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2025-08-27 24:01

【8-3】人生で1回しか読めない傑作「世界でいちばん透きとおった物語」

今回のテーマは「推したい小説」


【1話目】イケハヤ:⁠⁠⁠百年の孤独


【2話目】しゅうへい:⁠⁠⁠汝、星のごとく⁠


【3話目】幸あれこ:⁠⁠⁠世界でいちばん透きとおった物語⁠⁠⁠


【4話目】3人で楽屋トーク:3冊のつまみぐいからそれぞれが思ったこと、コメントの紹介など


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本つまラジオは、オーディオでも動画でも好きなスタイルで視聴可能。

通勤や戸外でのながら聞きには「無料ダウンロード機能」がおすすめ。

オーディオもビデオも、ギガ消費なしで外でゆったり楽しめます。


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「本つまみぐいラジオ」とは?

読書好き3人が集まって、カフェで雑談しているようなゆるいラジオ番組。


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【こんな方にオススメ】

・忙しくてなかなか本を読む時間がない

・面白い本をサクッと知りたい

・幅広いテーマの書籍と出会いたい


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【本好き3人の紹介】


・幸あれこ(司会)

こどもの頃から本が大好き。

熱を出して寝込んでいても、枕元に本を持ってきて読んでしまう努力家タイプの読書家。

ただ、読んだ本の内容はすぐ忘れる。

元フリーアナウンサーで、人気ラジオ番組のパーソナリティ経験もあり。

斜め右下からの誰も予想できないコメントを繰り出す。

極度の方向音痴で、「ほくろがある方が東」と覚えてなんとか生きている。


幸あれこのX:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/sachiareco⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

幸あれこのポッドキャスト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠心をほぐすラジオ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


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・イケダハヤト(イケハヤ)

標高500mの高知の限界集落に生息するイケボ。

無類の本好きで、自身の書籍「まだ東京で消耗してるの?(幻冬舎新書)」、「武器としての書く技術(KADOKAWA)」など10冊以上出版。

ビジネス系インフルエンサーでもあり、YouTube、Xなど含めたフォロワー数は80万人を超える。

2014年に東京から高知に移住すると、ヤフーニュースで炎上。

東京で消耗はしてないが、高知の山奥で花粉症で消耗中。

音楽はマーラー、エスニック料理はビリヤニ好き。


イケハヤのX:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/IHayato⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

イケハヤのポッドキャスト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠イケハヤラジオ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


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・しゅうへい(多重債務)

本よりも「本を読んでいる自分が好き」。怠け者の読書家。

インスタライブ中の「オススメ本教えてください」というコメントに、「この本すごくいいですよ」とまだ読んでない本を紹介したことがある。

この番組の収録スタジオでもある「LLACハウス」を2024年10月に瀬戸内の島に建設。

建設費8,000万円のうち6,000万円は銀行借入。

2022年に自身初の書籍となる「お金の不安ゼロ化メソッド(KADOKAWA)」を出版。

日々返済に追われ、「お金の不安しかない」と心境を吐露する。


しゅうへいのX:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/shupeiman⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

しゅうへいのポッドキャスト:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠1年後の自分を楽にするラジオ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


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番組の感想、つまみぐいして欲しいテーマなどのリクエストも募集中。

番組のハッシュタグは「#本つま」。

放送にいただいたコメントなどは、「楽屋トーク(4本目)」で紹介しています。

あなたのお便りお待ちしています。


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サマリー

今回のエピソードでは、杉浩の小説「世界でいちばん透きとおった物語」が取り上げられています。この本が電子書籍ではなく紙の本でしか楽しめない理由や、その独特な仕掛けについて深掘りされ、本の体験がどのように変わるかが考察されています。ポッドキャストの中では、作品の背後にある人間関係や伏線の重要性について論じられています。また、ゾンビ映画を引き合いに出しながら、ストーリーに関わる人々の存在がいかに大切であるかが語られています。このエピソードでは、人生で一回しか読めない傑作「世界でいちばん透きとおった物語」に関する話がされており、物語の構造や伏線の回収が読書体験に与える影響、そして紙の本への独自の情熱が強調されています。

