2025-10-06 36:39

#141 Q2.苦手なタイプの子どもとどう関わったらいいですか? | 大学生の質問SP2025

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教室で子どもに大きな声を出されたり、グイグイ主張してきて言うことを聞いてくれなかったり…。もしもあなたが先生だったらどうしますか?


《ゲスト:めいむーん/谷本明夢 》


高校時代数学0点から旧東京工業大学理学部宇宙論研究室に行った作家・ライター。 「数学セミナー」2025年4月号より #夫は数学者 連載中。物理を本気で楽しむ恩師との出会いで、人生が変わった人。数学者の夫と2人の子供と、東京→アメリカ→デンマーク→熊本→名古屋とほぼ世界一周。アメリカ・コペンハーゲン在住時には小学生を相手にサイエンスワークショップを主催。デンマーク在住時には、現地の教育に興味を持ち、訪問やインタビューを通じて教育と幸福度についての知見を深める。好きなものは家族、コーヒー、本、学者、懐手して宇宙見物。科学は推しです。


note「浪人時代の私が17年越しに起こしたちょっとした奇跡のおはなし」Meimoon | 谷本 明夢


https://note.com/meimoon/n/n4e8d7da71f52




《 つぼけん 》

大学の自主映画サークルで映像制作の面白さを知り、映像の制作会社に入社。カメラマンディレクターとして、北極🐻‍❄️から南極🐧まで世界各地で撮影をしてきた。現在は「月曜日に会いたい人をふやす」をテーマに、映像🎥・写真📷・Podcast🎤などメディアを横断して活動中。



《 大ちゃん:大野大輔 》

組織開発コンサルタント。

学校と自分が嫌いだった学生時代を、ある恩師が幸せに変えてくれたことがきっかけで教師の道を志す。10年勤めた公立小学校を退職し、現在は(株)先生の幸せ研究所のコンサルタントとして全国の学校園の伴走型支援を行うなど、「教育をもっと自由に」をテーマに活動している。

○(株)先生の幸せ研究所 コンサルタント

○鎌倉市教育アドバイザー

○社会教育士


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サマリー

このエピソードでは、大学生が苦手なタイプの子どもとの関わりについて考察しています。相手の取扱説明書を理解し、お互いに快適なコミュニケーションを築く方法が議論され、教育現場での実際の経験がシェアされています。大学生の質問を受け、苦手なタイプの子どもとの関わり方について考えています。リンカーンの言葉を引用し、子どもに対する理解を深めることが重要であると述べつつ、ジャイアンのキャラクターを通じた具体的なアプローチや、シャッターを下ろさない姿勢の大切さについて議論しています。大学生が苦手なタイプの子どもとの関わり方について探求し、愛情表現や環境設計の重要性を考察しています。また、アイメッセージの効果的な使い方や、子どもとの良好な関係性を築くためのコミュニケーション方法についても議論しています。大学生の質問に対して、苦手な子どもとの関わり方に関する洞察が深まるエピソードとなっています。聞くことの重要性やお互いの関係性を築く方法についての具体的なアドバイスが紹介されています。

