1. 本つまみぐいラジオ
  2. 【10-1】サピエンス全史もウソ..
2025-10-08 24:46

【10-1】サピエンス全史もウソだった?歴史観が180度変わる「万物の黎明」

今回のテーマは「あなたの知らない歴史」


【1話目】イケハヤ:万物の黎明

【2話目】しゅうへい:中動態の世界 意志と責任の考古学

【3話目】幸あれこ:⁠⁠⁠むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました

【4話目】3人で楽屋トーク:3冊のつまみぐいからそれぞれが思ったこと、コメントの紹介など


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本つまラジオは、オーディオでも動画でも好きなスタイルで視聴可能。

通勤や戸外でのながら聞きには「無料ダウンロード機能」がおすすめ。

オーディオもビデオも、ギガ消費なしで外でゆったり楽しめます。


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「本つまみぐいラジオ」とは?

読書好き3人が集まって、カフェで雑談しているようなゆるいラジオ番組。


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【こんな方にオススメ】

・忙しくてなかなか本を読む時間がない

・面白い本をサクッと知りたい

・幅広いテーマの書籍と出会いたい


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【本好き3人の紹介】


・幸あれこ(司会)

こどもの頃から本が大好き。

熱を出して寝込んでいても、枕元に本を持ってきて読んでしまう努力家タイプの読書家。

ただ、読んだ本の内容はすぐ忘れる。

元フリーアナウンサーで、人気ラジオ番組のパーソナリティ経験もあり。

斜め右下からの誰も予想できないコメントを繰り出す。

極度の方向音痴で、「ほくろがある方が東」と覚えてなんとか生きている。


幸あれこのX:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/sachiareco⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

幸あれこのポッドキャスト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠心をほぐすラジオ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


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・イケダハヤト(イケハヤ)

標高500mの高知の限界集落に生息するイケボ。

無類の本好きで、自身の書籍「まだ東京で消耗してるの?(幻冬舎新書)」、「武器としての書く技術(KADOKAWA)」など10冊以上出版。

ビジネス系インフルエンサーでもあり、YouTube、Xなど含めたフォロワー数は80万人を超える。

2014年に東京から高知に移住すると、ヤフーニュースで炎上。

東京で消耗はしてないが、高知の山奥で花粉症で消耗中。

音楽はマーラー、エスニック料理はビリヤニ好き。


イケハヤのX:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/IHayato⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

イケハヤのポッドキャスト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠イケハヤラジオ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


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・しゅうへい(多重債務)

本よりも「本を読んでいる自分が好き」。怠け者の読書家。

インスタライブ中の「オススメ本教えてください」というコメントに、「この本すごくいいですよ」とまだ読んでない本を紹介したことがある。

この番組の収録スタジオでもある「LLACハウス」を2024年10月に瀬戸内の島に建設。

建設費8,000万円のうち6,000万円は銀行借入。

2022年に自身初の書籍となる「お金の不安ゼロ化メソッド(KADOKAWA)」を出版。

日々返済に追われ、「お金の不安しかない」と心境を吐露する。


しゅうへいのX:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/shupeiman⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

しゅうへいのポッドキャスト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠1年後の自分を楽にするラジオ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


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番組の感想、つまみぐいして欲しいテーマなどのリクエストも募集中。

番組のハッシュタグは「#本つま」。

放送にいただいたコメントなどは、「楽屋トーク(4本目)」で紹介しています。

あなたのお便りお待ちしています。


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サマリー

「万物の黎明」は人類の歴史に対する考え方を根本から覆す壮大な作品であり、狩猟採集から農耕、国家の形成までの歴史が実際には単純ではなく、様々なケーススタディを通じてその多様性を描いています。著者は従来の歴史観に疑問を呈し、彼らの理解を深めるための重要なメッセージを提供しています。このエピソードでは、デビッド・グレーバーの著作を通じて、歴史観の変革や原初的自由について語ります。人間の歴史における柔軟性と、それに伴う自由の重要性を再認識し、現在の社会への示唆を与えます。また、このエピソードでは、デビッド・グレーバーの著作に基づき、直線的な歴史観が持つ問題点を探求します。特に、自由の概念と人類の複雑な社会システムに焦点を当て、未来を予測することの難しさについて議論します。

