「AIにオフィスワークが奪われるから、現場職のほうが安全だ」 最近よく耳にするこんなニュースに、なんだか違和感を覚えませんか?
今回は、メディアが語る「AIと仕事」の言説と、実際のビジネス現場(中小企業)で起きているリアルな課題との“ズレ”について深掘りします。
実は「奪われるかどうか」「オフィスか現場か」という二項対立で考えている時点で、私たちは罠にハマっているのかもしれません。AIという「答えを出す道具」が進化する時代に、本当に磨くべき人間の価値とは何なのか。
不安を煽るニュースから少し距離を置いて、一緒に「問いの質」について考えてみませんか?
今回のハイライト
- 学生の8割が現場職を視野に?ニュースと現実のギャップ
- 現場なら安泰、は本当か。フィジカルAIの進化
- 中小企業のAI導入を阻む「三重苦」と新卒採用の制度疲労
- AIには絶対に任せられない「質の良い問い」とは
毎回、日常の中で感じた「ちょっとした違和感」や「なんとなく気になったこと」を取り上げ、その裏側にある構造や仕組みを「ひとりごと(ジャーナリング)」として言語化していく番組。
教える番組ではない。一緒に考える番組。
答えを出す番組ではない。「見え方が変わる」番組。
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感想
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ひとりごとカイギ、はじまります。
AIにオフィスワークが奪われるって聞いて、 学生の8割は現場職を視野に入れ始めてるらしいです。
でもね、今日この話を放っていったら、 奪われるかどうかなんて実はどうでもよかったんです。
大事なのは全然別のところにあった。 その話は後半で。
ひとりごとカイギ、この番組は、日常の中のちょっとした違和感を、 僕の視点で深掘りしていく番組です。
作業のお供に、課時の合間に10分だけお付き合いください。
先日ですね、ホーブスジャパンで面白い記事を見つけたんですよ。
就活性500人に対する調査で、 AIと仕事の関係について聞いたもの。
で、同時期に僕が仕事で関わっている電気工事会社のクライアントさんと、 ちょうど採用の話をしてたんです。
そしたら、メディアが語るAIと仕事の話と、 目の前の中小企業の現実がまるで別の世界の話だったんです。
そのズレがすごく気になって、これが今回のきっかけです。
まず、ホーブスジャパンの調査結果をざっくり共有すると、
就活性の中でオフィス系の仕事を志望している人は73.8%。
これはまだ多数派ですよね。
でも、条件次第で現場職もありっていう人が75.1%いるんですよ。
これはかなり多いかなって思います。
で、オフィス系の仕事に対するイメージで一番多かったのが、 AIにとって変わられやすい。
これが31.4%。
一方で、現場系の仕事で同じ回答をした人はわずか7%。
約4.5倍の開きがあるんです。
就活性の7割以上が就職活動で AIの影響を意識しているという結果も出ていて、
つまりオフィスワークはAIに奪われるから現場だっていう空気が明らかにできつつある。
でも一方で、僕が仕事で関わっている電気工事会社の現実はどうかというと、
需要はあるんですよ。仕事は来る。
でも人手が足りなくて受けられない。採用が本当に大変みたいです。
つまり現場に行けばいいって言ったって、 現場は現場で全く別の問題を抱えているんです。
ここで僕がもやもやしたのは、
AIにオフィスワークが奪われる。
この言い方、雑すぎないかってことです。
オフィスワークって一括りにしてますけど、
その中には事務作業もあれば企画もあれば経営判断もある。
全部ひとまとめにして奪われるってちょっと乱暴じゃないかと思ってます。
03:04
しかもこの議論って大企業やスタートアップの話ばっかりなんです。
日本の企業の99.7%は中小企業なのに、
その現実が完全に抜き落ちている気がします。
ちょっとここで皆さんにも聞きたいんですけど、
皆さんの会社ってAI導入できてますか?
多分多くの人がまだ全然だと思うんですよ。
じゃあオフィス対現場っていう湧き方自体がそもそもおかしいんじゃないか。
この対立の裏にあるもっと根深い構造を掘ってみます。
まず一番わかりやすい話から。
メディアも学生も、
AIにオフィスワークが奪われる。
じゃあ現場だっていう対立に乗っかってるんですよね。
でも現場だって安泰じゃないです。
フィジカルAI、つまりロボティックスは確実に発展していく。
今AIに奪われにくいと言われている現場の仕事だって、
10年後にはどうなってるかわかりません。
つまり問題はオフィスか現場かではなくて、
もっと別のところにあるんです。
でももっと根深い問題があると思っていて、
それは中小企業が抱えている構造的な壁です。
AI導入の話で言うと、
中小企業には30区がある。
まずリードする、リードできる人材がいない。
AIの導入って誰かが働かないと進まないんですけど、
その誰かが社内にいない。
外部から入れるしかないけどコストもかかる。
次に使いこなせる若い人が少ない。
そもそも若手人材自体が少ない会社も多い。
さらにセキュリティの問題。
機密情報をAIに入れていいのか判断できる人がいない。
結局、AI導入がスムーズにいくのはスタートアップ課題企業。
最も数が多い中間層である中小企業が一番難しいんです。
ここまで聞いて、もしかしたら不安になった人もいるかもしれません。
AIに仕事を取られるのかな?
自分のスキルって大丈夫なのかな?って。
でもね、その不安自体が実はこの二項対立の罠にはまっている証拠なんです。
奪われる?奪われないの?
二元論で考えている限り答えは出ません。
じゃあ何が大事なのか?
僕は質の良い問いを持てるかどうかだと思ってます。
AIって答えを出す道具なんですよね。
聞けば答えてくれる。調べれば出てくる。
でも何を問うかは人間にしかできません。
フィジカルAIが発展しても職人技とか勘所の言語化は課題として残るんです。
感覚中をどう扱うか、AIとどう組み合わせるか、これも結局問いの質の話なんです。
06:07
AIに奪われないオフィスワーカーがもしいるとしたら、
それはAIを使いこなしながら質の良い問いを立てられる人。
逆に言えば、現場職だろうがオフィス職だろうが、問いを持たない人はどちらにしても厳しくなる。
ここで冒頭の話に戻ります。
大事なのは全然別のところにあったって言いましたよね。
それがこれなんです。
AIに仕事を奪われるかどうかじゃなくて、質の良い問いを持てるかどうか。
それだけがあなたの仕事の価値を決める。
だからまずこう考えてみてほしい。
自分の仕事の中でAIには絶対に任せられないことって何だろう。
この問いを今日一日だけでも頭の片隅に置いてみてください。
それだけで多分見え方がちょっと変わります。
さて、最後に一冊だけ本を紹介させてください。
「イシューから始めよ!」という本なんですけど、
今日話したテーマの革新がまさにこの本にあるんです。
この本を読んだ時、自分がやっているカベッジセッションの本質もこれだったなと思ったんです。
クライアントと一緒に何を問うべきかを探す作業。
答えを教えるんじゃなくて、
AIがどれだけ賢くなっても何を問うかを決めるのは人間なんです。
その力を磨くことがオフィスワーカーだろうが、現場の職人だろうが共通して一番大事なことだと思います。
奪われるかどうかを心配する時間があるなら、自分は何を問えるかを考えた方がいい。
僕自身もこの本を読んでからそう思うようになりました。
今日も聞いてくれてありがとうございます。
あなたの日常の中にもきっとまだ気づいていない違和感があるはずです。
感想やリクエストは、
ハッシュタグ一人言会議で教えてください。
それでは今日も良い一日を。
08:02
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