#184 教育委員会って何? ゲスト:信州大学 荒井英治郎さん(前編)
2026-07-13 35:22

#184 教育委員会って何? ゲスト:信州大学 荒井英治郎さん(前編)

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「〇〇って何?」として、信州大学の荒井さんに聞いちゃうシリーズ始まりました。前編は「教育委員会って何?」なぜ入学式に来て挨拶をしているのか、なぜ不祥事があると謝っているのか、組織のことがよく分かっちゃいます。



《 ゲスト:信州大学 荒井英治郎(あらいえいじろう)さん 》


【プロフィール】

・信州大学 教職支援センター 准教授(博士) 

・東京大学大学院教育学研究科を経て、2016年から現職(同センターの地域連携部門長)

・ 専門分野:教育学(教育行政学、教育法学、教育経営学)、オーラル・ヒストリー



【主な社会貢献活動】

信州学び円卓会議・座長、長野県働き方改革検討委員会・座長、信州型フリースクール認証制度検討会議・座長、長野県不登校児童生徒等の学びの継続支援に関する懇談会・座長、文部科学省教育研究開発企画評価会議協力者、文部科学省「特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業」企画評価会議委員、経済産業省「未来の教室」実証事業・助言者、松本市教育顧問、評議員。一般社団法人ペタゴージャパン理事、一般社団法人ライフ&ワーク理事、学校法人軽井沢風越学園学校評議員など。





《 つぼけん 》

大学の自主映画サークルで映像制作の面白さを知り、映像の制作会社に入社。カメラマンディレクターとして、北極🐻‍❄️から南極🐧まで世界各地で撮影をしてきた。現在は「月曜日に会いたい人をふやす」をテーマに、映像🎥・写真📷・Podcast🎤などメディアを横断して活動中。日本大学芸術学部講師。Zinstantクリエイター。



《 大ちゃん:大野大輔 》

「今日が楽しく、明日が待たれる学校であふれる社会」をつくるため活動中。全国の学校園で改革伴走型支援に尽力。伴走理念は「変わる」を「叶える」伴走者。

企業の教育Adviserや組織開発コンサルタントも兼務。(株)先生の幸せ研究所。鎌倉市学習者中心の学び推進参与。板橋区立板橋第十小学校CS委員。大阪市立長原小学校CS委員。など多数。著書に『研修リデザイン』教育開発研究所出版。

https://youtu.be/ZjwgoipmhPA


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サマリー

今回のエピソードでは、信州大学の荒井英治郎准教授をゲストに迎え、「教育委員会とは何か?」というテーマについて掘り下げます。教育委員会が学校の設置者としての責任を負い、謝罪会見を行う背景や、教育委員や教育長といった役職の役割、そしてアメリカの仕組みを起源とする「みんなで決める」という教育委員会の理念について解説します。また、教育委員会が単なる管理組織ではなく、学校を伴奏する存在へと変化しようとしている現状や、現場の負担軽減といった課題についても触れ、教育委員会の多岐にわたる役割と重要性を明らかにしました。