歴史観の変革
本つまみぐいラジオ。この番組は、本を読まなくても、本のおいしいところだけを一口サイズで、耳からつまみぐいできちゃうラジオです。
読書タイプの違う3人が、バッと集まって、本について語り合う場なんですけれども、私が本を読んでも一切内容を覚えない幸あれこで。
ひどいですね。いきなりですけど。僕はいろんな本を雑多に読んで、いろんな情報を仕入れる形の、そんな読み方が好きですね。
で、しゅうへい氏が。買ったけど読まない。シンプルです。その感謝、残余でお届けしていくんですけど。
今回は、なんと、あなたの知らない歴史というテーマで本を持ち寄っております。どんな本を持ってきているかというと、ざっくりちょっと。
そうですね。僕が一番手なんで、これをざっくりまた紹介するというね。またやるよ、これをって感じで。
分厚いよ、これは。万物の霊名というね、デイビッド・グレーバーさんと、デイビッド・ウェングローさんと2人が書かれた本で、グレーバーの本は実は前回、フサイロンというね、あれもすごい分厚い、こうやって載せたけど、同じ方ですね。
で、その方の遺作になりますね。グレーバーさんは亡くなってしまったんですけど、死ぬ直前に作られた本で。
ちなみに値段は5,000円です。
おー、実証より高い。
なかなかなね、この本を頑張って紹介したいと思うので、世界的ベストセラーなんでお楽しみください。
楽しみですね。
渋平氏、どんな本?
僕はですね、中導体の世界、意思と責任の考古学ということで、いわゆる言語の歴史です。
でもこの言語の歴史がめちゃくちゃ僕らのこの今の世界に影響を及ぼしている。
ちょっとこれを読むとですね、あれ、ちょっと今の世界ヤバいんじゃないですかと。
で、これを読むと、その本当の自由みたいなものが実はわかる。
暇と退屈の倫理学も紹介しました。その国文小一郎先生の本ですね。
これは骨太でございます。
で、私がね、これまたちょっと経路が違うんですけど、昔々あるところにウェルビングがありましたという、
ちょっとウェルビングを日本文化から読み解いた本についてちょっと深掘って、
私はウェルビングの歴史をちょっとね、ご紹介していこうかな。
毎回なんか本当に。
話し合ってないのに違う本になりますね。
今日はマジで誰が、僕がこれ持ってくるって言ってなかったしね。
言ってなかった。
そう、さっき知らなかった。
そうそう、さっきまでね。
面白いんで。
いや、どうなるんでしょうか。
はいはい。
じゃあ、ちょっともう辞書級の分厚さ。
まずはじゃあ、これは気が重いんだよね。
前回のフサイロンも大変だったけど、
まず分厚い本で非常に骨太な一冊ですね。
周平氏も持ってるだけの。
持ってるだけの本ですね。
いやいやいや、もう開きましたよ。
開いてね。
いやこれ、開いた時にこれあれじゃないですか、池さん、すげえなと思ったの。
狩猟採集と農耕
まずこれ本って普通開いたら、ちゃんとその1ページにちゃんと1つの文章みたいな感じだけど、
これなんか4分割されてましたよ。
分割されて、分かる分かる。
もうね、この時点で僕に挫折しました。
面白い。
これ組み方で挫折した。
新聞みたいな感じ。
早いね。
新聞ってさ、読んでると次どこ行ったか分かんないとかあるじゃん。
面白い。
確かに新聞みたいな感じがあるかもしれない。
文字量も多いし、情報量もめちゃくちゃ多いし、
これはね、読むの本当にしんどいと思う。
けど実はですね、グレーバーの本って、前のフサイロンもそうだったんですけど、
変なし、無駄にめちゃくちゃ細かく検証してるだけだって言ってることは結構シンプル。
なので、実はつまみ食い向きだったりもするので、
頑張って紹介していきたいんですが、
この本はですね、万物の黎明。
The Dawn of Everything。
すべてのものの夜明けっていうね、めちゃくちゃかっこいいタイトルなんだよね。
