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2025-11-05 13:56

#12 本が呼びかけてくる暮らし『図書館を建てる、図書館で暮らす:本のための家づくり』

台湾茶(烏龍茶)を淹れながら、『図書館を建てる、図書館で暮らす:本のための家づくり(橋本麻里, 山本貴光 著)』についてご紹介します。


バックグラウンド脳/本から呼びかけられる/役に立っちゃう


収録後記、書き起こしはこちらのnoteに!

https://note.com/honcha_honcha/n/nefe5ab15e04e?app_launch=false


🍵 本日のお茶 🍵

https://tian-xiang.jp/products/lia0003


📕 本日の本 📕

『図書館を建てる、図書館で暮らす:本のための家づくり』

橋本麻里, 山本貴光 (著)

https://amzn.to/3XgBfT7


👤 スピーカー 👤

Fuyuto


「静けさのデザインとケア」を通して、創造性の器を育む、Studio Stillnessとして、コーチング、プログラム開発などを行っています。


Instagram → https://www.instagram.com/___fuyuto/

note → https://note.com/honcha_honcha

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こんにちは。本茶本茶へようこそ。
毎回一種類のお茶を味わいながら、一冊の本をきっかけに緩やかに語る時間です。
静けさのデザインとケアを通して創造性の器を育む、スタジオスティルネスのFuyutoがお送りします。
今日ご紹介する本は、橋本麻里さん、山本隆光さんというお二人が書かれた
『図書館を建てる、図書館で暮らす:本のための家づくり』という一冊になります。
学芸プロデューサーでありライターの橋本麻里さん、そして文筆家の山本隆光さんご夫妻が、
ご自身のご自宅を森の図書館、これは外部からの方を招くというよりも自分たち専用の図書館として新築する物語になります。
ご紹介したいポイントは三つ。
バックグラウンドの本から呼びかけられる、そして役に立つのではなく役に立っちゃう。
この三つの切り口でご紹介をしていきます。
その前にまずは本日のお茶から。
本日のお茶はですね、台湾烏龍茶の水玉というんですかね。
翡翠の水に玉という品種をいただいています。
これは台湾で新しく品種改良をされたお茶の種類だそうで、
しっかりと焙煎の香りもしながら、結構気軽にですね、ごくごく量も飲めるような美味しい烏龍茶になっています。
このホット烏龍っていいですよね。
やっぱなんかちょっと秋とか寒くなってきたぐらいに温かい烏龍茶がどんどん美味しくなっていく、そんな季節だなぁと思っています。
皆様もぜひお茶を片手にお聞きください。
では本題に戻りまして、この本は橋本さんと山本さんお二人で自分たちだけの森の図書館を新築していくという物語なんですけれども、
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図書館を作るための土地を探して建物を設計し、住基を調達し、で、引っ越しをして暮らす。
この全部が本を中心に進んでいくと。
誰もが憧れるような、もうすごいんですよね。
壁一面の本棚どころではなく、どこを見ても本棚っていう、本が主役として自宅を図書館にしてしまうというような体験が味わえる一冊になります。
これでも羨ましいなぁと思いつつですね、ご夫婦で蔵書が5万冊ぐらいあるらしくて、
もうそこまで行くとあれですね、羨ましいを通り越してなんかもうあっかんという感じなんですが、
これもしかしたらご共感いただける方いるかもと思いつつ、
僕結構人の本棚見るの好きなんですよね。
とか、何て言うんでしょう、カバンの中に何入っているみたいな企画をたまに雑誌とかYouTubeとかでやられている方いると思うんですけど、
結構ああいう持ち物とか本棚見るの好きだったりして、
この本ももちろん文章でつらつらと書かれているところがありつつですね、
あいまいまに結構本棚の写真がたくさん入っているので、それだけを見てもですね、なかなか楽しい、そんな一冊になっています。
全然なんか意味ないんですけど、その中に自分が持っている本とか見つけるとなんか嬉しくなったりしてですね、
たとえば赤城明人さんの工芸とは何かとか、上場佑子さん山崎晃子さんの現代手稽古みたいなものを見つけると、
あ、持ってます持ってますみたいな、なんか一人ごと言っちゃうような、そんな楽しみもあります。
では早速一つ目のキーワード、バックグラウンド脳からいきたいと思いますが、
これは本文中に本とか書物とどう付き合えばいいのか、あるいは向き合えばいいのかっていう問いに答えを一つ提示してくれているような場面です。
少し引用します。
それが立体的な空間に本棚を配置し、そこに紙の本を並べることの積極的な意義では、
ページを開いて、読むまでもなく何らかの分類に従って配下されたジャンルごとのブロックや流れを眺めているだけで、
置かれた本を読んだ時の記憶が蘇ったり、未読であってもその本と繋がる知識が呼び出されたり、
さらに連想が働いてひらめきが生まれたり、といった知的活動が脳内で自動的にスタートする。
これは目的があって必死で考えるというより、バックグラウンドで脳が勝手に動いているイメージだ。
これは非常にありがたいお言葉ですよね。
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フィジカルな本を並べておくことで、バックグラウンドで脳が勝手に動いているということが起きるということを話されています。
