1. ヒヨスケのヒヨってニューゲーム
  2. #21 ロストオデッセイでニュー..
2022-08-21 17:41

#21 ロストオデッセイでニューゲーム

今回は「ロストオデッセイ」。FFの生みの親である坂口さんが作った名作RPGなんだけど、1番のおすすめポイントはゲーム本編ではなくて…というお話。

番組に関する感想等はお便りフォームをご利用いただくか、Twitterで #ヒヨニュー をつけてつぶやいてください。

▶︎お便りフォーム: https://forms.gle/FwTYgGsPXEKGqiHx5

▶︎ヒヨスケ Twitter: https://twitter.com/hiyosuke

00:01
はい、どうもヒヨスケです。ヒヨってニューゲーム、始めていきましょう。
今回はですね、ロストオデッセイというゲームの話をしていきたいと思います。
これXBOX 360で出たRPGなんですけども、作ってるのが坂口博信さんですね。
ファイナルファンタジーの海の矢である坂口さんが作ってる作品で、
坂口さんがスクエアを辞めた後にミストウォーカーという会社を作りましたけども、
そのミストウォーカーの作品ですね。
内容的にはね、割とオーソドックスなRPGというか、ターン制のコマンドバトルで、
独自のシステムは導入してはいるものの、そんな気をてらった感じでもないし、
割とオーソドックスな内容で、剣と魔法という感じでね。
平凡っちゃ平凡な内容ですよ。
正直そんな特別激推しみたいなね、ものすごいオススメっていう感じでもなくて、
傑作というよりは、まあまあよくできた良作という感じの内容ではあるんですけどね。
平凡とも言えるんだけども、個人的にはちょっとここは言っときたいっていう、
ここはすごく印象に残っているというポイントが2つありまして、このゲームに関しては。
主にそこをちょっと今日は話していきたいと思いますけども、
とりあえず大体どんな内容かというのをざっと説明させていただきます。
まず主人公がね、カイムっていう男性が主人公で、
年の頃は30前後かな、30代半ばぐらいかもしれない。
ちょっとね正確な年齢がわかんないんですよ。
というのもね、彼ね不老不死なんですよ。
オーソドックスな内容みたいなことを言っときながら、
いきなりこの突飛な設定ね、主人公が不老不死っていう。
ゲームってね、RPGなんだろう、ゲームの世界って、
大体不老不死ってラスボスが欲するもんですからね。
ラスボスが何とかしてこの不老不死の力を手に入れようとして、
むちゃくちゃなことをしていろんな犠牲が生まれて、
それを主人公たちが阻止しようとするみたいなね、
のがすごいよくあるパターンかなという気がしますけども、
このゲームはもう主人公が花から不老不死です。
もう千年生きてるんですよ、主人公が。
とはいえね、逆にベタなところもありまして、
彼ね記憶喪失なんですよ。
過去の記憶を失っていて、自分がなぜ不老不死なのかも分かってない。
記憶喪失の主人公は多いですよね。
現実世界で記憶喪失の人に出会うことなんて、
まあなかなかないことですけども。
創作の世界においてはまあ多いですわな。
03:00
石を投げれば記憶喪失の主人公に当たるんじゃないかってぐらい、
多い気がしますけどね。
記憶喪失と主人公っていうタイトルの論文があったら、
誰かまとめてくれないですかね。
なぜ記憶喪失になったのかと、どういう流れで記憶を取り戻すのかみたいな、
そこら辺まとめた論文があったらぜひ読みたいですよ。
それくらい記憶喪失の主人公が多いですけども。
このゲームは主人公が不老不死というあんまない設定と、
記憶喪失というベタな設定が組み合わさっているわけですね。
それを聞いただけでなんとなく察しがつくかもしれないですけども、
大まかな内容的にはカイムがなぜ不老不死なのかもわからない男が、
いろいろ旅をしていく中でそこら辺の謎が明らかにされていくみたいなことですよ。
大まかに言ってしまえばね。
あんま細かいストーリーの説明は今回めんどくさいから省きますけども、
だいたいそんなゲームです。
