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どうもお疲れ様です、いかです。
今日は、昨日お話ししていたビブリオバトルの単元の、
特に評価の側面からお話ししていければと思います。
この単元は、そうですね、前回お話ししていたように、
班の中でビブリオバトルをして、相互評価をしたり、
感想を言い合ったりする時間も取りますが、
最も大きな課題、成果物というのは、
後に提出してもらう宿題というか、課題というか、
パフォーマンス課題と呼ぶ課題ですね。
ビブリオバトルの単元の中で身につけた力が、
ちゃんとその課題の中で反映できているかどうか、
身についているかどうか、到達度はどれぐらいか、
というのを見るような課題になります。
ロイロノートっていうね、先生たちがよく使う
ネットのサービスがあるんですが、
それを使って動画を提出させます。
今日はそのパフォーマンス課題の評価基準を
ルーブリック形式で作ってみたので、紹介したいと思います。
ルーブリック形式と言いましたが、
これは先生たちの枝ではよく使う評価のやり方の一つで、
3つとか4つとか、ある観点、審査基準みたいなのの、
この面を見ますよ、この面を見ますよ、この面を見ますよ、
みたいなのを3つとか4つとか示します。
それぞれの側面について、
あなたはここまでできているからBですよ、とか、
ここまでできているからAですよ、みたいに
これの到達度を示してあげるわけですね。
その、例えばA評価だったら、
こういうふうなことができていたらAですよ、
というのを全部その基準を文章で示しているので、
生徒にこれをあらかじめ見せて説明して、
実際にそこに向けて頑張ってね、というわけですね。
今回のビブリオバトルのパフォーマンス課題の観点は、
側面は4つに分けました。
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1つ目、時間です。
今回はビブリオバトル正式ルールでは、
5分間となっていますので、
5分そのまま提出させるのか、
あるいはちょっと時間を縮めて提出させるのか、
ちょっと迷い中です。
というのも、5分間80人分を、
短い時間の中でボボボと見ていくのも、
ちょっときつすぎるかなとか思って、
ただ、縮めてしまうと生徒は原稿を変えなければならないので、
ちょっとそこは迷い中ですが、
ある一定の時間を示したいと思います。
例えば2分だとしましょう。
Cだと発表時間が2分プラスマイナス20秒を超えている。
基準よりも20秒を超えていたらC。
Bは発表時間が2分プラスマイナス20秒以内である。
発表時間が2分プラスマイナス10秒以内であればAにしたいと思います。
基準よりもはみ出たり、足りないということが少ないかどうかを見るということですね。
次2つ目。話す態度。
C評価は原稿ばかり見ず、時折聴取に目線をやっている。
ずっと原稿ばかり見ていたとしたら、ここの得点はないということになってしまいますね。
聴取に目線を1回でも送っているかどうか。
送っていたらC評価がつくと。
B評価はそれに加えて、目線をやっているということに加えて、身振り手振りがあるかどうかを見ます。
ノンバーバルコミュニケーション、非言語コミュニケーションという言葉もあるように、
コミュニケーションは言葉だけではないので、聴取が読みたいなと思う一つの要素としてね。
やっぱりこの身振り手振りっていうのも必要になってくるんじゃないかなと思うので、これをBとしました。
3つ目がAですね。
原稿をほとんど見ておらず、聴取に目線をやりながら堂々と話している。身振り手振りがある。
さっきのBと違うのは、原稿の見ている度合いというか、聴取に目線をやっている度合いの差ですね。
Aの場合はほとんど原稿を見ていない。
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ずっと聴取とのやりとりっていうのを大事にしている。
それを評価したいなと思ってます。
で、次が3つ目が聴こえ方ですね。
Cの場合は聴き取ることはできる。
Bの場合は聴き取りやすい声量である。早くなりすぎていない。
ここが声の大きさですね。
聴き取りやすいかどうか、早くなりすぎていないかどうか、スピードの部分もここで見たいと思います。
AはBの達成度に加え、声量に抑揚がある。
一定の声のボリュームだと聞きづらかったり、どこが大事なのか分かりにくかったりするので、この抑揚も大事にしてほしいなという感じですね。