お死体小説の魅力
本つまみぐいラジオ。この番組は、本を読まなくても、本のおいしいところだけを一口サイズで、耳からつまみぐいできちゃうラジオです。
今回のテーマは、お死体小説となっておりまして、私がこの1冊持ってきております。
新潮文庫から出されている、「世界で一番透き通った物語」っていうね、杉浩さんが書かれた小説なんですけれども。
これね、ずっと言ってるけど、とにかく語ることがほとんどないんですよ。もう言えない、ネタバレ厳禁の本で、ほぼ言えない、言えることがないミステリーみたいな感じです。
それをなんとか今日広げていきたいんですけど、電子書籍では絶対に読めない本っていうのが、やっぱり1つのキーワードなんですよ。
あの天下のキンドル様が手を出せない。
キンドルマン、本当になってない?
だって、できないもんっていう物語なんですよ。
ストーリーとしてはね、ある有名なミステリー作家が亡くなった後に、その方が最後に書いたはずの幻の原稿を、その作家の息子さんが探しますよっていうお話なんですけど、
とにかくこの本を読んだ後、また最初から読んでしまうっていう、複線半端ない問題なんですよ。
そういう系のやつなんですけど、普通の本よりもネタバレ厳禁すぎるっていう、ある程度の複線回収の本ってね、大体言えること結構あるけど、
本当に読んだ後、ここマジヤバっていうのを1個も言えないっていうぐらい難しい本なんですよ。
紙の本の必要性
表現したらもう全部バレちゃうからっていうので、でもそれを何とか上手く伝えていきたいので。
こっから?いける?
そうそう、いけるいける。
今回は何とかネタバレせずに、この本の推しポイントを3つのポイントでお伝えしていきますので、ぜひご賞味ください。
ということで、1つ目がね、紙の本じゃないと成立しない衝撃的な仕掛けっていうのがやっぱり1つ目のポイントで、
これほんと詳しく言えないのがもうめっちゃ悲しいんですけど、紙の本そのものが物語の一部になってるっていう感覚なんですよ。
そう、だからね、もしこの紙の本を電子書籍化するとしたら、もうそれはこの本を電子レンジに入れるみたいな感じ。
んー、分かりにくくなる。
これ、電子レンジに入れたらバーンってなるじゃないですか。
いや、ならないんじゃないですか。
ならないんだ。
あ、そっか、水分、じゃあ水分かけて電子レンジに入れると。
乾くんじゃないか。
乾いちゃうのか。
じゃあちょっと、例えば。
燃やすとかでいいんじゃないですか。
例えば、モグラが土を掘ってたこ焼けにたどり着くことできないじゃないですか。
それぐらいの感じなんですよ。
分かる分かる。
すげー、マジで悔やみするな、マジで。
モグラにどう、モグラに境界したらいいのか。
例えばね、例えば、例えばなんです。
紙の本だとモグラが土を掘って住処にたどり着く。
でも、もしこれを電子集積化すると、モグラが土を掘ってたこ焼けにたどり着けないっていう話になる。
前だってなんか僕が、マグロとアボカドって自然界では絶対出会わないっていう例を言ったら、
ある子さん、いや出会えますって言って、私がマグロがいるときにアボカドポチャンと落とすからって言ってましたけど、
僕がじゃあたこ焼きをモグラのときに落としたら成り立ちますか。
いや、土の中なんで難しいと思いません。
でもこの紙の本の凄さ、このカラクリの凄さを伝えるには、多分、紙の誕生まで遡っちゃうぐらいの、
それ言い過ぎなんだけど。
言い過ぎなんだ。
でもそれぐらい。
ミスティスみたいになってきた。
でもそれを言っても過言じゃないくらいのカラクリなんですね。
ただ、私はKindle、電子書籍も大好きなんですよ。
お二人はどうですか?紙派ですか?電子書籍派ですか?どっちとかありますか?
難い、長いのはやっぱり紙ですね。こういう。
紙じゃないと、これ電子絶対無理です。もう読む気しないですね。
やっぱりちゃんとボリュームがあって、戻ったりとかしたりとか、
独意やから、右上にこう投げながらさ、なんか見たり読んだりするから、
やっぱり難しい本、長い本は僕は紙です。
電子書籍も、例えば、詩売りつけたりとか戻ったりもできると思うんですけど。
使いにくくないですか?
シンプルに使いにくい。
ページめくるっていう点では、紙のままのほうがしやすいのか。
しゅうへいじは?
僕も紙が多いかも。電子買ったままほんと読まないな。
そっちもか。どっちも読んでねえじゃん。