で、オービーでちょっと思ったら、
考古学、人類学の画期的な研究成果に基づく新、新、世界史。
新しい人類史の根本から覆すような、
こんなめちゃくちゃでかいこと言ってるんだよね。
で、他のケン・フォレットさんっていう方と、
本書は人類の歴史についてこれまで信じてきたことをすべて爆破させる爆弾だ。
めちゃくちゃ紹介文。
結構ね、いやでも本当にそのくらいのインパクトがあるとか、
すごい嘘を暴くみたいなところがあって。
前回のフサイロンでは、
貨幣の起源みたいなのは実は物々交換ではない。
みんな物々交換がもっと便利になるから、
貨幣っていうのが生まれたよねみたいなのを襲われて信じるけど、
それは違いますよ。
実はフサイのやり取りから貨幣が生まれたみたいな。
そういうちょっとした、本当に歴史的な事実っていうのを教えてくれて。
そうでした、そうでした。
今回の本もちょっとそういう実は近いというか、
まずその本当に大きな、
え?みたいな、俺らが学校で勉強したこと違えじゃんみたいなものがまだ入っているというところで、
じゃあここで白色なアレコさんにちょっと人類の歴史を、
そしていくつかのキーワードを使いながら紹介してほしいと。
まず狩猟採集って言葉がある。
あと農耕とか狩猟採取で狩猟して採取するやつ。
どんぐりとか拾うやつ。
山。
狩猟採取とか農耕とか国家とか、
近代とか、
そういったものをキーワードを取り入れながら、
人間ってどうやって歴史的に発展していったかって説明できますか?
私、でもどうしよう、知ってるんだけど。
どうぞ。
まずネアンデルタール人がやっぱりテストでよく出るんですけれども、
ネアンデルタール人からだんだんと火を起こす原始人になって、
原始人が火を起こして、
あとマンモスとも仲良くなったりして、
その後だいたいみんな引っ越すの嫌だよねって言って農耕を始めて、
ビッチュグワを使い始めて、
ゴミ箱とか作ろうかって言って貝を山盛りにして、
これがゴミ箱だよとか言って、
それで引っ越さずに住んで、
湿気が嫌だねって言って高床式倉庫を作り始めて、
そこから自分が王様になりますっていう人が出てきて、
あなたが王様ですねって言って、
山大国が。
日本の。
ざっくりそういう風に勉強しますよね、僕ら。
最初はビッチュグワ。
急に出てきたけど。
ビッチュグワは最初は狩猟採集で、
すごい脳みそのエネルギーを使ったみたいな回になりましたが、
一般的な僕らって狩猟採集から始まって、
それが農耕革命で、
日本だと稲作が始まって、
弥生時代に小さい村みたいなのができていって、
そこから余った、当然たくさん米ができて、
たくさんの米を力が強い人たちが蓄えていって、
そして国家が生まれて、王様が生まれてみたいな、
そういう風に歴史を学ぶわけですよね。
でもこれがそもそも嘘だっていう話が実はあるんです。
結構これはエキサイティングで、
要するにそんな簡単じゃねえよと、
そんな一直線で実は人類って進歩してなくて、
グラデーションだったり、あるいは戻ったりとか、
中間のものも結構あるよねってところを、
歴史的なさまざまな資料とか、
本当に実際に遺跡とかの研究をしながら、
反省例みたいなのをめちゃくちゃ出してきてるんですよね。
これを全部紹介したらもうキリがないので、
例えばで言うと、実はそれって一直線じゃないよって話で言うと、
狩猟採集民族の人たちが結構でかい都市を作っていたっていうケースがあるんですよね。
これは僕らからするとよくわからない。
縄文の時代って小さい、
10人とか20人ぐらいのバンドって言ったりしますけど、
小さい集団でいろいろ狩猟採取で、
小さいキャンプ地みたいなところで狩猟採取をしてたっていうのが、
狩猟採取のイメージだけど、
ルイジアナにあるポバティポイントって場所かな。
そこだと、紀元前1600年ごろに、
