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2023-12-06 11:02

地方のここにびっくり。「複式学級」とは?

「複式学級」
みなさん聞いたことがありますか?

2つ以上の学年をまとめて
1つの学級にする制度です。

今回はこの複式学級について、
今後の予想と可能性についてお話しました。

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はい、おはようございます。 普段はプログラマーをやりながら、副業で地域活性化を目指す事業を行っているヒロです。
このラジオでは、明日が楽しくなるような情報をお届けしています。 今回は、地方のここにびっくり
複式学級とは?というテーマでお話ししていきます。 ここにびっくりと言いましたが、私がびっくりされたお話ですね。
皆さんは、複式学級という言葉を聞いたことがありますか? 多分、日本の多くの人が聞いたことないんじゃないかなと思います。
今回は、この複式学級の可能性と今後の予想についてお話ししていこうと思います。 まずは話の背景なんですが、
先日、九州の方とイベントを一緒にやる機会がありまして、 その時に出身地や子供時代の話をしたんですね。
その方は福岡博多みたいな比較的都会の人ではなくて、九州の中の地方の方でした。
お互い、自然の多いところで育ったよねっていう話もしながら、 その話の中で、複式学級だったんですよっていうことを言ったところ、
何それ?っていう感じだったんですよね。 私はこの複式学級って一般用語かと思っていたら、実はそうではないということをその時に初めて知って、
じゃあということで、今回その複式学級がどういう制度なのかっていうお話と、 この複式学級に実際に通っていた私が思う可能性や今後の予想について話していこうかなと思います。
私、この複式学級に通っていたんですね。 全校生とか50人ぐらいの小学校に通っていまして、
同級生は12人、 上の先輩は4人、下の後輩が7人とか、そういう学校に通っていました。
この学校では複式学級というものが採用されていたんですね。 では、複式学級、これがどういうものかをお話ししておくとですね、
これは2つ以上の学年をひとまとめにした学級やクラスのことです。 私のように子供の数が少ない小学校とか、あと中学校で用いられているような学級編成になります。
これですね、知らない人だと全くイメージが湧かないと思います。 1つの部屋に2学年がいるっていうことと思うかもしれませんよね。
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この複式学級なんですが、2つ以上の学年がひとまとめにした学級。 例えば、私が小学校の時は3年生と4年生が1つの学級、
5年生と6年生が1つの学級。 なので学校としては1年生、2年生、3、4年生、5、6年生という4つの学級がありました。
普通の学校だと1年生から6年生まで少なくとも6学級はあるかなと思います。 普通ですよね。
ですが、私が通っていた小学校は4学級でした。 学級数以外に普通の学校と何が違ったかというと、
担任の先生の数が違いました。 4つの学級なので、担任の先生は4人だけです。
3、4年生の担任が1人、5、6年生の担任が1人という感じですね。 先生の数はこのように違ったんですけれども、
あとは学ぶ内容というか、使う教科書が少し普通とは違います。 かなりですね、昔の記憶を掘り起こしながら話していくとですね、
国語と算数は年齢に合った学年の教科書を確か使っていました。 3年生は3年生の国語の教科書を使って、
4年生は4年生の国語の教科書を使っていました。 ただそれ以外の授業は3年生4年生で同じ教科書を使います。
6年間を通して学ばなければいけない内容は決まっていますので、 じゃあどうやるかというと、例えば理科の授業で考えましょう。
1年生、2年生、3年生、4年生、5年生、6年生っていうふうにありますよね。 で、えっと
学年に合わせて123456っていう順番で教科書を使う世代がいます。 一方で124365という順番で理科の教科書を使う人もいます。
私はたまたまなんですけれども、123456と年齢に合った教科書を順番に使いましたが、 前後の年齢の子どもたち、人たちは124365という順番で使っていたので、
3年生の時に4年生の理科を勉強していて、 5年生の時に6年生の理科を勉強していました。
なので、6年生の時には5年生の教科書を使ってたんですね。 国語や算数は頭の発達とかと直結するので、年齢に合った教科書を多分使ってたんじゃないかなと思います。
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理科や社会は実験とか調べ学習なので、1年ずれてもっていうのがあったのかなと思います。
こうやって人数が少ない地方の学校は先生の人数も抑えて、 あと子どもたちが一緒に学べる人をより多くという工夫をしています。
30数年前の話なので、今はもっと別の仕組みになっているかもしれませんが、 これをですね、人に話すとびっくりされるんですね。
で、ここからはこの複式学級の可能性や今後の予想について話していこうかなと思います。 まず今後の予想ですが、
おそらくこういう複式学級は増えるのかなと思います。 それは少子化がさらに進むからです。
子どもが少なくなった地域でよくあるのが当配合ですよね。 私が通っていた小学校も結局は廃校となりました。
なのでまずは当配合がどんどん進むと思います。 ただ、当配合しきった後で子どもたちがさらに減る地域も出てくるはずです。
そうなってくると通学の距離や時間や交通手段を考えると、 統合も難しくなってくると思います。
じゃあということで学年をまとめちゃおうという複式学級が増えるんじゃないかなと予想しています。 そして可能性ですね。可能性についてはデメリットはあると思うんですが、
メリットも多いのかなと思っています。 例えば、上の子が下の学年の子を教えるっていう姿が出てくると思います。
もちろんその逆もあっていいと思います。 私がですね、今運営しているボランティアクラブでも、理解した人が別の年齢の子に教えるというのは普通にあるので、
そういう交流が生まれるというふうに考えています。 あとはさっき国語や算数は年齢に応じた教科書を使っていたっていうふうに話したじゃないですか。
あれって先生がどう授業を運営しているかというとですね、 まず
教室の前後の黒板を使います。 そして一つ学年の、一つの学年はですね、
国語や算数の時間になると机と椅子をぐるっと後ろに回転させて後ろの黒板を使います。
先生は10分くらいの間隔で前の黒板と後ろの黒板を使って交互に授業をしていきます。
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今思えばこの先生すごい技術ですよね。 で、先生が授業をしていないときは子供たちは自習です。
自分たちで学ばないといけないんですね。 先生は問題は出してくれるんですけれども、
わからなくても先生には聞けないので周りの子たちと考えて相談しながら答えを出していきます。
皆さん小学校の時に実習ってありましたか? 先生に放置されて
みんなで勉強しようっていう感じになりますかね? 小学校3年生の時にですね、
皆さんのお子さんで考えてみてください。 なので、副式学級に通う子は先生に頼らず自分たちで学び合うということが小さい頃から自然に身につきます。
年齢を超えて自分たちで考えて学び合うという力が身につく可能性があるのかなと思います。
これが副式学級に対して私が考える可能性ですね。 はい、ということで今回は私自身が通っていた副式学級についてお話ししました。
年齢や立場を超えて学ぼうとか、自分たちで考えて学ぼうとか、今まさに必要だと言われるようなスキルですよね。
こういう力が身につく可能性があって、無理にですね、遠配合してすごく遠くの学校へ何時間もかけていくよりも副式学級がもっと増えてもいいんじゃないかなと思いました。
今回の配信は以上となります。 この配信が皆さんのお役に立てたら幸いです。
それでは良い1日をお過ごしください。
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