電子書籍、あんま読んでるイメージないかも。
電子書籍を開く、やっぱオーディブルだね。どっちかというと。
オーディブルはほんとよく聞くし。
ランニングしながら読まれるし。
あと、車にも今オーディブル入ってたりするから。
紙も電子も読まないっていう。質問の回答がやばい。
聞く?聞く?どっちも読まなかった。
オーディブルの化身みたいな感じになる。
オーディブルの様々ですから。
それぞれ多分耳が強いのかもね、しゅうへいじ。
耳の感覚がね。
だけど、すごいごめん。紙の本の話になるかもしんないけど、
紙の本やっぱいいよね。
なんだろう、自分のその世界の中に、
これとかも絶対紙で読みたいなしか思ったこともなかった。
オフラインって大事なのか分かんないけど、
なんの電気もいらないじゃないですか。
Wi-Fiもいらない。ある意味それはこの本と自分の世界だけになるけど、
多分、Kindleとかオーディブルって、僕もオーディブル好きだけど、
やっぱなんか外界からのノイズがどうしても入ってしまうというか、
まずオーディブルの時点で多分その、
ながら劇とか他のことやってしまってるし、
っていうのはすごいやっぱ反省でもあるかもちょっとね。
オフラインで向き合えるってのは紙の本の良さなのかな。
そうですね。読んでたらピョコンってLINEが来たりだとかね。
来てきちゃうしね。
そういえばSNS開いたりとかね、やっぱり。
そういう外部からの情報を遮断できるっていうのはあるかもしれないけど、
でも最近、もちろん紙の本が好きな方も多いけど、
それでもやっぱり電子書籍を紹介されてる人も多いのかなっていうイメージはあるんですよ。
やっぱり便利じゃないですか。
それ用の端末とかもあるんですよね。
うん。
なんとかなんとかとか言って。
ブルライトカットって言ったじゃないですか。
ん?
ブルライトカットって言ったじゃないですか。
ブルライトカット。
違う違う違う。
Kindleホワイトペーパーでしょ。
あ、ホワイトペーパーだ。
何だっけ忘れてたけど。
それ専用のね。
ペーパーホワイト。
ペーパーホワイト。
俺もちゃんと間違えてた。
ペーパーホワイト。
ホワイトペーパーだから賢いもんじゃないですか。
白い髪になってね。
まあまあ、そういうのがあったよ。
ツッコミが追いつかないからはいい。
はい、行きましょう。
すみません。
マジックリアリティ。
そういうね、端末もあって。
私はお風呂の中で電子書籍派なんですよ。
やっぱり紙の方でふにゃふにゃになっちゃったりもするけど、
スマホでね簡単に読めるじゃないですか。
Zipロックとかに入れて。
うん。
読んでるんですが、
ちょっと一つ私気づいたことがあって。
はい。
スマホとか電子書籍を寝ながら見るときって、
あって落ちてきたとき歯が折れるっていう人多いと思うんですよ。
歯が折れるっていうか。
まあ。
私も何回も経験があるんですけど、
もう不意に手が滑ってパッて顔に落ちてきたとき、
本当に決死の覚悟で、
今もうごめんなさいって私が悪かったですみたいな感じで、
もう本当に歯が折れたなって覚悟したことがたくさんあるんですよね。
折れたんですか?
折れてなかったんですけど、
それぐらいの衝撃をやっぱり受けるんです。
ゴツンってね。
この重さがガッて鼻と歯に来るんで、
うわってなるんですけど、
紙の本だったらあら不思議落ちてきても、
顔の前面にバッて落ちてくるんで、
中和されるんですよ。
だからやっぱりその面でも紙の本はすごくいいのかなっていう一つね。
読書体験の重要性
一つはあるかなって思います。
すごい角度ですね。
落ちてきたことないですけど。
あ、ないんじゃない?
ほんまないか、ちゃんと思って。
横?
うちの妻がちょいちょいやってます。
あ、やってます。
ちょいちょいいたって。
それ本当危ないんですよ。
なのでぜひ真似せずに気をつけてほしいなと思うんですが、
特にそれプラス紙の本って、
今さっき池山さんが言ってくださったように、
この触ってめくるっていう体験。
この体験っていうのは電子書籍ではなかなかないのかなって思ってるんですよね。
私は図書館の匂いも好きなんですけど、
この紙の本、学生の頃教科書を買った時も最初に匂うのが大好きで、
あ、この本はこの香りなんだとか言って、
その香りを嗅ぎながらめくるっていうこの体験。
これは紙ならではだと思うんですよ。
