紐の先確かめても誰も幸せにならないしなー、みたいなことを思うと。
確かに。
あと物理で存在すると疲れちゃうけど、物理で存在しないとなると、永遠に保てるからいいですよね。
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確かにね。
合理的かも。
確かにね。
うん。
ただ物理的に、物質として存在してないというだけですもんね。
そうね。みんなの心の中にあるからみたいなこと?
うん。もしくは、この世界じゃないどこかにあるとか。
はー。6人だった頃のスマップみたいな、そういうこと?
モニクンハン物理で存在してるけど。
そうね、確かにね。確かにね。
いやそのなんか、ゲーラーなんだっけね、ハンコの世界とかにあるとか、例えば。天井にあるとか。
そうね、確かにね。そう思えばいいのか。目に見えるとなくなっちゃいますもんね、確かにね。
うん。
確かにな、確かにな。見えない方がいいのか。
見えないことの方がありがたみを増してるような気もする。
はー、確かに。
なって思ってるほうがめっちゃ面白いですね。
なんかね、不思議な、そう、不思議な、宗教にまつわる不思議なことたくさんあるんだよな。
そういう不思議があった方が、ちょっと委ねやすいっていうのはありません?
なんかその、なんか全部理解できちゃうと委ねづらいじゃないですか。
そういう不思議があると、申しで委ねやすいんですよ。
うーん、確かにね、確かにね。
プラス、なんて言うんだろう、宗教っぽいものがあった方が、こう、なんて言うんだろう、対立軸作りやすいっていうのもあるんだなって思っていて。
うんうん。
なんか高校の時に勉強してた、なんて言ったっけ、英語の参考書があったんですけど。
ええ。
なんかそこの、その英語の参考書、なんかすごい量の解説がついてくるんですよ。
はい。
なんかその英文が、例えば見開き1ページで、こう、両ページにあるとするじゃないですか。
英文は2ページ。
はい。
で、出てた単語はこういうことで、こういう内容でした、みたいなのが、まあ、なんて言うんですか、見開き2ページ分くらいだから、なんて言ったら、4ページ分くらいあれば、まあいいじゃないですか。
うん。
なんですけど、なんかその見開き2ページの文章で、なんか50ページぐらい解説するみたいな。
ちょっと待って、全部で何ページの教科書?
すっげえ厚かったんですよ、確か。
へえ。
で、中に扱われてるこの概念っていうのはこういうことで、みたいな。だから英語の教科書なんですけど、中をめちゃめちゃリッチに語るっていう参考書で。
うん。
なんかその中に出てきた、なんか王宝と仏宝っていう。
王宝と仏宝?
そう、王宝っていうのは、王様の王に法律の法。
ああ、はいはいはい。
で、王宝で仏宝は仏の宝って書いて仏宝。
24:00
へえ。
で、例えばお寺に泥棒が入りましたと。
うん。
で、その泥棒がお寺から、なんかすごい高価なものを盗み出しましたと。
うん。
で、盗み出した後で、発見したお坊さんは何をすべきかっていう、こう、状況があったときに。
うん。
王宝に従うと、警察に連絡しましょうってなるわけですよ。
うん。
で、仏宝に従うと、何をすることになると思います?
え、許す?
そう、感謝しろって言うんですよ。
ああ。
その泥棒に、ありがとうと言いましょうと。
はいはい。
こんなにも社会は救われていないんだと。
こんなにも理不尽なんだと。
こんなにも悪い人というのが社会にいるんだっていうことを、改めて理解をさせてくれて。
で、もっと自分は修行しなきゃいけないっていうことを、その泥棒は分からせてくれたと、私に。
うん。
感謝しましょうっていうのが、まあ、仏宝ですっていう。
出てくるんですよ。
はいはい。
何を言ってるんだと。
そうですね。え、その、英語はどういう単語なんですか?
その、ルリズムみたいな。
えっとね。
ルリズムですか、はい。
うんうん、なんか、えっと、それもなんだっけな、そこしか覚えてないからね、もともとの英語の文章がなんだか忘れちゃったけど、
なんかその、特にね、ブディズム専門英語みたいなやつじゃないんですよ、普通の英文。
なんとか、なんとかローみたいな書いてたんですか?
えっとね、いや、その王宝仏宝っていう単語も出てこないんですよ。
ああ、なるほど、はいはい。
多分、例で言うと、いやなんか盗みが増えていますみたいな、なんていうんですか、そういう文章が普通にあって。
はいはい。
イギリスでは、クライムレートがこんな風に上昇していて、ここのエリアの治安が悪いです、その時にこうこうこうです、みたいな文章って受験英語でありそうじゃないですか。
はいはいはい。
そういうのがあって、選択肢1、2、3、4どれでしょう、はい、これを選んでね、みたいなのが正解みたいなのがあって、
はいはい。
じゃあ一段落ついて、今から王宝と仏宝の話します、みたいなのがその次から出てくるっていう、何やねんこれっていう参考書だったんですけど。
はいはいはいはい。
私としてはその後半の方を楽しみで買っちゃったみたいなとこありますよね。
へー。
あ、もう分かりました分かりました。
思想強め、思想強め本。
そうでその、盗んだ時に感謝しなさいという、感謝する、感謝しますというのがあったんですね。
そう、この話とかすげーサブカル向きだなっていう気がしますよね、なんかで扱われてそう。
うんうんうん。
確かに。
意味わかんない行動原理を取ってるキャラがいて、主人公がいてっていうのと、
スーパー相性が良さそうだなって思いながら今、今というかこの本読んでる時に思ってました。
私今この話だけだとレミゼですよね、今ののぞみさんの例だけだと、レミゼ。
27:01
あー、レミゼラブル。
はい。
へー。
だなーとか思ったり。銀の食材を盗んだジャンバルジャンが、神父に見せられるんですけど、
神父は許して、ジャンバルジャンはその行いによって改心して良い人になるみたいな話なんですけど。
うんうん。
結構、そういう意味では普遍的なんだよな。宗教感みたいなやつって。
そうそうそう、だなって思います。
確かにね、そう考えるとそうですね。仏教逸話みたいなやつを前読んだ時にも、
うん。
なんか、きちがいエピソードみたいなのがたくさんあって、
なんか、飯をくれって言っといて、もらったら捨てるみたいな。
なんですかみたいな。
サイコパスすぎ。
サイコパスすぎんだろみたいな話がちょこちょこ出てきていた記憶があって。
うんうん。
なんかああいうの、なんていうかサブカルコメディ向きだなっていう。
確かにね。
私、それをやってるのがセイント兄さんですわ。
なるほど、立川ですか。
はい。
そうか、あれは確かにど真ん中、サブカルコメディ本人がそうですからね、確かにね。
いじり倒してるのがセイント兄さんですよ、対立軸を持ちながら。
ああ、確かに。そうか、それはそうか。
うん。
セイント兄さん好きなんだよな。
面白いですよね。
うん、すごい好き。
でもこの本でも書いてありましたけど、あえてこの宗教をアイリクトに扱った作品は外して、
そうじゃない本人すら意識してないようなところに仏教的な思想を持ち込むとどう読めるかっていうのを書きましたって言ってましたね。
うんうん。
手塚治虫のブッダとかそういうのは覗いて書いてましたっていう。
覗いて。
うんうん。
本でしたね、そういう本ですね。
うんうん。