羊毛カバーの紹介
お疲れ様です。羊飼いのまるおかです。
人と羊が繋がることをテーマに活動しております。よろしくお願いいたします。
今日は羊毛をきれいに販売するために、
私が取り組んでいることの一つとして、羊に服を着せることをやっています。
羊毛カバー、カバードウールというものです。
カバードウールを生み出すために、羊に服を着せるのですが、
それについて、もう一度話してみたいと思います。
羊毛自体に汚れがつかないように、羊に着せるのですが、
羊に服を着せるというのは、あまり見かけないと思います。
なので、ちょっと違和感を感じる方もいるかもしれないですが、
私にとって羊毛カバーってどういうものかというと、
野菜とか果樹とか、収穫間際に鳥に食べられないようにとか、
虫がつかないようにとか、落下しないようにとか、
大事に袋に入れたりするでしょう。
リンゴとかブドウとかさ、木になっている状態で、
そのままちゃんと美味しく綺麗な状態でみんなに届けるために、
袋に一個一個入れるじゃないですか。
あれと一緒の感覚なんですよね。
羊毛をみんなに綺麗な状態で届けるために、袋に入れると。
カバーを着せると。
収穫間際にそれを外して収穫してお届けするという。
そんな感じです。
羊に服を着せる意義
なので、羊のためにやっていることというよりかは、
私たち人のために羊毛を洗ったりとかゴミを取るという工程をなくすために、
羊に服を着てもらっているというところなんですよね。
これについて、例えば動物に服を着せるのって、
やっぱりよしやしってあるじゃないですか。
犬とか猫もあるのかな。
可愛い服を着せている方とかよくいるんですけれど、
それとはちょっと違って、
見た目を可愛くするためではないわけなので、
ちゃんと役割、意味を持ったことなんですよというところで、
ちゃんと羊毛を届けたいんですと。
私はそこに私の活動の意味というか価値があるのかなと思っているので、
私はどうしてもそこを重点的に取り組みたいポイントだったりするんですよ。
服を着せなくてもきれいに管理できる方、
そういう環境というのは実際あるんですよね。
海外とかでも広い土地があって、
そこで羊が密にならないでご飯が食べられるような環境が整っていれば、
比較的きれいな状態で管理はできるんですよ。
ゴミとかがつかないようにね。
服を着せなくてもきれいな状態で羊毛を収穫することは実際できるんですよ。
うちはその環境ってちょっと難しくて、
どうしても餌をあげるときとかもみんながギュッと一箇所に集まってしまったりするし、
構造的にも羊たちがいる暮らす場所というのも、
移動ができないというか、ずっと同じところで飼わないといけないので、
そこがどうすることもできないんですよね。
限られた敷地内でお客様とも触れ合ってもらうということもしなきゃいけないし、
他にも動物がいるわけなのでそことの兼ね合いもあったりするから、
羊に特化したっていうのはちょっと難しいんですよ。
というところで、私の管理している羊たちに関しては、
服を着せるっていうのが最適解じゃないかなっていうところで服を着せております。
なので服を着せなくてもきれいな状態の羊毛が育てられるのであれば、
それに越したことはなくて、やっぱり目指すはそこです。目指すはね。
なので何でもかんでも服を着せればいいとかそういうことは思っていなくて、
私自身も服を着せないできれいな羊毛がとれるっていうところが一応ゴールというか、
カバーの素材と循環
今でも目指しているところではあるので。
カバーはあくまで毛をきれいに管理するための第一歩というかね。
まず羊毛を知るっていうところに結構このやり方は役に立つかなとも私は思っているので。
やっぱりきれいな状態の羊がどんだけ美しいものなのかっていうのをね、
知ってもらうのが育てる側、生産者の視点というか意識を変える上でめちゃめちゃ大きいんですよね。
このインパクトがね、私がそうだったからもううわ、めっちゃ綺麗と思って。
羊の毛ってこんなに綺麗、本来はこんなに綺麗なんだと、美しいんだと。
クリンプが一本一本綺麗に波打ってる。
でも真っ白純白、それを私は汚してしまってたんだなっていうところを、
気づいた途端やっぱね、世話の仕方管理の仕方って大きく変わってくので、
そこをちょっと意識してもらうといいんじゃないのかなっていうところでね。
その第一歩として羊毛カバー着せてみたらどうですかっていうのはちょっと私はね、
お勧めしたいかなっていうところはあったりはします。
でもみんな着せて欲しいっていうわけではなくて、
知って欲しいっていうところかな、羊毛のことを知って欲しいっていう意味で。
まぁそんな感じで羊毛カバーと私は向き合っているわけなんだけど、
うーんと、そうだなぁ。
えっとね、よく言われることの中で、
その羊毛カバーも羊毛で作れるといいよねとか聞くんですけど、
僕やっぱここはね、ちょっと違和感があってね。
ちょっと違和感やっぱあるんだよね。
あの、なんでって。
なんでってちょっと僕はね思っちゃうんだけど、
羊毛自体も羊は着てるわけだから、
その上にさらに羊毛を着せる意味がちょっとよくわかんないのと、
羊さんはね、私たちのために羊毛を生やしてくれているところもあったりするんだけど、
それをまた羊に着せちゃうのっていうところもあるかな。
なんか違和感を感じるというか。
なんか羊からせっかくもらったのに、また羊に着せるんだみたいなところもあるし、
あとはもうその実際の使うときのね、
やったことないからわかんないけど、
でも少なくても羊毛と羊毛を重ね合わせて、
そこでもし雨とか降ったらもうたぶん羊毛同士がくっついちゃうよね。
と思うとどうなの?それっていいのかなっていうね。