作品の伏線と気配
で、実はこのめくる体験っていうのもこの本の伏線でもあるんですよね。
これ詳しく言えないけど、
このめくるページっていうのに実は何かしらの気配を感じるっていうものがありまして。
これ以上言えないんだけど、
気になる。
でも鈍感な方だったらちょっとこの気配どれぐらい感じるのかなっていうあれなんですけど、
それがまた問われる部分でもあるんですよ。
だからどれぐらい気づける人なのかっていうのを読むと。
いや、ただ私気づかなかった。
気づかなかった。
とにかく気づかなかった。
でもその楽しみもあるって感じ。
読んだ後に気づいたんですか?それとも何かのレビューか見て気づいたんですか?
読んだ後に。
読んだ後にちゃんと自分では気づけるんだ。
それがすごいんですよ。
これ電子書籍では絶対に無理。めくれないからね。
二つ目のポイントが、
人間関係の重要性
一冊の本はほぼ人間関係でできてるっていうポイントなんです。
本って簡単に言うと紙とインクでできてるっていうふうに思いがちなんですけど、
この作品読んだらたくさんの人の思いでできてるんだなって思わせられるわけなんですよ。
この主人公というかこの小説の中に出てくる主人公が、
亡くなった父親の幻の原稿を探す話ってさっきお伝えしたんですが、
関わってくる人たちが結構すごくて、
他にも母親、兄弟、編集者、構成する人、父の愛人とか他にも色々編集者も含めて出てくるんですけど、
ただ家族と出版業界の人たちが色々出てくるんですねっていう話じゃなくて、
この本って一人の作家だけじゃ作れないんだっていう、
そういった制作の裏側まで思いを馳せちゃうものなんですよ。
これがね、すっごい難しい。
物語もそうなんだけど、言えないんだけど、
でも本ってそういうものなんだなって思わせられる作品なんですよね。
例えば、ゾンビ映画とかって、
ついついわーって逃げてる人間の、例えば主人公とかだけがフィーチャーされがちじゃないですか。
でもゾンビ映画っていうぐらいだから、ゾンビ一人一人に人生があるわけですよね。
一人一人のゾンビがいなかったら成り立ってないわけですよ。
ウォーキングデッドとかね、まさに。
ゾンビ映画って言われるぐらいだし、
人の主人公だけがいても別に何も起こんないじゃないですか。
やっぱりその他ゾンビだったりエキストラだったりとか、
ADさんだったりとか映画監督とか、いろいろいてその作品が成り立ってる。
でも見てるときってあんまそこまで考えられないでしょ。
そのゾンビ出ましたけど、ゾンビってあれ何を求めてるか知ってます?ゾンビの目的。
え?
ゾンビ映画でゾンビは何を求めてるか知ってますか?目的。
だいたいゾンビ映画の設定って。
え?あるんですか?何か求めてるの?
ゾンビって何で歩いてるんですか?
何で歩いてる?
え?何で歩いてる?
うん。
あれ何だっけ?吸い寄せられてるんだ。人間の方に行きますもんね。
そうそうそう。
友達?
いいです。あいつはみんな、俺と友達になってくれって言ってる。
でもなんか仲間探しではあるじゃないですか。
仲間探しの旅では。
そういう風に見てるの?
え?だってゾンビって結構仲間増やしていきますよね、どんどん。
グシャーって首噛んで、仲間になろうみたいな感じで、仲間ですみたいなのになりますよね。
え?
まあまあそういう風に見てた。
何なんですか?答えは。
あれもなんか設定としては、人間の血肉をとにかく食べたい。内臓を食べたいんだったっけ?忘れたけど、そういう設定でいるんだよね。
ずっとその、生きてはいないんだけど、脳の一部が何かを食べたいっていう機能だけ残して、彷徨ってるっていう確か設定だったんじゃなかったかな、ゾンビ映画って。
あ、面白い。大腸がね、やっぱダイニングインの脳って言われてるからってことなのかな?
違うと思いますけど。
違う、まあまあ。
腸内細菌みたいな話じゃん。
そうそうそうそう、ね、っていう話。
じゃあね、ということで、だからゾンビなんですよ。
で、3つ目のポイントが。
ゾンビなんですか?
何の話だったっけ?
人間か、そうそう、一冊の本はほぼ人間関係でできてるっていう。
ゾンビじゃなかったよね。
話で。
見出しがこう、結局ゾンビなんですよって出てる。
ゾンビ映画もゾンビに支えられてますよっていう。
ゾンビに感謝っていうことで。
伏線回収の驚き
3つ目のポイントが、ない背筋がゾクゾクする伏線回収っていう。
