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2022-01-18 12:54

2021年の読書振り返り/のぞみ色々

人間たちの話/未来職安/カクヨム・柞刈湯葉作品/翻訳できない世界の言葉/ないものあります/あざらしの人

気軽なお便りお待ちしています:info@cobe.work / @Nozomitnk

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ラストじゃあ10分15分ぐらいで一気に、一気にこの熱量を放出してやっていこうかなと思うんですけど、今年ハマったとか大好きだった作家がイスカリユバさん、陰陽王っていうポトキャストでよく紹介されているイスカリユバさん、ユバユバしいとかユバってるみたいなよく表現をされるイスカリユバさんっていう作家の本、未来諸案っていう本とか、あと人間たちの話っていう短編集とか、
書く読むっていうウェブマガジンというか、いろんな作家さんが自分の作品を公開するウェブサイトがあるんですけど、誰でも投稿ができて読んだものを誰でも読めるってやつなんですけど、そこにイスカリユバさん、ものすごいたくさんの作品を上げられてて、
未来諸案の元になる話、未来諸案っていうのは99%の人が消費者として生きていて、1%の人はようわかんないけど労働しているっていう社会における職業安定所のアシスタントとして働いてますって言ったような話なんですけど、人間たちの話は短編集なんですけど、この表題の本、表題の短編は火星で生物が見つかったと、
その生物っていうのは岩石の中に潜んでいるとあるもので、全然われわれが考えている生物と違うんだけど、こういうところが生物と見なせるんじゃないかみたいなのがあり、それは火星なんですけど、日本の研究者とインドの研究者がそれに取り組んでいて、一方で金星案っていうのを提示している別の中国科なんかの研究者もいてみたいな、
すごい難しい科学の会議の話をしてるんですけど、これもさっきの3体と同じでめちゃくちゃ政治っぽいんですよ、こうやってやると科学界の発見があの国に取られるからこっちに投票するとか、生物の定義がこうだってことは本来いたのはここにあるはずだとか、系統図はこう直されるみたいな、本当に土星寺の話をしていて、本当に人間と愚かってなるのか、これ人間たちの話なんですけど、
この辺の話の基本となるプロットみたいなやつは全部その書く読みにあがってるんですよね、あの全然違うタイトルですけど、
私最近この書く読みにあがってるイスカリウマさんのやつを1日1個読むっていうのを、これもまたトゥードゥに入れていて、すごい毎日が豊かです、すごいおすすめ、未来食は人間たちの話、みたいなのと、
あと改めて読み直してよかったなっていうのは、翻訳できない世界の言葉、面白そう、タイトルだけで、タイトルだけでいいでしょ、翻訳できない世界の言葉、これアメリカ、そう、なんかアメリカの人がすごい若い女性が確か書いたんですけど、タイトルの通り、
たぶん日本語、英語、フランス語とかを考えても、その国で使われてるんだけど、なかなか他の国の言葉に変換がパッとできないみたいな言語ってまあありますよね、と、
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いっぱいある、それをいろんな国あるいは地域、民族から拾ってきて、まあなんとか頑張って説明して紹介をするっていう本なんですよ、
例えばイヌイットのこういう言葉とか、フィンランドで使われてるこういう言葉みたいなのを一個一個出していくんですけど、めちゃくちゃ面白くて、例えばトナカイが頑張っていける距離みたいなのを表現する単語が北米とか、
で、そういうのが一個一個あって、言葉の多様さというか人間の感性みたいなことの広さが、いかに言葉によって制約されているかみたいなことも感じるし、一方でまだまだ表現できることがたくさんあるなみたいなことも感じる本。
日本語から紹介されてたのが3つあるんですけど、私が特に好きだった言葉の2つが、1個はこもれびっていう単語。
え、こもれびってないの?
パキッと当てはまる単語がない。少なくともその著者の人によるとないってことなんですけど、木の狭間から、葉っぱの間からフッと降りてくるような光、こもれびっていうのが翻訳できない世界の言葉の中に表現されてて、すごい確かにこもれびっていいなと思ったのが1個。
あともう1個はボケットっていう表現。ボケット立ってるとかボケットしてるっていう時のボケットっていうのが出ていて、その英語の解説、英語の解説をもう1回日本語に訳した説明の仕方としては、ちょっと遠くを見つめているかのように、なんかただスクッと立っている様子みたいなのが書かれてるんですけど、
え、違くない?
なんかボケットってネガティブだけど、アメリカの人が書くとそうなるんだみたいな。なんかそうか、そういうふうに見えるんだみたいな。なるほど、なるほど、そうやって読めるんだっていうのが面白くて。
確かに。
それもとてもとてもとても、なんて言うんだろう、50個ぐらいあるんですよ、言葉が。オランダの言葉とかなんかすごいいい感じの言葉があったり、この国行ってみたいなっていう、なんか旅行したくなるような本だったなっていう感じが。
へー、面白そう。日本語以外でお気に入りとかあります?
えーとね、いくつか俺写真かなんか撮ったんだよな。いや、いいなと思って。これ、あの、これ表紙もすごい素敵なので、今、うちの本棚はこれが飾ってあります。
あ、Kindleで買っちゃったよー。くそー。
いや、でもKindleでもいいですよ。とても素敵ですよ。
だめだ、ない。
で、どんどんどんどん、もう一個は、これなんか引用の中によく出てくるアソオカモさんっていう人が。
あー、よく出てくる。
編集者の人としているんですけど、そうそう、アソオカモっていうやつをそのままペンネームにしちゃいましたっていうアソオカモっていう人がいて、その人が出した同人誌の一個がアザラシの人っていう、本当に薄い同人誌、薄いしちっちゃいし文字も結構大きいからサッと読めちゃうんですけど、人間観察ど真ん中みたいなエッセイなんですよ。