これを読んだ時に、読書についてという本があって、ショペンハウエルさんが書いた本なんですけど、
そこで結構読書について厳しめに書かれている本なんですが、
読書というのは他人が考えたことを反復的にたどるという行為なので、
自分の頭でどうやって思考、思索するかということをしないと、単純にそれにのっとられてしまうというか、
そんなようなことを書いている文章があったと思います。
そこで書かれている思考というのは、どちらかというとがっつり考えに行くということなのかもしれないですけれど、
そういうがっつり本を読んで、がっつり思考しに行くということ以外にも、
何か特定のテーマについて、無意識でというか、バックグラウンドで何となく脳が考えながら、そこに本の栄養というんですかね。
もちろん文章的な、コンテンツ的なものもあれば、何か先ほど引用した記憶がよみがえったり、
何か連想が働いたり、そういうインスピレーションや栄養、なんか刺激みたいなものを与えてくれる、
そういう書物とか本の活用方法があるんだなということを思いました。
2つ目のキーワードは、本から呼びかけられる。
これは山本さんが、ある日寝ようと思って電気を消して、階段を上がって寝室に向かっている。
その時に階段にもずらーっと壁一面の本棚があるんですけれども、
ふとその中のちくま文庫の鎌倉仏教という本がいきなり目に飛び込んでくると。
別に意識をしていたわけではないんだけれど、
そういえば数日前にご友人の方が鎌倉のお寺だったかな、
についての何か講義をされているっていうのを聞いたことを思い出して、
ふとその本に呼びかけられたような気配を感じる。
で、目次をパラッと見てみると、
なんか今気になっている学術の歴史に関連する箇所がたまたま目に飛び込んできて、
それをパラパラめくりながら引用されている本、引用されている資料を検索すると、
Xで何の難関にこういう記載があるという情報を得て、
そこから本を注文したり、先ほど引用したページを写真に撮ったり。
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寝ようと思って階段を上っている中からついつい本に呼びかけられて、
そこから本を開いて探索、探求が始まっていく、そんなことを書かれています。
これはもう一つやっぱりリアルなフィジカルな本のいいところだなっていうのはありますよね。
僕も資料的に引用とかデジタルでしたいものはたまにKindleも使うんですけど、
ほとんどの本は紙で購入をしてしまっていて、
確かに買った時以来忘れていたんだけど、急に今目に入ってくるみたいな本が確かにあって、
呼びかけられるタイミングがあるなということを感じていました。
これももしかしたらさっきのあれですよね、バックグラウンドで脳が動いていると、
そことリンクするものが見えてくるとか浮かび上がってくる、呼びかけられる、
そんなタイミングなのかなと思うのと、
やっぱり呼びかけられたら乗った方がいいんだなというのはこういうことを見ると、
それで開いてみると何かしらの出会いがあるかもしれないしないかもしれないですけれど、
そういうふうにいろんなものを深めていくというのは楽しいなと改めて思いました。
そして最後のキーワードが、役に立っちゃうということですね。
これも山本さんが役に立つかどうかとは関係なく続けてきたことが、
状況との巡り合わせによって仕事にもなったわけであるという一文を書かれていて、
役に立つということが自明なことばっかり追いかけると、役に立っちゃう。
どっちかというとセレンディピティ的な、たまたま結果的に役に立つというケースを見落としてしまったり、
出会えなかったりするんじゃないか、そんなことを書いています。
これは必ずしも読書だけじゃないなというふうには思うんですけれども、
やっぱり最近この役に立つということはもちろん大事ですよね。
タイパコスパの時代の中で、役に立つかというのを早めに見極めるということも大事だと思う一方で、
なかなかこの役に立つかわからないけど続けてみるということの面白さが、
めぐりめぐって役に立っちゃったということも、人生変えりみるといろいろあったなあなんていうことを思います。
結構なんかこの役に立ちますかという質問ってよくありますよね。
例えば、僕は社会人7年ぐらいやった後に2年間海外に留学をした経験があるんですけど、
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そういう留学の時にも役に立ちますかという質問を結構もらったし、
ここ数年作道の稽古をしているという話をすると、
どんなことに役立ちますかという質問をいただくことも多いなと思います。
そういう時にもちろん役には立つんだけれど、役立ちますというよりは、
役に立っちゃう瞬間がありますという方がリアルだし、誠実だなあということがつい最近も思ったりしています。
こういうふうに役立ちますよって言ってしまうと、それ以外の可能性にふたをしてしまうような、
なんかわからないですけど、今今こんなことに役立ちました、役に立っちゃいました、
他にもあるかもしれませんけどねっていうような方が、
この人生を楽しく生きるためのリアルかなあなんていうことを思い出しながら読んでました。
ぜひですね、本好きな方は読み物としてもそうですし、写真を見るものとしてもお読みいただければ楽しいかなというふうに思います。
今日は台湾烏龍茶の水玉をいただきながら、
橋本まりさん、山本たかみつさんの図書館を建てる、図書館で暮らす、本のための家作りをご紹介しました。
また、ノートにて本日の書き起こしと本のご紹介、そして写真や収録後記を投稿しております。
そちらもよろしければぜひ。
それではまた。
13:56

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