もう私、背筋ないんですけど。
あ、背筋ないんです。
ないんですよ。
これびっくりする。
自分の話なんです。
私のない背筋なんです。
それがないのにゾクゾクしちゃうぐらいの伏線回収。
だいたいそうそう、背筋がゾクゾクしないんじゃないか。
背筋とか。
背筋だから、どっちか背骨のあたりだよね、ゾクゾクするのって。
背筋はゾクゾクしないよね。
なるほどね、確かに。
ゾクゾクするとき背筋だと思ったの?
でも背筋ないんでしょ?
何がゾクゾクしてたんですか?
いや、背筋ですよ。
でもない背筋がって。
これなんか哲学の問題になってくるんですけど、
ないって私は思ってるけど、
全くないわけじゃないっていう意思がある、背筋に。
背筋に。
っていう話でした。
背筋がゾクゾクする。
池早さんも周平氏もゾクゾクしちゃう背筋なんですけど、
例えばね、大切なプリン、
池早さんの大切なプリンがあったとするじゃないですか。
ちょっとだけちょうだいって言って、食べるとしてね。
いいよとか言って、めっちゃ大事なプリンです。
もう絶対に自分が食べたいプリンなのに、
ちょっとだけちょうだいとか言ってもらった人がいて、
後々、後日気づいたのが、
あの一口でかかったなみたいな。
そういうときゾクゾクするじゃないですか。
しない。
どういうゾクゾクですか、それ。
怒り?
怒りではないんですけど、
あの、ちょっとちょうだいって言ったのって、
でかい意味だったんだみたいな。
でかい一口って意味だったんだみたいな。
後で気づくゾクゾク。
後で気づくゾクゾクってあるじゃないですか。
例えば、よくホラー映画とかでさ、
マンションで殺人事件がありました。
で、新しいよって話を聞いて家に帰ったときに、
警察が来て、
マンションで殺人事件があったんですけど、
何か犯人目撃してますか?
たまたまエレベーターですれ違った人がいて、
あの人かもしれないって言おうと思ったけど、
忙しいから見てませんっていう風に警察に答えたと。
そしたらその警察が、
その後、いやーって何もなく終わったんだけど、
その後気づいたら犯人が警察の服着て、
俺を見たかどうか。
これがゾクゾクじゃないの?
確かに、それもゾクゾクする。
それのゾクゾクとプリンのゾクゾク一緒なの?
人間模様の違いだけど、
どっちもゾクゾクはするかなって。
ちょっとじゃなかったんだみたいな。
あれ?
警察の人犯人だったなとプリンが。
例えば、餃子。
じゃあ私がね、
今日餃子にするねって言うとするじゃないですか。
で、わー楽しみだなって言って、
肉まん作ったら、
餃子じゃなかったんだって思いません?
ゾクゾクするゾクゾクする。
難しいね、これ例えが。
ちょっと、そっか。
まあまあいいんですけど、
そういう意味合いなんですよ。
で、ちょっとね、
後から振り返った時に、
この本自体がそういうね。
こう思ってたのに違ったんだみたいな。
最初からそう言えばいい。
なんで餃子とか肉まんとか出てくるんですか?
できるだけわかりやすくしようと思って。
遠回りというか別の世界に来てるんで。
そう。
とにかくそういう伏線回収が巻き起こる作品で、
私その伏線回収とか、
どんでん返しっていう本が大好きなんですよ。
この本に限らずなんですけど、
その作家の手のひらの上でコロコロ転がされてる感。
自分はこうと思ってたのに、
作家の術中にハマってたみたいな時って、
めちゃくちゃ嬉しくなっちゃうんですよ。
最後まで読んで。
嬉しいんだ。
そういうのどんでん返しとかお好きじゃないですか?
好きです。
めっちゃすごいなって思いません?
どっちかというと、
なんでわからなかったなと悔しいって思うんですけど。
ちょっと悔しい感じ。
悔しさか。
嬉しいみたいなのあんまりくないか。
本当ですか。
やった、術中にハマってたみたいな。
どんな術?
先々をちょっとこうなるんじゃないかなって、
物語の魅力と伏線の重要性
ある程度予測しながらミステリーも読むけど、
それを見事に裏切ってくれた時が本当に嬉しくて。
鮮やかに裏切られた。
よくぞやってくださいましたって思うんですよね。
それすごくわかりました。
よかったよかった。
この作品のすごいところって、物語だけじゃなくて、
やっぱり紙の本っていう物理的に最初から伏線をはめてるとこなんですよ。
存在自体が伏線になってるってことか。
本当そう。
最後伏線回収された時に、