苦手な子どもとの関わり
それでは続きになります。大学生の質問スペシャル2問目になります。
1問目から盛り上がってお二人ともありがとうございます。
ありがとうございます。
2つ目もグイグイ言っちゃってください。
2025年大学生の質問スペシャル2問目です。
苦手なタイプの子どもとどう関わったらいいですか。
はい。こちらもですね、やっぱり学校と関わっている大学生だからこその疑問なのかなと思います。
質問の印象いかがでしょうか。
分かる分かる、これ。あるよね、やっぱ。
ありますよね、きっとね。
あるよ。
なんかどんなこともさ、うまくさ、やらなければとか、確かに教わるときはあるんだけど、やっぱ、もともと人間なんで、我々教職員なんでさ。
だからやっぱあるんだよ、これ。
あっていいよねってスタートから僕はいきたいね。
そうだね。えいむんどうですか。
私は先生ではないので、不特定多数の子と関わることはなかったですけど、でもやっぱ親でもそうですからね。
我が子一人でさえ得意なタイプであるとは限らないわけじゃないですかね。
ほんとそうだよね。
そうそうね、生まれてきた我が子でさえさ、なんでもう、もうみたいになることきっとあるお母さんたちばっかりだと思うからね。
すごく分かるなと思いながらスタートしていきたいのは同じでございます。
はい、わかりました。
じゃあ今回2人ですね、あきさんちむさんの声ぜひ聞いてみてください。
苦手なタイプの子どもとどう関わったらいいですか。
具体的な体験談
はい、ありがとうございます。質問をくれたのはお二人です。あきさんちむさんです。
よろしくお願いします。
はい、緊張してますか。
してます。
ではこれはどうして質問してくれたんですか。
はい、今大学の実習でいろんな子どもと関わっていて、その中で関わり方が難しい子どもがいたので聞きたいなと思いました。
なるほど。関わり方が難しいイコール苦手っていうこと?自分にとって苦手だな?
自分にとってちょっと苦手だなっていうタイプの子とは関わり方が難しいです。
なるほどね。ちょっと苦手だな、難しいなって思うのはどの子ですか。
私はグイグイ来られるとちょっと引いちゃうところがあります。
何歳?何歳みたいなこと?
さっきの一問目と聞かれてもっていう感じですかね。
ちむさんはどうですか。
私は声が大きかったり、わーって叫んでたりするとちょっとびっくりするし、引いちゃいますね。
確かにね。そういうときどうするんですか。
どんぐらいの声の大きさでしゃべってほしいかを伝えます。
なるほど。ちょっと声が大きいんじゃないの?
そうですね。アリさんぐらいの声でしゃべってほしいかもとか、びっくりしちゃったみたいなことを伝えます。
いいですね。素晴らしい。
質問としてはどういうお悩みなんですか。
グイグイ来られると引いちゃうところがあるので、その後やっぱりその子のことを無視するわけにもいかないので、
苦手だなって思いつつも、それを子供にはしたくないし出せないから、
どう関わっていったら自分のためにも相手のためにもいいかなっていうのがわからないです。
なるほどね。将来先生になるための経験を積む場所でもあるし、
そういうこと関われることになったら、将来もしも先生になったときとかにこれがわかったら役立ちそうですね。
はい。
今はどうしてるんですか。苦手だなと思ったら。
今は自分が我慢するだけです。
そうか。
そうね。確かにね。
質問たくさんしてくる以外には何か困っちゃう子ってあるんですか。
質問とあとは好奇心が旺盛な子だったりすると、こういうのがしたいみたいな要求というか、
質問をたくさんされてしまうと答えるのにも限界があるので、困ってしまうことがあります。
なんか予測してなかったことをやりたいって言われてしまったりとか、
お守事が好きな子とかだと、何屋さんをするとかだと用意しなきゃいけないものがあったりするじゃないですか。
用意してないなーって思いながら、そっかーって。
子供だからなー相手はなー。
チムさんも同じようなことありますか。
私は距離感近い子とかがいるとどうしようかなーって思いますね。
触ってくるとかもいるんで、それの対応の仕方は困るなーとか。
でもあんまり押しのけたりはするわけにはいかないから、
どう伝えようかなーみたいな。
だから実際ある程度勉強でもあるし、仕事でもあるわけだし、
子供にとっては若干大人の見本的なものもあるわけじゃないですか。
先生とは違う、親でもない、ある程度年齢が自分に近い若い方が来たらさ、
それ嬉しいから、触るのはともかくとして、
いろいろ質問したくなっちゃったり、わがまま言いたくなっちゃったりって気持ちもわかる気もするけどなー。
でも困っちゃうよねー。
じゃあスタジオの大人たちに聞いてみましょう。
アキさん、チムさんありがとうございました。