狩猟採取のはずなんだけどめちゃくちゃでかい都市があったらしいんですよ。
あれ?これじゃあ俺らが学んできた歴史と違うじゃん。
だから農耕が始まるから都市が始まるっていうわけでもあって、
狩猟採取の人が集まって街を作ったことも別に歴史的にはあったよ。
また違った反省例だと、
ウクライナのメガサイトってでっかい遺跡があるらしいですね。
それは都市だったらしいんですよ。
都市だったらしいんだけど、
都市なんだけど王様がいなかったらしいんですね。
結構大きい都市だったんだけど、
普通だったら王宮みたいなのがあるわけですよ、規模的に。
でもどうやら王宮はなかった。
いろいろ調べると、王宮じゃなくて集会所とかあったらしいんですね。
みんなが集まって話し合うような場所とか、
そういうコミュニティスペースはあるんだけど、
分かりやすい中心にドドンと王宮があったわけでもない。
でも都市国家、都市があって農耕社会なんだけど、
王様がいないっていうようなケースがあったりとか。
あとは、この中に出てて、
アマゾニア地域で、アマゾンが隆起の地域なんかだと、
そもそも王様みたいな偉い人が、
乾季だけ、乾いてる時期だけは偉い王様がいるけど、
雨が降る、雨季になってくると、その人の権力がなくなっていって、
みんなが豪傑主義になっていくみたいな。
質度とともに。
多分その文化とか取れる作物とかの違いによって、
政治の在り方とかも変えていくから。
だから僕らが普通に歴史で学ぶ農作物を育てるようになって、
偉い王様が出て、そして税金が始まって、
王様が生まれてみたいなものは、
実は世界を見るとそんなことじゃないし、
そうやって人々ってどんどん揺れ動いていって、
いろいろグラデーションの中で、
今の文明っていうのを作ってきたから、
すごくそういう大きな、
長い長い歴史っていうものの中では、
すごいグラデーションがあって、
そしてすごく変化しているもので、
一直線に人間って進歩してないんだよ。
人類は何度もやり直してきた。
選び直してきて、
歴史の多様性
そして今の社会があるっていうような、
それを本当に膨大な研究をもとに、
実は僕らが学ぶのは直線的な歴史じゃないよっていう。
だからそれは確定論じゃないですよね。
結局直線的だとこの先もこうなるみたいな感じがする。
でも違うよと。
そうじゃなくて、実はこうやってジグザグで、
何度だってこうやって戻ってきたし、
ということは我々もそういうふうに、
これからいろんなところに行くことができますよね、
っていうような根本的な提案として。
人類っていうのはすごく柔軟で、
歴史っていうのは一直線じゃないよっていうのが、
まずこれ一つ目の大きな彼に言いたかったこと。
面白いです。
これはでもこの本ってすげえ面白くて、
結構バイネームで名指しで、
ベストセラーのビジネスの人たちも、
こういう人類史の本の著者を結構批判してて。
ここあるかな。
スティーブン・ピンカーっていう人が、
暴力の人類史って本を書いてるんですけど。
あっちのほうに。
あっちにあるよね。
あれがもう露骨にピンカーのことを、
原文だと行き当たりばったりで話を作ってるみたいな感じで。
まあまあディスってますね。
通列。
通列に結構ピンカーはディスられてるし、
歴史観の変革
あとはジャレード・ダイヤモンド、
銃、鏢、撃機、鉄ってめちゃくちゃ言われてる。
見えちゃうじゃないですか。
あれもめちゃくちゃディスられてます。
マジで?
ダイヤモンドもディスられてる対象で、
あとはなんといっても言われるノア・ハラリ。
サピエンス全史の。
これも要するに認知革命っていう、
彼は人間が突然認知能力を革命的に手にしたみたいなのを、
言ってるけどそんなものはなかったみたいな感じで。
要するに歴史的にちゃんと研究を、
いろんな遺跡とかを研究すると、
そういう人たちはビッグヒストラリーっていって、
