羊毛の汚れの原因
はい、お疲れさまです。羊飼いのまるおかです。
人と羊が繋がることをテーマに活動しております。よろしくお願いいたします。
えーと今日はね、昨日、昨日だっけ、羊毛カバーについてお話ししたかなと思うんですけれど、
今日は、まあ、それに続く話かな。
あの、羊毛カバーを着せなくても、綺麗に羊毛が汚れないようにね、管理する方法っていうのかな。
そういったこともね、やっぱ考えていかなきゃいけないので、それについてもちょっと、まあ、今の私の考えをちょっと喋ってみようかなと思っております。
えーとまず、あのー、そうだな。
羊毛がね、その綺麗な状態で、私たちの手に届くっていうところが、すごく大事かなと思うんですよ。
もちろんね、その汚れた状態の毛でも、利用価値が全くないわけではないですけれど、
まあ、できることなら、次の段階に進みやすいように、それこそゴミ汚れが多かったからこそ、過端処理みたいな、そういう環境に悪い方法でね、
えー、まあ、羊毛ウールを取り扱っていたという歴史があるわけなんだけれど、
それはね、やっぱおかしいよねっていう。
そう、そこまでしなくても、あの羊毛っていうのをちゃんとこう、使えるような形で育てるべきじゃないのかなっていうところで、
まあ、そもそもじゃあなんで汚れるのっていうところをね、まずそこを理解しておかないと、
あの汚さない、綺麗な状態でカバーも着せずにね、変えないと思うので、
そこをまず、えーと、まあ、言葉にまとめてみようかなというところかな。
えーと、まずその、どうして日本のね、国産羊毛ってそんなに汚れやすいのと、
で、この汚れっていうところは、あの、なんていうだろう、
えーと、洗えば落ちる汚れとは違って、
まあ、交雑物、協雑物、あの、植物のね、種とかさ、
まあ、そういう繊維質のものが、こう、羊毛に絡まれてね、もう取れないというような状況になったりするんですけれど、
で、まあ、ね、そう、自然の中で、そりゃあ生活してたら、あの、草が混ざったりとかさ、
いろんなものが混ざったりするのは、まあ、至極当然だとは思うんですけれど、
えっとね、
羊の飼育方法と汚れ
その、そもそも羊っていう生き物が暮らしている場所っていうのは草原なんですよね。
あの、まあ、山の上の方とかに暮らしている子たちもいたりはしますけど、
中にはね、いろんな種類があるので、羊にも。
そう、で、まあ、えっと、比較的こうなだらかなね、草がたくさん生えるような草原に、
羊たちはまあ、暮らしていると、まあ、飼われていたりするんですよね。
で、それこそ海外とかだと、もう、あの、広い土地にね、もう1年中外にいたしっぱなしで、
ね、管理、管理というか、あの、まあ、人が育てるというよりかは、自然が育てるっていう方がまあ、
適してるんじゃないのかなっていう、まあ、そういう広々とした環境でね、育つわけなんだけど、
あの、羊のね、毛に、こう、ゴミがね、付く、えー、
一番の理由っていうのが、その、過密状態で羊を飼育している、
うーん、っていうところが、まあ、そこなんで、それに尽きるかなとも思うんですよ。
そう、で、どうしてね、体中にあちこちに草が付いてしまうんだと、
で、中の方にどんどん入り込んでしまうんだっていうところを、あの、紐解いていくと、
あの、例えばさ、そう、餌箱があって、で、そこにね、草が入れられてさ、それを食べるだけだったら、