リスナーからの感謝とお便り紹介
こんにちは、ほぼ教育最前線あなたにかわって、私が聞きます。
始まりました、つぼけんでーす。
大ちゃんです。
あなたにかわって、大ちゃんとつぼけんの2人が学びのほぼ最前線を探検する番組です。
今日もよろしくお願いします。
お願いします。
さあ大ちゃん、今日はですね、お便りフォームに届いたお便りからいっちゃおうかなと思っております。
なんか嬉しいの来たらしいね。
嬉しいのがあるのよ。
送ってくれたのナオさんという方なんですけれども、読みます。
いつもほぼ教を拝聴しています。
ずっとコメントを送ろうか迷っていたのですが、今回大ちゃんが長屋のことを話してくださって嬉しくて思い切って送ることにしました。
私は長屋で働いております。
つぼけんさんと大ちゃんの掛け合いがとっても好きで、真面目なテーマでも重くなりすぎず、でもちゃんと心に届く。
その聞き心地の良さがあり、毎週更新を楽しみにしております。
ゲストの方も含めて、世の中にはこんなに素敵な人がいるんだと毎回じんわり感じています。
そっと背中を押してくれるような優しいラジオです。
誰かを否定せず、ただ後押ししてくれるこの番組がもっとたくさんの人に届いたらいいなと思っており、
補強を広めるお手伝いが少しでもできたら嬉しいです。これからも応援しています。
いやー嬉しいけど、間違いじゃないですよねこれね。
送る先大丈夫ですかこれ。
間違ってるから大丈夫だ。
嬉しいね。
ありがとうございます。
なおさんね、僕長屋のね、話したと思うんですけど、娘と長屋の体験イベントに行ったんですけどね。
ファシリテーションめっちゃ上手いですよ。
そうなんだ。
子供たちがね、梅ジュースを作るっていうのを、場のデザインしてくれたんですよ。めちゃくちゃ秀逸で。
そのなおさんですね。
だからね、僕らほぼ教育最前線だから、先生とか教育委員会の方とか文科士の方とか聞いてくれてるイメージを持ってるけど、
こういう保護者でもない若い方が聞いてくださってるってすごい嬉しいよね。
嬉しいね。
本当になんか楽しく、ただ喋ってるだけだとか認知してたけど、届いてるんですね。
届いてますね。
本当にじんわり感じてくださってるそうでありがとうございます。
なので、教育関係者の方とか保護者の方以外にも伝わるエピソードも作っていきたいなと思っておりまして、
ちょっと今日のテーマ行ってみようと思います。
教育委員会とは何か? ゲスト紹介とテーマ提起
教育委員会って何?
はい、というわけで、めちゃくちゃ処方を今になってやってみようということで、ゲストの方をお呼びしようと思っております。
今の何の言い方、ちょっと何かイライラがこもってましたか?
何かあったよね、今ね。文字ベースにすると、たぶん今イライラマークついてましたよね。
確かに、何か考えたことないかもね。
学校の先生はさ、だって自分たちだって子供の頃があったから先生はイメージがつくけど、
教育委員会って何者っていうのは改めてゲストの方に伺ってみようというふうに思っております。
いいですね。
それでは最前線に行ってみましょう。
それでは本編です。
今回のテーマ、教育委員会って何?ということでゲストに新州大学、新井英二郎さんお呼びしております。
新井さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。大ちゃんついにですね。
待ってましたですからね。結構新井さんとはやりとりはしてるんですけど、ようやく出てくださいましたっていう感じなんで楽しみです。
楽しみです。新井さん僕も去年ですかね、一緒とお会いしたことがありまして、僕が撮った写真をたくさん使ってくれてありがとうございます。
こちらこそもう勝手にたくさん利用させていただいてます。
私の今のプロフィール写真はすべてツボケンさんで出来上がってますので。
ありがとうございます。
僕も新井さんもね、潜在写真全部ツボケンのやつだから。
今日うまく成功してまた撮ってもらえるように頑張ります。
よろしくお願いします。
ぜひ撮らせてください。
では新井さん、簡単に自己紹介をお願いいたします。
教育委員会の役割と座長の仕事
はい、お世話になります。
長野県にあります国立大学の新州大学というところで働いています。
新井というものです。今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
新井さんはご専門はどんなことになるんですか?
