なんかさ、捨てるとかさ、全部なしにするっていう思考ってさ、リセット的じゃない?
そうだね。
あれって僕怖いと思ってて、やっぱり今までのものもちゃんと良かったところがあるはずなんだよ。
だから今までやってたわけだしって。
そこが前提でないと大体対立になるね。
バッチバチしちゃいます。
だからこそ対話が必要なんだけど、リデザインしたいところはいっぱい見えちゃうっていうね。
なるほどね。
積み直したい。
積み木をついつい積み直したくなっちゃう。
実は裏話言うと、研修リデザインの本の中のグラフィック系、田上聖吾さんこと田野さんがかなり作ってくれたんですよ。
当初積み木でビジュアル化しようって話してたぐらい積み木はイメージがあったね。
確かに。
僕が再構築再構築ってたくさん言ってたから、確か田野さんが積み木のイメージを出してくれたんだよね。
さすがだね。
あの人は本当に言語化してくれるんですよ。
改めてここで積み木が出てきましたね。
なるほど。
そんな積み木のリデザインだけど、今回のテーマは保護者会のリデザインということで。
保護者会ね、僕は参加するタイプの父親ですね。
いいですね。
お母さんがね、やっぱり時間帯的には多いけど、僕は結構最近は自宅で作業してることも多いから、奥さんが仕事だったりすると息子二人いるんで、二人とも保護者会行きますよ。
でも参加してみて、変えたらいいなって思うことあんまないかな。
お話ししてくれてありがたいなみたいな、学校のことふんふんわかったなって感じかな。
素敵な保護者。
そうですか。
今回のテーマは保護者会リデザインしないということで。
そういうわけじゃないんだよね。
ここが大事で、やっぱり坪玄が言ったみたいに、いいじゃんって思ってる人もたくさんいるんだよ。
多分先生方も同じで、今ので全然いいんじゃないっていう人もいるから、だからリデザインなんですよ。
なるほど。
あるですね、東京の渋谷の学校さんのリデザインの話をしていいですか。
お願いします。
その学校は保護者会を、全学年の保護者会をリデザインしたわけですよ。
詳しく言っちゃうと多分特定とかもあるから、あえてふわっと言うけど、すごい伝達的な保護者会から、
共に何かを作るとか、そういうような競争的な保護者会にリデザインをされたんですよ。
確かに保護者会って先生の紹介だったりとか、年間の行事予定とか、伝達をしてもらうっていうイメージあるよね。
あるでしょ。
多分伝達プラス、よくあるのは4月とかだったら、じゃあ一人一言お願いしますって言って、
例えば坪玄さんどうぞみたいになったり、よくあるよね。
一人一言終わりましたと、じゃあ質問タイムですとか、こういうような相互のあり方は結構一般的だと思うんだよね。
でもよく考えたら、そもそも目的なんだっけって思うわけです。
これほらリデザインのきっかけ、目的の問い直しなんですよ。
僕の中の保護者会の目的があって、それ実はさっきの渋谷の学校も同じ目的なんだけど、
共に育む人になるための場だよねって。
だって教育は学校に限らず、保護者もっと言ったら地域も含めて、
学校教育、家庭教育、地域の社会教育含めた全部の教育が教育じゃない。
ってことはやっぱり教える教育の感じから、共にの方の教育のイメージなんだよね。
そういうあえて訓読みすると、友育関係になるための場っていう目的設定をしたとするじゃないですか。
その時に伝達中心、一人一言ぐらい。
質問でいいんだっけって新しい手段が見えてくるんじゃない。
確かにね。
伝達自体が別に悪いとは思わないけど、
一緒の方向を向くとか、友育、共創みたいな関係に、もしも保護者が変わるんだったら、それは嬉しいなあ。
そうなんだよ。
もちろんね、それが何か負担層に見えるとか、対話とかちょっと怖いって方も多分最初いると思うんだけど、やってみたらね、もうみんな良かったっていう。
本当に?
