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2024-07-29 09:32

#011_話すこと・聞くことの指導と評価に苦心

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どうもお疲れ様です、いかです。
この番組では、高校の国語科教諭をしている私、いかが、
仕事のことや仕事以外のことをゆるくおしゃべりする番組です。
今日はiPhone15からお届けしております。
新しいやつですね。
ただ、弊害がありまして、
いつもこの番組の収録に使っていた
マイク兼イヤホンみたいなものが使えませんで、
なぜかというと、そのイヤホンの端子が
ライトニングケーブルって言ったらいいんですかね。
旧型のiPhoneに使うやつだったので、
今回新しくなって、Type-Cしかさせなくなったので、
このType-Cに引かれて、15にしたんですけれども、
それがあだとなって、マイクが使えなくなってしまいました。
ちょっと音が心配な部分もありますが、
それほどこだわりを持って始めたわけでもないので、
このまま進めていこうと思います。
さて、この番組では、
ハッシュタグ高校・国語科・教員なんて言いながら、
ほとんど国語のことや高校のお仕事のことを話しておりませんでした。
さすがにそろそろ仕事の話もした方がいいんじゃないかななんて思って、
今日は国語の話をしたいと思います。
夏休み中の私が今やっていることといえば、
担任でもないので面談とかもなくて、
授業準備をぼちぼち進めております。
2学期の分ですね。
一応、年度始めに年間指導計画と呼ばれる、
1年間でどういうことをざっくりとやっていくかっていうのを説明したものを作っておりましたので、
基本的にはそれに沿ってやっていくんですが、
ざっくりもざっくりなので、
実際にプリントを作ったり、教材研究をしたりしているわけです。
私が今苦心しているのは、
現代の国語という1年生の筆離習科目の話すこと、聞くことという分野の指導や評価についてですね。
ちょっとその前段階の話をすると、
高校ではいろんな科目の中で評価をしていかなければなりません。
授業はやりっぱなしではいけないわけですね。
どのような観点から評価するかと言いますと、
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学力を大きく3つに分けて考えます。
1つ目が知識・技能。
2つ目が思考力・判断力・表現力。
3つ目が主体的に学びに向かう態度・人間性。
この3つの観点から評価をしていきます。
これはどの科目でも同じように3つの観点があるわけです。
特に国語は話すこと、聞くこと、書くこと、読むこととまた別の見方がありまして、
その中で私は今回話すこと、聞くことを指導する単元について、
その中で私は今回話すこと、聞くことを指導する単元について考えているという感じなんですね。
学習指導要領の中で定められている目標とか指導事項であったり、
具体的にどんな活動をするのかとか、詳しく書いているんですけれども、
それに沿って各校の現状に応じて授業をデザインしていくんですが、
最初に言ったように、とりあえず話すことだから話させておいたらいいと。
例えばどんなことが思いつくでしょうね。
スピーチとか班で討論をするとか、聞くこともセットなのでそれを聞くとか、
とりあえずやらせておいたらいいだけではないんですよね。
これを我々は評価しないといけないわけです。
それってとっても難しいんですよね。
具体的に少し考えていくと、例えばスピーチの単元だったとしましょう。
スピーチをやらせるにあたって、どのような点で私たちはあなたたちを評価しますよというのを
初めに示しておく必要があります。
例えば、原稿ばかり見ずに相手の方を見ながら、身振り手振りをしながら話しているとか、
堂々と相手に聞こえるような声で話しているとか、
あとは、長さとかも大事かな。
2分で話しましょうというような単元、デザインであれば、
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2分プラスマイナス何秒以内とか。
よく使われる言葉はループリック評価とか言ったりしますが、
到達度、ここまでできていたらBですよとか、ここまでできていたらAですよと、
これだけしかできていなかったらCですよみたいな感じで、
始めに生徒にここまで頑張ってねというような指標を示していくわけですね。
それに沿って生徒たちは頑張って活動をして、実際に成果物を提出するわけです。
スピーチであれば例えば動画を撮って、
私なんかはロイロノートというアプリというかサービスを使っていますが、
それで提出をしたりしますよね。
大変なのはそこからですね。
私の学校は160人、1年生がいて、2人で担当しているので、
私が評価する対象の人数は80人。
80人の例えば2分間のスピーチ、これをさっき言ったような様々な観点で、
ここはA、ここはB、ここはCのように評価していきます。
で、得点を出していったりするんですよね。
言って説明するだけだとできそうな気もするんですが、
これ実際に評価するとなるとかなり大変なんですよね。
これはAなのかな?いやでもBかな?みたいな迷いもあったり、
微妙なラインね。
それとか、そもそも言ったことが全然できてないじゃないかっていう時もあるし、
それは私の説明の仕方が悪いということなんだと思うんですが、
こういったことでですね、読むことの指導や評価に関しては、
それなりに今までかなり重点的にされてきた傾向にあったんですが、
今、社会と密接に関わるようなと言いますか、
社会とのつながりのある学習の活動や目標達成、
目指されているというか、そうしましょうっていう風になってきているので、
そこをどう我々は実現していくかっていうこと、
特に評価の面に関してすごく苦心しておりますね。
このリッスンの中で、高校の国語の先生がどれだけいらっしゃるのか、
わからないというか、私が探していないだけなんですが、
なんかあんまりいないような気がしていて、
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国語の先生ではなくても、例えば民間の会社で、
プレゼン、こういう評価で見ていますよとか、
こういう研修を受けることがありますよとか、
何かヒントになるようなことがあれば教えていただけると、
とってもありがたいです。
次回以降、またどっかのタイミングで、
今私が考えている、考案している、話すことを聞くことの単元の指導や、
目標、デザイン等をお話ししていければと思います。
今日はこの辺で終わりたいと思います。ありがとうございました。
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コメント

私は今学期,大学で新入生にアカデミックスキルズを教えましたが,レポートの採点のためのルーブリックの原案をChatGPTに生成させました。いろいろこちらの細かい条件を指定して作成させますと,それなりのものができあがります。 問題は,おっしゃっているように,そのルーブリックを使った採点ですね。結構悩むので時間がかかります。全体的な印象で,これはA,これはB,みたいに評価する方が早いですが,最近はそんな大雑把な評価だといけないような雰囲気がありますね。 結局学校の成績は生徒・学生に対するダメだしなので,わたしはあまり気が乗りません。

コメントありがとうございます。 確かにchatGPTにルーブリックを作らせるのは良い手段ですね。私もやってみます。 採点についてですが、一つの科目を複数の教員で見る場合に、担当者間で差が出すぎないよう、ある程度平等性を担保しなければならないので、特に気を遣いますね。 それらの評価得点が5段階評価にも影響することからして「評定平均◯.◯以上」のような基準のある入試には役立ちそうですが、本当に生徒の学力を向上させているのかどうかは正直わかりません。「評価疲れ」なるものはこういう成果の見えなさからも生まれるのでしょうね。 いっそAIで「生徒のスピーチ動画を次のルーブリックに沿って評価してください」みたいなことまでできれば楽なんですが、仮に出来たとしても誰かしらから怒られそうですね(笑)

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