はい、教育学っていう学問の中でも、特に教育に関する人とか物とか金とか情報とかネットワークとか、主に仕組みについてすごく関心を持っている、そんな学問ですね。
すごい、今聞いただけでもだいぶ多岐に渡ってますね。
そうですね、はい。
今回ご出演いただくにあたって改めてプロフィールを見させていただいたんですけれども、とにかくいろんなところに所属されていて座長っていうのがすごく多いんですけど、座長ってどんなことをされてるんですか?
いろんなパターンがあるんですけれども、これから考えなくちゃいけない教育に関する課題とか問題っていうのが本当にたくさんあって、
誰かが考えてすぐ答えが出るものってほとんど今の時代ってなくなってきちゃってるんですよね。その意味ではほぼほぼ全てが応用問題なわけです。
例えばですけれども、学校の数を子供たちが減ったときにどうしたらいいんだろうかっていうことも唯一の解があるわけではないですから、皆さんで議論する必要がありますし、
これからの学びをどうしていくべきなのかというのも誰か一人が決めることではなくて、みんなで決めてみんなで作っていくっていうことですし、
というふうに誰か一人が物事を決めるっていう時代ではないので、多くの属性って言いますけれども、多くの立場の方やいろんな年齢の方や性別とかいろんな職業の方とできる限り対話をしながら一緒に決めていくっていうことをできればという思いを持って、
心理会とか検討委員会とかっていう会議体の仕事をさせていただいているので、今日のテーマの教育委員会っていうところとお仕事することは結構多いのではないかなというふうに思っています。
なるほど。
新井さん、大学の先生でいらっしゃるから、やっぱり学生さんに向かっては教えるということがあるかもしれないんですけれども、それ以外の会議とかでは、ある種のファシリテーター役を務めるってことが多いってことなんですかね。
そうですね、最近はすごく意識しているのはコミュニケーションデザインっていう言葉があるんですけど、もともと関係って作っていくものなんですけれども、初めて出会うとその関係ってなかったりしますよね。
ですので、お互いの立場を知って、お互いが見ている視界とか景色っていうものを共有するっていうことを結構大切にしながら会議の運営とかってするように心がけてはいるところです。
それもじっくり聞きたいところですが、大ちゃん、新井さんに聞きたいこともちょっと深みたいなと思って、まずなぜ新井さんを呼びたかったかからお願いします。
教育委員会への様々なイメージとその背景
新井さん呼びたい理由13個ぐらいあるんだよね。今座長やってるって言ったでしょ。新井さんが関わっている、これネットに上がってるから多分平気だけど、長野県のシェアミーティングっていう教育について考えようっていう場があって、僕そこに登壇させてもらったんですよ。
新井さんファシリテータでめちゃくちゃファシリテーション上手いですよ。そうなんだ。だからそれもできるし、あと結構いろんな研修の講師で新井さん行ったりもしているし、有識者で入ったりもしているし、もう何の人かよくわかんない感じ。
でも新井さんとよく話すのは仕組みのことなんですよ。特定の起きている事象とかコンテンツについてというよりかは、そもそもそれが何か起きている仕組みとか、根本的にあるここなんじゃないかっていう構造的な問題とか、そこをよく僕ら関心がって話すのね。
で、そこをやっぱり詳しいなって僕も思ってるし、新井さんにみんなにとってちょっとよくわかんないなって、僕特にね、そういえばこれなんだっけってやつを聞いてみたくなったから出てもらったっていう感じかな。
僕はもう新井さんのこと新井兄さんって呼んでるまで。
呼んでるね。
口休め張ってないですけど。
仕組みといえば大ちゃんもだいぶ仕組みの大ちゃんだけどね。
僕実はね、仕組みを発信したりとか登壇してよく話す時にかなり新井さんの資料とか参考にさせてもらってるんですよ。
初めて知った。
なんなら前回のほら僕の著作のアドバイスを新井さんにいただいてますから僕。
いいですね。
そういう人です。
わかりました。
じゃあそんなお兄さんに出ていただくということで、今回のテーマに入っていきたいんですけれども、本当に初歩の初歩ですね。
教育委員会って何というふうにしましたと。
我々の番組で言いますとシャープ82公開収録鎌倉の教育が止まらないということで、鎌倉市教育委員長高橋陽平さん、教育長さんって出ていただいたんですけど、教育委員会が何かっていうのは実は話ないですね。
