パナマでの生活
ことばで旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティの宇住ヒロコです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。毎回およそ10分、
オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けている私は、
世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた
発見や暮らしのヒントを、平日ほぼ毎日を目標にお届けしています。
ことばを通して、文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する。
そんな脳内物理学、ことば旅のひとときをご一緒できたら嬉しいです。
前回までのエピソードにいいねなどで反応してくださった皆様、
フォローしてくださった皆様、書き起こしのノートに好きをしてくださった皆様、
本当にありがとうございます。
今日は初めてレッスンを受けたパナマ人の先生とことば旅のお話です。
パナマって日本にいるとあまり身近じゃないかもしれないんですけれども、
中米と南米をつなぐ首の部分が、首みたいになっている部分があってですね、
有名なパナマ運河がある国ですね。スペイン語圏です。
西洋と太平洋をつなぐ世界の物理の大動脈。
教科書では知っていたりとかパナマ運河って言葉は聞いたことあるんじゃないかなっていうところなんですけれども、
どんな暮らししてるんだろうなというふうにずっと気になっていた国の一つでした。
そんなパナマで暮らしている先生は、普段は弁護士として働きながら、
副業、サイドジョブでオンラインの会話の先生をしているんだよっていうふうに教えてくれました。
アニメとドラマの魅力
Z世代の女性です。
弁護士としての仕事もとても忙しいんだけれども、
いろんな国と話してみたいっていうことだったりとか、
あとは自分自身の英語力アップのために教えるっていうことをしたりとか、
そういうふうに思っているということで教えてくれました。
最近興味ある言葉とか聞いたんですけれども、
そもそも時間があるとエンタメが大好きでいろいろ楽しんでるっていうことで、
アメリカのマーベル大好きだっていうことだったんですけど、
それ以上に日本のアニメと韓国のドラマが大好きだっていうことで、
ここでもかとグローバル女子党のテッパテーマじゃないかと最近思っているような、
今日この頃です。
彼女は今まで話した先生の中で初めてジブリの話が出てきましたね。
彼女はすじわね入りのジブリ沼の先生で、
もう私本当にジブリが大好きなのということで、
ここからずっとジブリの話を一緒にしてました。
彼女が大好きなもののけ姫、隣のトトロ、
千と千尋の神隠し、崖の上のポニョ、
ハウルの動く城、魔女の宅急便、天空の城ラピュタ、
そして火垂るの墓などなど、もうタイトルを上げるたびに、
あのシーンがね、あの動画がね、もう一作一作への愛の温度がとてもすごい。
で、火垂るの墓についても悲しすぎて一回しか見られなかった。
でも一生多分忘れられないってもう泣いたと話していて、
パナマで、日本語でもない言語で、
サブタイトルでこの作品にて、
こんな風に世界中で、世界の裏側に近い場所で、
同じ経験、同じように感情の揺れを経験している方がいるんだなっていう風に思ったと、
ちょっと嬉しいなっていう風に思いました。
他にも彼女は、新海真琴監督の君の名はだったりとか、
琴の葉の庭、これ私はちょっと見たいなという風に思いながら、
まだ見れてないんですけど、琴の葉の庭も見ても大好きだということです。
細田守監督の狼子供の雨と雪も大好きとのことでした。
あとあれですね、天気の子、新海真琴監督の天気の子も大好きって言ってましたね。
結構日本のアニメって、日本の文脈むちゃむちゃ含んでいる気がするんですよね。
景色もかなり日本の、例えばトトロとか、かなり日本の昔の絵だったりとかすると思うんですけど、
そういうのもまるごとみんな受け止めて感動してくれてるんだなってすごく嬉しいなって思います。
ここ数年、パナマで日本の映画を映画館で見れる機会が増えてきてるそうなんですね。
前はほとんど見れなかったそうなんですけど、
最近は日本のアニメが公開されることが増えていて、できるだけ時間を見つけて映画館に行くようにしてるんだということで、
今週も技術会社の映画見に行くって言ってました。
中弁のど真ん中でも映画館、日本の映画を見に映画館に行くっていうことをしてくださってる方がいるんだなーっていうのはしみじみ嬉しいですよね。
鬼滅の刃は漫画版も読んだとのことで、漫画は結構読むんだそうです。
文化の交流
英語版でしか出てないときは英語で読むし、日本のアニメ。
スペイン語版が出てたらスペイン語、やっぱりマダーラングウィッチなので母国語なのでスペイン語で読みたいっていうので、スペイン語で出てるものはスペイン語で読むとのことでした。
だから日本初のコンテンツを他言語で楽しむっていうZ世代スタイルもすごく印象的だったと思いました。
いつから日本のアニメを見るようになったの?って聞いてみたら、
ナショナルテレビというのは地上波でアニメが流れていて、12歳ぐらいの時にハマり始めたとのことです。
今はですね、テレビっていうよりもネットフリックス、あとクランチロールっていう、
これは日本で見れるのかな?