あの、顔周りとかさ、首周りとか、その辺に、なんかこう、草が付くのは、餌箱に頭を突っ込んだんだろうなっていうね、
なんかそういうふうに、あの、くっつくのは、まあ、理解できるじゃないですか。
じゃあなんでさ、その、お尻の方とか、あの、背中とかさ、ね、あの、体全体にこう、草がくっついてしまうのはなぜなの?っていうと、
あれはね、要するに羊同士が、こう、過密状態でさ、こう、体を寄せつけ、寄せ、寄せ合って、あの、ぶつかりながらね、羊が。
で、それこそ、餌箱にみんな群がるから、我先に行くもんで、他の羊を押しのけたりするわけじゃないですか。
ね、でも、どうにかしてこう、ね、それこそ羊に飛びかかる、飛び乗って、ね、後ろから飛び乗って、で、どけどけ、みたいな感じで割り込むような羊もいるんですよ。そう。
っていう感じで、あの、顔周りはね、自分でつけた、その、汚れ、ゴミなんですけれど、
体、他の部分につける体は、あの、違う、周りの羊たちがつけるんですよ。
周りの羊たちの、その、顔とか首周りについている、その、わらゴミを、他の羊たちを押しのける際にね、あの、どんどんどんどんくっつけていくんですよ。
汚れを移していくんですよ。そう。っていう感じになるんです。そう。なので、あの、羊をね、少ない等数で、広いところで飼うと、基本的に、あの、汚れはつかないんですよ。
で、なおかつ、その、ずっと外で育てていて、生えてる草をね、放牧してるときに、生えてる草を、まあ、自由に食べれる状態であれば、あの、餌はいっぱいあるからさ、こう、取り合うことはないですよね。
うん、そこの草おいしそうだな、っていうので、こう、一箇所にわーって集まることは、そうそうないので、あの、みんなそれぞれ、距離感を持って草を食べるから、
羊同士がこう、なんていうの、触れることがそんなにないんですよね。
だからね、ゴミを移し合ったりとかはないです。そう。だから基本的に、綺麗な羊毛が取れやすいんですよ。そう。
管理方法の提案
なので、綺麗な羊毛を取ろうと思ったら、そのカバーなしでね、取ろうと思ったら、
やっぱね、その、過密状態にならないように、
で、食べる餌も、一箇所にこう、まとめるんじゃなくて、こう、できるだけ分散して、で、こう、
なんで、急いでこう、ね、あの、場所を取りながら、ね、あの、喧嘩しながら、食べるような、そういう形ではなくて、
もう誰でも、こう、ゆっくり食べれるようなね、そう。で、そういう空間を作れるかどうかっていうのが非常に大事なんですよね。
そう。なので、そこさえ、あの、押さえておけば、比較的ね、その、
カバー着せなくても、綺麗な感じの羊毛を育てることは、まあ、できますよと。
で、まあ、私のね、管理している場所っていうのは、もう場所が限られてて、
で、ね、あの、いろいろとこう、制限があるわけなので、
どうしてもね、やっぱ、服着せないとちょっと無理なんだよなっていうところがあるから、私は着せてますけど、
まあ、もしね、そういうふうに、あの、なんていうのかな、カバー着せる必要がないところはね、まあ着せなくても十分綺麗だと思うので、
なんか、そんな感じで、こう、使い分けしてもらえたら、いいんじゃないのかなと思ったりしてますね。
まあ、羊毛って、あとはその、なんて言うんだろう、質?
