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2025-12-03 18:26

#16 負の刺激を創造力の燃料とする『習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法』

日本茶を淹れながら、『習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法(ジョッシュ・ウェイツキン 著)』についてご紹介します。


より小さな円を描く/時間の流れを緩める/負の刺激を創造力の燃料とする


収録後記、書き起こしはこちらのnoteに!



🍵 本日のお茶 🍵

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📕 本日の本 📕

『習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法』

ジョッシュ・ウェイツキン (著)

https://amzn.to/4piKpeu



👤 スピーカー 👤

Fuyuto


「静けさのデザインとケア」を通して、創造性の器を育む、Studio Stillnessとして、コーチング、プログラム開発などを行っています。


Instagram → https://www.instagram.com/___fuyuto/

note → https://note.com/honcha_honcha

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こんにちは。本茶本茶へようこそ。
毎回一種類のお茶を味わいながら、一冊の本をきっかけに、緩やかに語る時間です。
静けさのデザインとケアを通して創造性の器を育む、スタジオスティルネスのFuyutoがお送りします。
毎週水曜日19時に更新しています。
今日、ご紹介するのは、ジョッシュ・ウェイツキンさんという方が書かれた、
『習得への情熱―チェスから武術へ―上達するための、僕の意識的学習法』という一冊になります。
過去、『稽古の思想』という本を一度ご紹介したことがあったんですが、
久しぶりに、身体論、あるいは習得論的な分野に戻ってきました。
この本はですね、実はもう10年以上前の本になるんですが、
習得する本文では、アート・オブ・ラーニングということについてのさまざまなヒントを語った本になります。
ユニークなのが、2つの事例を元にしていて、
1つはチェスですね。
チェスの振動と呼ばれるほど才能があり、
12歳でインターナショナルマスターというのがあるんですが、
になったり、全米チャンピオンになったり、世界でも活躍し、
さらにそれが映画になったような、そんなチェスの事例と、
全く別の、今度は対極拳、
推手という競技があるんだそうです。
これは一人でやるわけではなくて、
2人で1対1で組みながら、
相手を押したり引いたり、倒す対決のような競技。
この全米選手権であったり、世界選手権の覇者の方の事例。
この辺りから、習得するということについて語られるのですが、
面白いのは、このチェスの事例と対極拳の事例が同一人物であると。
著者のジョッシュ・ウェイツキンさんこそが、
このチェス、そして対極拳、一見すると異なるフィールドで、
両方とも非常に高い習得を生み出し、
そして結果を出しているということになります。
ご紹介したいポイントは本日の3つで、
より小さな円を描く、
時間の流れを緩める、
負の刺激を想像力の燃料とする、
こんなようなトピックから、この本をご紹介していきたいと思います。
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では、その前に、まずは一緒に楽しむお茶から、
今日のお茶は、ヤベヤ好み本家というお茶屋さんの、
ホイロ式ヤメ茶というものになります。
このヤベヤさんというのは、福岡県ヤメ、
お茶でとても有名な場所だと思うんですが、
の江戸時代から続く、すごい老舗の茶商になりまして、
さらに、僕も知らなかったんですが、
このヤメ茶ということ自体の名付け親、そんなお茶屋さんだそうです。
そして、このホイロ式ヤメ茶のホイロ式っていうのはですね、
火入れのやり方なそうなんですけれども、
炭火の上に和紙をひいてですね、
その上に茶葉をばーっと広げながら、
乾燥して火入れをする作業、そんなやり方だそうです。
やっぱり炭を使うので、塩赤外線効果というのがあって、
この茶葉を芯からこう温めて、風味が豊かになるっていうことだったり、
少し独特のホイロ香という香り、そんなものを楽しめるお茶だそうです。
飲んでみるとですね、やっぱり非常に奥深い感じで、
舌触りとか味は美味しい日本茶、煎茶っていう感じなんですが、