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面白そう。
一章一章が○○の人とかこういう人っていうテーマでエッセイが書かれていて、このアザラシの人っていうやつだけネタバレすると、コンビニに行った時に毎回アザラシ、アザラシっていう店員さんがいるっていう話なんですよ。
えー、ありがとうございますってこと?
そう。で、それは何でかっていうと、その人は留学生とか海外から来ている人で、いろんな人が頑張って日本語っていうのを覚えていくわけじゃないですか。
だからさっきの翻訳できない世界の言葉のように、その人から見ると日本人アルバイトがアザラシって言ってるありがとうございましたはアザラシに聞こえてるんだと思うんですよ。
面白い。
日本語学校とかではわかんないですけど、行ってアザラシっていう単語を聞くわけじゃないですか。こういう動物がいてっていう。
で、バイト先に行ったら、アザラシってありがとうございますかねって言ってる日本人がいて、ここではアザラシの動物の名前を占球的なタイミングで言うんだみたいな感じでアザラシって言ってる人がいましたみたいな話をすごいハートフルに麻生鎌さんが書いていくんですけど、めちゃくちゃいい。
はいはいはい。
めちゃくちゃいいですね。
この麻生鎌さんが出されている同人誌いくつかあるんですけど、異人と同人っていうタイトルの1と2。
2は雨は5分後に止んでっていうタイトルだったりするんですけど、かなり有名な作家さんたちがちょっとずつ文を抄せてる同人誌とかもこの麻生鎌さん作られていて。
このご自身で書かれるのも素敵だし、そういうのを主催する作られる本も本当に素敵っていう感じの方ですね。
銀座で連載してたんですもんね。
そうですそうです。銀座のトーンに合ってたのかどうかわかんないけどすごい良かった。
でもなんか銀座で連載してたってことはオシャレな文章を書ける人でしょって思いました。
いや間違いません。ビジュアルで言うと本当にヤクザのおっさんみたいなビジュアルしてるんですけど。
あ、そうなんだ。
サングラスで小太りみたいな。
小太りなんだ。はいはいはい。
すごい素敵な文章。すごいいい本。パッと読めちゃう的な本。
ポチリマスター。
次はですね、同僚にお勧めされた最高だった本がないものあります本なんですけど、
これは私なんでこの本を今まで買ってなかったんだろうっていうのを激しく後悔した本のうちの1個ですね。
ないものあります。
これ小説?
これ知ってるわ。クラフトウィング紹介ですよね。
はい、そうですそうです。
あー知ってる知ってる。
捜査ユニットでこの人が書いてあるないものありますっていうこのタイトルにやられますよね。
大学生の時よく読んでたかも。実家にあるわ。
捨てるものが1個もないタイトルとこの中で扱われてる。
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言ったらこう、この世の中にないものを扱っているお店があったらっていうテーマのフィクションなんですけど。
例えば下包みを打つって言う時の下包みって下の太鼓の子って言いますけど、下包みって誰も見たことないじゃないですか。
当社、下包みを扱っておりますみたいな人たちが仮にいたらっていうので文章が続いていくんですけどめちゃくちゃいいなっていうのを。
しかもちょっと差し入れみたいなワンポイントイラストが入ってるじゃないですか。
確か。
あります。
あれがまたいい味出してるんですよね。
ちょっとアンティークな感じのイラストがね。
1ページ1ページ読むたびにやられたってなっていく。楽しめる本ですね。
あと2分で漫画を頑張っていこうと思うがたくさんあるので非常に難しい。
ここに書いてあるだけじゃなかったですね。ワーってタイトルだけ読みますか。
全然全然全然全然あるな。なんだろうな。たくさんあるからもういいか。
聞きたい。教えて。
たくさんあるな。
あと北極南極森吉高写真集。北極と南極の写真だけ延々と取り続けて延々とまとまってる写真集があるんですけどそれもすげーよかったですし。
ここに書いてるやつでいうと村上春樹の職業としての小説家っていうやつをもう一回再読今年したんですけど。
それも改めて読むとめっちゃいいなって。小説のテーマを書くときにどこから始まっていくのかとか思いついたことをどんな風に形にしていくのかみたいな。
そのための準備って日々何をしてるんだっけみたいなのを見ててもめちゃくちゃよかったですね。
それぐらいかな。
すいません私が喋りすぎちゃいましたね。
いやいや。最後に一個だけあるとすると毎年ナンバーっていうスポーツ雑誌。
あれが1年に1回将棋特集やるんですけど来年も第3回が出るはずなんですよね。
ただ今年出た第2回のナンバー、1018かな?かなんかに載ってる藤井壮太くん表紙にバーン売れてみたいな感じのビジュアルなんですけど、
中に載ってる将棋の騎士一人一人のインタビューがめちゃくちゃいいので、
将棋わからないっていう人でもぜひ楽しめるんじゃないかなっていう気がするインタビューだったのでそれはぜひおすすめですね。
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この人は将棋っていうものに救われたんだなっていうのがわかる。
あるいは勝負ってものにこの人はこういうふうに向き合ってるんだってことがめちゃくちゃわかるいいものなので、ぜひぜひ。
最後駆け足になっちゃいましたけど、じゃあそんな感じです。
年始にのぞみさんのおすすめの本を私は読もうと思います。
ぜひぜひそんな感じにしてください。
じゃあ次回はのぞみさんの新実況の話をしましょうね。
ぜひそうしましょう。
今日もありがとうございました。
お疲れ様です。
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