戦闘はさっき言ったように割とオーソドックスなターン制のコマンドバトルなんですけども、
いや待てと、主人公が不老不死なら戦闘をやっても死なないじゃないかということですけど、
そうなんですよ、死なないんです。
そうなんです、私死なないんですということでね。
ヒットはいいね、気絶っていう扱いです。
ヒットポイントがゼロになったら気絶です。
戦っている場合は気絶しちゃったらアウトなんですよ、ゲームオーバーということで。
もう一人、カイム以外にもパーティーがいる場合は、
カイムが倒れて気絶しちゃっても他のパーティーが生きている場合は当然戦闘が続くし、
何ターンかそのままカイムを放っておけば勝手に生き返ります。
不老不死なんで。
レイズとかザオリクとかそういうのをいちいちかけなくていいです。
放っておくだけで勝手に生き返ってくれるんでね。
そこが不老不死っていう感じですよね。
その辺はちょっと普通のRPGとは変わった設定ではあるんですけども、
システム自体はね、そんな突飛なシステムを組み込んでいるわけじゃなくて、
例えばリングシステムっていって攻撃の時にタイミングよくボタンを押すとスキルが発動するみたいなのがあったりとか、
壁システムっていって前衛と後衛、パーティーが前衛後衛で分かれていて、
ヒットポイントとは別のガードポイントみたいなゲージがあって、
それによって後衛が守られていてなかなかダメージを受けにくいみたいな戦略的なシステムがあったりとかするんですけども、
特別風変わりなシステムを導入しているわけでもなく、
割と戦闘自体はシンプルで分かりやすいオーソドックスな単戦バトルっていう印象でしたね。
そうは言ってもうまくまとまっていて、なかなか楽しめたという思いではありますよ。
あんまり詳しくは覚えていないんですけどね。
それなりに面白かったなという思いではありますよ。
06:01
平凡とも言えるような内容のゲームではあるんですけども、
そんな中で私の印象に残っているポイントは何なのかというところで2つあると言いましたけども、
とりあえずまず1つ目のポイントはですね、曲がいいんです。
音楽がすごくいい。サントラがすごくいい。
曲をやっているのがFFでお馴染みの植松信夫さんなんですけども、
私は元々FFが好きで植松さんの曲が好きっていうのもあるんですけども、
私の中では植松作品の中でもかなり上位ですね。
一如を争うぐらい好きですね。
当然ゲームのサントラとしていいっていうのもあるんですよ。
ゲームの内容に合ってて雰囲気が合っているし、サントラとしていいっていうのもあるんだけど、
単純に曲がいい。曲としてかっこいい。
いいなという曲が多いなという印象がありますね、このロストオデッセイのサントラに関しては。
中でも特にラスボスの曲がめちゃくちゃかっこいいんですよ。
これは冒根咆哮というタイトルで、
亡き魂を吠え叫ぶというタイトルで冒根咆哮。
めちゃくちゃかっこいい。
文字面で言うと漢字で冒根咆哮って書いてあると驚々しい感じがしますけどね。
冒根咆哮って言っただけの気持ちよさもいいですよ。
ぜひ皆さん一回口に出して言ってみてくださいよ。
気持ちいいですから。
ソラミミアワーとかで出てきそうでしょ。
ガンズ&ローゼスの曲とか探せば1個くらい出てきそうですよね。
その気持ちよさ、あとこの驚々しさ、ギャップいいですよね。
これね、植松作品が好きな人であれば聞けば一発でね、
植松の坊だなっていうね、植松武士だなっていう仕上がりになってますから、最高ですよ。
ロックとオペラの融合みたいな感じで始まって、
このタイトル通りちょっと驚々しいような不穏な空気が曲全体に流れてるんですよ。
そっから後半に入るとここに和太鼓が入ってくるんですね。
ドーンスッドドーンスッドドーンスッドドーンスッドンみたいな。
そこでハッハッハッハッみたいな感じで和太鼓が入ってくるんですけど、
そっからさらにね、念仏のようなね、ラップのような、念仏だからラップなのかよくわかんないパートが入るんですね。
ブツブツブツブツっててよくわかんないんだけど、よく聞くと爪が割れて血が溜まってとか、
叫ぶ粉々みたいな、すごい不穏なことを言ってて、なになになに気持ち悪い気持ち悪いみたいな。