背筋1本目から2本目から3本目までビリビリビリってくるみたいな。
3本しかない。
何本あるんだろう?わかんないけど。
筋繊維失礼だ。
背筋続々ってした後、もう1回読み返してしまうみたいなもので、
この伏線回収大好きな人はぜひ読んでいただきたい。
気になります。
最後お伝えしたいのは、この作品ってただ、
なんとなくパッと見ライトノベルっぽいんですよ、表紙も。
イメージね。
なんだけど、私本当に久しぶりに感動した本なんですよ、これが。
っていうのも、ただ読むっていうよりは、読書体験が問いになる感覚みたいなのがあって、
あなたはこの違和感気づけましたか?
ここの意味ちゃんと拾えましたか?とか、この作品どこから作ったと思いますか?とか、
軽いミステリーで終わらせられない、読み方そのものを見つめ直すきっかけにもなるし、
とにかくこの作者のものづくりへの姿勢がとんでもないんですよ。
これ言えないのがもっと悔しいんですけど、
相当根気と熱意と紙の本への愛情がないと、これは完成しないんですね。
だし、この作者だけでは必ず成立しない本。
いろんな人の協力がないとできない本。
そのものづくりへの感動がここにあって、それで紹介したかったんです。
クリエイティビティってそういうことか、みたいな。
本当にただただ物語を書いて作りましたっていうよりは、
相当なパッションがないと完成しないよっていうことでございました。
紙の本への情熱
面白いですね。
こんな要するにSNS、ネットとか電子時代に、
あえて本当に紙じゃないと体験できないっていうものは何か意思を感じるよね。
何かそういう文化に対する投げかけというか、その本自体っていうかね、存在自体が。
そうそう。やっぱり電子集積が多くなってきた中で、
この方ももしかしたら紙の本でしか作れないものを作りたいと思われたのかなとか思ったり。
でもやっぱりいろんな方の協力で物って作るんだなーって思いましたね。
いや、すごい。ネタバレ一切なしで。
すごい、めちゃめちゃ読みたくなった。
良かったです。どんでん返しとかって何か最近、いつか読まれました?
どんでん返し?どんでん返しは?
これまでの本。
あ、本で?
うん。伏線回収系とか。
え?あんまり?
思いつくと思いつく。
でも池原さんこういうのはあんまりね、読まないって。
難解な本が多いだろうから。
そうですね。
伏線回収系は?
いわゆるメタミステリーみたいな。ミステリーの中でまたミステリーを描いてるみたいな。
よくあるのは、作品の中に今自分が読んでる本が出てくるみたいな。
ああいうのは好きで。
僕がドグラマグラって、今日ドグラマグラ紹介するとこっち紹介するから悩んだんですけど、
ドグラマグラ。
あれはどんでん返しではねえな。
あ、でもミステリーですよね。
ミステリーですね。
好きで読んでますね。
あ、そうなんですか。
私それ読もうか迷ってた。なんかちょっと気になっちゃった。
ドグラマグラは読んでみてほしいです。
あれも読めないです、普通は。
難しい。それも難しいですか。
あれは読むと気がくるって言われてたやつ。
あれ子さんがとんでもないことになっちまいそうだった。
逆に今あれだからめっちゃ普通になるかもしれない。
逆に戻っちゃうね。可能性としてはありましたね。
はい、ということで、あなたはどうですか。なんか読みたくなりましたか。
今日の番組の感想だったりリクエストとか、自分はこういう伏線回収の本読みました。これ面白いですとかもですね。
よかったら、ハッシュタグ本妻、本は漢字、妻はひらがな、本妻というハッシュタグでSNSでのシェア、もしくはコメント欄でお寄せください。
私たちも読ませていただきまして励みになっております。
すっと言えますね、今日はね。紹介を。
そうです。すべてをすっと言う幸ある子ですね。
本が出てこない。
そうです。どうですか。あなたは。
たまに違う人が脅威しちゃう。
ちょっと統治法使ってる。
ミステリーお好きでしょうか。いろんなね、小説があると思うので、またリクエスト、こんなテーマを取り扱ってほしいとかいうのもね、よかったら送ってください。
ということで、この後ね、楽屋特例、振り返り含めて。
本も振り返っていきまーす。
はい、ということで次回もお楽しみにー。
あ、忘れた。
24:01

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