本当に人によってはクレームを出す場所みたいな捉えの人もいるかもしれないし、先生たちを管理する場所みたいなイメージもあるかもしれないし、いろんな人がいろんな角度から見つめてるけど確かによくわかんないなと思って。
新井さん僕が教育に関わるきっかけになった話ちょっとしてもいいですか。
ぜひぜひお願いします。
これは番組ではよく話してるんですけど、担任の先生がね、長男が小学1年生の時の担任の先生、若い女性の先生だったんですけれども、いわゆるブラック拘束的なことでちょっとかわいそうなことがあって、その担任の先生に面談でこんなかわいそうなところ見ちゃったんですよってお話ししたんですよ。
そしたら若い女性の先生が、お父さんわかりますよと。しかし私の上には校長先生がいて、校長先生の上には教育委員会があって、私はその下部なんですっておっしゃったんですよ。
それがすごく悲しくって、何が彼女をこうしてしまったんだろうって思ったのが一つこの教育の番組やってるきっかけのうちの一つであるので、教育委員会って下部を縛る何かこう監督官みたいな、そんなイメージも一番初めにちょっとついちゃったんですけど、というわけでこのテーマになってる部分もあります。
はい、よろしくお願いします。
今お話しいただいたように教育委員会って結構皆さん聞いたことはあるんですよね、とりあえずとしては。一方でそのイメージってかなり人によって違うっていうのがあるんですよ。
例えば大学でもこういうお話をすることが多いんですけれども、皆さんにとって教育委員会のイメージって何?って大学生に聞くんです。そうするといくつか類型ができるかなと思うんですけれども、まず一つ目はよく学校現場にいる方々イメージはあると思うんですけれども、
教育委員会の修行式とか、あるいは修行式ですね、三学期の修行式の時にこの度担任の何々先生は教育委員会に異動になりますっていう風なフレーズが子供たちにとっては結構印象に残るようで、この先生は学校の人ではなくて教育委員会の人になるんだなっていうエピソードを紹介してくれる学生がいます。
こういうパターンですね。つまり教員が学校の先生が働く可能性がある場所っていうイメージが一つありますね。もう一つはテレビの影響、ドラマの影響ですけれども、何か問題が起きた時に保護者の方から教育委員会に訴えてやるとか、教育委員会に行ってやるとかっていうエピソード結構ありますよね。
そうすると今度は保護者の方からすると何か自分の可愛い子供たちを預かっていただいている学校で問題があった時にその現場では解決できない事柄を何らかのパワーを使って教育委員会は解決をしてくれるんではないかという期待とともにそこにいうことで事態が変わるんじゃないかという風なイメージがありますね。
もう一つはこれもマスコミ等の影響もあるかもしれませんが、様々な学校における不祥事事案っていうものが出た時に申し訳ございませんでしたという風な形や謝罪会見等々で本当に辛い場面ではありますけれども頭を下げていくという風なそういったことがあるんじゃないかなと思うんですけれども、
基本的には印象悪いんですね。
学生の中には今でも覚えてるんですけど権力機関だとか、悪の権下だとか、現場との乖離が著しいとかっていう風なフレーズで語られることがあるので非常にマイナス点が印象としては多い。
そんなような組織がイメージとしてはあるんじゃないかなという風に思っているっていうのがまず最初にちょっとお伝えできればというか皆さんの目線合わせというかこんなイメージに近くないですかっていう投げかけをさせていただけたらなと思ってお話しさせていただきました。
教育委員会の法的根拠と設置者の責任
確かにありますね。
ちょっと聞いてください。僕この前ね、家族LINEがあるんですよ。僕のファミリーのね。
それは僕の父母姉妹がいるLINEなんですよ。
で、いついつ暇ってきたから、僕その日どこどこの教育委員会に行くんだって言ったら姉からなんかしたのってきたんですよ。
いやそうじゃないそうじゃないですね。
これ謝罪じゃん。
だからまさにそのイメージなわけです。あれは全然利用禁止なんですけど。
そういうことねみたいな今新井さんのいわゆる類型みたいなイメージ類型をもろうと思って。
謝りにいってるわこれは。
じゃあなんでそういう風なイメージにつながるのかっていうことを仕組みっていう観点でちょっと説明をさせていただくと比較的シンプルで、学校の設置者なんです。