はい、そんなわけで2人が質問してくれた苦手なタイプの子なんですけれども、
例えば距離が近くってグイグイ来てしまったり、たくさん質問してきたり、
声が大きかったり、距離が近い、ちょっと触ってくるとか、
なんかそんなふうなことがあったりするんだけれども、
今はやっぱり自分が我慢するしかないんですよーっていうような質問でした。
コミュニケーションの重要性
わかる。私も1回海外に住んでた時に、
日本語学校の幼稚部の先生みたいなのをやったことあるんです。
あ、そうなの?
そうなんです。で、その時って教員免許とかいらない。
私そういう幼児免許とか教員免許持ってないんですけど、
海外在住してるお母さんたちで回すっていう感じだったんですよね。
未経験のままにちっちゃい子たちを何人も集めてやるんだけど、
やっぱこの自分の子と全然違う、本当にいろんなタイプの子がいて、
どうしていいかわからなくて、毎回毎回迷ってたことがあるのよね。
どう接してあげたらいいんだろうみたいな迷ってたことがあったから、
すごいその時のことを思い出しました。
すごいわかる。いちいち迷っちゃうんだよね。
こういう時どうしたらいいんだろうって。
リアクションに迷っちゃうし、で、次に会う時に何か言われるかもって、
ちょっと身構えちゃう感じとか、すごいわかるなと思いながら聞いてました。
今は例えばどういう子がいて、どういう対応したみたいなのって何かありますか?
なんか苦手っていう感覚は別になかったんだけれど、
本当にじっとしてるのが苦手な子とかもいれば、
喋るのが苦手な子とかもいたし、
で、その子たちが全く同じ教室で同じことをしなきゃいけなかったんですね。
そんな自由にいろいろできるような環境じゃなかったから、
その度にカンセラーさんの友人とかに話聞いて、
どういうふうに声かけたらいいのかなとか、
どういうその発育の違いなのかなとか、
相談しながら一個ずつ試してみるみたいなことを当時は、
なんか手探りでしたよね、あの時はね。
すごい手探りだったなっていう気もするけど、
でもどこかにちょっと苦手意識みたいなふうになっちゃってた自分も、
たぶんいるなって思ってて、
話す時にちょっと身構えちゃってたかもなっていうのは、
終わった後になんとなく反省点になったんですよね。
先生じゃないからさ、
そこら辺を知らないので思ってたけど、
今思うと、なんかもっと純粋にその子のことを観察してあげたかったなっていうのは、
今は思っているところ。
途中で自分の取扱説明書を伝えるって言ってる子がいたじゃないですか、
なんか大きな声でクイクイこられると実はちょっと苦手なんだ、
みたいなことをちゃんと言ってるっておっしゃってる子がいたんですけど、
それもそれで確かに一つありだなと思ってて、
一方で向こうの子の取扱説明書もあるよなっていうか、
なんかそのお互い持ってる取扱説明書、
共通ルールみたいなのはなくて、みんな違うから、
お互いそれぞれ持ってて、
それがあった状態でじゃあどうしよっか、
みたいなことが一つ一つ見えてくるのが関係性かなって思うと、
自分の取扱説明書を伝えてあげるのもいいんだけど、
相手の取扱説明書はどうなんだろうなって、
この子はどういうコミュニケーションを望んでるのかな、
この子は何に興味を持っているのかなとか、
どういうふうに言われるとこの子は嬉しいのかなとかっていうのを、
一個一個見つけてあげたいな、
その子たちはまだ言語化できないだろうから、
っていうのを興味持ってみる、
だいちゃんとかの言葉を借りて面白がる、
るようになればなれたら、
たぶんその苦手さっていうのが何だろうみたいな、
何に私はそんな身構えてるんだろうみたいな、
おもろって言えるようになってくると、
なんかちょっと違うのかなって、
どうしようじゃなくて、
おもろいな、次はどうしてやろうかなみたいな、
そういう超える、それこそクエストだよね、
探求心っていうかさ、
くっそ、今日はうまくいかなかった、
次は見てろよみたいなぐらいの、
面白がってその関係性を見ることができるようになってくると、
もしかしたら楽しいかなっていうのを、
なんとなく聞いて思ってました。
分かるよと言っていただいちゃんどうですか?
今のメイムンがね、大事なこと全部言ってくれたからさ、
マジで?
いいパスきたよ、ちょうど僕メイムンの具体とか言いながら話せると思うので、
ありがとうございます。
僕ちょっと前提の話とさ、
あともう一個そのメイムンの話に肉付けみたいな話の二層構造なんだけど、
まず前提として苦手なままで僕いいと思ってるんですよ、実は。
うん。
で、その苦手があるってことは、
多分そういう子が得意とか、会うっていう大人もいるじゃないですか。
やっぱり今チーム担任制とか、
みんなでみんなを育てていこうとか、
複数で見守っていこうよっていう流れが、
