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2020-11-10 19:33

「ルワンダ中央銀行総裁日記」第2回:国を、組織を変える覚悟はあるか。

企業・組織再生のお手本がここにある。

みき(@miki_apreciar
のぞみ(@CobeAssocie

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書籍紹介(Amazonより)
1965年、経済的に繁栄する日本からアフリカ中央の一小国ルワンダの中央銀行総裁として着任した著者を待つものは、財政と国際収支の恒常的赤字であった―。本書は物理的条件の不利に屈せず、様々の驚きや発見の連続のなかで、あくまで民情に即した経済改革を遂行した日本人総裁の記録である。

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00:09
この本を読んだ全体感みたいなことを先に私も言っちゃうと、組織再生をやる、例えば潰れた会社を何とかするとか、不調の会社を何とかするときのお手本を見ているようなこの進め方というか取り組み方というか、
行って、いろいろ細かい施策をやる前に、まずこのその組織を理解する。人事制度どうなってるんだっけとか、みんなどういう人なんだっけとか、突然自分の上司が自分になっちゃったら、自分が総裁で副総裁。
現地の人、ベルギーの人か、その人に関係性の明示ですよね。いろいろあると思うけど、俺経験あるから、とりあえず困ったら俺を信じてくれみたいな。
小枠の仕方というか、コミュニケーションの仕方というか、そこから入ってくるのめちゃくちゃかっこいいなと思いましたね。
いや、乗り込んだときのデイワン、デイツーとかっていうのは、やっぱりそういう、
全く下手に出ることなく、来ましたけどっていう感じでガツンと行きますよね。
イメージしてる、何て言うんですか、
イメージしてる、何て言うんですか、
日本人が来るみたいになると、このステレオタイトがいいのかどうかわかんないですけれどもとりあえず静かにしておいて、
みんなの様子を3カ月見てもらってるってことかな、結構ね。
イタニーズが来るみたいになると
このステレオタイトがいいのかどうか分からないですけど
とりあえず静かにしておいて
みんなの様子を見て3ヶ月みたいな感じかなと思いきや
ニコニコしながらね
ニコニコしながら
違うんだと速攻やると
本の中には書いてないですけど
見ていると
職員の3分の2を
速攻をクビにするみたいな
見ました見ました
ハードみたいなことを試作でされていて
何ていうんですか
立て直そうとする人の
気軽に受けたように見える割には
ハードにありますね
さすがですね
という感じでしたね
序盤で私はもう改めて
読むの何回目かですけど
改めて痺れましたね
そうですね
確かに私序盤の表現だと
そもそもリワンダーの国が思ったより
何にもないなってことでびっくりしちゃってたんですけど
例えばまだ家が建ってなかったみたいな
まだ本来は私の住むはずの家は建ってなかったので
たまたま休みでいなくなっていた人の家に住むことができて
もしその人がまだたまたま休んでなかったら
03:01
私の家はなかっただろうとか
そういうふうに書いてあったりとか
ありましたね
何そのゆるさっていう
私の働く中央銀行も中央銀行っていうか
ほったて小屋みたいなやつがあって
建物はそんな感じだったみたいな
思ったより本当に何もなかった
っていうショック
ショックだったか分からないけど
そういう状況も一旦脇に置いて
俺がトップだからって言ってるわけですもんね
乗り込み方からかっこいいっすよね
そうっすね
なんか軍人魂なのかな
なんなんですかね
かっこいいっすね
上陸した瞬間にまずやっていくと
様子見ないっていうかっこいいさ
三木さん共有してるメモの中にも書いてますけど
中央銀行総裁なので
政策をある種司どると決めていく人じゃないですか
その中で大統領の対話のシーン出てくるじゃないですか
すごい私あそこも好きなんですけど
本当面白かったですねあそこ
三木さん読んでみていかがでしたか
大統領と対話してたら
普通もうちょっと萎縮しちゃったり
顔を立てるみたいなことがある気がするんですけど
なんか子供に
子供に何か
貨幣の概念とかを解いてるみたいな感じの
分かりやすさっていうか
なんかめちゃくちゃ
大統領をコーチングしてますよね
あの人
そうかもそうかも
かといって
子供扱いしているわけでもないじゃないですか
そうなのか
分かりやすさはまるで子供に問いかけているかのような
平易さなのに
でも大統で
コーチング受けてるっていう感じもないまま
コーチングをやってるみたいな感じ
そう見ると
めちゃくちゃレベルの高い対話ですよね
本当にそうです
大統領と中央銀行総裁による
国っていうものの中の
なんて言ったらいいんですかね
権力度で言うと
当然大統領もあるわけじゃないですか
一方で
自分の方が
経済面とか金融面は
知識がありそうな気がする
っていうときに
どんな風に対応するかって
結構難しいな
結構難しいな
自分の経験からしても
難しいなと
あるなと思っていて
例えば相手は社長だけど
その分野については