ざっくりした中で、
自分のやりたいように物語を作っていくような傾向が、
カジュアルな人類学とかあるけど、
実はそんなことなくて、
細かいとこ見ていくと、
あいつらは要するに本当にチェリーピッキングで、
自分の好きなところだけを取って、
それ論を組み立てるだけじゃねえかって言って死んでいったっていう。
やばすぎる。
めっちゃパンクやなこいつみたいな。
優位言がやばい。
それだけ朝鮮的な、
世界的ベストセラーの人たちの意見なんかも、
もうちゃんと証拠を積み上げていって。
それだけ自分はちゃんと、
他のみんなが見てないところまで研究してる。
この分厚さなんだね。
このウェングローさんという人が歴史学者ですよね。
歴史学者の人と一緒に研究しながら、
グレーバー自体は社会学者で、
ガチの歴史学者の人と一緒に検証していきながら、
ダイヤモンドとかハラリーとか語ってることっていうのは、
そんな単純じゃねえよ。
ハラリーさんのも分厚かったけどね。
あいつらは決定論的だってことでしょ。
もう決まってる歴史ってのはこうやって、
高校来たからこうなっていくだろうみたいな。
でもそんなことないんじゃない?
もっと柔軟にこれから未来って作られるんじゃない?
みたいなところが多分、
彼が言いたかったって。
すごく面白い立場の方なんですよね。
なので、これすごい分厚い本なんですよ。
結局だから、本当に細かいね、
本当にね、各地域のね、
本当にいろんな事例が出てきて、
もうね、見ててうんざりするぐらい。
まだ続くのかこれみたいな。
ぶっちゃけ僕も全部読んでないです。
でも言いたいのはそうやって、
歴史ってのは一直線じゃなくて、
柔軟に実はいろいろ入れ替わってきてるから、
そんなに、今なんか僕らはさ、
ハラリーの本とかジャンルダイヤモンドとか見ると、
歴史ってこうやって動いてきたんだ、
みたいなことを簡単に考えるけど、
待てよというところを一回立ち止まれっていう感じの、
まずメッセージがすごかった。
それをこの分厚さで伝えたかったっていうのが、
まず一つ目の話なんですね。
原初的自由の考察
はいはい。
もう二つ目で、
つまみ食いポイントで言うと結構面白い話で言うと、
この三つの原初的自由っていう言葉なんですね。
原初的自由。
人類っていうのが、
この歴史の長い長い人類史の中で、
ずっと持ち合わせている原初、
最初からあるような自由っていうものを、
この本の中ではそれが紹介されている。
それを言うと、
まずは移動の自由、あるいは離脱かな。
一つの場所から出ていく自由っていうのがあったと。
それを具体的に言うと、
昔の社会、
例えば狩猟採集の人たちが、
小さな町みたいに作っていたときには、
結構自由に嫌だったら出て行けたらしいんですね。
まず今よりももっと気軽に。
今って出てくるの大変じゃないですか、
いろんな場所をね。
会社辞めるのも大変だし、
もしくは日本を出るのも大変だけど、
昔の人たちってもっと気軽に離脱していった、
っていうところとか、
あとは不服従、命令に従わない自由も結構あったと。
だから偉い族長みたいな人が何かを言ったときにも、
いや俺それ従わねえからって言って、
それで出ていって新しい場所を作ったり、
っていうことが昔は普通にもっともっと行われていた、
っていう話がある。
今この二つ、
異動の自由と不服従の自由、
みたいなものが、
これは人類史ではもともとあったもので、
でもなんか僕はちょっとこれ聞いて、
これ読んで思ったんだ、
坂本龍馬とかの時代、
幕末の時代って多分そういうことが結構あって、
あの時は異動の自由はないように見えて結構あって、
その脱藩してるんですね、坂本龍馬とか。
で、脱藩って基本的に死罪で、
脱藩したら殺されるっていうぐらいの、
強力な命令があるんだけど、
あの当時って多分もう、
だって浪人の人たちがいっぱいいて、