教育界でもさ、流れてるんですよ。
それほんとそうだなと思ってて、
やっぱ一体その子とかで会わなかった時に、
それで苦しくなってしまうかどうか、
やっぱりこう複数でとか、
で、会うっていう人が出会えるんだよね、大体ね。
複数いるとさ。
それで会うとか得意を生かしていくっていう前提は、
まず今整いつつあるから、
それはね、結構安心してもらっていいかもなってまず思った。
で、その上で二層目のね、
関わり方っていうメイムンさんが、メイムンがパスしてくれたから、
僕ちょっとある格言を伝えたいんですけど、
リンカーンの教え
アメリカ合衆国第16代大統領のリンカーンさん。
僕これ、たまたまですけど、
このちょっと前のね、土曜日で、
僕ある小学生、5年生にですね、
この話をしてきたっていうスライドがあるんで、
今それ見ながら話してるんですけど、
このリンカーンさんがこんなこと言ってるんですよ。
私はあの男が好きではないゆえに、
彼のことをもっと知らねばならないっていう格言が、
あるんですね。
この言葉、僕すごく好きで、
あの子が得意じゃない、
あの子が苦手、
だから、もっと知らなきゃなっていうメッセージじゃないですか。
さっきのメイムンが言ったさ、
探求心出してみて、やっぱ知らなきゃなとか、
知ってみようかなって思うっていうのが、
やっぱ僕大事だと思うんですよね。これ一緒なんですよ。
そうすると、だんだん向こうの取説っていうのが見えてくる。
こういうことだと思うんだよね。
ちょっとさ、ケーススタディじゃないけど、
ドラえもんのキャラクターに出てくるジャイアンでやってみませんか?
今みなさん。
これちょうどさっき言った、
ある5年生向けにやってきたワークショップが、
このジャイアンと仲良くなれるのかっていうワークショップだったんですよ。
これ5年生向けにやってきたんですね。
アニメ版の方でしょ?映画版じゃない方。
映画版じゃない方ね。
その質問も当日出てきました。
まずジャイアンのよく見えるイメージ自体が、
暴力的であり意地悪であり、
ちょっとこの怖いイメージがあると。
で、今映画のって出してくれたけど、
やっぱこれね、当日子供たちからたくさん出てきました。
勇敢であり、情に熱いであり、妹思いであり、
いざって時頼りになるであり、野球が上手いとか、
なんか多面的に見えてくるじゃないですか。
このね、多面的に見えてきた時に、
かわいいって思うっていうか、
人のかわいさに触れていくんだよね。
前まで見えてたその子じゃないところ、
これ多分メインムーンが言った取説的なところも、
すごく関わってくると思っていて、
リンカーンさんの言葉から始まって、
僕すごいよくやってるんですよ。
そうすると、だんだん僕の中で関わり方が変わってくるのと同時に、
相手がね、だんだんだんだん心開いてきますね。
うん。
自分の取説を分かってくれたっていう認識はしないけど、
僕のこと、私のこと知ろうとしてくれてるって思うと、
逆にこっちのこと知ろうとしてくれます。
そうすると、あ、そうか先生もこうやって触られるの嫌なんだとか、
なんかこうやってグイグイ来られるの嫌なんだって、
子供なりにね、だんだん理解しようとしてくれるんですよ。
うん。
そうすると結構ウィンウィン的な、苦手っていうところから、
なんか違うね、関わり方になっていけるんじゃないかなって僕は思ってる。
苦手意識の克服
めっちゃすごい。
さすが、素敵。
すごい分かる。
ジャイアン分かりやすいね。
ジャイアン。
すごく興味のあるテーマとも一つ一緒だなって思ってて、
私苦手意識ってほんとどっから来るんだろうなって、
ずっと興味持ってるんだよね。
なんかその苦手意識持つと、心がシャッター下ろすでしょう。
そっかね、分かるわ。
そうなの、もう傷つきたくないとか、
もう辛い思いしたくないとかっていうふうに思うと、
それは人に対してもそうだし、学びに対してとかもそうなんだけど、
絶対に誰か、みんなどっかでシャッター下ろした経験ってあると思うんですよ。
ガラガラ閉店みたいな、
もうこれ以上この世は私の人生にいりませんみたいな、
ガラガラガラって下ろしちゃうことってあるじゃない。
でもなんかそれっていつももったいないなと思ってて、
しばらく距離置いたりとかするのはいいけど、
シャッターさえ下ろさなければ、
いつかその先にある魅力的な一面が、
その多面的ななんかのさ、
魅力的なとこが見える瞬間が来さえすれば、
印象って結構ガタンと変わることがあるのに、
でもシャッター下ろした瞬間に見えなくなっちゃうじゃない、
全てがガラガラガラって、その向こう側がね。
だから、シャッターさえ下ろさなければ、
きっと可能性はあるんだろうなって思いながらずっと思ってたから、
嫌いなものこそ知らねばならないとかさ、