鼻に抜ける香りがやっぱり少し独特なかぶせ茶のようなというか、
味と香りと少し違う種類のお茶を同時にいただいているような、
そんな味わいになっています。
このホイロ仕上げのお茶なんですけれども、どうやって出会ったかというと、
ほんちゃほんちゃとはまた別にですね、
友人2人と3人でコーヒーとかお茶とかを飲みながら探求する、
こちゃこちゃというコーヒーの子に茶を2回繰り返す、
まあそういうポッドキャストをやろうかなっていう準備を今していまして、
そのうちの1人が屋根にお住まいだったりもするので発見されたそうで、
しかもですね、このホイロ仕上げっていうのは飲める季節があるようで、
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この秋口から春前まで限定だそうでシェアしてくれたお茶になっております。
さて、では今日はこのホイロ仕上げのお茶を飲みながら、
本のご紹介に戻っていきたいと思いますので、
皆様お好きな飲み物とともにお楽しみください。
この「習得縁の情熱」という本なんですけれども、
どうでしょう?皆様あれですかね、チェスとか対極拳に親しみのある方って聞いてくださっている方の中にいるのかな?
僕自身は両方ともあまり縁がなく、試合を見たことすらないかもしれないんですけれども、
たまたまXでこの本に関する内容が流れてきて、
そのいかに人が習得していくか、そのプロセスに興味があったので、手に取ったそんな本になります。
早速一つ目の切り口の、「より小さな縁を描く」ということから始めていきたいんですが、
これはですね、習得をしていくための学習法として一つ、この著者が発明をしたものなんですよね。
このより小さな縁というのが何なのかというと、チェスでもそうですし対極拳でもそうですが、
一番シンプルで一番小さな動きとか技から始めるということになります。
例えば対極拳の修行というのはですね、各基本原理を洗練させるということをとにかく続けるらしいんですけど、
例えばそのよく映画であるような大きくダイナミックな動きではなくて、
ほんとシンプルにですね、足を開いて両手を15センチぐらいちょっと押し出すだけ。
この非常にシンプルで小さなものの洗練から始めるというふうに言っています。
こういうめちゃめちゃシンプルなタイプの練習を続けていると、
その身体の中に立つ本能とか、さざ波とか、あるいは自分の体それぞれの場所の緊張に気がつくようになると。
そういう余計な緊張を一個一個、何ヶ月もかけて解消していくことで、新しい感覚の世界に入っていけると話しています。
これをですね、ジョッシュさんが言うには、量質の基礎を吸収し、緊張を解消し、
エネルギー感覚の意識を高めるための包括的な実習方法、そんなふうに表現をしているんですね。
さらに、この一つのシンプルなテクニックのコツとなる原理というものが、
大極限のシステム全体に広がる基本原理と全く同じものだということに彼は気づいたんだそうです。
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それが、より小さな円を描くというもの。
さらに言うと、チェスでも同じようなことがあるそうで、複雑性を排除した局面をとにかく研究するということから彼は始めたそうです。
僕もちょっとチェスに詳しくないのであまり分からないんですが、
チェスって始めのほうですね、オープニングというそうなんですが、
というのは取り得る選択肢がもう無限にある非常に複雑なタイミングで、
逆に終わりのほう、だんだんとそのコマが取り合って対局が進んできたエンドゲームというところは、
非常に選択肢も絞られてくる、シンプルになっていくということで、
周りの子どもがオープニングばっかり学んでいる間に、
このジョッシュさんはエンドゲームを徹底的に基礎的に学んだということをお話をしていました。
そういったことをまとめた一文を最後紹介すると、
まず課題となるテクニックのエッセンス、
例えば高度に洗練され、自分の中に深く吸収した身体メカニズムまたは感覚に触れ、
その上でエッセンスの浸水だけを保ちながらテクニックの外側を徐々に小さく凝縮させていくこと、
こんなふうに語っています。
やはり難しく複雑なことの訓練をしていくときも、
どちらかというとその中心の浸水にフォーカスをしながら、
そこを外さずにどんどんどんどんより小さな円を描いていく。
そうすることで深く深く本質的なところの鍛錬につながる。
そんなことなのかなと個人的には理解をしています。
そして2つ目が時間の流れを緩める。
これはですね、この著者が対極拳の大会、
先ほども申し上げたようにこれは型の大会ではなくて実際にこう倒し合う、
そんな大会なんですけれども、手を骨折した、
その時に時間がゆっくりと流れて本質だけに集中することができた、
そんな体験談を語っています。
