2022-10-29 30:28

#44 すずかん先生と語る教育のミライ(2/4)「一歩ずつ歩んでいく。その先には“教え子の森”が待っている」ゲスト:鈴木寛さん

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・Q.展開が遅くてもどかしい→けして慌てる必要はない

・「近代病」早く解決しなくていい。結果を優先して焦ってしまっている

・一歩一歩仲間と歩き始めましょう

・圧倒的にいいのは教師

・教え子の活躍が指数関数的に増えていく

・老後最も良い仕事は教師

・僕を信じて!間違いないから

・「教え子の森」

・20年経ったら山は相当

・教育をマスターした人が組織にトップになる時代

・全てが学びになっていく

・教え子の料理が一番うまい

・人間は学ぶことに喜びがある

・(新卒の学生には)「会社は学びだと思って選びなさい」

・メタ認知で「こうでなければいけないという呪縛から解いてあげる」

・「食ってはいけない」を因数分解する そのために学びはある


《 ゲスト:鈴木寛さん》

東京大学 公共政策大学院 教授
慶應義塾大学 政策メディア研究科 教授

1964年生まれ、兵庫県出身。
東京大学法学部卒業後、通商産業省に入省し、IT政策に携わる。
山口県庁出向中に吉田松陰の松下村塾に何度も通い、若者の無限の可能性を実感し、人材育成の大切さに目覚める。
1995年夏から、通産省勤務の傍ら、大学生などを集めた私塾「すずかんゼミ」を主宰し、現在に至る。

1999年、慶應義塾大学SFC助教授に転身。
2001年から参議院議員(2期12年)。
2009年から文部科学副大臣(2期)、2015年から文部科学大臣補佐官(4期)。
2014年、東京大学、慶應義塾大学の教授に同時就任。 若者の無限の可能性を信じ、一貫して教育政策や人づくりに取り組む。


《 つぼけん 》

1982年生まれ。東京都出身。
大学の自主映画サークルで映像制作の面白さを知り、2005年に映像の制作会社に入社。
カメラマンディレクターとして多くのテレビ番組に携わる。
子どもが小学校に入ったことがきっかけで、日本の学校教育に関心を持つ。
人生の目標は「Happiness Creactor」(=自分も他人もしあわせにできる創造力をつくる)


《 大ちゃん:大野大輔 》

1991年生まれ。東京都出身。
学校と自分が嫌いだった小学生時代を、当時の恩師が幸せに変えてくれたことがきっかけで教師の道を志す。
現在は東京都北区立赤羽小学校の研究主任として、児童に自己決定のある授業や、みんなが幸せで働きやすい職員室づくりに挑戦中。
人生の目標は「全国の共育者と子どもを幸せにすること」
座右の銘は「最高のNo.2」「認任」

○ともはぐ(共育)代表
○教育の窓口 共同運営
○REACHER BASE 共同運営
○先生の幸せ研究所 第3期
○オンライン市役所 東京都会幹部


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【つぼけんTwitter : @tsuboken_mol】