そういう感覚を一つ持ってるだけで、
ありがたなと思った瞬間に、
でもその子を観察して、どういう子なんだろうなとか、
この子ももしかしたら好きになれるところがあるかもとか、
いろいろ試してみる間に学べることってものすごくたくさんあるだろう。
発見がすごくたくさんある、
宝島でもあるじゃない。
苦手なことか苦手な科目とかもそうだけど、
そこって多分探求してる間に、
開花する能力が多分得意科目より多いと思うんだよね。
新しい発見、知らないワクワク、
苦手が得意になったりとか、
嫌いが好きになった瞬間の、
こんなことかみたいな喜びみたいなのとかっていうのは、
もしかしたら得意な世界だけで生きているよりも、
宝がいっぱいあるだろうなと思うと、
他人と過去は変えられないけど、
自分と未来は変えられるみたいな言葉もあるじゃない。
これも実はあんまり好きじゃなくて、
自分と未来は変えられる、確かにそうなんだけど、
自分が変わっていくと他人も変わっていったりするし、
自分が変わっていくと過去も変わったりするじゃない。
過去が苦手だった人とかもさ、
今なんか好きになれたらさ、
それすらなくなっちゃったみたいなさ、
過去ごと塗り替えて丸ごと好きになれたりするじゃない。
嫌だった気持ちすら思い出の一つになって、
見え方が変わる、解釈が変わるみたいなことを思うから、
関わり方の変化
相手を変えようとする前に、自分がまず関わり方変えてみる。
だいちゃんも言ってたけど。
自分が変わっていくうちに、向こうの関わり方も変わってくるっていうのは、
絶対あるなと思うから、
いやもう本当にすごいなと思って、
逆にこの苦手なタイプとどう関わったらっていう風に言うのが、
道を開いていく問いだなって、
今聞いてて思う。
たしかにね、この問いから始まりそうだよね。
自分は今苦手だと思ってるんだなっていうところからさ、
じゃあどうやって関わればいいのかっていうさ、
めちゃくちゃクリエイティブな問いなんだよね、これね。
どう逃げたらいいですかじゃないからね。
そうそうそうそう。
今さ、めいむんが出してくれたさ、
人との関わりの方もそうだし、
あと強化のことも出してくれたじゃないですか。
それやっぱね、僕の見え方ってね、見取り図ってわかりますか?
例えば立方体ってサイコロみたいな形だったら、
正面が見えてて、
他の上の面とか、
側面とかも見えてる図ってあるじゃないですか。
見取り図で見ると、さっきのジャイアンは正面から見たら、
たしかにこういうね、やべえやつだと。
でも上の面とか、
側面とかね、見てみると、
いろんな目が見えてくるよねっていうことを通して、
過去だったりとか、これからの関わり方が変わってくるんですよ。
これすごい大事なね、フレームワークだと思う。
本当にそう思う。
多明星っていうのもあるし、氷山とかもそうじゃないですか。
氷山の一角とか、海の上に見えている氷山なんか、
ほんの数パーセントぐらいしかなくて、
見えてない部分が90何パーセントあるよねみたいな、
話とかもまさに同じだなと思うけど、
常に見えてない部分がたくさんあるんだよね。
どんな人に対してもね。
得意と思うと逆に言うと、それ以上探究しなくても好きだからさ、
止まっちゃうこともあると思うんだけど、
得意な人にすら見えてない90何パーセントもあるし、
見えてないこの面の部分、光を当たってない部分もあるだろうし、
苦手な人にももちろんそれはあるし、
そういうのを知っていくっていうことで、
見え方が本当に180度変わることもあるっていう経験を、
1回でも多分2回でもしていくと、
この子の先にもなんかあるかもってね、
実感を持って思えるかもしれないしね、
自然に探究したくなるよね、きっと。知りたくなるというか、
この人の向こうにもなんかあるかも。
そうなんだよ。今さ、僕とメインムーンでさ、
メガネ的なことを話してきたじゃないですか、
どう見るかとか、どう知るかっていうところだったと思うんだよね。
多分今、あきさんとちむさんからすると、
結構喫緊的な話だから、
ちょっと対応の話も触れたいなと思うんだけど、
例えば声が大きかったり叫んでいる、
声が大きかったり叫んでいると苦手とか、
これ捉えられてるの素晴らしいと思ったんですよ。
この捉えられてると、
それを問いに変えてあげると、会見策って結構見えてくるんですよ。
声が大きいのは何でだろうとか、
何でこの子は叫んでいるんだろうっていう問いに
今変換してくれているでしょ。
そうすると、そこから色々聞けるじゃないですか。
その子自体にね、自身に。
聞いていくとだんだんだんだん、
こういう風にすればいいんだとか、
普段なかなか喋る相手いないんだとか、
お家でずっとこの子怒られたりとかしてるから、
その声の大きさが自分の中のデフォルトになってるんだとかね。
