夫婦関係における怒り
どうもこんにちは、シン・イクメン育成コーチのひなたです。
ひなたの【シン・イクメン夫婦論】、今日もよろしくお願いします。
本日のテーマは、夫はみんな怒っている、上手な怒りとの向き合い方、というテーマでお話ししてみたいと思います。
やはり、夫婦関係のみならず、親子関係やその他人間関係、様々な人との関わり合いの中で、一番関係を悪化させてしまう感情は、やはり怒りだと思うんですよね。
この怒りとどうやって向き合ったらいいか。
特に、私は夫専門夫婦関係改善コンサルとして、夫の皆さんのお話をよく聞きますので、
男性、夫がどのように怒りと向き合ったらいいか、というテーマでお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
この番組は、夫専門夫婦関係改善コンサルとして活動する私、日向が、夫が自己成長することで夫婦関係を良くしていくためのヒントをお届けする、そんな番組となっております。
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それではですね、本日のテーマ、夫はみんな怒っている、上手な怒りとの向き合い方というお話をしていきたいと思います。
なぜこのテーマを今日お話ししようかなと思ったかというと、ここ最近ありがたいことに、また何人かの方に6ヶ月の個別コンサルを申し込みいただいて、続々と今スタートしているんですけれども、やはり皆さんのお話を聞いているとですね、この怒りの感情、これがやっぱり一つネックになっているんですよね。
私自身も結婚するまであんまり人に怒ったことって実はなかったんですけれども、結婚してから自分ってこんなに怒りやすい人間だったんだっていうふうに、すごく自分のことを改めてよくわかったという感じなんですけれども、
それぐらいやっぱり夫婦関係の近い距離になると、怒りっていう感情が発動しやすいんだと思うんですよね。
親子関係でもこれは言えるかなと思うんですけれども、じゃあその夫が感じる怒りってどんなものなのかなっていうのをまず解析をしていって、
その後ですね、怒りとの上手な向き合い方ということで、3つポイントお話をしていきたいなと思います。
まず夫の怒りってどんなものなのかというのが、これは私もそうだったし、他のクライアントさんのお話を聞いていても大体そうだなというふうに思っていることがあって、
それはですね、夫としてはまず悪気なく何かを行動しているわけです。悪気なく日常の中の起こしている行動や、むしろ家事・育児を頑張ろうと思って良かれと思ってやっている行動。
これに対して奥さんからかなり厳しい言葉を浴びせられてしまう。その時にやっぱり怒りって発動するんですよね。
自分としては全く悪気ないし、奥さんを怒らせようと困らせようと思ってやっていることなんて何もないし、むしろ家事・育児頑張ろうと思って積極的にいろいろ自分なりに考えながらやっていることが、
奥さんからすると今それじゃないとか、何回も同じことを注意させるのみたいな感じで怒られてしまったりとか、そういった形で怒られると夫としては自分の中にこの怒りが芽生えてくるわけなんですよね。
この怒りの扱い方を間違ってしまうと、そのまま怒りで奥さんに返してしまって、そこからまた奥さんから更なる怒りが返ってきて、関係がどんどん悪化をしていくというのが、
私のところに相談しに来てくださったり、私自身もパターンが多かったんですよね。これを私は自傷育綿家というふうに呼んでいるんですけれども、基本、夫は悪気ないんですよね。
怒りとの向き合い方
やっぱり私のクライアントさんなんかも、皆さんとっても真面目な方が多い。決して自分勝手に、自分の好きなように結婚生活を過ごしているとか、そういう方々ほとんどいなくて、むしろもっと結婚生活を良くしていきたいと思っているし、そのために頑張りたいと思っている。
でも、悪気ない自分の行動が奥さんの地雷を踏んで炎上しちゃうと、それに対して自分も怒りを抑えきれずに奥さんに怒りで返してしまう。これがやっぱり夫婦関係の悪化の要因かなというふうに思っているんですね。
じゃあ、この怒りとどうやったら上手に向き合っていけるかというところで、今日は3つポイントをお話ししていきたいと思います。
まず1つ目のポイントは、人は怒りたくて怒っているということを理解する。
2つ目のポイントが、自分の弱い感情を知る。
そして3つ目、その怒りの目的を知る。
もう一度言いますね。
怒りとの上手な向き合い方の3つのポイントです。
1つ目が、人は怒りたくて怒っている。
2つ目が、自分の弱い感情を知る。
そして3つ目が、怒りの目的を知る。
この3つが怒りと上手に向き合うポイントかなというふうに思っています。
怒りの目的を知る
では順番に説明をしていきますと、
まず最初の人は怒りたくて怒っている。
これはまず自分の感情は自分の責任だということをよく理解する必要があるんですね。
よくこの怒りという感情を相手のせいで自分はこの怒りが生まれてきているというふうに捉えがちなんですけれども、
つまり相手の態度がそういう態度だから自分の中にこの怒りが生まれるというふうに捉えがちなんですが、
これは実は間違いで、あくまで相手の態度に対して自分は怒りたいから怒っているんですよね。
つまり感情を生み出しているのはあくまで自分なわけです。
例えば同じ態度を見ても、それを見ても怒らない人もいるわけですよね。
でも自分は怒ってしまう。
これって自分が怒りを生み出しているということはよく理解する必要があると思います。
その怒りというのはこの次の自分の弱い感情を知るというところにつながってくるんですけれども、
やっぱり人は目的があってその行動をしている。
これはアドラー心理学でも目的論というふうに言われていますけれども、
つまり原因があって怒っているんじゃなくて、自分は怒りたいという、怒る、
何か目的があって怒りたいから怒っているわけなんですね。
じゃあその自分が怒りたい理由って何なのかというところが、