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じゃあ、われわれほぼ教育最前線ね。教育なので、ちょっと学校の話に戻っていきたいなというふうに思っておりまして、じゃあ大ちゃん振っちゃおうかな。
あら。
学校で最近思っていることであったり、すずかん先生に聞いてみたいなということをお願いします。
なんか、僕は個人的に2年前にいろいろお話を伺って、かなり問い直しができたんですね。僕たちはどういう在り方をすればいいのか。
学校というのは一体何なんだというところとか、かなり一回置いてみてアンラーンというかしてみたところ、今ある教育がこれでいいのかなと思いながらやっているものも結構あるんですね。
そんな中で例えば一つ、今、校内の先生と話し合えているのは、宿題って一体何なんだって言って、一回職員会議でもかかったぐらいみんなで話し合えているんですけど、こっちが貸して与えるでやってくる。
それが本当にその子の人生に繋がるのかとか、一回考えてみたりしているんですね。
結果的には一旦それをなくしてみようって話になって、それで子どもが本当に豊かに学ぶのかとか、予約が生まれたことでその子の家族というコミュニティとか友達のコミュニティとかでどうなるのかというのを見てみようというような試せているんですね。
先ほどお話し出た学びながら考えるとか、走りながら考えるところが少しずつできているんですけど、なかなか苦労していて、僕の中ではやっぱりスローリーな展開でもどかしいところがあるんですけれども、鈴川さんはそこを今どう見ているのか、特にパブリックの公立の学校をどう見ているのかなというのは伺いたいなと思いました。
決して慌てる必要はないと思うんですよね。早くやらなきゃいけないというのも近代病に向かっているんですよ。
早く改革しなきゃいけないというのも早さを追求するということ自体が近代病なんですよ。
なるほど。
近代病。
別に早く直さなくていいんですよ。しっかり一つ一つ直していけばいいんですよ。そのプロセスをみんなで大事にしながら。
昨日より今日、何か一つでも小さなことでも、あるいは一人の子供でも何かよくできたねっていうそのやっぱり過程が大事なんですよね。
だからやっぱり結果を優先してそれに焦ってしまうということがもうちょっと洗脳されている。
この呪いから解かれなきゃダメ。
解かれたい。
近代病。
だいちゃん先生もそう思っているでしょうし、あと日本の現場にいる先生でも思っている方やっぱりたくさんお話番組に出ても伺っていて、
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もうこっちの方向に進む、示している未来はおそらく信じられる。でも今動かないっていうものらしさを感じてらっしゃる方って本当に言うの?
動いてるんですよ。1ミリぐらいは。絶対に。
あるいは止まってもいいんですよ。それは次への一歩の準備だし、10年だから。
早く動かなきゃいけないっていうことからちょっと囚われから外れたいですよね。
だって方向に向かってるならいいじゃないですか。
しかもこれって永遠のゴールだから。これで頂上がないんですよね。ずっとゴールはないので。
ここまでいったら十分とかって話ではないので、だからそれよりちゃんとそちらの方向に一歩一歩半歩半歩進んでいればそれでいいんじゃないですかね。
僕も今回お会いするのに記事をいくつか配読したんですけれども、すごく好きな表現があって、
父として進んでいる。父として進んでいないじゃないんですよ。たくさん進んでいないんですよ。父として進んでいるってすごく素敵な表現だなと思って。
やっぱり今、車に乗っちゃうとか飛行機に乗れば、あるいはヘリコプターに乗れば、富士山の山頂でもエルベストの山頂でも行けるわけじゃないですか。
そういう時はもちろん必要な時がありますよ。救命しなきゃいけないとか。
そういう時はヘリで行けばいいけど、もう一回そのヘリを降りて、自動車を降りて、この足で一歩一歩仲間や教え子と歩き始めましょうっていうことなんだから。
だから遅くていいんですよ。遅い方がいいんですよ。
遅い方がいいんですね。むしろ。
だから要するに今までだと電車で、新幹線で見逃してたものがいっぱいあるわけですよね。
綺麗な花が咲いている、蝶々が飛んでいる。全部見逃してるんですよ、新幹線だから。
だけど一歩一歩行けば、右には綺麗なタンポポが咲いているなとか。
寄り道ながら見ながら、それを味わいながら、人間の良いところと大変なところを感じながら、人間が少しずつ美しくなっていけばいいんじゃないですかね。
僕らはじゃあ足で山を登っている途中で、しかもだんだん登れていると。