設置者。
法的に公立学校を中心としていろんな学校なんとか私立なんとか小学校とかなんとか私立なんとか中学校っていう字がまさに物語ってるように、
その市町村の教育委員会というのは学校を設置しているっていう風なことがあるので、
そもそも学校の設置者なんで設置者としての責任を問われることが多いので、
学校で何かあったときには謝る場合もありますし、
学校で何か今日はちょっと違う側面もお伝えしたいんですけども、支援をしてあげるとか伴奏してあげるとか学校を支えていくっていう風な意味でも、
教育委員会は当然のことながら責任があるという風なことになるので、
一つは学校を設置しているのが教育委員会だからだよっていうのが答えになるかなと思いますね。
なるほど、設置ということは党配合したりもしくは廃止したりとかそういうのも教育委員会の仕事ってことですかね。
はい、ですので典型的な例で今お話したように学校を設置するか設置しないかっていうのもありますし、
あとは例外もありますけれども教科書っていうものをどの教科書を使おうかっていう風なものも教育委員会が決めるっていう風なこともありますし、
あとは子どもたちということに関していくとその子どもを入学する、退学するとかそういったことを許可するっていうのも教育委員会の仕事なので、
今日お聞きになっている限り例えば学校に入る前の幼稚園児とか保育園児がいるご家庭は大体年度の後半に差し掛かってきて、
そろそろランドセルとかも揃えて学校かなっていう頃には修学証明書とか修学通知書っていうのが送られてくるんじゃないかなと思う。
それはお住まいのところの教育委員会があなたは今度の4月からそこでの入学をお認めしますよっていう風なことなのでそういった役割も果たしています。
もう少し言うと例えばですけれども自治体にもよりますけれども社会教育っていう分野があって公民館とか図書館とか博物館とか文化財宝とか、
そういったことも教育委員会の仕事になったりもしますし、中にはスポーツ行政と言われることも担当している教育委員会もあったりもするので、
やるべき仕事や範囲っていうのはものすごく広いっていうこともお伝えしたいなというふうには思っているところです。
学校に関するものだけじゃなかったんですね。社会教育、文化、スポーツまでなってくるとだいぶ幅広いですね。
教育委員会の歴史的背景と「みんなで決める」理念
そうなんですよ。ですので最近では今言ったようなものは教育委員会ではなくて選挙で選ばれた首長ですね。
政治家の市長さんとか町長さんとかそういったところの部局がやった方がいいんじゃないかっていう風な議論や実際そこに担当を移管している、移動してるっていう自治体も出てきています。
確かに国の組織で言うと文部科学省って学校のことだけじゃなくてね、スポーツもやったりしますし、それこそ文化もやったりしますし、文科省の範囲のまたその小さいバージョンみたいな感じでイメージしていいものなんですかね。
そうですね。範囲としては近いかなというふうに思っています。
なるほど。めちゃくちゃ分かってきました。だいちゃんどうですか?
分かりやすいなって思いながら、一個疑問が浮かんできたのは、なぜ新井さんは開始直前に決まったこのテーマでこんなに分かりやすく言えるのか。
すごいですよね。
視聴者の皆さんこれすごい言いたいんですけど、テーマ始まる直前に決まりまして、この12分前ぐらいに新井さん初めてテーマ決まったんですよ。
すごい。
これすごくないですか今。
すごいですね。我々が失礼なことをちょっと置いておいて、それはすごいなと思いました。
確かに今の法的な言葉から役割って見てみると、見えてくるものはあるね。
でも一方で学生さんが思ってたり、僕が思ってたりするイメージと、実際にやってくださることってちょっとまた違ってる気がして、監督する立場、設置者として責任があるよっていうのは分かるんですけど、どうして縛るものみたいな感じのイメージになっちゃうんですかね。
そうですね。そこも本当に悩ましさとしてはあるんですけど、それは仕組みっていう観点からすると、ある意味必然的なというか、じれったさっていうのがあるので、そこもちょっとお話してみたいなと思うことがあるんですね。
例えばもう一つ学生のイメージではどんな教育委員会のイメージがあるかというと、卒業式の時に来賓で挨拶があって、この度教育委員会の何々様がいらっしゃっています。一言いただきましょうとかっていうのがありますよね。