自分の方が考えてきているというときに
ここまで分かりやすく語れるかどうかで
さてどうかなって思って
本当に
めちゃくちゃ難しいですよ
対話が最初は
大統領の要請で参りました
っていう感じで始まって
聞きたいことを話したまえって感じだったのが
だんだん
じゃあ私ってどうしたらいいんだっけって大統領が聞く
みたいな風に変わっていく
06:01
それがすごくナチュラルで
いやらしい感じでもなくて
すごい人に
問いかけるの
スキルがすごい上手な人なんだろう
しかも日本語は
ネイティブは日本語だから
普通に上手いだろうけどフランス語と英語で会話するわけじゃないですか
そうでしょうね
それでできるってすごいですよね
この大統領との会話を見てると
最後
どういう政策にしましょうかって
すごい大きい
大冗談の議論をして
なんか宿題もらって帰るじゃないですか
そう
そんでじゃあ君が考えてくれた場合
よろしくって言って終わるっていう
何それ
そう
衝撃的です
すごいコミュニケーションですよね
そう
ある種国全体の
言ったら
金融政策だけじゃなくて
為替のことをある種きっかけに
全体のことを考えるっていうのが
さっき
三木さんが言ってたみたいな
ただ経済の話をするだけじゃなくて
国を
作っていくというか
考えていくというか
そういうことまで入るきっかけにやった
コミュニケーションがこの大統領
会話のやつですよね
そうですね
ここはめちゃくちゃかっこよかったな
うん
だってこれまだ
1週間目とかぐらいだった話ですもんね
かなり序盤
かなり序盤
ですね
いやすごいんだよな
なんか少し時間が経っていくと
そこまで大統領と一対一の
ちょうちょう橋のやり取りをして
そういう人って
私の印象だと
すごいマイクロマネジメントで
いろんなこと自分で決めてってことをやるんですけど
一方で
すごい仕事の任せ方を
するなみたいな
シーンも
一方であって
グルワンド中央銀行に
赴任をして
当然多いのは現地の人なんだけど
全然数字も
帳簿が全然合わない
とか
もうちょっと金融政策を
運用するスキルを高めなきゃいけない
っていう時に
経験のある銀行員をなんとか取っていきたいと
取るために
ヨーロッパの例えば銀行の
支店長クラスの人を採用したい
っていう時に
ベルギーから来た
副支配人に依頼するんですけど
任せ方すごいんですよね
めちゃもそうです
副の人は
心配じゃないですか
こういうことをどうしましょうかね
相談しに行ったんですけど
俺もそう言われても
分かんないからさ
君に任せたから
君の良心で決めてきてくれって頼んだ
すげー
意思決定の
09:00
渡し方
委ね方あっぱり
特に放給のメダについて
相談に来たが
私が任せるといったことは本当に任せるのだから
君がいいと思うようにやれって
拒否
回答拒否
任せると言ったら任せるんだから
っていうのを言える人
あまりいないじゃないですか
任せるって言ったら
これだけは言わせてほしいんだけど
なっちゃうと思うんですけど
思いっきり任せる
本当ですよね
私だったら普通に
相談来たってことは
何か言ってあげなきゃと思ってそうだね
メドと参考までに
言っちゃいますよね
受け取っちゃうじゃないですか
受け取っちゃいますよ
このレベルの
大統領さえコーチできるスキルを
持つと
答えない
そうですね
これは
かっこよかったですよ
この人
相手の求めてる答えを
分かった上で
絶対それを答えないみたいなことは
要所要所に見えますよね
どの辺でそれを
例えば誰かが
人の悪口とか言っても絶対同調しなくて
誰々については
誰々が悪い評価をしていたが
私は
なんとかなと思って保留にしていたみたいな
っていう表現とか
すごいあるし
あとは
ドコドコという会社は売上げを上げているが
まずはその実態を知る必要があると思った
売上げを上げているからと言って
健全経度を書きじゃないから
まずは調査するとか
あとは地元の人との向き合い方とかも
みんな
私の事前のリサーチでは
ロアンダ人はこういうもんだと聞いていたが
それは見てみなきゃ分からないと思った
みんなに同調しようとしたら
やっぱりロアンダ人は商売の
商売のないよねとか
やっぱり会社すごいよねとか言わない?
とこがあるなと思いました
本の中にも出てくる
当時のロアンダの
経済の状況を見ていると
ロアンダという国自体は
元ベルギーの植民地
なので
現地の人はいるものの
例えば
各大臣
財務大臣とか
財務大臣には必ず
外国人顧問みたいな人がついていて
いいなりになっている人が多そうと
経済の側面を見ていても
インド人商人とか
アラブ人商人みたいな人が
いたり
ヨーロッパ圏の商社の人がいたりして
現地の人とそういう商社が仲良くやっているかというと
彼氏もそうではなくて
海外の商社の人たちは
合わせの関係で
12:00
優遇されている
優遇政策を受けている
彼らは
そういう優遇を受けているのは
この国の発展のためで
自分たちがやっていることは正しいことで
平らなロアンダ人に
ビジネスをさせてしまったら
この国がダメになってしまうと
我々はそういうことを
防ぐために
真面目に優遇をしている
そのために真面目に
優遇を使ってビジネスをしているのだ
というのが彼らの論理で
一方でルアンダ人の人はルアンダ人の人で