登れている。
信じて。
登れているし、登ろうとしているってことが大事。登れなくても。
ありがとうございます。
なんですかね、この救われた感じ。
そうですよね。
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プロセスを楽しむみたいなところとか。
だからやっぱり一生懸命ひたむきな姿勢がこそが美しいんだと思う。
振ってくれてありがとうございます。
何だろう今の。これは衝撃の。
良かった。
じゃあ僕行っていいですか。
一人で噛み締めているので、先にそっち行ってもらって。
一旦噛み締めますので。
あと2,022個あるんで。
そうなんですよ。
行っていいですかね。
はい。
私たちはほぼ教育最前線番組をやっている中で、リスナーの方のお話をたくさん伺う機会もあります。
その中で現役学生さんとお話しする機会っていうのもあるんですよ。
今、教育学部にいて、先生になりたいんだっていう風に言っている学生さんたちに、僕は話を聞いてみたくて。
なんでっていう風に何人か聞いてみたんですよね。
僕がなんでなんでって聞くかっていうと、今インターネットの中で教師のバトンもそうですけど、悪い情報たくさんあるわけ。
いい情報もありますよ。悪い情報たくさんあるわけですよね。
労働時間の問題、給与の問題、モンスターペアレントだとか、なんとかっていう問題がある中で、
なぜブラックと言われている教師にあなたはなりたいんですかっていうことを10人ぐらい伺いました。
答えはほぼ一緒で、子どもが好きだからです。
子どもの何が好きかって言ったら、子どもの成長を実感したいんだと。
先ほど鈴川先生もおっしゃっていた通り、一緒に歩いて成長していく様子を見て、
本当に小さな成長かもしれないけれども、成長の実感を一緒にかみしめたいんだと。
だから先生になるんだっていうことをほとんどの学生さんが言うんですね。
本当に素晴らしいな。
こんな子たちが先生になってくれて、子どもと向き合ってくれたら、
親としても地域の人間としてもすごく幸せだなと思いつつ、
一方でそれを受け入れられる体制ができているのか、大丈夫かな、がっかりしてもいいのかもしれないですけど、
本当に絶望して辞めてしまって、心を病んでしまってってことにならないのかなっていうふうに、
ちょっと教育から離れている僕としては思ってしまう部分があります。
そんな僕は私は先生になりたいんだって思って、今試験を頑張っている学生さんたち、
鈴川先生だったら何ていうふうにお声掛けしますか。
僕は官僚と政治家と教員とちょうど3分の1ずつやってきたんですね。
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たぶん教員生活がまだ続くので、結局教員が一番長くなると思うんですけど、
やっぱりこの3つの中で圧倒的にいいのは教師ですね。
しかも年を取れば取るほど良くなっていくわけ。末広がりっていう。
なんでだろう。中立さんがそうだって言ってる。
これは僕も27年、鈴川ゼミを始めてから。
最初始めた頃って、もちろんいろいろ志があってやりたいことがあるけども、
伝わっているのかなとか、上滑りじゃないかなとか、
思い込み独りよがりなんじゃないかなって5年ぐらいは思ってますよ。
でも5年ぐらいすると教えようが育ってくるわけですよね。
その姿を見ると、僕も悪くはなかったかなっていうふうに思うようになる。
10年ぐらいすると相当育つんですよね。
そうすると、なんか良かったかなって思うんですよね。
こっからは指数関数ですよ。倍々ゲーム。
20年とか経ったら、本当にいろんなところでみんな頑張って、
それぞれの分野で頑張ってくれる。
その風の噂を聞くだけで、もちろん直接報告してくれる人もいるし、
時にはメディアに取り上げられる人もいるけれどもね。
自分の活躍が報じられるよりも、自分の教え子の頑張っている姿を見る方が、
それがどんどんどんどん増えていくわけですよ。
だから、老後最もいい仕事は教師ですね。
最初の5年、10年ちょっと我慢。
僕を信じて。間違いないから。
なるほど。
始め、もちろん労働時間の問題であったり、先輩とか仲間関係であったり、大変なことあるかもしれないけれども、
それがさっきの山で言ったら1号目だった。
これからどんどんどんどん。
木が分かりやすいと思うんだけど、木の苗、ひょろひょろのちっちゃい苗じゃないですか。
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でも、それが10年経つとかなりしっかりした年齢になって、
20年経ったらまたそれが大きくなって、
30年経したら相当の大木になって、そういうことですよね。
