2025-12-01 10:32

#028|🇬🇧イギリスは学校でのAI解禁🇮🇳インドは完全禁止!AI時代の学校教育

イギリスが「先生は採点や保護者レターにAIを使ってOK」と公式ガイドラインを出したというニュースをきっかけに、インド在住の先生とAIと学校教育について女子トーク。

数学や英語のオンライン授業では毎日AIをフル活用しながら、インドの学校現場ではスマホもAIも原則完全NGというギャップ。

そして幼少期からの「暗算力トレーニング」「そろばん」「Vedic Maths(ヴェーダ数学)」文化まで。

AI時代に子どもたちに何を残すのか、日本の親として考えたいヒントを一緒に探っています。今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トークのお裾分け💕

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サマリー

イギリスの教育省は、AIの学校での使用を許可する方針を発表し、AIを利用して教員の負担を軽減し、教育の質を向上させることを目指しています。一方、インドではAIが学校で完全に禁止されており、スマートフォンの持ち込みも禁じられていますが、先生たちは自宅で積極的にAIを活用しています。

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言語で旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティなお住みヒロコです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回およそ10分、オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けている私が、
世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた発見や暮らしのヒントを、
平日ほぼ毎日を目標にお届けしています。
言葉を通して文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する。
そんな脳内プチ留学、言葉旅のひとときをご視聴いただけたら嬉しいです。
前回までのエピソードにいいねなどで反応してくださった皆様、
フォローしてくださった皆様、書き起こしのノートに好きをしてくださった皆様、
本当にありがとうございます。
この番組、初めて20回以上かな、27回、そろそろ30回くらいになるんですけれども、
過去回にも結構いいねがついているの、すごく嬉しいなというふうに思います。
イギリスのAI教育方針
今日は久しぶりにAIと学校教育がテーマのお話です。
イギリスではちょっと象徴的なニュースが出ていたので、
ここからインドの先生といろいろAIと学校教育について紐解いていきました。
イングランドの教育省はですね、先生は採点や保護者へのお便り書くのに、
AI使っていいですよと、はっきりとガイドラインを出したというニュースが出てきました。
具体的にはですね、小テストや宿題の採点の一部にAI使ってOK。
ただし、最終チェックは必ず先生がすること。
保護者向けの文章作成など、ルーティン業務の効率化にもAI使ってOK。
学校側はどんな場面で先生・生徒がAI使ってよいかというルールをきちんと明文化すること。
生徒にはフェイクコンテンツや偽動画の見分け方も教えていくことという内容でした。
教育大臣は先生の事務的な負担を減らして、もっと教えることに集中してできるようにしたいと話しているそうです。
一方で生徒の側では既に宿題の答えを出すのに、
AIを使ったりフェイク動画を作って友達をいじめたりという問題も起きている。
だからこそ禁止ではなく、どう付き合うかを一緒に学ぶという方向に舵を切ったというのが、今回のイングランドの動きなのかなと感じました。
このニュースを一緒にインドの先生と読んで、いろいろ質問をしてみました。
彼女はインド人として、インド拠点に英語、数学をインドだけではなくて、
オーストラリア、ニュージーランド、アブダビなど世界中の子どもたちにオンラインで教えているということで、
中には5年以上同じ生徒を出演し続けている子もいるということでした。
そんな彼女は、私は毎日AIを使っているよということで、
Google検索もするんだけれども、ここ1年ぐらいはマイナーな疑問やアイデア出しに、かなりAIを積極的に使っているのだそうです。
特に、数学を教えている先生として、数学の1対1の授業で問題集作りの相棒としてAIが超使えるよと話していました。
例えば、立体とかの問題である生徒がどうしてもつまずいているときに、
AIに対してこのタイプの立体の問題で初級、中級、上級にレベル分けをして20問ずつ作ってというふうにお願いをすると、
一気にバリエーション豊かな問題が出てくると。
そこから先生が、県で作ってもらった問題をチェックして、
この子にはこの初級セットOとか、ちょっと慣れてきたらこの中級セットOという感じで調整しながら使っていくそうです。
AIはまだ完全には信頼できないけれども、フレーム型を作るにはすごく役立つよというふうに言っていたのが印象的でした。
0から20問作るのはやっぱり先生の時間もエネルギーもかなり削られていくとかすごく大変だと思うんですけれども、
AIにたけ台を作ってもらって、人間の目で仕上げるというスタイルはイングランドのこの方針も通じるところがあるのかなと。
あと、彼女は趣味でプログラミングにも興味があって、最近コーディングの勉強もし始めたそうなんですけど、まだまだ全然ゼロゼロのゼロなので、