みんな結構脱藩してるんですよね。
で、坂本龍馬は別に脱藩して、
別に殺されてるわけでもないから、
あの時代って多分そう、
今だとね、
だってそのルールを破ったら死罪だって言われたらさ、
やらないじゃん。
でも、幕末の時代って多分そういう意味では、
異動の自由が普通にあったし、
不服従の自由も、
多分今よりも強かったみたいなところを、
これは別にもうこの本の中には書いてないですけど、
ちょっと思いましたねっていうのがあって、
最後の3つ目の自由としては、
再編の自由って言ったらいいのかな、
制度を作り変える自由っていうのも持ってたと。
その自分が所属する、
何かコミュニティのルールが嫌だったら、
それを普通に今までの人間って、
たくさん作り変えてきましたよねと。
そういうことをたくさんやってきたよねっていうことを、
今言った話、
その人間は異動してきたし、
不服従に偉い人の言うこと聞かないっていうことは、
当たり前だったし、
そしてそれが嫌で、
新しい場所で新しいシステムを作るっていうことも、
普通にたくさんやってきたよねっていうことを、
結構もう様々な論教ともに、
この3つの原初的な自由っていうところを指摘して、
だから僕らは結局のところ、
今でもそういう自由が多分どんどん弱まってきていて、
国家が強くなってルールが強くなってきて、
でもそれをもう1回ある種取り戻していく。
もう1度この3つの自由っていうのを思い出して、
そして創造力を持って新しい社会を作っていこう
っていうところまで多分彼は伝えたかったんだろうな、
ということで、
今度2つ目のポイントで言うと、
原初的な自由っていうものを3つ分けて、
人類史を見ていくと、
そうやって人々はもっと離脱して移動していたし、
偉い人の言うことを別に聞いてこなかったし、
あとは新しい社会も作ってきたしっていうことを、
もう1度思い出そうよみたいなことを書いた。
現代社会の自由への示唆
ということで、
最後のポイントに入りましょう。
最後の話で言うと、
これも僕の解釈みたいなのが入ってくるんで、
もうつまみ食いというか正しいかわかんないですけど、
やっぱり結構現代に対する示唆が割とあるんじゃないかなと思います。
このグレーバーの本自体はすごいめちゃくちゃ学術書なんですよね、去年。
めちゃくちゃ学問です、この本は。
ぶっちゃけなんかすごい読みにくいし、
こんなもん多分人類学者以外、
細かい意味では多分あんまり読まないんじゃないかなって感じなんだけど、
やっぱね、でもね、
なんか彼はもともと彼はアクティビストで、
結構社会運動とかもしてる方なんでね。
もう亡くなってしまったから、
どういうことを考えたかわかんないけど、
でもやっぱりこの本を通して、
今の社会を変えたいと彼は多分願ってるんじゃないかなと思うんでね。
だから例えばその三つの自由っていうのは、
離脱する自由とか、
不服従の自由とか、
再編する自由とかさ、
これをじゃあ今現代に、
ここの例えば空間とかで考えてみるとさ、
まさに我々今やってるじゃん、これって話なんだよね。
僕も周平氏もさ、
不服従で会社が嫌で、
そしてさ、離脱したわけじゃん。
離脱してね、
周平氏はこの大島っていう日本の小さい島でいて、
僕は高知県の玄海集落で離脱してさ、
そこでいて、
で、そこで今再編してますよね。
新しい社会システムさ、
我々は作ってるじゃないですか。
うちは小さいさ、
地域の村も作ろうとしていたりとか、
あとインターネット上にコミュニティを作ろうとしていたり。
そこではでも、
僕らはまた当然、
うちのコミュニティを離脱して、
もう僕らはクリプト忍者っていうコミュニティやってますが、
クリプト忍者にいるコミュニティの人が、
嫌だったら別に離脱していいわけ。
離脱していいし、
その人たちがまた新しいものを作ってもいいし、
っていう、