裏ではさらにオペラみたいなコーラスが、
09:01
それで流れてたりして、いろんな要素がちょまぜになってるんだけど、それがうまく融合してて、
で不穏な空気みたいな、それがね、すごいかっこいいんですよ。
単純に曲としてかっこいい。
ゲームのサントラをうんぬん抜きにして。
私これサントラ持ってますけど、サントラを買う決め手の一つでしたね。
とにかくラスボスの曲かっこよすぎたっていう。
もうこれサントラ買うしかねえっていうことでね。
それぐらいかっこいいんですよ。
だからラスボス曲ランキングで言えば、私の中では相当上位ですねこれ。
1位かもしれない、印象に残ってる度合いで言えば1位かもしれないぐらいかっこいいですね。
ただこのラスボス戦自体は、いまいちだったんですけど、
ラスボス戦にしてはちょっと地味だったなっていうイメージですね。
ラスボス感がちょっと足りなかったなっていう。
若干中ボス感が出てしまってたなっていう印象があったんで。
ラスボス戦自体はちょっといまいちだったんだけど、
曲はまあとにかくかっこよかったなっていうイメージですね。
印象が残ってますね。
ゲームはやらなくてもいいから、とりあえず曲だけでも聴いてくれみたいな思いがあって。
気になるポイントで、印象に残ってたポイントでもあり、話したかったポイントということでね。
結構この暴行報告以外にも、エンディングで流れるボーカル曲とかもすごい良い曲だったしね。
いいんだけど、ただこれサブスクにないんですよね。
上松作品っていうことで言うと、FFのサントラを一通り揃っているはずなんですけど、サブスクに。
だからスポティファイとかで聴けるんですけど、ロストオデッセイはないんですよ。
だから気軽に聴ける感じでもないかもしれないですけど、機会があればということでね。
すごい良い曲揃ってますね、という感じです。
もう一つのポイントがですね、これが今回の本題ですよ。
これの紹介をしたかったから、ロストオデッセイを選んだと言っても過言ではないですね。
もう今までの話は全部前座ですよ。
じゃあそれ何なんだっていうことですけども。
これ最初に言ったように、主人公のカイムが不老不死だけど記憶を失っているという状態なわけですけども、
ゲームをやっていくうちにいろいろ思い出すわけですよ。
当然それで話が展開していくんですけども、
メインストーリーとは関係ないエピソードとかも思い出すことがあって、
カイムが過去にこんなことがあったなというね。
そういうのを短編小説として読めるようになっていて、
これがサブコンテンツとして千年の夢というタイトルがついている。
サブコンテンツとして結構な数の短編小説を読めるんですよ。
過去の出来事としてね。
これメインシナリオに関しては坂口さんがシナリオを書いているんですけど、
この千年の夢というサブコンテンツの方の短編に関しては、
12:02
小説家の茂松清さんが全部書いているんですよ。
これがめちゃくちゃいいんですよ。
さすが茂松清みたいな感じで、すごい素晴らしい短編が揃っているんです。
カイムという男性は不老不死で、ずっと生きているわけですけども、
そんな中でもいろんな出会いがあったわけですよね、過去に。
いろんな出会いがあるものの、自分は年を取らない。
でも相手は年を取って死んでいってしまったりとか、
いろんな出会いと別れを繰り返してきているわけですよ、この男は。
そこら辺がすごく切なかったりして、主力の短編が揃っているわけですよ。
こっちの方がメインコンテンツではないかというくらい、すごい良い内容なんですよ。
これを読んだだけで、このゲームをやった価値はあるなというくらい、素晴らしいです。
じゃあ、そんなに良いんだったら気になるじゃないかということで、
それを読むためにわざわざこのゲームをやるのかと。
そのためには、これはXBOX独占なので、XBOXを買わないといけない。
持っていない人は買わないといけない。
そこまでかなというところで思いますよね。
大丈夫です、安心してください。
これね、千年の夢だけで書籍化されていて読めるようになっています。