わかんないけど、
奥、見えないところを見ていくことによって、
こうすればいいんだっていうのを探していく営みが対応じゃないですか。
これね、結構楽しいんですよ。
なんかシステム的に捉えるってこと?
その子のバックグラウンドにある環境とか、
そういうことです。
ネガティブ経験っていうか、こういうの嫌だなとか、
また今日もなんか触られたなとか、
この嫌なことがあった時に問いに変換するんですよ、僕。
その問いに変換すると、今めいむんが言ったみたいに、
システム思考的になぜっていう原因っていうかね、
ここがあるから今これに繋がってんだっていうのが見えてくるんですよね。
触ってくるのって本当に今、愛情不足なんだって。
愛情と環境設計の重要性
この大好きとか、あなたがね、生まれてきてくれて嬉しいよとか、
そういうのがなかなかご家庭でね、
言われてる経験が少ないとかね、わかんないですよ、これ。
それが見えてきた時に、じゃあどうするか。
私に触るのは違う。
でも愛情を満たしてあげるって、
他の機会に作れないかなとか。
もっと友達とね、ちょっと繋げてみて、
その友達同士でいい関係になっていくことで、
その愛情表現が変わってくるんじゃないかなっていう風に、
新しい手段が見えてくるじゃない。
もうこのあきさんチームさんはね、探求が始まっていて、
問いに変換されているから、
それをなんかこの一個一個楽しむっていう、
めいむんさんが言った言葉に尽きるんだけど、
これ試すと、あ、違ったなって。
これ試すみたいなのをやっていくっていう、今サイクルに入ってるから、
これあれだよね、問いの立て方ってさ、
自分に向けないで相手に向けるってことでしょ。
自分がなんでこうされて嫌なんだろうじゃなくて、
この子はなんでこういうことをするんだろうっていう問いにするってことでしょ。
そうなんです。
必ずそこに引き起こされてるってあえて言うけど、
必ずあるから何か。
僕なんかさ、昔飛び出しちゃう子だったよね。
これ、もうほんと5年生向けのさっきから出してるさ、
話で、僕子供たちにも伝えてきたのね。
後ろに保護者の方もいてさ、その場。
保護者泣いてたよ。
飛び出しちゃう子、こんなふうにちゃんとなるんだとか。
確かにね。
うちの子もやんちゃだけど、ちゃんとするから大丈夫そうだなみたいに
言ってくれてた回があったんですよ。
ちょっとそれましたけど、なんかその僕だったらね、
飛び出しちゃってた原因ってあるじゃないですか。
興味が溢れたわけですよ。
もうやりたいことが止まんなくて、
1個のことを1箇所にずっと留まって
同じ作業やるって無理なんだよね。
分かってくると、ほら見えるじゃないですか。
じゃあどんな環境、設計、デザインにするかとか、
そういう感じだと思いますね。
なんかね、取説自体をすぐに子供って分からないと思うし、
自分もそうなんだけれども、
分かんないじゃない。
なんでそもそも自分が飛び出すのかも分かんない中で、
どうやったら飛び出さないでいられるかっていう取説は、なかなか難しいと思うけど、
でもそこにある原因、
自分はこういう性質なんだとか、
どうしてもどうしても外に行っていろんなものが見たいんだとか、
じっとしていると操作してくるんだとか、
そういうものを知っていれば対策として取説ができてくるなと思うんだけど、
うちの息子も昔、小学校の時に、
教科書が嫌だって言って、
持ってるだけで気持ち悪くて吐きそうみたいな時期があって、
かみつくぐらい、
教科書にかみついたことがあるの。
それで私もびっくりして、
最初言われた時、何言ってるのかわからない。
単純に嫌なのかな、この授業と思ってたんだけど、
よくよく聞いてみたら、紙質が嫌だっていう話になったんだよね。
化学物質過敏症みたいなものもしかしてあるかもって言われたんだけど、
でもやっぱりその時に結構息子はね、
原因をちゃんと探ってたの。
だからちゃんと自分で、私もだから最初、
どうしよう、どうしようって、
howばっかり考えちゃったんだけど、
何がダメなのかなみたいな、ほんとに、科目がダメなのか、
先生がダメなのか、紙そのものがダメなのかとかっていうのを、
ちょっと一緒にわーって観察してみた結果、
紙がダメっていう話になって、紙質がね。
結局ね、コピーを教科書に変えたのよ。
全部教科書コピーして、先生にお願いして、
教科書のコピーで持っていきますっていう、
教科書だから持っていきませんって話をして、OKもらってやったんだけど、
自分の紙質を持ってるものを、親御さんたちと一緒に探究して、
ちゃんとその原因を分解して、
ちゃんとその取説のところまで一緒に持ってってるから、
この経験はどこにいても役に立ちますよっていう風に、
スクールカウンセラーさんに言ってもらったことがあって、
だからそれを一人ではなかなか難しい。