これいろんなパターンあるから、ちょっとまず事例出した方がいいよね。
僕ね、知ってる3種類があって、一つはね、単純にその4月なんですけども、保護者会があって、どんなこの学級になると嬉しいですかっていうのを保護者の方と一緒に作る。
そこでね、やり方としては、グループ3人組ぐらいになってもらって、そこで自由にね、付箋使ったり、エンタ君っていうのをその学校使ったんですけど、
使って、こんな学級になったらいいよね、こういうのできたらいいよねっていうのを大人が話すんですよ。
保護者が話すんですよ。
すごい。
これいいなって。
僕はその先生ね、いいなと思ったんだよね。
しかもですね、その出たアイデア、子供たちに共有するんですよ。
子供たちもどんな学級にしたいって話して、学級の目標ねっていうのを掲げるところが多い。
あるいは学年の目標とか言ったりして、1年後どんな姿を目指すかっていう対話、結構するんですよ。
そこに保護者の方の願いとかアイデアも混ぜて話せるっていうね。
これすごいいいなと思ってて。
そういうのに使うために、共にビジョンを作るっていう、そんなものが1つ目だね。
2つ目はお悩み相談。
テーマを出すんだって、今最近悩んでる〇〇。
それでテーマ出してもらって、僕が聞いたのは、最近うちの子〇〇なんですっていう構文とか、
最近新しい授業の在り方とか、新しい学びの在り方とかで不安ですっていう、単純に学習に関することとか。
あとは学校の中でこういうことがあったりしてとかもあったんだけど、とにかく悩み相談っていう場でそのテーマを選んでもらって、
選んだテーマでちょっと喋るみたいな場にしたんだって。
先生はそれ回りながらその声を拾ったりとか、ファシリテーションをするっていうようにしたらしいんですけど、
これね、トモハグって学校と保護者だけじゃないんですよ。
保護者と保護者同士もあるわけ。
なるほどね。
つまりその関係構築っていうのは、学校と保護者以外にも保護者保護者があるんですよ。
これ超重要で、やっぱりコロナから加速しちゃったなって思う一つに、関係性の希薄なんだよね。
分かる。
分かるよね。
だからママともパパともとかあるじゃない、こういうコミュニティが。
それがなかなか作りにくかったっていう側面が絶対あると思っていて、
これ講演でもそうだよね。
ママともパパともが少ないっていう人の声よく聞くんですよ。
それをその場で繋がれるようにするわけ。
なるほどね。
上手いって思ったんだよね。
実はお悩み相談の話を聞いたときに、
いやそれ面談でやればいいじゃんって思ったのよ。
そうなんですよ。
先生とお悩み話す場あるじゃない。
だからそのご家庭の悩みを一緒に悩めると思ったんだけど、
保護者同士ね、なるほどね。
これはね、画期的だと思ったよ。
そこで結構その後共有したんだって全体で。
ワールドカフェみたいな感じでね、回りながら保護者が共有する形にしたらしいんだけど、
意外とその関係性の中で解決できるんだよね。
うちなんかさ、2人上に息子いるからっていう先輩的な声があったりとか、
いや大丈夫だよそんなの。
うちの子もね、1回あったけど、もう自然と治るからとか。
今だけ大丈夫、大丈夫とか。
クソババアって言われても、私もう2000回くらい言われてるからとか。
すごいね、よかったってなるの。
それが話せた、聞いてもらえただけでまずはホッとする。
多分クレームとかよく繋がってしまうケースの一つに孤独があると思うからね、僕はどこか。
そこで繋がってもらうという場が2つ目ね。
3つ目はね、ちょっと高度なんですけども、
ありだなと思ったのがね、今学校でやってることをちょっと味わってみようみたいな場なんだって。
どういうこと?
タブレットとか、みんなで1回子どもたちの体験してみようみたいな。
すごいでしょ。
今子どもたちがやってるワークとかを1個ICTを使ってやってみる、タブレットでやってみるみたいなやつとか、
あとは今このうちの学校で研究してる子どもが中心の学びっていうのを1回みんなで動画とか見たりとか、
あとは1回やってみましょうって言って、簡単に15分くらいで味わってみるとかやってる学校もあるんですよ。
いいね。
すごいでしょ。
それをもとに、じゃあこれから先1年間とかかけて、どういう学びを家庭や学校で作っていけばいいかっていう対話ができるわけ。
すごい。
そこからその学校で家庭学習変えたんですよ。
やっぱり今求められてるのは先生が課す宿題じゃないなってみんな行き着いたんだって。
そこで自らやる、自ら学ぶようにするにはどうしたらいいか。
それを学校も家庭も同じ目線で同じビジョンでできたらいいねってなるわけですよ。
すごいわ。
トモハグ。
もうこれ英語に変えよう。
トモハグ。
トモハグ。
改善みたいにさ。
トモハグみたいな。
すごい。
これなかなか画期的で、もちろんハードルは高いけど、やったとこ見てさ、これいいなと思ったんだよね。
確かに。
子どもが主体的な学びってさ、すごく僕も知ってるからいいなって思うけどさ、
親は受けたことないからね。
そうなのよ。
味わってみたら、そっか自分で計画するんですね、なるほどとかさ。
ヒントもらえるわけ。
さらに保護者からヒントもらえたりするんだよ、学校も。
うちの子なんか絶対決められないから、こういうのがあると決められるかもしれませんとか。
お互いにとってメリットあるんですよね。
そういう場であればね、来る価値ってまた変わりません?