ある種この原初の自由っていうのを、
僕らは割とそれを内包してる。
当たり前に新しい社会システムっていうのを今、
僕らは作ってるよね。
だから作ってるから、
なんかもう新しい気づきではないんだけど、
なんというか、
世の中の人たちは多分あんまそういうふうには考えないですよね。
自分の居場所は、
もう決まった場所にいないといけないとか、
命令を聞かないといけないとか、
新しい社会システムを作ろうなんてさ、
何言ってんの?みたいな感じだ。
僕らはNFT出したり、トークン出したりとか、
本当にいろんな形で、
新しい社会システムを実際に作ってみて、
だからこういうことができるんだよっていうことを、
多分ある種後押ししてくれてるような本で、
そこまではもちろん言ってないですけど、
もう学術本なんで、
そんな別れやすいメッセージはないんだけど、
でもやっぱり自由みたいなものとか、
あと彼の立場、
今まで発信してくれたことを考えていくと、
多分この本を通して、
僕らはそうやって本来的な自由を持っていて、
新しい社会システムとかを作れるし、
お前がいる場所が嫌だったら出てって、
新しいものを作っていくことができるんだよ、
頑張れよみたいな感じのメッセージがあるんじゃないかと。
そのタイトルでいうと、
The Dawn of Everythingっていうのは、
全ての夜明けなんですよ。
今の話をしてるんですよ、これから。
今僕らは夜明けにいるから、
まだこれからどうなるかわかんない。
直線的な歴史なんてないし、
これからまた社会構造がどう変わるか、
誰もわかんないし、
お前がその担い手になれるんだと。
夜明けに今お前はいるんだよっていうような、
これから社会っていうのをどんどん柔軟に、
まだ実は作れるから、
決定論的ではない生き方っていうのを教えてくれるような。
そしてグレーバーさんは死んだ。
結構ドラマチックで、
ここまで本当にそうかわかんない。
3つ目最後の話は僕の解釈ですけど、
自由と歴史の捉え方
グレーバーかっこいいなと思って。
かっこいいです、かっこいいです。
そういうような本なので、
ラップアップでまとめましょうか。
一般的に僕らが教わってる、
直線的な歴史は嘘であるっていうのが、
この本の非常に偉大なとこです。
だからこれ決定論的ではないとか、
実はこれからどうなるかまだまだわかりませんよ、
っていうことを教えてくれる。
でも一方でハラリとかピンカーとか、
そういう今回ラザスされてるような人たちは、
結構直線的で、
これまでこうだったから、
これからもこうなるみたいなことを言いがちだよね、
みたいなところが、
結構重要な指摘だよなと思いますよね。
社会の複雑性
2つ目で言ったのは、
このグレーバーが指摘するのは3つの自由。
離脱する自由とか、
そして再編したりとか、
あとは従わない自由、
そういったものを人類、人間持ってたと。
ある種、もう一回それを思い出せって、
言ってくれてんじゃないかなと思います。
それをもとに、
じゃあ僕らはどんな社会を作るのか、
直線的な人類っていうのはないから、
これから自由な発想で、
いろんな社会システムを作れるよねって言って、
この世から去っていった、
っていうようなドラマがあるんじゃないかなと、
僕は思います。
非常にエモいです。
そういう本だったんだって。
最後の方は怪しいですが、
僕はそうやって言います。
とにかくですね、めちゃくちゃ読みにくい。
だろうな。
読みにくいので、
今ので読んだ気になっていいかどうかわからんのが、
そういう漢字のことが書いてあるんじゃないかなと、
僕は思いました。
年末とかにゆっくりした時間にね、
ちょっとずつ読んで、
暖炉の前でさ、
コーヒーとかを飲みながら、
そういうふけるような感じ、
ふけながら読むというかさ、
思いをふけながら読むみたいな、
そういうのに向いてそう。