うちの子供は今ニュージーランドにいるんですけど、クランチロールでアニメとか日本のアニメを見てるんですよね。
これもサロスクなんですけど、これクランチロールも中米でも見られてるんですね。
あとYouTubeあたりで新作旧作のチェックをしてるそうです。
さらに面白かったら、どういうふうにそういう情報チェックしてるの?って聞いたら、
もう本当に何が面白いかGoogleでリサーチして決めるっていうことでした。
視聴前の情報収集、完全にZ世代的な感じですよね。
テレビとか雑誌とかではないんですよね。
日本のアニメがなんとなくテレビでやってたから見るものっていうところから、
もう世界中の誰かがこれ面白いというふうに口コミだったりとか対抗しているレビューとかをしている作品を
自分で選んで見に行くっていう形に、やっぱりもう本当に変わっているんだなっていうのを
パナマ経由で改めて感じました。
他に文化的、カルチャー的な、エンタメで好きなものって何なの?って聞いたら、
韓国ドラマだと、South Korean Dramasって言ってましたね。
日本のアニメと韓国ドラマは必ず出てくるなあっていうふうに思いますよね。
特に彼女は元気な弁護士さんなんですけど、これは仕事目線でもどはまりしたっていうところか、
私これ見たことないんですけど、エスクワイヤー、弁護士を夢見る弁護士たちという
法律事務所の人間関係だったりとか法廷シーンが出てくるようなドラマだと思うんですけど、
これをすごく楽しくハマってみましたっていうことで、
私もこれはちょっとこれからチェックしてみようかなっていうふうに思います。
中米パナマでリアルな弁護士として働き、夜は韓国のリーガルドラマなどを見たりとか、
日本のアニメだったりとか、映画館で見に行ったりとか、
そんな時間の使い方、楽しい時間の使い方をされているっていうことでした。
今回パナマの先生と話をしていて、改めて感じたのは、
日本のアニメと韓国ドラマって、ちょっとした国際協力が一部になりつつあるのかもしれないと、
共通語みたいな状態に、この世代、今生きる人たちの共通の何かになってんだなっていうことを感じました。
なので、アメリカのスーパーヒーロー映画、マーベルをはじめとしてスーパーヒーロー映画だったりとか、
日本のアニメ、韓国ドラマ、この三本柱があると、どこの国の10代、20代、
例えばそのもっと上の世代も含めて、多分30分、ずっとこれ、もっと喋ってたいっていう感じだったので、
余裕で女子トークができて、そんな共通言語としてエンタメがあると。
中米パナマの女性とも女子トークができると、すごいなと、グローバルって感じがしますね。
ちなみに、彼女は犬屋舎っていうすごく昔のアニメも、そこが原点だって言ってたんですけど、
犬屋舎って日本語でどういう意味だか知ってるっていう話をしたら、
教えてっていうところで、犬はペロ、犬ですね。
で、屋舎は日本のこういうスタイルの鬼なんだよって写真も送ってあげたんですけど、
デーモンですね、デーモニョンですね。
っていうのをスペイン語でちょっと話をしたら、むちゃくちゃまた嬉しそうな顔をして、
やっぱりその国の言葉をちょっと知ってることを伝えると、みんなかなり嬉しそうな顔をするので、
スペイン語、こういう時に他の言葉も英語だけ以外の言葉も知ってるの、
ちょっと嬉しい、勉強してる、モチベーションになるなっていうふうに思いました。
今日も世界のどこかに住む素敵な女性とのジューストーク、
言葉旅の大騒ぎにお付き合いいただきありがとうございました。
本日のパナマの先生と私との対話が皆さんの今日を彩る小さな日になれば嬉しいです。
今回の言葉で旅する思考と暮らしのエッセンスはここまでとなります。
この番組では、リスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしています。
オンライン英会話などを通じて、私もこんな言葉旅を楽しんでいますというお話や、
オンライン英会話を続ける中でのお悩みがありますなどのご相談まで、
新たなエピソードや経験、前回までのエピソードの感想など、ぜひぜひお寄せください。
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それではまた次回の言葉旅でお会いしましょう。
うつむきロコがお届けしました。
グラシアス、アストレイゴ、チャオチャオ。
ではではね。