歌うことと健康
言葉で旅する思考と暮らしのエッセンス、パーソナリティのうつみヒロコです。
今日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
毎回お遊び10分、オンラインで英語、中国語、スペイン語を学び続けている私が、世界のどこかで働く女性たちのライフスタイルや価値観から見えてきた発見や暮らしのヒントを、平日ほぼ毎日を目標にお届けしています。
言葉を通して文化を越えて、ちょっとだけ世界を旅する、そんな脳内プチ留学言葉旅のひとときを、ご一緒できたら嬉しいです。
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今日は、ちょっとポジティブなニュースと、メキシコの先生とのお話を交えながら、歌うこと、心と体の健康、そしてメキシコの文化について、ちょっとお届けできたらいいなというふうに思います。
今日の出発点は、英語の記事で、なぜ歌うことは健康にいいのかということをまとめた記事でした。
記事の中で紹介されていたのは、こんな研究たちでした。
2017年の研究では、ストレスホルモンの一種であるコルチゾルを歌う前と歌った後で測ってみたところ、歌った後にコルチゾルが下がっていた。
つまり、歌うことでストレスレベルが下がっていたという研究。
2004年の研究では、歌ったグループと歌を聴いただけでグループを比べてみたら、歌った方のグループで免疫に関わる物質、免疫グロブリンAの値が高かった。
体の病気と戦う力がアップしていたということが分かりました。
さらに、一人で歌うよりはみんなで歌った方がメンタルに効くという研究もあって、合唱団で歌っている人たちは、一人で歌っている人たちよりもウェルビング、心の充実度が高かったという結果も紹介されていました。
記事では、歌うことは鬱や不安の軽減につながる、脳卒中やストロークからの回復や呼吸のリハビリ、そして話すことが難しくなった人が、少しずつ声を取り戻す助けにもなっていると書かれていて、歌うということはただ楽しいだけではなくて、結構医療とメンタルヘルスの現場でも使われているということを改めて感じました。
メキシコの歌の文化
メキシコの先生はですね、今日のメキシコ人の先生はですね、歌うのはシャワータイムが一番大好きということです。
特に今の季節はやっぱりクリスマスソングで、メキシコでよく歌われているのは、メリークリスマスって感じですね。
この辺りが定番なんだとかみたいな感じですね。
日本だと木吉この夜だったりとか、ジングルベルみたいな感じなんですかね。
先生自身はスペイン語の曲もたくさんあるけれど、自分はどちらかというと英語の曲の方が好きということで、エドシーランをよく聞くし、エドシーランとの曲に合わせて歌うのが好きというふうに言ってました。
エドシーランいいですよね。私もエドシーラン大好きです。
ここからちょっと面白いなと思ったのが、メキシコの人たちって歌とかどこで習うのっていう話を聞いたんですね。
日本の場合だと小学校から音楽の授業があると思います。おまけに合唱コンクールもどの学校もきちんとあったりとか、校歌ももちろん歌ってみたいのがあると思うんですけれども、
メキシコ人の先生は、そもそもメキシコの学校には音楽の授業がないっていうふうに何度も聞いたんですけど、本当に言ってきたんですけど、ないって言ってましたね。
ということで学校で学ぶ科目は英語、スペイン語、数学、サイエンス、ジオグラフィック、社会、ソーシャルスタディス、コンピューター、アート、PEっていう感じで、音楽は学校で習う科目に入ってないっていうことなんですね。
私はすごくびっくりしたんだけど、そうなんだと思って。じゃあメキシコの人たちはどこで歌うことを学んだり、すごく歌ってるイメージがあるんですけど、カンターバイダーって感じがするんですけど、どこで歌ってるんですかって聞いたら、教会、やっぱりクリスチャンの国なので教会で歌っていると。
あとはカラオケで歌うそうなんですが、日本のようなカラオケボックスはほぼなくて、家にカラオケシステムを置いて家族や友人で歌うことが多いとのこと。
カラオケボックスが街にあるっていうのは、やっぱり日本や東アジアなら、日本ならでは、そこから広がっていった文化で、そこまでカラオケボックスってのはないのかもしれないなと。
今、前からお話ししているうちの息子がニュージーランドで留学中なんですけど、やっぱりカラオケボックス、ニュージーランドにも見ないって言ってましたね。すごくカラオケが大好きな子なんですけど、カラオケボックスがなくて悲しいっていうことみたいですね。
音楽とダンスの重要性
あと、歌の話からついでにダンスの話も聞いてみたんですけど、私の中ではラテンの国の人たちはみんな自然に踊っているようなイメージで、私自身いろんな国の人たちと、族に昔ゲストハウスと呼ばれてたような場所で5年間住んでたことがあるんですけど、ラテンの国々の人たちはみんな踊ってたイメージがあるんですね。
すごく踊るの上手ですし、この人たちは血の中に踊るDNAがあるんだなと思うぐらいみんな踊ってたんですけど、学校の授業でダンスってみんな授業でどういう風にやるのって聞いたら、そもそもダンスは学校で習わないって言ってました。
どこで覚えるのって聞いたら、多くはやっぱりプライベートレッスンやチューターつけてると、家族や友達とのパーティーの場でも踊るので自然に身についていくというようなことみたいですね。パーティーの時にはみんな普通に踊るよっていう風に言ってて、ペルー人の先生も普通にパーティーやったらみんな踊るって言ってるので、やっぱりそういうラテン的なところがあるのかもしれないなと。
フォーマルな授業としての音楽ダンスはないけれど、日常や宗教、家族や友人の中では自然と音楽や踊るということが身体表現が生きているのかなと思いました。
最初に紹介した記事の中で、私がいいなと思った部分は、合唱団に入っている人たちは一人で歌っているよりもウェルビング、心の充実感が高かったという研究の結果なんですが、これはメキシコの先生ともすごくつながっているなと思います。
シャワーで一人で歌うのももちろん楽しい。家族や友人と家のカラオケで歌うことも楽しい。教会でみんなで歌うのも楽しい。パーティーで音楽に合わせて一緒に声を出すのも楽しい。こういう誰かと一緒に音やリズムを共有する時間そのものが心の健康にものすごく良いのだろうなと。
そして大事なのは、この記事の中に最後のメッセージに上手じゃなくていい、ただ歌えばいいというふうに書かれてあって、これはとてもいいなと思いました。
みなさんどこで歌っていますか?どんなシーンで歌っていますか?
私は最近アカペラグループに入らせてもらって1ヶ月に1回以上歌うんですけど、最近は歌うのすごく楽しいなと。
ハモるのはすごく気持ちいいんですけど、やっぱり人の音につられてしまって、なかなかちゃんと歌えない時もあるんですけど、ハモるとすごく気持ちいいなというふうに思います。
今日も世界のどこかに住む素敵な女性との女子トーク、言葉旅のお裾置にお付き合いいただきありがとうございました。
本日のメキシコ人の先生と私との対話が、みなさんの今日を彩る小さなヒントになれば嬉しいです。
今回の言葉で旅する思考と暮らしのエッセンスはここまでとなります。
この番組ではリスナーの皆さんからのメッセージもお待ちしています。
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それではまた次回の言葉旅でお会いしましょう。
宇住裕子がお届けしました。
グラシアス、アスタル英語、チョウチョウ。
ではではね。