あそこで来ている来賓の方って誰っていうのがまずあるんですよ。
それは基本的には先ほどまで説明した学校の先生でもなければ何者なのだっていう話があるんですけども、それはですね、教育委員会という組織の中にいる教育委員さんっていう風な立場の方になるんですね。
確か以前のこちらのラジオ番組では鎌倉のですね、教育長さんゲストとしていらっしゃったっていう風なことを先ほどお聞きしたんですけれども、では教育長さんとか教育委員さんとかって初めて聞く方もいるかもしれませんけれども、よくわからないっていう風な話があると思うんです。
ですのでよく教科書で言うと教育委員会には3つぐらいの意味があるっていう風に言われることがあって、一つはさっき言った学校の先生が移動したりするっていう部分で、これは指導主事っていう学校をサポートする仕事として教育委員会で働くというパターンですね。
もう一つは教育長ということで教育委員会の物事を決めていく時のリーダーシップを発揮する立場。もう一つはですね、教育委員さんという立場があるんですね。
それって何なのかというと先ほど少しお話をした学校を数を増やすのか減らすのかとか教科書をどうするのかとか、あとは例えばいじめ等々が生じた時にどうしたらいいのかっていう風な教育委員会って決めるっていうこと柄って言うんですかね。
実はすごくたくさんあるんです。判断しなくちゃいけない部分っていうのは。その判断を誰がしてるのかというと、実は一人で決めてるんではなくてみんなで決めてるっていうことになってるんですね。
これはなぜかというと一般的にはこの国は選挙で選ばれた政治家が責任を表として支持を受けてるっていうことで決めますよね。
ただ教育分野に関して物事を決めるのは選挙で選ばれた人間ではなくて教育委員会の方々が決めるっていうことになってるんですよ。
じゃあどうして選挙で選ばれていない人々が教育に関して物事を決めるのかっていう風なことを考えるとちょっとマニアックな話になるんですけども、そもそもこの仕組みって何っていう風な歴史の話になってくるんですよね。
もしちょっと簡単に雑にですね話をすると、そもそもこの教育委員会って仕組みっていうのはアメリカからですね戦争が終わった戦後改革から輸入された仕組みなんです。
ですので日本のものというよりはアメリカであった仕組みを日本のようにカスタマイズしてるんですけども、もともとそこでアメリカではどんなことがあったのかというと、
地域の子どもたちのために大人がどうやって汗かくかっていう風なことを考えるタウンミーティングっていうのがあったんですね。
そこでいろんな立場の人がいろんな仕事をしているいろんな人が子どもたちのためにどんなことをしてやるかっていう風なことを知恵を絞るっていう風なそういう風なものが起源としてあって、
ですので日本に入ってきた時もみんなでということで、もともとは教育委員さんも選挙とかが行われてた時代もあるぐらいなんです。
そうなんですか。
ですので私たちにとって市長さんとかはいわゆる市長選挙とかで投票するわけですけども、ある一時期は投票で教育委員選挙っていうのも行われていた時期が戦後はあったっていうことが物語るように、
教育についての物事は誰か一人が決めるんではなくてみんなで決めていこうというものすごくロマンあふれる仕組みなんですね。
なんでじゃあ選挙で選ばれた人が全部決めちゃえばいいじゃんっていう風に思われるようにも感じるんですけれども、
選挙で選ばれた方々っていうのは例えば自分がこういうことを実現したいという風な強い思いを持って選ばれるわけですけれども、
そういった選挙によって政治家の方々がコロコロ変わった場合は教育についての内容もコロコロ変わってしまう可能性があるわけですね。
それはちょっと危ういよね、心配な点もあるよねっていう風なことから、
選挙で選ばれた市役所の方々の集団を携えていく市長さんとか町長さんとは別のセクションとして教育委員会っていう仕組みを外側に作ってるっていうことなんですよね。
ですので基本的には選挙で選ばれていないけれども多くの方々で物事を決めていこうということでさっき説明をした教育委員さんというのは、
例えばですけれども教育に見識がある方ということで元校長先生であったり、あるいは民間企業の方であったり、
さらには保護者の方であったりという風ないろんな立場の方でデコボコしている集団で一人が決めるのではなくて、