私はAIにExplain in layman languageってお願いすると教えてくれました。
私ちょっと恥ずかしながら、レイマンランゴイッチって初めて聞いたので、レイマンランゴイッチって何?っていうふうに聞いたらですね、
専門用語をできるだけ使わない、誰にでもわかる平坦な言葉っていうのをレイマンランゴイッチって言うそうなんですね。
なんか、easyだったりとか、ベーシックな英語で説明してないみたいなイメージらしいんですけど、
頼むことで、全くその分野について初学者でもスタートしやすいように、AI側に戻切り替えをしてもらうということです。
レイマンっていうのはL-A-Y-M-A-Nで、ランゴイッチはランゴイッチですね、レイマンランゴイッチ。
人に教えるときに、つい専門的に、勉強が得意な先生ほど専門的になりがちなんだけれども、
AIに、まず素人に向けて紙砕いてもらう、それを自分で理解するという順番で学ぶと、全く新しい分野も入りやすいんだよと教えてくれました。
インドの厳しい学校環境
インドの学校では、AIとか使われてることって最近あるの?って、最近使われ始めてるの?っていうふうに聞くと、
現実はそんなに使われてないっていうことで、そもそもインドの学校では、
AIは学校の中では完全NGで、スマートフォンを持ち込むことも完全に禁止されているということです。
学校で教えている先生自身も、授業中はスマホを教室で持ち込んではいけないし、スタッフルームに置いておかなければならないというルールがあるそうです。
しかも、スマホをめぐってはとても痛ましい事件も最近起きたということでした。
ある学校で、生徒がこっそり携帯電話を持ってきていることがバレてしまって、先生だけではなく、校長室にも呼び出され、さらに親も学校に呼び出されてみたいなことが起きてしまって、
そのことをひどく苦にしたその子が、学校の建物3階から飛び降りてしまったというニュースが報じられたそうです。
子どもも多分、とてもセンシティブな子だったのかもしれないし、先生側もかなり厳しすぎた部分もあったのかもしれないのですけれども、
本当にかなり厳しく携帯電話を持ってきちゃいけないというルールがあるということをこのニュースを教えていただいて、そうなんだというふうに知りました。
スマホ、AI、テクノロジーとの距離感をどうやって子どもたちと一緒に学んでいくか、
それはイングランドだけではなくて、インド、日本、世界中の学校が今まさにぶつかっている課題なんだなというふうに感じました。
インドというと、数学がすごそうとかすごいとか、ITエンジニアが多いというイメージがありますよね。
そこについてもいろいろ話を聞いてみました。
帰ってきた答えはとてもシンプルで、インドではかなり小さな頃から数学は超大事というふうに、
親からも学校からもかなり言われるというか、しつけられるということで、授業では一切計算機は使わせないし持ち込みもさせないと。
計算は自分の頭でできるだけ早く正確に。
ソロ勉強室も結構ポピュラーで、学校だったりとか塾だったりとかのいろんな場面で習うこともあると。
さらにベディックマスっていう即算法も一般的に広がっていて、もちろん私もできるわよと先生が言ってました。
ベディックマスってどういう、日本語でなんていうのかなというふうに調べてみたら、ベーダ数学っていうので結構本も出てるみたいですね、日本で。
ベディックマスっていうのは、インド由来の計算の仕方そのものを学ぶメソッドで、桁の大きな掛け算や割り算を頭の中でどんどん処理していくための考え方だそうです。
とにかく数学のシステムをしっかりと理解して頭で処理することに、小さい頃からものすごく時間とエネルギーをかけているというのがインドだとのことで、
AIが出てきてもなお計算機を教室に持ち込ませないインド。一見とてもアナログで厳しいように見えるけれども、その裏にはもう脳の筋トレとしての数学を子供のうちにしっかりと積み上げさせる文化があるのかなというふうに感じました。
AIの活用に関するギャップ
今日は面白いなというふうに思ったのは、学校の中ではAIもそのほぼ完全禁止なんだけれども、同じ国の先生が自宅でAIを毎日フル活用しているというこのギャップだったりとか、
インドかなり学校でのAIルールだったりとか、厳しいけれども、すごくAI先進国のようにも感じるようなところもあるので、なかなか過渡期かなというところを思いました。
今後どうなっていくかもすごく、世界がどうなっていくかもすごく楽しみだなというふうに思います。
はい、今日も世界がどこかに住む素敵な女性との女子トーク、言葉旅のおすそ分けにお付き合いいただきありがとうございました。
本日のインドの先生と私との対話が皆さんの今日を彩る小さなヒントになれば嬉しいです。
基本今回の言葉で旅する思考と暮らすエッセンスはここまでとなります。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしています。
オンライン英会話などを通じて私もこんな言葉旅を楽しんでいますというお話や、
オンライン英会話を続ける中でのお悩みがありますなどのご相談まで、
新たなエピソードや経験、前回までのエピソードの感想など、ぜひぜひお寄せください。
スポーティファイ、もしくはスタンドレフェルムのコメント欄からお待ちしています。
それではまた次回の言葉旅でお会いしましょう。
うつみひろこがお届けしました。
グラシアス、アストラエゴ、チャオチャオ。
ではではね。
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