たぶんそこまで考えずに単純に羊だけでできたらいいんじゃないっていう風に思ってると思うんですけど、
私は羊に羊毛を着せるつもりは1ミリもないっていうところかな。
だってもう着てるじゃんっていう。
直接今羊たち着てるからさ、それでいいじゃんって思うからね。
なんか羊毛カバーについたゴミを、
じゃあそれをまた取るんですかっていう話にもなるしね。
何やってんだろうって話になっちゃうからさ。
そこはうちが今使っているカバーの生地は科学繊維で作られた強度重視だよね。
摩擦に強くて破れにくい、そういう素材を使っております。
何度も使い回せるような素材の方がやっぱりいいんじゃないのかなっていう。
もう使い捨ての素材はやっぱり嫌だなっていうところがあったりするので、
補修して2,3年ぐらいは持つようなものじゃないと、
なんかよくわかんないじゃないですか。
生地を作る素材を育てるために他の生地の素材をたくさん使って作り出す意味がよくわかんないでしょ。
何やってんだろうって話じゃないですか。
なのでできるだけそこはちゃんとうまく回るような循環というか、
いい循環が起きる方向に持っていきたいですよね。
一応その使っているカバー自体はもう剥ぎれというかさ、
もう行き場のない生地を使わせてもらっているので、
そもそもそういう生地を使って出陣着せているので、
なのでできるだけ無駄のない形でやるっていうのがすごく大事。
あとはどうだろうな。
羊毛カバーの効果
あとはね、暑さ対策としても羊毛カバーって結構優秀なんですよね。
羊に服を着せることで熱がこもってしまうんじゃないかって思う方がね、
やっぱりどうしても多いんですよ。見た目からして暑そうに見えちゃうからね。
これはしょうがないなと思うんだけど、実際にはそんなことはなくて、
むしろ服を着せてた方が直射日光から守られて、
羊毛自体は断熱材なので、カバーで日陰になった羊毛ってすごいひんやりして気持ちいいんですよ。
カバーありとカバーなしでは10度ぐらい差があるぐらい、
カバーを着けてた方が実際、中は涼しいです。
これも私何度も温度を測って計測したりした結果、そうなっているので、
そういうデータが取れているので、カバーがあった方が実は熱はこもりにくいと。
ただね、1点デメリットというか、熱がこもるということに関してあるんですけど、
カバーを着せてた方がその分保温性は増すんですよ。
なのでカバーを着ていないときは夜になると日が出ていない状態になると、
カバーを着せていない羊の方が毛の中の温度は下がりやすいです。
逆にカバーを着せている方のカバーの中の温度というのは、
外で日に当たっているときと夜に当たっていないときも常に一定です。
なのでカバーを着せていない方が実は夜とか日が出ていないときは涼しくなりやすいというデータも取れているので、
どっちがどっちというところではあるんですけど、
結果的に私の中で結論としてあるのは、カバーを着ていない状態、羊毛だけで計測しているんですよね。
羊が身に着けた状態では温度は測れないので、羊毛だけを置いてそこの羊毛の内側の温度を測るんですけど、
カバーを着せているときと着せていない羊毛の内側の温度を測ったりするんですけど、
結局羊が身に着けている以上、羊毛と内側の皮膚の間の温度の差で、
絶対そこに羊の体温が乗っかるので、そこは一定なはずなんですよ。
40度近い39度5分くらいかな?の羊の体温が、そこは常に一定であるはずなので、
カバーを着ていない方の羊毛の温度というのは、その39度5分を下回っていくんですけど、だんだん冷えてきてね。
ただ、実際にはそこには羊がいるので、羊の体温より下がることはまずないはずなんですよ。
そうやって保温されるはずなんで。
カバーを着ている方に関しては、常に39度、40度を超えることはあまりないですね、カバーを着せているときの方は。
その状態で夜に入っても、ずっと40度キープしているので、結局その羊の体温とそんなに差はないので、
結局カバーを着ても着ていなくても、多分体感温度は同じっていう結果が私の中にはあります。
日中はカバーを着ていたほうが温度が上がりづらくて、夜はどっちも一定じゃないかというのが私の結論ですね。
なので、結果的に私はカバーを着せるというのを選んでいます。
QOLの向上と柔軟な対応
なので、この辺ももっとちゃんと調べてくれる人がいたら嬉しいんだけどなぁと思うんだけどね。
いろいろとその辺も踏まえてやっていけるといいなぁって思いますね。
羊にとってもQOL、クオリティ・オブ・ライフの質が上がっていきつつ、羊毛もきれいに管理できていい羊毛がとれるというところを目指せると一番いいかなと。
羊が動き回るから、羊の体にストレスがかからないような作りを目指しましょうという。
そこは私も結構力を入れているので、いいんじゃないかなというところかな。
新しい、今作っているカバーで今のところトラブルが起きたことは一回もないので、結構いいんじゃないかなという感じですね。
仕上がってきている感はしますね。
目指すはカバー着せなくても綺麗な、羊も健康でというのが一番ベストですけど、
それが私のところではちょっと難しいので、カバーを着せるという選択をとればできるのであれば、そうやるのがいいんじゃないでしょうかというところかな。
羊を育てる上で自分が何をしたいのかというところがやっぱり一番大事かなと思うので、
服を着せるという選択肢をもし考えている方はぜひお声かけいただけると嬉しいかなと思います。
私が答えられることであれば何でも答えるので、隠すことでもなんでもないので、できることなら協力もしたいので、
ぜひ興味ある方は連絡いただけたらなと思っております。
今日は羊毛カバーについてお話ししてみました。
以上です。