この二つ目の自分の弱い感情を知るというところにつながってくるんですけれども、
怒りというのは二次感情というふうに呼ばれていて、
その下には一次感情と言われる弱い感情が最初にあるわけです。
例えば先ほどの悪気ない行動をした結果、奥さんからすごい勢いで怒られたとか、
という場合はやっぱり、
なんで自分は悪い感情を知っているのかというと、
やっぱり、なんで自分は悪いことをやっていないのに怒られなければいけないんだみたいな不満ですとか、
あと、これ以上奥さんから怒られて傷つきたくないという、
例えば怖いとか悲しいとか、疲れたとか不安とか、
そういう感情が最初にあって、そこをカモフラージュする、
蓋をするために、この怒りという二次感情で、
要は自分を守っているわけですよね。
だから、この弱い感情から自分を守るために怒っている。
これが本当の怒りの正体になるので、
最初のポイントにもつながるんですけれども、
自分の弱い感情を隠すために、人は怒りたくて怒っている。
弱い感情から自分を守るために、怒りたくて怒っているということなんですね。
じゃあ、その怒りを相手にぶつける目的って何なんだろうと考えたときに、
これが三つ目のポイントです。
怒りの目的をちゃんと知る。
怒りを自分が相手にぶつけることで、自分は何を目的としているのか、
そこをよく理解をするということですよね。
これもアドラシン理学で言われていることで、
怒りの目的にあるのは大きく4つと言われていて、
怒りの目的と自己防衛
1つは支配。相手を自分の思い通りに動かしたい。
2つ目は主導権争いで優位に立ちたい。
交渉などで相手よりも優位に立ちたいとき。
3つ目が権利擁護。誰かに自分の権利や立場を奪われそうなとき。
4つ目が正義感の発揮。自分が正しいと思っていることを教えてやりたいとき。
アドラシン理学によれば、この4つが怒りの目的と言われているんですね。
もしここに当てはまるものがあるとすれば、
優位に立ちたい、主導権を握りたいということもあるのかな。どうなんだろう。
奥さんとの関係の中で優位に立ちたいとか、
あと自分の立場や権利を奪われそうになったとき。
要は自分としては一生懸命やっている。その自分の立場を完全に否定されると。
そういうときに、それを守りたいがために怒りで反応しているのが目的にあるかもしれないですね。
私自身は怒りが発動したときって、一番自分の中で感じているのは、自分を守りたいときなんですよね。
自己防衛のために怒りが発動するなというのはよく感じます。
やっぱりそれって自分の弱い感情があって傷つきたくないとか、これ以上責められたくないとか、
自分がやっていることをもっと認めてほしいとかっていう思いがあって、
ただそれが妻からの厳しい言葉でないがしろにされちゃう。壊されちゃう。
そんな感じがして、自尊心を守っているって感じなのかな。
自尊心を保つために怒りで反応しちゃっている。そんな感じがしているんですよね。
だから一つの目的として、結婚生活、夫婦関係の中で何を目的としているかというところにもよるんですけど、
例えば自分を完全に優位に立たせたいとか、支配したいとか、奥さんのことを支配したいとか、
そういうことを考えているのであれば、怒りで反応するというのは目的を達するためには効果的かもしれないんですけれども、
少なくともこのラジオを聞いている方々は、そんな方はいないと思うんですよね。
やっぱり良いパートナーシップを築きたいとか、お互いが尊重し合える関係になりたいとか、そういった方々だと思うので、
そういった思いがあるのに、怒りで反応してしまうことの無意味さというところは、
自分が本当は何を目的としているのかなというのを考えてみると、そこで自精神が働く場合もあると思います。
適切な感情の管理
怒りというのは喜怒哀楽という人間の根本的な感情の一つでもありますので、
必ずやっぱり誰しもが感じる感情だと思うんですよね。
それが身近な相手であればあるほど感じてしまうものだと思います。
ただ一方で仏教的に言うと、怒りというのは人を苦しめる、人生に苦しみを与える三毒、三つの毒のうちの一つだと言われているんですね。
なので怒りはなるべく手放せた方がいい。
でもどうしても生まれてしまう怒りがある。
そこと上手に向き合っていって、上手にコントロールをしていく。
そういったことが夫婦関係に向き合う夫には求められているんだろうなというふうに思っています。
怒りというのはめちゃめちゃエネルギーが必要ですよね。怒るって。
体にもガッと力が入りますし、すごく疲れる。
身体的にも疲れるし、心的にも疲れますので、そのときは一瞬はガッとなったときにバッと発散させるというのは、
その一瞬はちょっと楽になれたような感じがするんですけれども、
そこから何か良い結果が生まれるかといったら全くそんなことはないと思いますし、
その怒りをいつまでも自分の中で抱えていると、やっぱり自分が苦しくなりますので、
ぜひ今日のお話が何か参考にしていただけたのであれば、
ぜひ今日のお話をした3つのポイントですね。
人は怒りたくて怒っているということを理解する。
それから自分の弱い感情を知る。
それから怒る目的が何なのかということをしっかり理解する。
そういったポイントを抑えてみると、
自分のその怒りと上手に付き合っていけるようになるかなと思いますので、
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
今日も最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
この番組ではコメントを募集しております。
1秒でも聞いてくれた夫のあなたを、
新育免ズ、奥様のことを新育免サポーターとお呼びして、
皆さんと一緒に番組を作り一緒に成長していきたいと思っておりますので、
ぜひコメントやご質問もお待ちしております。
それでは新育免育成コーチの日向でした。
今日も最高の夫婦関係になるようにあなたのことを応援しています。
また明日お会いしましょう。さよなら。