とことん議論をして物事を決めていくっていうスタイルをとっているので、
その意味でものすごくさっき自列隊って言ったのは、
誰か一人がスパッと決めてスパッと行くっていうのはとても気持ちが良くて素敵なことであるかもしれませんけれども、
判断が間違えちゃうかもしれない。偏ったことが起きちゃうかもしれない。
ですので効率性ではなくて非効率かもしれないけれどもみんなで熟議をしていこうねっていう風なことから、
この仕組みっていうのが成り立っているっていうことも自列隊反面熟議されているっていうこういう仕組みなんだってこともまたご理解いただくといいかなって気がします。
教育委員会の仕組みと課題:熟議と迅速さのバランス
めっちゃわかりました。
すばらしい。歴史から。
すばらしいですね。
頭の中に枠とかが全部構造できたもん。
そうですね。さすがっすね。
俺全然知らなかったもん。
だいちゃん知らなかったの?
知らない知らない。
タウンミーティングのことも。
知らない。
確かにタウンミーティングっていう風にイメージすると地元の子供のためにって思って集まった大した量の方が話しているってイメージになってくるから、
そう考えると今の教育員もみんながみんな先生の出身じゃないし、民間の方も企業の方も保護者の方もって言ったりするとなんか素敵じゃんって思いますね。
ですのでこの国では今のところすべての市町村に必ず必知って必ず置くって書きますけれども、
必知規制ということで全部のどんなに大きくてもどんなに小さくても教育委員会みたいなのが置かれてます。
これ素晴らしい仕組みなんだと僕は捉えたんですけどね。
だって学校が1校しかなくても教育長さんもいらっしゃるわけですよね。
これ結構僕はいい仕組みだなと思ってました。
ということはもしも僕が自分自身の地元の子供たちのために教育委員になりたいと、教育委員として頑張らせてくださいってなったらなれるってことなんですか?
それがまたまた悩ましくてですね。
じゃあその教育委員さんってどうやって選ばれるのっていう話になってくるんですよね。
今のところは教育委員さんと教育長さんというのは最終的には選挙で選ばれた議員さんの集団である議会が承認を行うっていうそういう仕組みになっているので、
ただ今言ったように今後ですね、坪けんさんが提案したようにもう一度公募制にしようとかアピール合戦をしていざ私こそが教育委員としてっていうふうなことが起きるとまたあの大変ですけど面白いことになるかなという気がしているんですけども、
現状では教育委員さんを議会に提案をしてこの方はこういうふうな取り組みをこれまでしてきてこの自治体において素晴らしき力を発揮してくれるっていうふうなことをご理解いただいて教育委員になるっていうことになってますので、まあでもチャンスあるかもしれません。
チャンスがあるかもしれない。
やりたいんだ。
もしもね、もしもなったらね、ほぼ教というポッドキャストを何年やっておりましてみたいな感じでアピールして。
いやーめちゃくちゃわかりました。
でもそうなんか多様な感じとか子供のためにって思ってる感じがこの少なくともちょっと大学生には伝わってないかもしれないですね。
そうなんですよね。で、先ほど説明したみんなで決めるってすごくフレーズとして耳障りがいい言葉だと思うんですけれども、それを裏返すとみんなで決めるっていうのは誰が決めたかわかりにくいってことでもあったりとか、もう少し急いで決めなくちゃいけない場面、例えばですけどコロナ対応の時とか休校にするかどうかとかもそうですし、
あとはいじめ事案とか本当に人権侵害とかっていった時には速決をして一刻も争うっていう風なことがあるので、現代のこの社会の時間の流れってことを考えた場合には迅速さっていうのも大切だっていうことで、
今は教育委員会の中での教育長さんにはよりしっかりと権限を持って責任を持って判断をしていただく。ただみんなで決めるべき内容についてはしっかり議論してくださいねという風にちょっと当初のものとは少し制度がリメイクされているっていう風なこともあります。
いやー仕組みがわかることでそのねいいところもまあ改善した方がいいかなと思うこともなんか両方わかってきました。
教育委員会の伴奏者への転換と今後の展望
だいちゃんはね近くにいるけどどうですか?
僕は結構近くにいるから教育委員会の方が結構好きなのね。でも多分関わったことがない人からするとさっきのイメージ類型みたいなどこかに当たらまってしまったりするんだけど、実際に関わってみるとねもう感謝しか出てこないよね僕はね。