で、最後4つ目が内容。
C評価になるのは、本のあらすじと本の魅力的な部分についてネタバレせず話している。
B、本のあらすじと本の魅力的な部分についてネタバレせず、その本を知らない人にも分かりやすく話している。
言わないといけない要素は満たしてるんだけども、ちょっと何言ってるか分かりにくいなとか、その場面があまり想像できないなとか、
構成がちょっとなんでこれが先に来ちゃったんだろうとか、そういう違和感なくね、分かりやすく話していればBになるわけですね。
で、AはBの達成度に加えて聴衆に読みたいと思わせるような工夫がある。
独自性と言ってもいいかもしれませんが、やっぱりこの単元で一番大切にしたいのは、聴衆がその本を読みたいと思うかどうか。
もっと言えば、人の心を動かしうる発表になっているかというところなので、その工夫っていうのはできていればAにしてあげたいなと思いますね。
こんな感じです。
これはパフォーマンス課題のルーブリックなんですが、本番、教室内で実際に相手がいて発表するというときは、
4つ目の観点として聴衆との関係づくり、ラポールと言われたりもしますが、その観点も加えたものを生徒に示して、これが全部Aになるように頑張ってやりましょうと。
ただし、パフォーマンス課題提出するときは、1個観点抜いて、この4つで評価しますよというのを言いたいなと思ってます。
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この特典は、思考力、判断力、表現力のところに加点したいと思ってます。
前も紹介したように、ここでも観点別評価というものをしなければならなくなりまして、
知識・技能、思考力・判断力・表現力、学びに向かう力・人間性、この3つの観点のうち、その課題の点数や、テストの点数や、提出物の点数や、いろいろあると思うんですが、
それがどこに入りますよというのも、生徒に示していく必要があるので、これは思考力・判断力・表現力に入りますよというのもはじめに言っていきます。
こんな感じですかね。
ルーブリック評価、生徒もAを目指して頑張れるし、私たちもある程度基準をちゃんと設けていると評価しやすいんですが、
しやすいという側面もあるんですけど、やっぱり生徒の到達度ってグラデーションの部分もあるので、
例えば、AにしようかBにしようか、ちょっと微妙な部分やなぁと、間ぐらいだなぁと、どっちとも言えるなぁみたいな場合もあるわけなんですが、
そういう場合は、高い方の評価をつけてやればいいんじゃないかなと個人的には思っています。
確かにBとも言えるかもしれないけれど、Aと考えうるという時は、もう生徒の不利益にならないようにしてあげた方がいいんじゃないかと思っています。
それから、これは教員、私だけではなくて、複数の先生で授業を持っていますので、
4クラスあるうちの2クラス私、でもう2クラスが違う先生なので、でも成績は同じ基準でつけていかないといけないので、
平等性がどれぐらい担保できるかというのも重要な要素です。
例えば、さっき紹介した内容のBを見てみると、その本を知らない人にも分かりやすく話しているという文章を表記しました。
でもこの分かりやすいかどうかというのは、その人の主観によってしまうところがありますよね。
できればこういう主観に左右されてしまうような表現は除いた方がいいのかなというところもあるんですが、
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例えば、具体的にこれとこれとこれとこれが含まれているとかにすると、答えを示しているような感じにもなってしまったり、
あとは、評価する時もあんまり細かく規定しすぎると、すごく固みの狭いと言ったらいいんですかね、窮屈な評価になってしまう。
当てはまらないものが出てきてしまった時に困るというのもあるので、ここの表現の塩梅というのはすごく屈伸する部分ですね。
こういう生徒の発表が出てきたんですけど、どうすればいいんですかねっていう相談を適宜先生たちで取るっていう必要もあると思います。
打ち合わせをする中で、すり合わせをする中で、この評価がより精度高まっていくというような感じになっていくと思います。
ということで、今日は話すこと聞くことの単元として置いているルーブリックのビブリオバトルのパフォーマンス課題の評価基準についてお話ししていきました。
今日はこれぐらいで終わりたいと思います。ありがとうございました。