要は、細くて柔らかい毛の、毛を持つね、メリのみたいな、
子たちと、太くて、固い、あの、例えば、
ブラックノーズとかかな、あの子たちの毛はすごくね、ツヤツヤで、ストレートではなくてクルクルなんだけど、でもなんかこう、汚れがついてもね、もうスルンって落ちてしまいそうなね、
そう、あまりこう、ゴミが絡みづらいようなね、なんかそういう毛質だなぁと思って見てるんだけど、まあ実際どうかは分からんけどね。
羊毛の管理方法
なんかそういう子たちだったら、まあカバー着せなくてもさ、ね、それこそ毛刈り前にちょっとシャワーでジャーって洗い流せば、綺麗に落ちるかもしれないしね。
いろいろと管理の仕方は、羊によってね、あの変えていけるんじゃないかなとも思うんですよ。
まああとは何だろう、毛を刈るタイミングとかさ、その辺もこだわれば、うまくやればね、汚れる前に、綺麗な状態で毛を収穫できるかもしれないじゃん。
例えば夏の間は外に放牧できて、冬はどうしてもね、あの室内で社外しないといけないという場合であれば、社外になって過密状態になる前に毛を刈り取って、綺麗な状態の毛をいただくとかもね、やり方としてはいいと思うので、
毛が短い状態でね、過密状態になるんだったら、まだね、毛が伸びてくるとどうしても汚れて取りづらいんだけど、毛が短い状態の汚れってさ、結構洗えば簡単に落ちるので、そういうやり方も全然ありかなと思ったりもしてますね。
なのでその辺、とにかく汚れる理由っていうところがね、まず理解できているかどうかっていうのがすごく大事かなと。
あともう一つ言うとすれば、羊の健康状態ね。これも間違いなく大事なので、ちゃんとご飯食べててさ、しっかり栄養もたくさんご飯食べて、元気いっぱい、病気もしていないっていうのがまず前提条件ではあるので、
健康な羊ほどね、すごい密な羊毛が生えてくるので、そうなってくるともう汚れて入り込む余地がないので、それぐらい健康的な羊の毛っていうのは、そういう意味でも良い毛が取れますので、
羊を健康に飼うっていうのはもう最低条件ですね。それができていなくて毛を綺麗にしようとかカバー着せようっていうのはちょっと違うかなと。
まずそれよりも先にやることあるよねっていうところね。そこができていなかったら、いくら良い羊毛を育てたとしても、綺麗な羊毛を育てたとしても、あまり良くない毛が取れるので、そこをまずは整えていただけたらなぁと思ったりしております。
よっこいしょ。
さあ、今日は雨ですけど、明日は雨は止むと思うので、予定通り毛刈りをね、明日全部終わらせれたらいいなぁとは思っております。
できれば、何頭ぐらいいるんだっけ?5、6、7、7、8頭ぐらいか。
普通にやればね、できるんだけど、私の体が持つかどうか。
だねー。
ゆっくりやればね、大丈夫なんで、どっかで私がポキってならなければOKです。
元気な子がまだ残っているからね、あの子たちがちょっと心配だなって思うけど、
がんちゃんが終わったからひとまず私は一安心ではあるんだけどね。
なかなか難しいよね。
それこそ中にはさ、羊の毛を刈る方の中にもさ、例えば片腕だけでね、毛刈りをされる方もいたりするんですよ。
すごいなーって思うよね。足だけで羊をこう転がしてさ、
もう本来だったらね、例えば右手がバリカンで左手はこう皮膚を伸ばしたりとかしなきゃいけないんですよ。
でもその方は左手がないからさ、バリカンを持っている手と、もう足さばきで羊を転がしながら皮膚を伸ばさなくてもね、
要はそう、もう完全にテクニックというか技術だよね。
羊がこう、皮膚が伸びるような形に、羊を寝転がせることができてね。
あれはほんとすごいなって思うよね。
あれを見てしまったらさ、もう弱音なんて吐けないよね。
いやもう頑張るのにどれだけ、どれだけ努力したんだろうかっていうね。
それがね、すごい。すごいなーって思って。
だから私もさ、たとえ体がちょっとどっか痛めてたとしてもさ、
まあイテテテテーなんて言ってられないじゃん。
いやそれぐらいで何言ってんだお前ってなるからさ。
羊も毛を刈ってもらうのを待ってるわけだしね、刈り取らないと、ずっと生やし続けるわけにもいかないし。
っていう感じだよね。
頑張りますか。
明日はウールパーティーって感じで、刈り取った毛をね、みんなでこう、にえにえと眺めながらね、のんびり過ごしていただけたらなとも思いますので、ぜひぜひ遊びに来てください。
はい、ということで今日はそんなお話でございました。
ではでは。