その木や森をイメージするってことです。
今は職人してるけど。
こんな職人してても大丈夫かなっていう。
まだ萩山にちょろちょろなってるぐらいかもしれないけど、気づくと。
20年経ったら山は相当ですからね。今27年なんですよね。
30年経つと立派な林、森になってますよね。
その森をイメージして、教え子の森、教え子たちの森。
そしてその周りにまたいろんな幸せが生まれてるから。
これね、社長とか大臣とか、そのポストを離れた瞬間になかなか寂しいですよ。
でも社長もやっぱり自分の部下が成長して。
それは教師としての社長をやってきた人は、社長を辞めても慕ってくれるんですよ。
なるほど。
だけど利益を生むマシーンとしての社長が終わった瞬間に、別にその人についてきたわけじゃなくて、ポストやお金についてきたわけだから。
逆に言うと、僕は教育学部というものをマスターした人が、これから社長になっていく時代だと思う。
あるいは首長になっていく時代。
だから全てが人作りに長けた人が、あるいはそこに熱心な人が、いろんな組織のトップになっていく時代が来るんでしょうね。
社長になるのって、昔は法学部。これはろうし紛争が多かったから法学部。その後は経済学部。これは財務運用が上手い人が。
その次は工学部なんですよ。やっぱり技術に長けた人が、やっぱり技術が分かってないと会社の成長はできないから。
僕は教育学部の人に言ってるんだけど、これからは教育学部が社長とか首長とか。もちろん校長は当然だけど。
だから全てが学校というか学び屋になってくるんですよね。会社もあるいは市役所も。
昔それこそ小説吉田学校と言われたじゃないですか。そういうことなんですよ。吉田学校になればそこからいろんな人材が配置されて。
でも政治家でまるまる学校って言われるのって吉田茂くらいでしょ。今のところ。
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だけど教員は最初から鈴木学級とか言ってくれるんだから。どんな新人でも。確かに。
ありがたいよね。普通は相当頑張ってやっと教え子ですって言ってくれたり、学校って言ってくれるわけだけど。
それが最初から用意されてる。先輩たちのおかげで。なるほど。
でも鈴木先生が自分が評価されるよりも教え子が成長するとか。何なら直接聞かなくても噂だけでもすごく嬉しいっていうのは。
いいなあわかるなあって感じしますね。大ちゃんは先生になって10年ですけど。どうですか今の話。
チラチラ教え子さんが成人式呼んでくれたりとか。それがどんどん膨らんでいくのかなって。描いてました今。
これからもっと広がっていくんだろうなって。もっと広がってきますよ。
学生今多分この部分でいっぱいいいね押してるんだろうな。聞きながらここなんだろうなみたいな。
例えば学生がお寿司屋さんになるやつも出てくるわけ。今うちの教え子も日本橋でお店やってるんだけど。
その店の料理が一番うまいよね。間違いなくうまい。
そうでしょ。だから大ちゃんの教えた子がお寿司屋さんになるかもしれないし、カレー屋さんになるかもしれないし、ケーキ屋さんになるかもしれないで。
老後そのケーキ食べられたらもう十分よ。僕はそれで十分だなと思って。
その子のお店がある限りもう俺は幸せって。
そうすれば僕が行くって言われば同級生も絶対集まるわけだから。
その子の作った料理を囲みながら昔話に花を咲かせるシーンが上に浮かぶでしょ。
これが教え子の森という。
このイメージがイメージできるだけで。
そんな幸せないわ。
ないですよ。
だから本当に部下に慕われる、丸々学校と言われるような生き様をしてきた。
もちろん社長さんもいるし部長さんもいるし。それはそれで同じことだと思うけど。
それはだけどまさに指導者なんですよ。その人の生き様は。
肩書きは社長とか部長とか言ってるかもしれない。
部長って言った場合に完全に2種類になるよね。
部下とか若い人を引き上げ育てる人と部下を搾取し、そして業績を上げるっていう人と。
きれいにわかる。
日本は前者の人が多かった。これまで。
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だから日本は素晴らしい会社がいっぱい育ったんだと思うんだけど。
これがやっぱり資本主義ってのはなかなか冷酷でね。
そういうことばっかりだけで。
昔はやれてたんだけども、最近はなかなか必ずしもそういう会社、あるいはそういう社長が浮かばれないことも増えてきちゃった。
だからリストラをバーンとやって利益を上げてっていう。
アメリカなんかそうですよね。社員を育てるなんていうことよりも社員リストラして。