こんな仕事までしてくれてるのとかめちゃくちゃ先生方の例えば働き方をね守るために教育委員会すごい動いてるけど教育委員会の働き方僕守りたいなと思うぐらい大変だったりね。そういうのを見るともっとしてほしいなという気持ちは今どんどん出てきたかな。
なんか今のお話でちょっと言うとですね、もともと学校の先生であった方があるタイミングで教育委員会の指導主事っていう立場になって、まあ指導って言葉がありますけど学校の先生をサポートするっていう風なお立場になるわけですよ急遽。
昨日まで教団に立っていた人間が突然ですね立場が変わる学校サポートしなくちゃいけないそれだけに集中できればいいんですけれども実は教育委員会の指導主事さんですね多分大野さんもいっぱい仕事をご一緒することがあるんじゃないかなと思うんですけれどもその方はそれだけをやっていればいいわけではなくて電話も出なくちゃいけないですしデータも揃えなくちゃいけないですし議会との関係があるので資料作りもしなくちゃいけないですしっていう風なことを考えるとものすごく葛藤というか
今自分は何のためにこの仕事をしているのかっていう風に悩まれる方も多いんじゃないかなと思うのでまさに教育委員会の教育指導主事の方々っていうのはもっともっと増やしてあげたいですし余白を作ってあげたいですし教育委員会の働き方改革っていうのは本当に切実な喫緊課題だなっていう感じはしますね
僕もダイちゃんと出会うことによっていろんな教育委員会の方々をお会いするんですよ皆さんが皆さん本当に子どもたちのことを考えて横にして働いていらっしゃってまた結構ねコミュニケーション能力がすごい高い方も多いのでお話でもすごく楽しいなとかいう機会をたくさんいただいているので教育委員会の皆さんの良さもどんどん伝わっていくといいなと思っております
原井さんが冒頭で話していた伴奏って言葉があったと思うんですよ教育委員会の中で今ねそういう動きっていうのは結構見えていて結構捉えの問題ではあるんだけど指導っていう言葉がついているからどうしても学校現場に何かを下ろすだったりとか何かをねちゃんとやらせるとか浸透させるみたいなイメージってあるかもしれないんだけど
結構いろんな教育委員会の方が関わっていると伴奏する教育委員会への転換をしていこうっていうようなムーブが起きてるんですよこれは教室の中で子どもたちに先生が伴奏するのであれば教育委員会は学校が伴奏する側に回らなければいけないのではないかといって転換をしようという動きがあるんですよ
我らがこの保保協に出てくださった高橋陽平教育長、鎌倉の教育長さんも伴奏する教育委員会の転換といってこのピラミッドがよく使われる図を逆にして僕たちは学校現場のことを伴奏するんだとそれをね今ね転換を探求しているっていうのもあるぐらいそういうムーブもあるっていうのもね新井さんありますよね
そうですねもともとはその教育委員会っていうのは指導助言機能って言ってですね権力を発揮するんではなくて指導するさらには助言を行うっていう風なそういった距離感として設計されたんですけれども気づけばあのいろんなところで課題が出てくるようにいやいやもうこれをやれあれをやれっていう風な煙たい存在になってしまっている印象も全国ではあるかもしれませんけれども今大野さんがおっしゃっていただいたように
伴奏って非常に難しいんですよつまり自分が解決できないそういった困り感があるところにどういう関わり方をするとその方たちが気持ちよく仕事をしていけるのかっていうことを考えなくてはいけないということですので少しでもただ全国ではいろんなそういう教育委員会の躍動ぶりっていうのが出てきているのでもっともっとそういう姿っていうのは知っていただきたいなという気はしてますね
ございます いやー教育委員会の印象もガラッと変わりましたね本当に出来方から仕組みから考えると何かこう相対する存在じゃなくってみんなで一緒に子供たちのためにってことで作り上げていくありがたい方々なんだなーって改めて思うことができました
まとめとエンディング
というわけで今回のテーマは教育委員会って何ということで新井さんにたくさんお話を伺いましたどうもありがとうございましたありがとうございましたありがとうございました
35:22

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