タイトルが何だったかな。
ちょっと忘れちゃいましたけど、
千年の夢、ロストオデッセイ、千年の夢とかで検索すれば出てくると思います。
だから、このロストオデッセイというゲームを楽しもうと思ったら、
当然ゲームをするのも一つの手ですけど、
サントラと本を買う、これだけでも十分楽しめると思います。
サントラを聴いて、音楽を聴いて、本を買って、短編を読んで、
これだけでもロストオデッセイを満喫することができるんじゃないかなという気がしますね。
そういう楽しみ方ももしかしたらありじゃないかなということでね。
XBOXって日本では正直あんまり人気なくて、持っている人も少ないかもしれないんでね。
わざわざこのために買うのめんどくさいという人は、
そういう楽しみ方をしてもいいんじゃないかなと思いますね。
ゲームである以上は、ゲームをプレイするというのが一番の楽しみ方ではあると思いますけど、
いろんな楽しみ方があっていいかなというところでね。
これFFの坂口さんが作って、FFの植松さんが曲を当ててということなんで、
わりとFF好きな人であれば楽しめる内容になっているんじゃないかなとは思いますけどね。
ただこれキャラクターデザインを井上武彦さんがやっているんですよ。
スラムダンクでおなじみのね。
あの方がキャラデザインをやっていて、
なんでビジュアル的にはまたちょっと違った雰囲気ではあるんですけど、
3Dモデルに関してはね、
井上さんがそこまでちゃんとチェックしているらしくて、
顔の仕上がりとかすごい良いんですよ。
良いんだけど、衣装がちょっとダセーなって思うところがあって、私は。
15:05
なんか知らないけど、すごいダボッとした服を着てたりするんですよ。
なんだこのダセーな。というところはあるんですけど、
まあね、まあまあまあ。
まあまあまあね。
あ、そうだ。
あとね、これはキャラクターボイスがついているわけで、
いろんな人が声を当てているんですけど、
主要キャラクターをやっているのがね、
わりと役者さんがやっているんですよ。
メインキャラクターの主人公のカイムの声を、
トヨカワエツシさんがやっていたりね。
あと、オクヌキカオルさんとか、
上原タカコさんとかね、
豊原光介さんとか、
宝塚スターのクゼセイカさんとかね、
そういう方々がやっていましてね。
あとフリップフラップとかね、知ってます?
私結構好きだったんですけど、
双子の歌手のフリップフラップとかね。
今はもう活動していないのかな。
まあいいや。
そういう声優さんじゃない人が声を当てている、
主要キャラクターの声を当てているんですよ。
よくあるでしょ?
ハウルの動く城のキムタクとか、
棒読みだとか言われたりね。
正直そんな感じはありますよ、このゲーム。
ちょっとトヨカワエツシの棒読み感みたいなのが若干あるんです。
私はね、そういうのも嫌いじゃないんでね、いいんですけど。
そういうのが好きじゃない人はね、
ちょっとうーんってなるかもしれないです、その辺は。
これはちょっとみたいな。
特にアニメファンとかそういうところうるさかったりするじゃないですか。
なんでね、そこら辺はちょっとあれなんですけど、
私はこういうのはこういうので嫌いじゃないんで、
全然楽しめたんですけどね。
そういうのが気になって嫌だなと思ったら、
とりあえず書籍の方だけ読んでもらえればいいですよ。
千年のすごい傑作だと思いますから。
あ、そうだ、千年の夢、書籍の方はね、
本編の方で、本編というかゲームの方に入ってないような書き下ろしも入っているのでね、
ゲームの方はやりましたよって人でも書籍読んで楽しめると思いますよ。
ということなんでね、ゲームをやるという楽しみ方もできるし、
本を読むという楽しみ方もできるゲームということでね、
機会があったらいろんな方法で楽しんでみてはいかがでしょうかということでございます。
ということで今回はこの辺でしておきたいと思います。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
おしまいです。
じゃあねー。
17:41

コメント

スクロール