読もうと思いました。
むしろハラルさんとかの本も読んだ上で読むと、
さらに理解が深まりそうな気がする。
でも確かに言えば、
すごい理解しやすいですよね。
歴史本って。
こうなってこうなってこうなって進化したんだ。
でも今の社会を見たときに、
めちゃくちゃ複雑じゃないですか。
もう金融システムですら、
ブロックチェーンとか、
融合してくるともっと複雑になるから、
なんで僕らの時代だけこんな複雑で、
昔がそんなシンプルだったんだと思うと、
自然だよね。
もっといろんな複雑性みたいなのがあったっていうか、
複数性とかね。
どうしても未来を予測したくなる生き物じゃないですか。
素晴らしいですね。
安心したいしね。
そうなると思うよって。
一直線だとこうだと、
次こっちに行くよねみたいなの。
こうなるからこれに対して対策しとけばいいよ、
やっぱり安心したくなるけど、
予測不能なのが人間なもんで。
賢いコメントが来ましたね。
素晴らしい司会じゃないですか。
私どうする?東大入ってみる?
誰に問いかけてる?
賢いの基準がよくわかるよね。
東大に入ること。
イケアンさんに褒められるの嬉しい。
すごい一般的な賢さを語ってしまったよね。
ダメになっちゃったけど、
それもちょっと私は感じました。
素晴らしい読み取り方だと思います。
面白かった。
読みたい人は読んでください。
5500円ですね、税込み5500円。
めちゃくちゃ読みにくいし、
僕もぶっちゃけ全部読んでないです。
さすがにこれ全部読めない。
これは無理です。
人類学とか本当に、
高校学者とか向けの本だと思うんですよ。
基本的にそこまで知らなくてもいいだろうみたいな話を
ずっとしてるみたいな感じなんで。
でもその中でもエッセンス。
そういう一直線じゃないよみたいなところは
間違いなく彼が言いたかったことなんで、
それを何とか掴み取りながら、
あとはそのチャットGPとかと一緒に
株打ちしながら読んでいくみたいなタイプの本でしょうね。
はい、以上です。
めちゃくちゃ読んだら気になっちゃった。
僕今1時間ぐらいで感じたもん。
まだでも20分ぐらいだもんね、多分。
すごい疲れた。
大学講義を受けた感じの。
こっちだと本当に人類史が
うわーって何万年とグルグルってした感じがあります。
いやーちょっと考えさせられた。
だってハラレさんめっちゃヒットしてるしさ、
やっぱりいろんなあらゆる視点持っとかなきゃなって
思っちゃったしな。
本当だね。
とびきりの一冊を持ってきていただきました。
じゃあ次回は習平氏の。
はい、中道体の世界ということで、
まさにこれも考古学って入ってるので
ちょっとつながる部分もあるんですけど、
まさに自由について考えさせられるものなので、
これは聞いててですね、またこれは、
また重なるというか、
そういう部分もあるかなと思います。
楽しみです。
ということで、
じゃあハッシュタグ本妻でぜひあなたからの
お言葉もいただきたいと思っております。
すげーありがたい。
ありがたいんですけどね、
お言葉って言うと書きにくいよね。
お言葉書きましたらならない。
SNSでハッシュタグ本妻。
本は漢字、妻が平仮名本妻で。
ぜひですね、
ノリとなんかいただけたら嬉しいと思います。
ノリと?
ノリと?
なんかおめでたい話だったりとか。
すごいことが出ますね。
ノリとって。
どうなってるんですかね。
とにかくなんでもいいのでです。
ぜひコメントだったり。
ノリとか書いても困るんだけど。
かしこみかしこみとか。
まじで。
もうなんでも喜べます。
リクエストなんかもね、
よかったらいただけたら嬉しいです。
ということで、
次回もお楽しみに。
別にリクエストって言えないじゃないですか。
24:46

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