確かに。
伝達だけだったり、一人一言だけだったら、多分先生にちょっと顔ね、見せとかなきゃなとか。
そういう素敵な思いで来てくれてるのは間違いないんだけど、友ハグとは遠のくんじゃないかと思ってる僕は。
確かに保護者会に特に文句ないって言ったけど、オンラインでよくねえとは思ってる。
そうそうそう、そうなっちゃうんだよ。
だからわざわざ対面で集まってもらって、
っていうね、そこまで考え直したいんだよね。これが再構築ですよ。
この機会をうまくリデザインしてる学校もあるわけですよ。
なるほどね。保護者会だけじゃなくてね。
じゃないんですよ。ブレイクスルーポイントはまだまだあるんですね。
例えば僕聞いててこれいいなと思ったのは、個人面談、個別懇談っていろんな言い方あるけど、オワンオワンでこの保護者と話す場。
中学校とかあったら多分三者面談とか。
で、高校とか特別な学校だとまた変わってくるかもしれないけど、そういう場に行ったときに、もちろんベーシックは教室の前に椅子が置いてあって。
で、待ってて。
で、通りすがる保護者の方同士で、あ、どうもみたいな。
なったりして。
なってますね。
僕それも行くタイプなんで。
で、時間になったら入って話す。これもいいですよ。
でもね、このスペースを作った学校があって、これね、神奈川の方の学校なんですけど、保護者同士が待てる場所があるんですよ。
そこにね、まるまるカフェっていう名前で、PTAの方が主催してくれたんだけど、待ち時間にお話しできるんですよ。
めっちゃいい。
これはいい工夫だなと。
で、コーヒーが置いてあって、そこで集まった方とかでお話ができたり、悩み相談ができるっていう場作りね。
確かに。
良きですよ。
いいかも。
もちろん全員が来るわけじゃないけど、居場所としてはいいよね。
で、これをね、学年ごとに作ったっていう例も知ってるし、一箇所、職員室近くに作って、先生方が立ち寄ったりとか。
もちろん保護者同士がこうやってコミュニケーション取るみたいな場にしたっていうのもあります。
めっちゃいい。
で、デジタルサイネージでさ、この写真がロードショーで流れるようになってて。
これ粋じゃない?って言って、粋な働いするわって思ってた。
今の個人面で個別コンだんだよね。
で、もう1個はPTA総会とか事業参観とかの後、後とか前に集まる場を作るっていう学校があるのね。
これもね、僕おすすめ。
よくあるのは事業参観ありました。で、終わった後に、良ければ図書室へとか良ければ体育館へって言って、その場でちょっと先生方と意見交換とか。
管理職が主催して、今日見てみてどうでしたかっていうのを意見交換的にみんなで出し合うみたいな場を作ったりしてる学校がありまして。
ただね、意見交換にするとどうしても批判的なこととか心配が出てくるんですけど、ちゃんとね、テーマが決まってんの。
今、うちの学校では自ら学ぶことをやってますと。
で、自ら学ぶ子という観点で気づいたこととか、そういう対話しませんかってやると、すごいクリエイティブな場になるんだよね。
確かに。
友ハグです。
で、家でも生かせそうなことっていうテーマでやったりとか、うちの子、自分の子っていう観点でどうやったらこの子が自ら学べるのかみたいなテーマでザクバラに話すと。
それもね、僕オススメなんですよ。
めちゃくちゃいい。
こんな感じ。
じゃあその今保護者会がテーマだからさ、保護者会のリデザインっていう風にしてたけど、保護者会のその時間ももちろん変えていけるし、それ以外の保護者がいるときがもうそのまま保護者会になる可能性もあるってことだよね。
そういうことなんですよ。
面白い。
一方通行のやっぱ情報伝達ってどこまで行っても限界はあるなと思ってる俺。
それがやっぱり共にっていう観点が入ってきて、まあ競争的な場になってくると子供たちへの教育力が増すよね。
確かに。
まあいろんな場がこうリデザインできるんだけど、僕ねこのリデザインって言葉を使ってるからには1個ね言っときたいことがあって、伝達したいこともあると思うんだよね。
あるある。
さっき動画とは言ったんだけど、生身の人が教職員がその口で語ることも僕価値があると思ってるのね。
それがね開示なんですよ。
これはね僕是非してほしいと思ってて、やっぱり保護者から見るとさ、この先生たちって崇高に見えたり、まあどこかこの人っていうよりか先生として見ちゃうじゃんどうしても。
それが開示してくれて人となりが見えた時になんか協力したいなってなる時ってない。
僕だから壺犬のさジンスタントで先生方の写真見てるとなんか人として見えてくるんだよね。
いいよね。