もちろん流れている時間自体のスピードは変わっていないはずなので、
何か自分の内部の知覚がゆっくりになる現象、
これを時間の流れを緩める、そんなふうに表現をしながら、
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どうすればこの自分が骨折をしていない通常の時にも時間の流れを緩められるだろうか、
そんなことを探求しながら書いたパートになります。
このポイントはですね、無意識と効率的な関係を持つということだと話しています。
もう一つ言うと、直感というものが意識と無意識の橋渡しをする、
その機能をうまく活用することだそうです。
本文中ではチャンキングという言葉で語られるんですけれども、
非常に基礎的なことから多くの情報を取り込んでいくとですね、
自分の中に体系的にネットワークとしてその様々な知識や経験が系統立てられる、
そして神経経路が開拓される、
そういうチャンクが頭の中でよりまとまっていればまとまっているほど、
少ない意識で多くのものを見られるということ、
そんなことが起きるんだそうです。
目の前で起こる様々なことに初めて体験すると、
その一つ一つがバラバラなものとして意識で対応してしまうので、
あまり多くのことが見えない、いっぱいいっぱいになってしまうところ、
目の前に起きているものがうまくチャンキングされた一塊として、
一部無意識の方で対応できると、
それ以外のとても微細な部分であったり、
本質的な部分に意識を向ける余力が残っている、
そんなことをした結果、
同じ時間の中でもより多くのことを意識的に見ることができる、
結果的に時間がゆったりと流れているように思える、
そんなことがポイントだそうです。
さらに言うと、それをうまく発動させる鍵は、
意識をしっかりリラックスさせて、
何の妨げもなく流れるように無意識を活用すること、
そんなように書いています。
そして最後のポイントが、
負の刺激を想像力の燃料とする。
これは、若かりし頃、チェスプレーヤーとして、
この著者が何よりも先に乗り越えなければならなかったことが、
無作為に、ランダムに起こる予期せぬ出来事があっても、
気が散らないようになることだった、というふうに書いています。
その後、チェスや対極拳の様々な実践を通して、
大切だと思う、こういう予期せぬ出来事への向き合い方を、
こんな一文にまとめています。
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第一段階は、風に吹かれる草の葉のように、
自分の気を散らせるものだけを柔軟に受け流せるようになること。
第二段階は、自分の気を散らすものを利用して、
本来は試合を台無しにする根源だった、
それをインスピレーションの源に変えること。
そして最終段階は、そういうインスピレーションを得られる状況を、
自分の心の中だけで再現できるようになること。
例えばスポーツ、仕事、勉強、様々なことをやる中で、
予想外の不足の出来事というものは、いつでも起こり得ることだと思います。
彼は第一段階は、それを柔軟に受け流す。
もう少し成長すると、それを逆手にとってインスピレーションの源に変える。
彼はミュージシャンも役者も運動選手も、哲学者も科学者も作家も、
小さなミスから素晴らしい何かを想像できることを知っている。
そんな風にも述べています。
まさにアクシデントを逆手にとる。
そしてこの最後がとてもお気に入りなんですが、
最終段階は、そういうインスピレーションが得られる状況を、
自分だけで再現できるようになる。
何か不足の事態が起きなくとも、
自分の中であえてそういうような揺らぎを生み出しながら、
それを自ら乗り越えて新しい境地にたどり着いていく。
まさに何かが起きてもそれを逆転して使うっていうところがまだまだ二流で、
その上の人たちは自分の中でそれすらをコントロールしていく。
そんな凄さを感じた文章になっています。
この本はそれ以外にもですね、
様々な習得の技法について述べられているんですけれども、
やはりこの習得ということにも、
個人がどう創造性を発揮していくか、
自らそういう環境をどう生み出していくか、
そんな僕自身の興味ともつながるところをやはり感じる一冊となっております。
ぜひご興味のある方は手に取って見ていただければと思います。
本日は、
やべや好み本家のホイロ式やめ茶をいただきながら、
ジョッシュ・ウェイツキンさんの書かれた
習得への情熱、チェスから武術へ、
18:01
上達するための僕の意識的学習法をご紹介いたしました。
また、ノートにて書き起こしと本のご紹介、
そして収録公表を投稿しておりますので、
そちらもぜひ概要欄からご覧ください。
それではまた。
18:26

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