リストラすれば短期的には利益率上がるわけですから。
その方が名経営者って言われちゃうわけですよね。株価は上がるから。
そのジレンマに悩んでました。社長さんは。あるいは経営者になろうとしてる人は。
僕は会社で採用の担当もしたりするので、学生さんとお話しする機会も結構あるんですけれども、
日本の流れとしても副業の方に向いているじゃないですか。
会社っていうのは全身全霊をかけて、いわゆる昭和の男のように身をこにして、
一つの業種について働くところではなくて、いろんな仕事であったり、
ライフスタイルのライフワークバランスって言いますけれども、
ライフとワークが入り混じっている中で、一つの仕事だけじゃなくって、
生活とも仕事ともつかないようなものをバランスをとって、
自分の幸せを追求していくっていうのが、いい意味ではハッピーな方向だし、
日本の経済の革命にもその方向にいっているっていうのを感じるんです。
その中で教育をする社長なりリーダーっていうのが、本当にハッピーな会社とかチームを作れるっていうことと、
日本の副業パラレルワークっていう流れと一見違く聞こえるんですけれども、
そういった仕事の複数を選ぶ、一つを選ぶっていう中では、
教育っていうのは繋がるものなのか反するものなのかどうお考えですか。
昔は会社の中で福利構成もやってたし、教育もやってたしっていうことなんですね。
だけどそれが今は複数の組織に参画することが可能になってきたので、
ここはお金を儲ける組織、ここは自分が学ぶ組織、ここは自分が遊ぶ組織、
っていうふうに組織に幸いなことに複数に参画できるようになってきた。
それはテレワークみたいなことも含めて。
だから方向としては多分いろんな組織に、それぞれ多様な目的を持った組織に
多様な関わり方をするっていうふうには大きな流れとしては行くんでしょうね。
ただそこもやっぱりこれから多様性っていうのが大事で、
自分はもう一つの組織の中で全部やるんだっていう人も別に一定程度残ってもいいし、
私みたいに何十の組織、プロジェクトに関わるっていう人も出てくるかもしれないし、
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それは色々でいいんじゃないですかね。
これって決める必要は全くないし。
会社もいろんなオプションを提示すればいいんだろうというふうには思います。
ただやっぱり教育っていうよりも学びっていうふうに言い換えたいんだけども、
人間っていうのは常に学び続けるっていうかね。
学ぶこと、知ること、やっぱりそのことに喜びがあるんだと思うんですよね。
そういう機会が多い、あるいはそういうことを一緒にやれる仲間がいるところっていうのは
これから増えていくんじゃないですかね。
あるいはそういうところに身を置いている方が幸せなんじゃないですかね。
絶対に。
だからメインとしている会社であっても学びの場としての一面があった方が幸せな場かもしれないし。
新入社員とかにはね、僕は学生にはね、
勉強っていうか学びだと思って選びなさいと。
企業は。なぜならばすぐ社長にならないから心配しなくても。
企業する場合はもちろんすぐ社長になるけど、
20代でそんな大きな会社の社長とかすぐにならないから、
要するに自分がどれだけ成長できるのかと。
あるいは自分がどれだけ尊敬できる先輩と出会えるのかと。
そういうふうなことで選べばいいんじゃないのって。
みんななんか業績とかってね。
お前社長で採用されるの?とか取締役で入るの?とか言って。
なんでじゃあそんな株価とか関係あるの?
それは君にはまだ関係ないから心配しなくていいよみたいな。
取締役になる時はちょっとね、
気にした方がいいけどね。
みんなちょっと思い込みに引っ張られすぎですよ、どっちにしても。
冷静にもうちょっと考えてみたらわかるんだけど。
まあでもしょうがないね。
周りがそういうふうになってると、
なんとなく自分も同調圧力で流されちゃう。
人間全てそうですから。
だからそういう時に、最近サードプレスとかって言うけど、
3つ目、4つ目、5つ目、6つ目のなんかいろんな仲間がいると、
自分の考えっていうものを相対化できるっていうかね。
これメタ認知って言うんですけど、
自分が信じてたことっていうのをもうちょっと客観的に、相対的に見れるっていう。
そういうことは大事だと思いますね。
そうすると絶対こうでなければいけないっていうことが、
自分も追い詰めちゃうし、周りも追い詰めてるし。
だからその呪縛から自分及び周りの人を解いてあげるってことだね、
24:02
日本で大事なのは。
だから本当は別にそうでもないんだけど、
そう思い込まされてるっていうことが9割方そうですね。
僕の学生にね、