外国人の人は厳しすぎる
自分のことを考えていない
みたいなことは
いろんな部分で
対立が起きているという状況
なわけですよね
解説ありがとうございます
みたいな中で
三木さんの話を感じたこと
そういう時に
同調したりしなかった
どのシーンでも
確かに
思い返すと
求めるものを常に答えていない
この人って
こういう
不満は
聞こえていたけど
自分が聞こえたらまずいなと思っていた
不満は聞こえなかったからOK
みたいなことがありましたね
なんですかその判断基準は
みたいな
なるほどな
確かにそういう
読み方というか見方というか
ありますね
もともとこの人が
ルアンダ中央銀行に
送られたのって
さっき言ったみたいな
為替の問題を解決するっていうこと
なわけじゃないですか
歪んじゃってて赤字でどんどん
何ていうんですか
外科ぐりというか
厳しくなっていくっていうものを
何とかすると
固定相場がしかも
国用と民間用
2つの固定相場が使われていて
しかもそれのベルギーフランと
ドルの為替がすごく悪くて
赤字が膨らんでいく一方という
そうですね
優遇するものとそうじゃないもの
っていう割り当てをして
大事なものは
政府の割合で
そうですね
そうじゃないものは自由為替というか
それがさっきの
政府割り当てみたいなものを
外国人商人に割り当てちゃっているから
不平等が起きていたり
みたいなことがあると
そんな中で
なんで
なんでバスですか
みたいな
でも本当
そう
ここに
至れるかどうか
読んでいくと
確かにバスやった方が良さそうですね
確かに読んでいくと
鉱山会社と交渉した方が
良さそうですね
あるんですけど
15:00
もし自分がこの人の立場で
中国銀行総裁として
行って
買わせなんとかしてください
バスの見積もりを
買ってこれ高すぎますね
っていうところまでやるかどうか
本当ですよ
銀行の人として言ったら
こういう数字デッキ見て
確かにこの国の貨幣の流通量が
安定してきたからOK
って言われそうじゃないですか
なのに
街を見た時に
まだ余ってる
全然人が幸せになってないな
みたいなことを思って
そうだコーヒーをもっとお茶をもっと作らせようとか
バスがないからだ
気づけるの
気づけるところまで行ったとして
じゃあやろうってなるのはなんでなんですかね
なんでだろう
役割を超拡張してるし
問いをアップデートしてるじゃないですか
してる
問いを細かくしたりとか
言い換える
同じレベルの問いに言い換えるみたいなことは
普通できると思うんですけど
一段上のレベルの問いを自分に課すっていうのは
どういう精神なんだって
思いますよね
大統領と握ったからってことなのかな
そこで最初に
震え立たされたのかな
すごい
じゃないですか
オーナーシップ半端ないじゃないですか
確かに
本当は数ヶ月
長くても1年ぐらいで帰ろうかなみたいな
そういう想定で送り込まれた中で
バス
時間かかるでしょ
やろうと思ったら
家兵の
忘れちゃった
通過改革がうまく走り始めて
それで
家兵が流通し始めて
そうした時に
次に人に発展するためには
農作物をもっと増やしたりとか
それを輸送するための
バスがないと
人がもっと移動できるためのバスがないと
豊かならないんだって
それで路線バスの現状を調べて
全然ここに問題があるから
直そうって
自分たちでバス買うんですよね
何を
中央銀行って言われますよね
どこに中央銀行の役割
あったみたいな
バスって
言ったら
ドロとエンの為替が
自由になって
調べてみるかって時に
物流がうまくいってない
東京と福岡行きの往復のバスを
たくさん運送しようとか
トラック買おうとか
そこまでやりましたっけ
しかも一応バスあるからね
なかったら
まだあった方がいいよね
ある上で
このバスの運営めちゃくちゃ
いけてないから運営改革しよう
ってなってるわけですよ
子会社の社長もやり始めちゃったみたいな感じ
そうですね
途上国における
さっきのみきさんの
18:01
フラッと引き受けたんじゃないか
っていう話の中で出てきたのは
途上国における
中央銀行の諸問題という役割について
関心を持っていたっていう時に
そこまで
役割なんじゃないか
って思ってやってみたってことなんですかね
外国人である
自分が入るっていうことは
最後の方でも言ってるじゃないですか
確かにあった
大きく変える
何か大きく変えるときって
専門性を持った人っていうのは
多様性を担保する責任がある
豊かにする責任があるっていうことなんですかね
役割に関わらず
そういうふうに思ってたんですかね
これそりゃ経営者好きだよな
この本
問題だと思ってたところに問題がなかった
そしてその問題も
本質的に解決したみたいな話ですもんね
そうですよ
それと設定して終わり
論理的に検査して終わりではなくて
なんでその状態になっちゃったのか
その紐解く
さらに
それ変えたとき何が起こるか
丁寧にシミュレーションする
変えた後のことまで
見てみて実際にうまくいってないところ
うまくいくようにシミュレーション
調整をする新しい施策を打つみたいな
王道
王道ですよね
そうですね
19:33

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