子供が自分で気づくことは。
だからその周りにいる大人が、
なんでそんなに人との距離が近いんだろうなとか、
なんでそんなにどうしても声が大きくなっちゃうんだろうなとか、
もしかしたらね、大家族に住んでてでかい声叫んでないと、
ということもあったり、親に声が届かないとかの環境もあるだろうし、
だけど実際は、みんなのところでは、
そんなにみんな実は大きくないから、そんな大きな声出さなくていいってことに気づいてないとかね、
だからそういうのを一緒に気づいていく過程を
やってあげる大人が近くにいると、
子供の未来にとってはめちゃくちゃ大きなギフトだなっていうのを、
私もその時に思ったんですね。
アイメッセージの効果
だからなんかいいなと思った。
裏にある仕組みっていうの?
その子の資質そのものに興味を持ったりとか、
その家庭環境とかでも一緒に興味を持ってあげるっていうことをするってことは、
その一瞬の一つ距離をどうのこうのっていう、
解決だけではない大きな意味があるなっていうのを、
私と先生とスクールカウンセラーさんと
一緒にちょっとやったことがあったなって思い出した。
大切な話をしてくれてどうもありがとう。
だってその時にさ、
噛みついたりなんかして、
ダメでしょ、先生の言うことをちゃんと聞きなさいって言って、
怒ってたらさ、
きっと親子の関係とかもちょっと悪くなっちゃいそうだもんね。
1回目はそうだったよ。
2回目でさすがに違うなって思ったの。
ちなみにこれさ、このお二人が言ってたみたいに、
かといって何でもほら、
言うことを聞いてあげたらいいわけじゃないんだよね。
かつ教員をするのにも続かないっていう風に、
お話をされたと思うので、その通りなんだよ。
こういう時さ、よく使われるのがアイメッセージなんだよね。
アイメッセージって、
僕はこういうのちょっと嫌だよとか、
よく使うといいよって教わるじゃないですか。
僕ね、アイメッセージの盲点があると思ってるんですよ。
アイメッセージの盲点は、
例えばこの場面で言うと、教員側から、
こういうのは嫌なんだよねとか、
私は嫌なんだよねって言う前に、
その子のアイメッセージ聞き出せるって言う。
これ順番があるんだよね。
かつ、先生もこういうの嫌なんだよって伝えようの前に、
その子が、僕はこういうのが嫌なんだよねとか、
こういうのがすごい今つらいんだよねとか、
こういうのをやりたいんだよねとか、
そのアイメッセージの方を最初に引き出せているか。
それを聞いてあげて、
ちゃんと一緒に考えていくっていうのをしながら、
こっちもちゃんと伝えていくっていうコミュニケーションの
順番がある気もしていて、
伝わらない?
分かる。押し付けになっちゃうもんね。
そうなんだよね。ちょっと降ろされたって向こうも思っちゃうんだよね。
そこのバランスはちょっと難しいんだけど、
そういうのをうまくやっていく関係性を作っていくことで、
ちゃんと聞いてくれたりとか、こっちの嫌なこと苦手なことも
分かってくれるっていう関係性に繋がっていくんじゃないかなって思いますね。
まさに最近見たテレビでね、
それの話してましたよ。
人がいたときに関係性を考えるときに、
だいたいほとんどの人は、
間に一つの壁があると思ってる。
その壁の押し合いをするんだ、ルールの押し合いみたいな。
こっちに合わせてよ、そっちが合わせてよみたいな。
この壁の押し合いをするイメージを持ってる人が多いと。
はいはいはい。
だけど、本来は壁っていうのは2枚存在するんだと。
自分の前に1枚。で、向こうの前にも1枚。
あって、その間にお互いの
アイメッセージを多分置き合う。
私はこうしたい、私はこうしてほしくない。
で、その安全な空間のところに置き合って、
じゃあどっしよっかっていうのが、
関係性の作り方だよねっていう健全な。
で、多分片方だけがアイメッセージを出してると、
壁1枚で押し合ってるのに近い状態になって、
聞いてよ聞いてよみたいな。
私はそれは嫌だよ、嫌だよなっちゃうんだけども、
1回ちゃんと相手のアイメッセージっていう、
相手のところにも壁があるっていうの分かってるよ。
あなたのプライベートの個性があるの分かってるよっていうのを
メッセージあった上で、自分のアイメッセージも投げ込むと、
安全な2つの壁のある関係性の中で考える。
どこまで近づくかとかっていうのをそれぞれが選べるっていうか、
関係性になるのかなっていうのを今ちょっと聞いて思ってる。
関係性の築き方
それだな。
ちょっと長かったけど、すごいイメージ合うな。
ある学校訪問行ったときに、
すごいぐちゃぐちゃの状態になっちゃった学年があって、
そこに行ってきたんですよ。
よく主犯とか言われても可哀想だなと思うんだけど、自分もそうだったからね。
特にそれのきっかけになってしまったっていう、