いやそんなことしてても食ってけないっていう、
すり込まれてる学生がいっぱいいるんですよ。
分かります。
本当はこういうことやりたいんだけど、これじゃ食ってけませんから。
ちょっと待ってと。今食ってけないって言ったんだと。
お前は1日に何食食べるんだって。
僕ぐらいだと1600カロリーでいいんですよね、1日ね。
若者だって2500カロリーぐらいでいいんですよね。
だからじゃあ米とあれで、
じゃあ必ず2000カロリー保証してやろうと。
じゃあお米1日何個食べるのって。
細かいな。
じゃあ3倍飯食わしてやろうと。
でも一生は食べられないんですよ。
よっぽどスモーブとか除けば、
どんなに大食いの若者だとしても、
お米っていくらかかるって言って、
10キロで5000円出したら相当おいしいお米が買えるんですよ。
そうやって全部積算をやらせるわけよ。
なるほど。
食ってける、ちゃんとカロリーが取れて、そこそこおいしいものがつけて、
卵かけご飯も毎日食べれて、
週1回はタイ刺身定食を食べれて、
という風にしていってもね、1回計算されたらいいと思うけど、
20万あったら相当リッチな食生活ですよ。
それ飲食だけ?どういうことですか?
まず食べるっていう。食ってけないっていう。
分かったと。
だから食ってけるだろって。
ああ、はい。
だけど確かに住むとこいるわなみたいな。
そうですね。
スズカンゼミに入ると、スズカンゼミ合宿所とか、
スズカンゼミならタダでいくらでも泊まっていい場所が、
150人分ぐらい確保されてるんですよ。
全国各地に。
じゃあお前鍵やるから、好きなとこ行ってみて。
家賃ゼロ?
家賃ゼロ。
素晴らしい。
八ヶ岳とか。
好きなところ。
好きなところ。
最高。
やりたくても食ってけないからやれてないっていう若者に会うと、
食ってけるでしょ?と。
そこ行くと野菜もくれるし。
宿は鍵貸してやるから。
掃除ぐらいしろと。
貸してやるから。
ちょっとほころんでるところがあるから修理ぐらいしろと。
27:01
それやったら。
服はやりたいことのために1年ぐらい服買わなくてもいいんじゃない?って。
だってやりたいことあんだろ?って。
あと携帯はいるわな?みたいな。
いります。
ビジネスのために。
必要必要。
やりたいこと、友達大事だと。
あとガソリン大事。
言いたいことは、
結局30万か40万あったら人間は生きていけんですよ。
だいたい都会から2時間ぐらいのところで。
六本木で住もうと思うから生きていけない。
六本木には住めませんよ。
でも2時間のところはスズカンゼミは確保します。
ちょうど2時間。
南木村も池袋から2時間だし、
八ヶ岳だって新宿から2時間だからね。
そこまでやりたいことのために2時間ぐらい東京離れてもいいんじゃないの?って。
それをタダで貸してやるし、
携帯は俺が1年貸してやると。
だからやりたいことやれって。
そこまで考えてないんですよ。
そうですよ。
一言ね。
食っていくにはっていうのをそこまで返されるとは思ってなかったと思うんですよ。
ちゃんとみんな思考停止なんだよね。
食っていけないからやりたいことをやると。
じゃあ食っていくということを定義して、
ちゃんと因数分解しろと。
積算打ち分けを明らかにしろと。
そのために学問を教えてるんでしょ。
なるほど。
定義するために兄はちゃんとそれをもう1回細かく分けると。
解像度を分けて。
これがメタ認知ですね。
そうです。
服もやると俺は。
スーツ1つぐらいやると。
ネクタイ3本ぐらいやると。
あとパンツぐらいですよ。
自分で買った。
下着はまた下着やってるベンチャーがいるんですよ。
それを教えてもらった。
あいつからちょっと俺もらってやるから。
そこで本当に止まってる人が9割以上ですね。
95%もっとかな。
99%止まってるじゃないですか。
じゃあですよ。
せっかくなんで今の話で。
やりたいことが本当にあるならそうやっていいじゃないかと。
1年2年3年。
給料30万は結構多いんだと思いますけど。
20万でもいいじゃないかと。
生きていけると。
一生懸命やりなさいと。
減らせばいいからね。
もうタイがないからもう10万円10万円で。
生きていけるぞと。
一方でやりたいことがまだ見つけられない。
そんな若者たくさんいますよね。
自分は何なんだろう。
みんなキラキラしていて。
インスタグラムに載ってなんか夢を叶えている。
でも私は僕は何なんだろう。
って思ってる子もたくさんいますよね。
そんな子たちにはなんて。
30:00
そういう子たちはですね。
旅をすればいいんです。
30:28

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