グループがいたんだよね、5人組ぐらいが。
その子たちに関わってほしいって言われて、
僕行ってきたんだよ。
そっぱな、誰だよってなって、
僕、嫌な言葉をいっぱい言われたんだよね。
ゴリラだとか、
あと下ネタを言われたりとか、
そこって怒りたくなっちゃうじゃん。
つい言わない方がいいよとか。
まさに今のメイムで言うと、
こっちからの壁があって、
アイメッセージ置きに行くと。
アイメッセージはちょっとダメだから、僕の中で。
向こうのアイメッセージ聞こうと思って、
今きついでしょって僕聞いたの。
そしたら、めっちゃきつい、無理。
もうすぐ出たい、ここって。
出してくれたんだよね、まずね。
特に何?って言ったら、
いや、俺らこれやりたいんだよねとか、
今俺らこういうの作りたいんだよねとか、
出してくれるんだよね。
苦手な子どもとの関わり
それが全部受け取れるものでもないものも出てきたんだけど、
全部出してくれたんだよね。
そこから、それはな、確かにな、
今我慢してるんだ、みんなって言って。
そうだよ、俺ら休み時間以外、マジ死んでますとか。
だんだん分かる?今、壁がさ、
お互いの壁があるんだけど、ちょっとずつ近づいてきて。
最終的に僕が、でもこうやって来たね、
大人とかにさ、
そういう言葉とかかけられると、俺も結構つらかったけどねって。
最終的に伝えたのね。
そしたら、ごめんなさいって言ってくれたんだよね。
で、それから結構その子、割と親しくね、
5人組になったんだけどさ、
やっぱ最初なんだよね。
どっちからっていうのはあって、
お互いの壁があるっていう、めいむさんの今の気づきなんか、
まさにそうだなと思った。
相手が安全だよ、ここまでは安全だよ、ちゃんとあなたの言ってること全部、
ここまで受け取れるよっていうところを、
ちゃんと引いてあげて、ちゃんとでも距離があるところでやるのがいいんだよね。
遠くから、実はここは僕もちょっと嫌だったけど、
みたいなことを言いながら、
お互いが押してこないってことさえわかれば、
意外と歩んでくるよね。
押されると思うと、こっちは防御体制になるから、
ガソってやるか、シャッター下ろすかみたいな、
安全対策するけど、
こいつ襲っては来ないなって思えば、
ドアが開く可能性はあるというか。
この前、教育のイベントでさ、
双川さんがね、このラジオも出てくれてる、
双川さん主催のイベントで、産業医の三宅さんって方が、
ご登壇されてましてさ、そこで教えてくれた言葉が、
耳へんのさ、聞くって感じあるでしょ、
あれのもう一個の訓読み、みなさん知ってますか、
〇〇ってひらがな2つが入って、
最後す、〇〇すで終わる訓読みが、
聞くっていう漢字の中に入ってるんですよ。
わかんない。
それがね、許すなんだって。
知らなかった。
その語源、いろいろ諸説あるんだけど、
相手の存在を認めるっていうのが、聞くっていう営みなんだと。
つまり、相手の声を聞いて、相手のメッセージをね、
聞くことを通して、
僕、私はいていいんだと、
私は認められたんだってなる、許されたんだって言う、
言葉から来るんだってね。
多分、僕も〇〇もさ、今話しながら、
結構行き着いたところって、そこに近いなと思っていて、
そうすることで、相手の見え方だったりとか、
そこから転じて関わり方みたいのが、
変化していくのじゃないかと、
そんな仮説を二人で話した気がしたんだよ。
いい話だ。
次々出てくる枝井ちゃんから、名言製造機だからな。
いや、パクリ製造機だからね。
あらゆるところの、
お借りしておりますって、
吉武晋介さんに書いてほしい、お借りしてますって本。
お借りして生きてます、みんなそうだから。
人々たちの恩言葉でお借りして、
勇気をもらって生きておりますから。
これは、僕の名言リストにも入りましたよ。
許す。いいわ。
産業員の三宅さん、めちゃくちゃよくてさ、
さすがです。
そもそもがね、1問目からはそうだけど、
この大学3年生たちが、
シャットアウトするんじゃなくて、苦手だからダメとか、
質問嫌だから答えませんじゃなくて、
どうやって関わっていって、どうやって関係を作ろうかっていうことから、
生まれてる質問だからね。
本当に質問からしてとってもいいなと改めて思いました。
聞くことの重要性
素晴らしいですよね。
具体なのがいいよね、本当ね。
明日から変わっていける。
面白がったり、
多面的で見たり、あと許すということも、
素敵な言葉が出てきたけど、これがいいなと思ったことを、
きっと実践してくれるんじゃないかなというふうに思います。
というわけで、
2025年大学生の質問スペシャル2問目でした。
ありがとうございました。
36:39

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